色んな意味で温かい。タイのローカルレースに参加してきました!

海外のレース会場で外国人選手に交じってアウェイ感を味わいながらレースをすることは、日本国内では味わえないまたちがった刺激を楽しむことができます。時にはノンビリで大雑把な大会運営でビックリすることもありますが、それはそれで楽しむぐらい気持ちに余裕をもっていたいですね。

旅行+レースの魅力は普段会えない人達との出会いやその土地の文化や美味しいものに触れながら趣味をとおして自分の視野が広がるところだと思います。国内のレースにこだわらず海外のローカルレースに目を向けるのも楽しいと思います。

今回出たレース

海外にはメジャーなシリーズ戦もありますが他にもこんなレースがあるよ!ということで先日参加したタイのローカルレースの様子を紹介したいと思います。

今回はタイのバンコクから車で一時間半ほど南下したところにある、タイの事情通曰く「タイの熱海的存在」の町BAAN PHEで行われた「SAMED BAAN PHE International Triathlon」というレースに参加してきました。

今回のツアーを企画してくれたのは筆者がスイムの練習でお世話になっているSUNNY FISH主宰の平松さん。

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(写真先頭)

日程は現地のホテルに1泊だけしてレースに参加する弾丸ツアーでしたが、それでも往復の飛行機を夜行便にすれば現地でフルに2日分の滞在時間を楽しむことができました。

レース2日前

羽田空港から金曜の深夜発なので仕事が終わってからでも余裕で集合時間に間に合いました。

ボード

空港はクリスマスイルミネーションできらびやか。

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今回は最低限の荷物で出発します。現地にいる時間が短いしかさばるウエットスーツも持っていかないので軽々です♪

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なんと中途半端な時間(日本時間の朝5時ごろ)に機内食が!出発前につけ麺食べなきゃよかった!

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レース前日

日付が変わって現地時間のAM 5:25にタイのバンコクに到着!入国後あらかじめ手配しておいたワンボックスとバイク輸送用のコンテナ車で一路BAAN PHEへ出発!

空港

特に渋滞もなく途中コンビニに寄りながら順調に目的地へ向かいます。

往路

予定よりも早くホテルに到着できたので早めにチェックインして各自バイクの組み立てを開始!

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組立て

ランチはホテルの並びにあったレストランへ期待しないで入ったら全部美味しくて一同ビックリ!レース前日だというのに気が付けばメンバー全員がビールを注文してしまうぐらい食がすすんでしまいました。笑

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お腹いっぱいになったところで目の前のビーチを散歩。気温33℃で暑いけど気持ちいい気候でした。

うみ

同じホテルに滞在している強豪と思われる(実際に強豪だった)選手達と記念撮影。

強豪

部屋でひと休みした後に選手登録と競技説明会があるレース会場へ自走で移動します。

自走

自走2

日本の感覚で行ったらちょっと早すぎたようです。タイの会場はのんびりして和やかな雰囲気。

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会場に着いたら大丈夫だと思っても念のためにチェーンキーで盗難予防をします。

防犯

会場の装飾かと思ったらレース当日に海に浮かべるブイでした。会場が色とりどりになり一石二鳥?

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早速選手登録。今回は同日開催で5つのカテゴリーのレースが行われます。

・チャレンジトライアスロンの部(スイム5.5km バイク20km ラン5km)
・スタンダードの部(スイム1.5km バイク40km ラン10km)
・スプリントの部(スイム0.75km バイク20km ラン5km)
・スイムマラソンの部(スイム5.5km)
・アクアスロンの部(スイム5.5km ラン5km)

筆者はスイムが得意でランが苦手なのでチャレンジトライアスロンの部にエントリーしました。

登録

手書きの選手名簿から自分の名前を探し横にサインをします。タイ人だけでなく周辺国やタイ在住のヨーロッパ系のアスリートも多数参戦するらしい。侮れない!

名簿

競技説明会まで時間があるので、今回スプリントの部に出場するデュアスロン世界選手権代表の深浦選手を先頭にランコースを試走しました。

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スイムの試泳もする予定でしたらあまりの遠浅の海にビックリ!泳ぐのは本番までお楽しみということになりました。

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競技説明会スタート!平松さんは合宿でタイを拠点にしていたこともあり現地のトライアスロン関係者とも顔なじみ、深浦選手はタイのアジア選手権で優勝したこともあるので競技説明会の冒頭で紹介されていました。

紹介

競技説明はタイ語と英語でしたが所どころ不明瞭なところがあり、タイ在住の日本人アスリートの方に解説してもらいながら終了!まあなんとかなるでしょ(笑)

説明

レースに備え早めに夕飯を食べたかったので会場近くの漁港にあるシーフードレストランへGO!

シーフード

メニューはタイ在住日本人トライアスロンチーム「バンコク・スターズ」のお二人にお任せしました♪

おふたり

明日レースじゃなかったっけ?と他のテーブルのアスリートがビックリするほどの飲みっぷり食べっぷり(よいトライアスリートはマネしないでください。)

懇親会

あまりの美味しさに翌日のレースのことを完全に忘れてはしゃいでしまっている日本選手団。。。

美味しい顔

はしゃぎ

この日はタイのプミポン国王のお誕生日。所々で花火が打ち上げられていました。レストランのスタッフが着ているのは「国王の為に自転車に乗ろう!」と書かれているシャツ。国をあげての自転車イベントらしいです。

ぷみぽん

ホテルに食事が付いていないので明日の朝の食事をセブンイレブンに調達しにいきました。得体の知れないモノよりそこそこのクオリティのモノが欲しい時には助かります。

せぶん

レース当日

大会のスケジュールが午後2時まであり着替えやシャワーの場所を確保する為に一部屋だけレイトチェックアウトにして荷物をまとめておきます。AM6:30にチャレンジの部の選手は向かいの島に行くボートが出航してしまうので急ぎめに会場へ移動します。

集合

会場に着いたら薄暗いなかボディナンバリングとバイクセッティング。英語の数字がなかなか通じなくてゼッケンを間違えられそうになる場面も!

ナンバリング

セッティング

チャレンジ組は4~5名ずつボートに乗って5.5km先?のサメット島へ移動します。その後ボートはコースに散らばり泳いでいる選手に水を配ってくれていたらしいです(私はもらっていませんが…)

ぼーと

サメット島に着いてから無駄に時間が長く、記念撮影したりデッキチェアでくつろいだりみんな楽しそう♪

写真

とりあえず赤いブイまで行ってからその先の目標を探すってことでスタート!水はきれいですが沖はやや荒れ気味でした。

すたーと

チャレンジの部が泳いでいる間にスプリントの部とスタンダードの部がそれぞれフィニッシュ。日本人選手が上位独占でした。

ばんぴ

ふかうらさん

あんどくん

ふぃにしゅ

バイクトランジッションしてからまわりに誰もいなくてコース間違っていないか不安になりながら爆走中!

ばいく

その頃チャレンジの部のトップ争いは平松さんが先行していたフィリピンの選手をランでパスして1位でフィニッシュ!

ひらまつさん

筆者はスイムをいい感じで終えて、そのままの順位をキープしてフィニッシュ!

ゴールゲート

レース後バンコクに移動しなければならないので急いでホテルに戻り、表彰式の時間までにバイクを梱包しシャワーを浴びてとんぼ返りでレース会場へ(汗)

あせる

なんとチャレンジの部で3位に入賞していました!人生初の表彰台は最高に気持ちよかったです!

表彰台

入賞者とその仲間達との記念撮影!みんないい顔してます♪

みんな

5.5km完泳証を受取ってみんな満足顔♪やりきりました!

完泳

レースが終わり地元のアスリートに誘っていただきみんなでランチ!この時間が最高に幸せです♪

らんち

夜のフライトに間に合うようにバンコクへ移動し地元で有名なトリ料理のレストランで打ち上げをしました。

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シンハ―ビールのおねーちゃん(販売促進ガール)が特製ビールサーバでグラスが空くとサーブしてくれます。ビールを氷入りで飲むのがこちらのスタイルらしい。

しんは

うちあげ

しょくじ

レース当日とんぼがえり組と、もう一泊バンコクの夜を満喫組がここでお別れです。バンコク組のみなさん素敵な夜を!

さよなら

帰国

日本時間のAM6:00過ぎに羽田空港に到着。入国や荷物受取の時間を考えると電車の通勤時間にあたるのでバイクケースを宅急便で送り解散。それぞれ仕事先に向かいました。

ひこうき

最後に

1泊4日の弾丸ツアーでしたが、ローカルレースの雰囲気を味わうことができて充実したツアーになりました。日本国内の管理されたレースに窮屈さを感じていた筆者には今回のレース環境は新鮮で心地よく思えました。

きっと、まだまだ世界中にはこんな素敵なローカルレースがもっとあると思います。機会があればいろいろな国のローカルレースに参加してその土地にいるアスリート達と交流していきたいです。「旅をしながらレースを楽しむ」そんな楽しみ方がもっと広まればいいと思います。

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WRITTEN BY小山晋(こやま すすむ)

ワイン好きのホビーレーサー。スポーツイベント専門の旅行会社在職中にプロトライアスリートからバイクを譲り受けトライアスロンにはまる。伝説のフレームビルダーAMANDAの千葉氏に師事し自転車の奥深さを教え込まれ現在は3台のバイクを所有。メッセンジャーとして都内を走り回った経験もある。

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