【場面別】機能的でおしゃれなロードバイク用ウィンドブレーカーおすすめ10選

【2021年9月更新】軽くて小さくたためるウィンドブレーカーは、ロードバイクの防寒着としてオールシーズンで活躍するアイテムです。ランニングやサイクリングなどのスポーツはもちろん、普段着としても使えて便利なアイテムですよね。

本記事では、機能的でおしゃれなウィンドブレーカーを10点ご紹介します。

ウィンドブレーカーは防風性能に特化したスポーツウェア

ウィンドブレーカーとは、主にナイロンやポリエステルでつくられた、防寒目的で着用するウェアです。

風が強くなると、ウェアの中で保温されていた空気が、冷たい空気と入れ替わることで体熱を奪っていきます。空気をより多く保持するダウンジャケットを着用すれば温かさを保つことができますが、運動中であれば、運動をやめたときに体熱が過剰に上がってしまい暑さを感じてしまいます。

そこで、防風性能のみに特化し、軽量な上着を使用することで、トレーニング時の体熱を効率的に維持しようという目的でつくられたのがウィンドブレーカーです。

撥水、通気性が高いものなど高機能なものも

ウィンドブレーカーの中には、軽い雨をしのげるよう生地の表面に撥水加工がされているもの、肌当たりを良くするために裏地をつけたもの、内部の蒸れを軽減するために透湿フィルムや通気性を持たせるための空気口を設けたものなど、機能性を高めたものが存在しています。

寒い時期の運動中の体温調節に向いている

自転車は風を切りながら走っていく乗り物です。そのため、ペダルを漕いで体が温まっても、風の影響で体が冷えやすい状況になります。そこで、適度に熱を保ってくれるウィンドブレーカーはサイクリングに最適の防寒ウェアとして多くのサイクリストが愛用しています。

寒い時期のジョギングも走り始めはかなり寒く、起毛のついたジャケットが欲しくなるほどです。しかし、ある程度走り込んでいくと、体が温まりウィンドブレーカーでちょうどいい体感温度になっていきます。

また、山歩きやキャンプなどのアウトドアスポーツで使用することもできます。山間部は朝晩の寒暖差が大きいこともあり、その体温調整として重要なアイテムとなっています。

また、スポーツウェアとしてではなく、おしゃれに着るアイテムとしても重宝します。季節の変わり目がウィンドブレーカーを着る良い時期かもしれません。

防水性能は?

軽い雨をしのげるよう撥水加工がされているウィンドブレーカーもあると説明しましたが、完全に水の侵入を防ぐ「防水」に関しては対応していないものが多いです。文字通り、風を防ぎ体熱を安定させるアイテムであって、レインウェアのように雨から体を守るという目的ではないからです。

撥水加工のものは霧雨くらいの天候であれば雨の浸透を防ぐことができますが、その状態で長時間着用しているとジメジメしてきますし、熱が奪われてしまうこともあるのでおすすめしません。

選び方の基準は?

ウィンドブレーカーの選び方としては、機能性、価格、デザインの三つを考慮するのがおすすめです。

機能性

ウィンドブレーカー選びにおいて、機能性は一番重要なポイントといっても過言ではないでしょう。具体的には以下の四点が挙げられます。

  • 通気性

運動をしていると、段々汗をかいてきます。通気性が良いものだと、長時間の運動でもジメジメせず、汗冷えすることもないので快適です。

  • 軽さ

ウィンドブレーカーは走り始めや小雨が降っている時、下り坂など、着る場面が限られています。折り畳んで持ち運ぶ際には、軽いものが好ましいです。

  • 撥水性

ウィンドブレーカーでも小雨程度であれば防ぐことができます。その時に重要となるのが撥水性。自転車に乗っていると意外と雨を受けるので、撥水性がないと中までぐっしょりしてしまうかも。逆に、「晴れの日にしか乗らない!」という方はあまり重視しなくても良いでしょう。

  • 耐久性

破れにくさや色落ちのしにくさなど、耐久性についても確認したいところです。ある程度高価なものであれば、耐久性も担保されているでしょう。

価格

機能性バツグンのものを選べば、もちろん快適だと思います。ただ、そういったものは値段が張りがち。

「休日にちょっと乗りたい」という方や「少し冷えたときに羽織りたい」という方は、価格重視で選んでも良いでしょう。

デザイン

スポーツウェアとはいえ、ファッションの要素も取り入れたいですよね。フードがあるだけでも、また違った印象を受けます。デニムのパンツやスニーカーとの相性も良いので、おしゃれ着として街歩きするのもおすすめです。

場面別おすすめウィンドブレーカー10選

夏、暑い時

暑い時期には、山から下るときなど、肌寒いと感じる時に着ることが多いでしょう。薄くて携帯性の高いものを選ぶのがおすすめです。

Castelli (カステリ) Squadra ER 防風サイクルジャケット

イタリアンウェブランド、Castelliのサイクルジャケット。ジャージのポケットにたたんで収納することができる上、超軽量で邪魔にもなりません。しっかり防風してくれるので、少々寒い時でも快適にライドできます。(参考価格:税込5,000円)

シマノ(SHIMANO) コンパクト ウィンドブレーカー 春夏用

自転車乗りにはおなじみ、シマノのウェアです。薄手・軽量で、春夏のサイクリングにピッタリです。撥水機能が付いているので、急な雨にも対応できます。(参考価格:税込5,724円)

THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)スワローテイルフーディ

ザ・ノース・フェイスはアウトドア用品や衣服、登山用具の制作・販売を手がけるアメリカ合衆国のメーカー。山岳で登山が難しい北側のことを指すノース・フェイスが社名の由来です。

撥水、防風加工をしつつも、内側はメッシュ仕様のため、汗や湿気でウィンドブレーカーと肌がひっつくことがなく非常に快適です。フード裏に収納ポケットがあるので、使わない時はコンパクトにたたんで持ち運びも可能。(参考価格:税込12,320円)

PATAGONIA(パタゴニア) フーディニ ジャケット

アメリカの登山用品、サーフィン用品、アウトドア用品、軍用品、衣料品の製造販売を手掛けるメーカー。環境に配慮する商品で知られており、環境問題に取り組むグループの助成も行っています。

フーディニ ジャケットはランニングに最適な超軽量のナイロンジャケットで、耐久性撥水加工も施されており、ランニング中の急な小雨などにも安心です。体感的な質感はシャリシャリといった感じでかなり薄手の素材になります。

Lion de KAPELMUUR(リオン ド カペルミュール) ストレッチウインドブレーカー

KAPELMUURのレーシングブランド、Lion de KAPELMUURのウィンドブレーカー。ストレッチ性が高く、体にフィットする一着です。KAPELMUURならではのシックなデザインも魅力的。(参考価格:税込6,479円)

秋・冬など、寒い時

寒い時期、ウィンドブレーカーは耐寒具として重要な役割を持ちます。体を冷やさないよう、機能性が高いものを選んだほうがよいでしょう。

PEARL IZUMI(パールイズミ) ウィンドブレーカー 2386

パールイズミは日本のサイクルウェアメーカーのパイオニア的存在です。ラインナップの中で一番オーソドックスなウィンドブレーカーをご紹介。ポケッタブルで、後身頃に収納用ポケットが付いており、コンパクトで持ち運びも便利です。最も汗をかく背中には蒸れを防ぐベンチレーション(通気口)を装備。蒸れることなく快適にサイクリングをすることができます。(参考価格:税込7,275円)

Arc’teryx(アークテリクス) スコーミッシュ フーディ

Arc’teryx(アークテリクス) スコーミッシュ フーディ
ARC'TERYX(アークテリクス)

アークテリクスは、ウィンドブレーカーの中では高額なモデルに位置するメーカーです。しかし、前述のように高性能なウィンドブレーカーは、耐久性と機能性が高いため、ハードに使い倒しても長い期間利用できると思います。(参考価格:税込21,780円)

HELLY HANSEN(ヘリーハンセン) ヴァーレジャケット

ヘリーハンセンはノルウェーのアウトドアブランド。冷たい風から体温を守りながらアクティブに動く状況でも快適さが続く軽量なウィンドブレーカーです。 ヴァーレジャケット洗濯を繰り返しても効果が落ちにくい撥水加工を施し、多少の悪天候にも対応できます。(参考価格:税込5,220円)

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)ベンチャージャケット

マルチパーパス軽量レインジャケットという名の通り、レインジャケットとしてだけでなく、ウィンドブレーカーとしても幅広く活用できます。もちろん普段でも使えるので、一着持っておくと安心なジャケットです。(参考価格:税込12,999円)

Columbia フラッシュフォワードウィンドブレーカー

コロンビアは、アメリカ合衆国のスポーツウェア製造会社。アウトドアスポーツに適したウェアを中心に、靴、ヘッドギア、キャンプ用品、スキーウェア、アウターウェアの付属品等も製造しています。

フラッシュフォワードウィンドブレーカーは、超薄手・超軽量のため小さくコンパクトにたためるので持ち運びも便利です。普段着、キャンプ、ハイキングなど様々なシーンで活躍してくれる一着です。裏地付きで寒い時でも安心。(参考価格:税込10,509円)

ウィンドブレーカーの洗い方

購入後、長く着続けるためには、洗濯をはじめとしたメンテナンスが必要です。ウィンドブレーカーを洗濯する際は、普通のナイロンであれば洗うことができるのですが、撥水処理がされているウィンドブレーカーは洗濯中に水をはじいて、洗濯槽内で素材が傷んでしまうことがあります。

撥水加工がされている機能性を重視したウィンドブレーカーを洗濯する場合は、必ず洗濯ネットを使うことをおすすめします。

使用する洗剤は中性洗剤がベストです。アルカリ系を使うと洗浄力が高いため素材を痛め、ウィンドブレーカーの寿命を縮める原因となります。

またウィンドブレーカーによっては洗濯をおすすめしていないモデルもあるので、初めて洗濯する際は、衣服タグをしっかり確認して、推奨されている洗濯方法を確認しましょう。

まとめ

ウィンドブレーカーはランニングに、アウトドアスポーツに、サイクリングにと幅広く利用できます。おしゃれに着こなすこともできるので、利用価値はかなり大きいウェアだと思います。

機能性、価格、デザインと選び方は様々あるので、自分が使うシーンを想定して選んでいくことをおすすめします。今話題のワークマンにもサイクリング用のジャケットがあります。

また、長く使用するためにも洗濯方法をしっかりチェックすることも重要です。

今回紹介したウィンドブレーカーの中で、お気に入りの一着が見つかると良いですね。

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WRITTEN BYVIKING the MAINTENANCE

都内のプロショップに10年間在籍後、2015年VIKING the MAINTENANCE を設立。東京・西新宿を拠点にスポーク自転車の組付け、カスタマイズ、メンテナンスを軸に展開中。年2回富士山麓でサイクルイベントも企画中。 http://www.viking-the-maintenance.com/

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