どう選ぶ?対人事故に備えるための自転車保険の種類

(photo via:Karl-Ludwig Poggemann

みなさんは、自転車事故の割合のうち、自転車単独の事故の割合をご存知でしょうか?「交通統計平成24年版(警察庁交通局)」によると、自転車単独の事故は全体の2.1%と、相手を巻き込んでいない(対人事故でない)交通事故は、割合から言うとほとんど発生していません。

対人事故を起こしてしまった場合、交通法上の「刑事責任」と共に、被害者に対する損害賠償の責任である「民事責任」が発生します。

ここで発生する賠償の金額は、少なくとも数万円から、過去にこのブログで公開した記事「冷や汗をかくその前に、自転車事故の賠償事例と4つの対策方法」でお伝えしたように、数千万円の賠償を命じられる場合があります。

このような時に頼りになるのが自転車保険。ご自身のケガの補償だけでなく、相手を巻き込んでしまった場合の賠償の支払いにも対応してくれます。

保険は何を選べばいいの?

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photo via:Lauren Macdonald

対人事故をしてしまった場合に備える方法として、現状以下のような選択肢があります。

  • 自転車保険
  • TSマーク付帯保険
  • 個人賠償特約
  • クレジットカードに付帯できる保険

    それぞれの特徴は以下にご紹介します。

    自転車保険

    当ブログでもご紹介しているように、自転車保険を用意している保険会社は多く、幅広い選択肢と賠償以外の補償を受けられる点で他の選択肢より優れています。たとえば、「エアーリンク総合保険センター 自転車の責任保険」ならば、月額300円の保険料で、1億円の個人賠償補償が受けられ、本人のケガの補償にも対応しています。

    TSマーク付帯保険

    自転車販売店で販売している自転車にTSマーク(自転車を安全に利用してもらうための制度。自転車安全整備士が普通自転車を点検、整備して安全の確認をしたときに貼られるマーク)が貼られている場合には、TSマーク付帯保険という保険がついてきます。

    TSマークの保険は、補償内容は損害賠償が最高で5000万円、ケガの入院も補償してもらえますが、高額賠償が発生してしまった場合には、少し心もとない印象です。そのため、他の選択肢と組み合わせて利用するのがオススメです。

    個人賠償特約

    個人賠償責任特約は自動車保険、火災保険、傷害保険など、加入済みの保険に付けることが可能な特約です。火災保険に付帯する場合、補償額1億円をつけても特約保険料は年間1000円程度で済みます。あらかじめ個人賠償特約が付けられる保険に入っておく必要がありますが、金額を安くおさえられることが魅力です。

    クレジットカードに付帯できる保険

    クレジットカードには加入者限定で加入することができる保険があります。例えば、「JCBトッピング保険 日常生活賠償プラン」はJCBカード加入者限定で加入できる保険で、月額130円で、最高1億円までの賠償補償を受けることができます。補償額は最高1億円なので、クレジットカード保有者には魅力的な保険です。

    自転車は危険な乗り物

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    photo via:Bill Morrow

    上にご紹介した「自転車の事故 – 日本損害保険協会(平成25年データ)」によると、事故の死傷者数の割合は平成25年で12万529人のうち、15歳以下が17.8%、16?24歳が22.0%で、2つの割合を合わせると約4割が若年層です。

    自転車は坂道を下るとき、原付自転車に近いスピードが出せる乗り物です。あまり速度の出ないシティサイクルであっても、スピード出している状況では危険なことに変わりはありません。

    自転車は無免許で乗れ、普段の足として小さな頃から乗る人が多い乗り物です。現状、交通ルールを守っていなくても、よほど悪質な行為でない限り、警官に注意されるだけで済むことも多く、残念ながら、無灯火での走行、スマホをいじりながらの走行、飲酒運転、道路の逆走など、乗り手が交通ルールを守っていないことも多いのが実状です。

    冒頭で紹介した高額賠償のほとんどが、無灯火やスマホをいじりながらの走行など、乗り手に大きな過失がある場合に出された賠償額です。

    そのため保険に入る前に、まずは交通ルールを守ることを意識することを心がけましょう。走行中、周りに気を配れる状況をつくり出すことは、自分の身を守ることにも繋がります。

    それでも、起こってしまうのが交通事故です。また、お子さんが事故を起こしてしまう場合もあるでしょう。その時のために、当ブログでもご紹介している「エアーリンクの自転車保険」やコンビニで加入できる「セブンイレブンの自転車保険」など手軽に加入できる自転車保険が用意されています。

    先にご紹介した、いくつかの賠償対策と合わせ、事故に備えてみませんか?


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    Written by スズキ ガク

    1986年生まれのライター・編集ディレクター・元自転車屋の店員/ 大学を卒業後、自転車日本一周と、ユーラシア大陸輪行旅行を行う。 編集ディレクターとしての担当媒体は「未来住まい方会議 by YADOKARI