自転車通勤を推奨している企業をまとめてみたよ。 ※随時更新予定

こんにちは、自転車創業の中島です。
先日お知らせさせて頂いたとおりですが、3月から自転車通勤を推奨している企業の取材記事を連載開始しました。

第1回目のパシフィックコンサルタンツは、建設コンサルタント事業として自転車による地域活性化支援も手がけており、事業と社内制度が結果的にリンクしているなどとても興味深いお話が聞けました。

パシフィックコンサルタンツが自転車通勤制度を導入した理由−交通施策のプロに訊く自転車通勤のいま【前編】
核心は“乗りやすさ”の道路情報−交通施策のプロに訊く自転車通勤のいま【後編】

そこで今回の記事では自転車通勤を推奨している企業をまとめてみたいと思います。ご多分に漏れず、当社の取材希望リストという意味も含まれておりますので、「取材受けてもいいよ!」というご担当者様からのお声はもちろん「そこの社員知り合いいるから紹介するよ」というお声も大歓迎です!いつでもお声がけください!

Google

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1社目は検索サービスなどを運営するグローバル企業、Google。本社では社員の7%以上が自転車通勤をしているだけではなく、シャワー・メンテナンスサービスはもちろん、キャンパン内で利用できるシェアサイクルまで自前で用意しているそうです。さすがシリコンバレー、さすがGoogleという感じでうらやましい限りです。

また通常のシェアサイクル以外にも、Conference Bikeという打ち合わせしながら複数人で乗れる自転車も導入するなどとてもユニークです。

引用元:グーグルの巨大な「自転車センター」の裏側

プロダクトとしても自転車向けサービスを展開しており、Google Mapに自転車ルート検索が実装されていたり(残念ながらまだ日本版では未実装)、メガネ型ウェラブル端末、Google Glassはニューヨークのシェアサイクル、Citi Bike専用アプリケーション、City Ride for Glass もリリースしています。
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引用元:米国で本格化のグーグルグラス観光利用 シティバンク運営自転車シェア「Citi Bike」専用グラスアプリが登場

なおGoogle Japanは六本木ヒルズに移転してからも自転車通勤制度があるのかは不明ですが、公式ブログを見る限り、セルリアンタワー時代は推奨していたようです。今も自転車通勤を推奨されているなら、是非取材にお伺いしたいですね。

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Google では 米国をはじめとする各国のオフィスで、自転車通勤を応援するイベント Bike to Work Day (BTWD) に参加しています。日本での BTWD の期間に合わせて、Google 日本オフィスでも 6 月 4 日を BTWD と定め、22 人の社員が自転車で通勤しました。

引用元:Bike to Work Day 2010 – 自転車通勤の日

apple

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Photo:Everaldo Coelho

Googleとくれば、appleを紹介しないわけにはいきませんね。appleもGoogleと同様に、キャンパス内を走るシェアサイクルを導入しているそうです。Googleがコーポレートカラー同様のカラフルな車体に対して、appleは彼ららしいシンプルで洗練されたデザイン。Public Bikes社の自転車をベースに特注しているそうです。

引用元:アップル本社を走るおしゃれな共有自転車
引用元:アップル本社を走る、シンプルな特注自転車

Googleのように既にプロダクトをリリース済みではありませんが、Appleもまた自転車関連製品を準備していることが彼らの特許申請情報から明らかになっているそうです。と言ってもそのニュースからはや四年経過しているので、そろそろリリースしてもいい頃ではと期待しています。
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Photo Credit: Patently Apple

引用元:アップルの驚くべき新製品は自転車? アップルが申請した特許で明らかに
引用元:「Apple社製スマート自転車」への期待

Mozilla

前述のpublicbikesはサンフランシスコを中心にapple以外にもオリジナルの共有自転車を提供しています。
webブラウザのFIREFOXを提供しているMozillaもその1つ。FIREFOXのサービスカラー、オレンジをフレームカラーに、サイドバックにはFIREFOXのロゴ入りという細部までこだわったデザインになっています。
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パタゴニア

IT系企業が続いたので、より自転車と親和性の高いスポーツ関連事業を行なっている自転車通勤推進企業を紹介します。
1社目はアウトドア用衣料品を提供しているパタゴニア
公式サイトにあるように彼らはCSRという位置づけとしても自転車通勤を推奨しています。

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パタゴニア本社では、毎年6月に自転車好きの社員が集まって持続可能な通勤を祝い、同僚に自転車通勤を奨励しています。今年はベンチュラとリノ、そして直営店全体で社員が1週間に累積2,4058キロを自転車通勤しました。この数字は去年比の25%増しとなります。また(パタゴニアの奨励も手伝って、)1マイルにつき1ドルが自転車通勤推進グループの活動資金として集められました。

引用元:環境的および社会的責任 > 責任ある企業を目指して > 社員の環境保護活動

その他参考情報
もちろん自転車通勤

パタゴニアの遅ればせながらの自転車通勤週間

ゴールドウィン

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続いて紹介するのもスポーツ用品の製造販売会社として、THE NORTH FACE、Champion、HELLY HANSEN、Canterbury of New Zealandなどのライセンスを手がけるゴールドウィン
特に同社は「GOLDWIN」「SCOTT」の2ブランドで、自転車および自転車関連商品を販売しており、以前から社内には自転車通勤を求める声が数多く寄せられていたそうです。実際その導入は5年前の2010年と、震災以降に自転車の価値を再定義された潮流と比べても早い取り組みと言えます。
同社プレスリリースによると、以下が彼らの自転車通勤制度概要となっています。

■株式会社ゴールドウイン 自転車通勤制度 概要 ■
■目的
社員への顧客視点浸透と健康維持、エコ通勤を通じた環境意識の向上
■対象者
自宅より本社ビルまで走行距離2km?20km圏内の社員。
■通勤手当
自転車通勤者には、通勤距離に応じた通勤手当を支給する。
■設備
・本社地下駐輪場
・シャワー室
(7:30?8:40の間、一人10分/リンスインシャンプーとボディソープを完備)
■運転禁止事項
・飲酒運転  ・過労運転  ・無灯火運転  ・整備不良状態での運転
・携帯電話、ヘッドフォンスピーカーを使用しながらの運転
・天災地変、その他道路事情が安全運転に困難と予想されるとき
・その他、道路交通法令が禁止している事項に該当するとき
■履行義務
・ヘルメット、グローブの着用。
・任意保険(賠償責任20,000千円以上)への加入。
・本社地下駐輪場への登録・駐輪。
・事故時の速やかな報告。

シマノ

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スポーツ用品会社を紹介したなら、ド本命の自転車メーカーを紹介しないわけにはいかないでしょう!ということで次に紹介するのは自転車部品のグローバルブランド、シマノ

同社にはシマノ会館と呼ばれる厚生棟があり、従業員の3分の1が自転車通勤で利用する600台の収納容量を持つ駐輪場があったり、自転車通勤やフィールドテストなどで汗をかいたチームシマノメンバーが利用できる入浴施設も用意されています。
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引用元:シマノ会館(厚生棟)

スペシャライズド

スペシャライズドで働くのは大変です。行き帰りの自転車通勤にお昼休みにはランチライド、おまけに Martin Söderström (Official Fanpage)のようにオフィス内でもライドする輩もいますし… いや、スペシャライズドで働くっていうのは、本当に大変なんですよ。

Posted by SPECIALIZED JAPAN on Friday, February 27, 2015

続いて紹介するのはアメリカ発の自転車メーカー、スペシャライズド。自転車通勤はもちろんのこと、LUNCH RIDE(ランチライド)と呼ばれるスタッフがランチタイムを利用して、40分ほどのバイクライドに出かけるユニークなカルチャーがあったり、BIG EASY(ビッグイージー)と呼ばれる週末を利用して100マイルほどのロングライドを行う同社の名物行事があったりと、その大胆さがアメリカ発の自転車メーカーらしさを感じます。

はてな

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続いて紹介する企業群は、国内のwebベンチャー企業。1社目は「はてなブックマーク」などの独自サービスを展開されているインターネット企業、はてな。同社はまかないランチなどのユニークなカルチャーが知られていますが、その1つとして自転車通勤制度もあります。創業者であり現在は代表取締役会長の近藤さんが自転車乗りで、2001年の創業時から率先して自転車通勤をしていたことも背景にあります。東京・京都の両オフィス合わせて、80名中40名という高い割合で自転車通勤をしており、自転車通勤者には駐輪場の確保を始め、損害賠償責任保険の費用の負担、半径5?の近距離通勤者には手当として1ヵ月あたり2万円を支給されているそうです。

引用元:カルチャー – 株式会社はてな
自転車通勤に月2万円の手当て支給 「はてな」が得た健康と評判
株式会社はてなの健康サポート

クックパッド

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引用元:【前編】「食」が人を繋ぐ、クックパッドオフィスを大公開
※同社は2014年9月に白金台から恵比寿に移転し、上記写真は旧オフィスのようすです。

日本最大のレシピサイトを運営するクックパッドも自転車通勤を奨励する国内Webベンチャー企業の1つ。食を扱う企業ということもあり、はてなと同様にまかない制度があることに加えて、健康増進と通勤ストレスを最小限化することを目的に、自転車通勤制度として会社から15km圏内で自転車通勤を行う社員へ、毎月1万円支給をされているそうです。

freee

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引用元:freee 株式会社 に行ってきた!
最後に紹介するのは、全自動クラウド会計ソフトを提供するfreee。代表の佐々木さんを始め冒頭で紹介したGoogle出身者が多いことも自転車通勤を推奨している背景なのでしょうか!?ということで実は先日freeeさんに取材に伺ってきましたので、詳細については次回の連載記事をお楽しみに!

ということで全てを網羅したわけではありませんが、web系ベンチャー企業と自転車メーカー含むスポーツ関連企業が自転車通勤制度を推奨しています。両者に共通して言えるのが社員の健康増進という観点で、前者は近距離居住奨励と複合しているケースが多く、後者は顧客視点の浸透を目的としているようです。個人的にも自転車通勤は満員電車からの開放に加えて、軽い運動をしてから業務に取り組むことになるので、頭が冴えて仕事ができるなどとてもメリットが多い気がします。一方で自転車事故などのリスク回避や駐輪場確保などの対策は、自転車通勤をするうえでは必須となるでしょう。このように企業として導入するには超えるべきハードルがいくつかありますが、より多くの企業が自転車通勤制度を導入することで、社会全体としていい方向に進むことを信じています。

中島 大

WRITTEN BY中島 大

「FRAME」運営元、株式会社自転車創業の中島 大です。

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