【コルナゴ / C60】コルナゴの歴史と伝統を語るフラッグシップ

「社会人として成功したら手に入れたいブランドのひとつ」と言われるほど、所有欲や憧れを抱かれているブランド、コルナゴ。とりわけ長年同ブランドのフラッグシップの地位にある、Cシリーズはロードバイクユーザーにとって究極の1台と考えている人も少なくないでしょう。

Cシリーズはコルナゴ社の節目のタイミングで、大きな話題とともに進化してきました。最近で言えば、コルナゴ創設50周年記念モデルのC50、イタリア建国150年周年記念モデルのC59、そして先日、私たちが訪問したコルナゴ2017年モデル展示会にもあったコルナゴC60。現行モデルであり、コルナゴ創設60周年を冠した記念モデルです。

今回はそのC60をご紹介していきます。

唯一無二の世界観

c60-mainC60 (フレーム参考価格:税別645,000円)
C60 ディスク (フレーム価格:税別675,000円) 
※ともに受注生産品

C60を一目見て感じることは、非常に独特且つ繊細なペインティングです。フレームも一つのキャンバスのごとく描かれたデザインは、カーボンの繊維模様と相まって、他社にはない唯一無二の世界観を醸し出します。

dsc_1864

C60において欠かすことのできないのがこのカーボンラグです。ラグとはフレームのパイプ同士をつなぎ合わせるジャンクションの役割を果たすパーツ。ロードバイクのフレーム製造においてクロモリ(スチール)が全盛期だった時代に、今のような高い溶接技術がなかったために多用された技術でもあります。現在もコルナゴのクロモリモデルには当時と同じようなラグフレームのラインナップがあります。

しかし残念ながら最先端のカーボンフレームにラグを採用する大きなメリットはありません。コルナゴは技術面ではなく、自社の歴史と伝統を受け継ぐために、あえてカーボンラグを採用していると言えるのです。

ラグはフレームのつなぎ部分という都合上、強度や剛性(硬さ)のバランスが重要となります。さらにそれがカーボンとなるとなおさらです。C60はその課題をジルコ加工というラグとフレームの間にライン上のつぶしを入れる方法で強度、剛性を確保し他社のフラッグシップに負けない走行性を実現。このあたりも他のメーカーに見られないC60らしさが見て取れます。

bb

ぺダリングパワーが掛かるBB部分もカーボンラグを使い、ジルコ加工を施しています。

C60は従来のリムブレーキ仕様の他に各社こぞって商品化をさせているディスクブレーキ仕様も用意。Cシリーズの伝統は受け継ぎながら、トレンドもしっかり押さえている格好です。

c60-frame

レーシーでありアーティスティックでもあるC60には全10色のカラーラインナップが用意されています。量産フレームではなく、すべてオーダーを受けてから生産。製造工程は全てイタリアの工房で職人により手掛けられる完全受注生産品です。

c60-frame-2

フレームからどのように組み立てていくのかも、ロードバイク選びの醍醐味ですね。やはり私はコルナゴには間違いなくカンパニョーロのコンポーネントだと思っています。両社ともイタリア、世界のロードバイクシーンをリードしてきたブランドですのでこの組み合わせが一番だと思います。

まとめ

コルナゴのフラッグシップC60をすこしでもお分かりいただけたでしょうか。アメリカンブランドにはない歴史や伝統がフレームづくりに脈々と受け継がれているのがわかると思います。最先端の技術や価格だけで選ぶのももちろん良いですが、そのブランドのこだわりや思いに共感できればより大事に思える自転車になるのではないでしょうか。コルナゴC60是非覚えておいてください。

コルナゴ HP

VIKING the MAINTENANCE

WRITTEN BYVIKING the MAINTENANCE

都内のプロショップに10年間在籍後、2015年VIKING the MAINTENANCE を設立。東京・西新宿を拠点にスポーク自転車の組付け、カスタマイズ、メンテナンスを軸に展開中。年2回富士山麓でサイクルイベントも企画中。

他の記事も読む

関連記事