かっこよくて、速いやつがライダーでありモデル。CHARI&COオーナーインタビュー

「かっこよくて、速いやつ」

ニューヨークはブルックリンのレッドフック地区ではじまったピストバイクレースRED HOOK CRIT(レッドフッククリテ)に、唯一第一回大会から参加しているのが「CHARI&CO」。ライダーとして手を挙げてくるものは多いが、この基準を満たしていないとチームに入ることは許されない。

2008年にニューヨークマンハッタンに自転車店をオープンし、アパレルブランドとしても人気を博しているCHARI&COオーナーに、CHARI&COのブランドにかける想い、そしてニューヨークの自転車事情などを聞いてきた。

-CHARI&CO誕生

2008年当時、ニューヨークでも日本と同じようにシングルギアバイク(ピストバイク)が流行っていた。ただ日本の自転車パーツを取り扱っているお店がほとんどなく「誰かが日本のパーツを取り扱う店をやらないとな」という雰囲気があったという。

ニューヨークで自転車問屋の伝手は全くなかったが、リアルにものを見て買える場所を提供しようと仲間と共に自転車店をはじめる。それがCHARI&CO。

ブルックリンマシンワークス、ルック、チネリの自転車ブランドを3つを柱に、Tシャツやキャップなどもつくりはじめていった。

CHARI&COの語源は「『チャリ・エンド・コー』が『チャリンコ』に聞こえる」ところ。日本へのアイデンティティを強く感じるブランド名だ。

日本ではCHARI&COがアパレルブランドとして拡がる

ニューヨークのブランド「STEVEN ALAN(スティーブンアラン)」のメンバーがCHARI&COの常連客。「愛用していることを伝えたところ『やる?』という話になった」そこで作った自転車乗り用のシャツがファッション系のキュレーターサイトに取り上げられ、ユナイテッドアローズのバイヤーが聞きつけて、日本でもブランドが認知されていく。

CHARI&COが大切にしているもの

自転車店としてスタートしたCHARI&COは、アパレル商品でも随所に自転車乗りが都会で生活することを考えた機能性を追求しているおり「片手で操作できる範疇」の工夫や「動作を少なくする」など、ちょっとずつ理由があるのが特徴だ。

夏でもグローブつけるライダーのため、コンビニやデリで小銭を出す際にグローブを外していられるように、シャツの腰あたりにポケットをつける。バス、電車、地下鉄に乗った場合も前にスライドして、かつ開けやすくしてあるバックパックなど、自転車乗りならではの発想でつくられたアパレルは使ってみたくなるものばかり。

ニューヨークと東京での自転車の扱い、楽しまれ方の違い

「ヘルメット(の着用率の差)が大きい」

ニューヨークはヘルメットの着用率が高い。日本と比べて道が悪いこともあり、危険意識が高いこともあるようだが、「ださいかもしれないけど、自分の生活しっかり守っているほうがカッコいい」と。ライダーのファッションの違いよりも、安全への意識の違いが大きいようだ。

またこの数年で市長が自転車レーン整備に力を入れて取り組んだ結果、快適に乗れるようになってきている。楽しみ方として自転車の後ろに牽引するタイプやペットを載せるものなど自転車の活用が多様なところにも進んでいる様子を伺える。

CHARI&COオーナーの愛車は



「LOOKのカーボンデュラエース、Serottaチタン、アルミのGT」の3台所有で、お店にブルックリンマシンワークスのパークバイクがあるとのこと。街乗りでは盗難が怖いためシェアバイクを使うことがほとんどだとか。

自転車愛を強く感じるCHARI&CO

ブランドの背景にあるのは「アート、ニューヨーク、チームライダー」。RED HOOK CRITを戦うライダーは、CHARI&COでのモデルも兼務する「かっこよくて速いやつ」。そして、アパレルやニューヨークの店内には様々なアーティストとのコラボレーションが異彩を放つ自転車店CHARI&CO。

自転車乗りの心をくすぐるアパレル商品はもちろん、ルコックとコラボレーションしたパフォーマンスサイクルウェアもぜひ手に取ってみてほしい大注目のブランド。

LINK:CHARI&CO

※なおブレーキなし自転車で日本の公道を走行することは法律で禁止されています。

FRAME編集部

WRITTEN BYFRAME編集部

FRAME編集部はロードバイク、MTB、ミニベロ、トライアスリートなど、全員が自転車乗りのメンバーで構成されています。メンテナンスなど役立つ情報から、サイクリングのおすすめのスポット情報、ロードレースの観戦まで、自転車をもっと楽しくするライフスタイル情報をお届けします。

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