エアロフォルムの追求が生んだTTバイクの魅力とは?

TTバイクとはトライアスロンやタイムトライアル競技で使用されるスペシャルマシンです。空気抵抗を極限まで抑えたそのフォルムは非常に美しく、サイドからのボリュームのあるルックスは圧倒されます。この造形美は一部の競技者だけのスペシャルバイクとしてではなく、一般ライダーにとっても魅力的なバイクです。

最新技術が投入されたカッコ良さ

本来、TTバイクは競技色が非常に濃いバイクで、コンマ1秒を争う為に開発されています。競技者たちはエアロ効果を狙って、TTバイクを使用しているのです。

風洞実験を繰り返し、極限まで無駄を削ぎ落とした形状。流れるようなライン。非常に特化されたバイクだからこそ魅力があります。

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(出典:trekbikes

いざTTバイクがほしいと探してみても、ネックとなるのがズバリ価格。強烈なインパクトを放つこちらのTREK Speed Concept 9.9は、なんと1,450,000円。

ちょっとやそっとほしいと思ったぐらいじゃ買えないでしょう。最新のフロントブレーキ内蔵やフロントフォークや、BB下にマウントされるリアブレーキ。さらにそのリアブレーキをカバーして空気抵抗を軽減させるパーツも装備されます。

DHバーもベースバーも、もちろんカーボン製。まさに究極のTTバイクといえるでしょう。

手が届くなら思い切って乗りたい

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(出典:trekbikes

同じTREKの Speed Concept 7.5なら520,000円とグッと現実に近づきます。

ダウンチューブにある大きく力強いTREKのロゴ。ディープリムではありませんが、横風の影響を受けやすいTTバイクが初めてなら、慣れるまでノーマルリムのほうが扱いやすいともいえます。慣れてきたら好きなディープリムホイールでドレスアップも楽しいでしょう。

メーンパーツはシマノアルテグラ。質感、品質ともに文句なしのパーツです。サドル、ハンドル、ステムなどはTREKと同系列のブランド ボントラガーが採用されていて、コンプリートバイクとして非常に統一感の高いバイクになっています。

高パフォーマンス!納得の一台です

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(出典:specialized

それでもいきなり自転車に500,000円を出すのは気が引けてしまうという方にはスペシャライズドのShiv Eliteがおすすめです。

完成車価格396,000円です。コンポーネントは信頼のシマノ105をメインに使用しているので、変速性能やブレーキ性能に不満を感じることは無いでしょう。

フレーム内蔵型給水システムで水分補給がスムーズです。ハンドルはアルミニウムでハイドロフォーミング加工によりエアロ形状に加工され、強度は十分に確保されています。迫力あるダウンチューブが特徴で、TTバイクの醍醐味が味わえます。

以上、比較的手が届きやすいモデルも紹介しましたが、やはり価格帯はロードバイクよりも高めです。

上手に乗りこなすTTバイク

TTバイクを乗りこなすには、やはりサイクリングロードや車が少ない道がベストでしょう。

信号や交差点の多い場所はDHポジションをとることは危険です。これはTTバイクに限ったことではなく、ロードバイクでも同じことが言えます。

人とは一味違ったバイクをチョイスして、週末ライドやレースイベントを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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(TOP画像出典:trekbikes

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WRITTEN BYFRAME編集部

FRAME編集部はロードバイク、MTB、ミニベロ、トライアスリートなど、全員が自転車乗りのメンバーで構成されています。メンテナンスなど役立つ情報から、サイクリングのおすすめのスポット情報、ロードレースの観戦まで、自転車をもっと楽しくするライフスタイル情報をお届けします。 https://jitensha-hoken.jp/blog/

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