佐々木希も乗っていたかも?秋田のリア充はなぜアズキ色のママチャリに乗るのか

生まれも育ちも東北は秋田出身の筆者。

そんな私ですが、東京へ上京してきて驚いたことの一つが「なして都会人だばチャリっこさ乗らねんだべが!してあずぎのものさも乗ってるのみだごだね」ということです。

東京は交通網が発達しているため自転車や車がなくとも快適な生活を送れることは事前に知ってはいましたが、小豆色の自転車に乗っている人が皆無ということに驚きを隠せません。

地元でイケてるヤツら“リア充”といえば軒並み小豆色の自転車で、後部に恋人を乗っけてブイブイ言わせるのがナウい象徴でありステータスだったのですが、渋谷や原宿を見渡しても一切そんな人達は見かけません。

なんということでしょう。小豆色の自転車に乗らないというのであれば一体なにに乗るというのですか。カルチャーショックを受けた筆者ですが、どうにもこの文化の違いが気になってまいりました。そこで徹底的に調べてみることにします。

徹底リサーチ!まずは地元の友人へ聞いてみる

兎にも角にも、生の声を聞いてみないことにはなにもわかりません。当時イケイケリア充だった友人に「なぜお前は小豆色の自転車へ乗っていたのか」と聞いてみることにします。

筆者「おめ、なして地元さおるときあずぎのチャリっこさ乗ってらったんだ?」

友人S君(以下S)「んだなー、おらだばみんなして乗ってらっだからなー。深い意味は、ね」

筆者「んだども、おめだがただばみんなしてずっとだしゃ。なんかちょっとでいいがら、思ったことどがねーべが?」

S「んだなー…あー、Tさ聞けばわかるかもしれね」

筆者「Tかー…」

TというのはSの数倍ブイブイいわせた超不良。現在は歌舞伎町でホストをしているそうです。せっかくなので彼にも話を聞いてみましょう。

筆者「Tー、おめ、なしてあずぎのチャリっこさ乗ってらったんだ?」

T「いやーwもう俺のは先輩からもらったやつだからさw詳しいことは知らんけど、その先輩も上の人からもらったっつってたよw」

なんということでしょう。Tは完全に歌舞伎町の男へと変わってしまっていました。地元の言葉で話す筆者に対して標準語で受け答えする友人T。お前は東京で変わってしまったんだな…。それはさておき、かなり有益な情報が聞き出せました。

どうやらリア充たちはそのまたイケイケリア充の先輩から小豆チャリを代々受け継いできたそうです。「先代から代々受け継がれてきた自転車…」なんでしょうか、そのトキメキに溢れた単語は!中二病の頃の私が目を覚ましそうになっています。

小豆色自転車がステータスとなったルーツとは

友人達へのリサーチの結果、どうやら小豆色自転車に乗ることは一過性の流行ではなく秋田では昔から存在している文化のようです。では、一体その発端となったのはなんなのでしょうか。地元の自転車屋さんと高校で教鞭を振るう教師の方へそれぞれ問い合わせてみたところ、県中央部某高校の不良達が自らの“チーム”をアピールするためにこぞって乗り始めた説が有力だそうです。

それが県内各地へと広まり「不良が使っている=カッコイイ」という図式で普及。不良が何故かカッコイイと思われるのは古今東西変わらないようですね。

最後に

秋田で謎の流行を見せていた小豆色の自転車。その謎が解けました。

他県民の方からは奇妙に映るかもしれませんが、逆を返せば秋田へ遊びに来たり移住しに来たりする際には小豆色の自転車さえ持っていればあなたもイケイケになれるということです。覚えておいて損はないと思いますよ。


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Written by 小野崎 博倫

毎日往復50kmを通学する学生ライダー。CHEVAUXのクロスバイクを無理矢理ドロップハンドルへ改造した事からロードバイクに目覚め、現在はSCULTURA 400を所有。冬にはスキーを嗜む。