一歩を踏み出せ!チームスペシャライズドで挑んだトライアスロン挑戦記

“一歩を踏み出せ”

昨年11月に公開し反響を呼んだ、毎日がトライアスロンな生活を送る望月社長のインタビューからはじまり、今年6月そのライフスタイルを体験しご紹介した。

自身のマインド上にある壁を超えて、はじめの一歩を踏み出す。トライアスロンへの挑戦を通して、社会人としての成長も促す。ビジネスアスリート望月氏の呼びかけからはじまった、チームスペシャライズド・ジャパンの村上・笹川流れ国際トライアスロン大会(以下、村上トライアスロン)への挑戦を追った。

自転車店の若き女性オーナーも初挑戦に加わった

s_dsc_2943%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%92%e3%82%9a%e3%83%bc

村上トライアスロンにエントリーしたのは8名、そのうち3名がトライアスロン初挑戦。6月の段階から、ビジネスアスリートの生活を実践しこの日のために準備をしてきた。

挑戦するメンバーには、今年からスペシャライズド取扱い店舗になった山形県天童市の自転車店Cyclesta(サイクレスタ)の若き女性オーナー宮崎優花さんも。バイクにはもちろん自信をもち、水泳部あがりのスイムにも大きな心配はない。ランは唯一不安の残るポイントで、重点的にトレーニングしてきた。

総勢8名のチームは、完走目的でトライアスロンへ一歩踏み出しただけではない。レースとしての勝負にもこだわりをみせる。挑戦を受けるのはスペシャライズド・ジャパン代表の望月氏。氏もメンバーの挑戦をはじき返すべく、この大会に向けてトレーニングを重ね、ベストコンディションで臨む。

緊張のスイムスタート

s_dsc_3577

前日入りしスイム、バイクと軽めのアップで本番に備えたメンバー。試合当日は6時台から会場入りし、10時の第1ウェーブスタートまで気持ちを落ち着かせながらレースへの準備を進める。

トータル51.5kmの本番の時間がくる。緊張のスイム。

カメラを構えると笑顔を見せるが、ゴーグルをつけた瞬間からカメラのレンズ越しにも緊張が伝わってくる。

ホーンが鳴っての一斉スタート。

男子は大きく年齢でわけて4つのウェーブ(グループ)に分かれ、最終は女子がスタートする。第1ウェーブが10時にスタートし5分おきに次のウェーブがスタートしていく。

平均時速35~40km想定で挑むバイク

s_dsc_3728

スイムから最初に上がってきたのは第3ウェーブスタートだった望月氏。競泳出身のそのスイムはやはり強かった。全体でも上位でバイクスタート。平均時速40kmをターゲットに自己ベストを狙ってペダルをまわす。

なおチームスペシャライズド・ジャパン全員が被っているヘルメットはEvadeだ。自転車からヘルメットにいたるまで、機材も妥協がない。

S-Works Evade

s_dsc_3912
スイムを難なくこなしたトライアスロン初挑戦のCyclestaオーナー宮崎さん。いい流れでバイクに臨む。最後のランに向けてどこまで体力を残せるか。

気温上昇で参加者を苦しめたラン

s_dsc_4222

当日の予想最高気温は29度。ここ最近の秋雨の影響による涼しさは全くなく、太陽が照り、気温も上昇していく。

村上トライアスロンのランコースは瀬波海岸から村上市街地に向かい、街中を周回するコースレイアウト。スタートから2時間を経過したあたりから、市街地を走る参加者で溢れてくる。皆一様に、この暑さもあって苦しい表情を浮かべ、水分を体にかけて最後の力を振り絞る。

一緒に挑戦する仲間からもらう力

s_dsc_4346

ほぼ順調にランもこなし、初挑戦メンバーで2時間50分のタイムを出したメンバーがいる中、宮崎さんのランのペースが上がらない。暑さの影響もあって、むしろペースが下がり、顔を上げる力もなくなってきていた。

そんなときでも、一緒に戦った仲間たちの声援が大きな力にかわる。笑顔をみせて、ランのペースもあがる。

s_dsc_4375

そして、ゴール。無事完走を果たした。

終わりに

s_dsc_4418

6月にはじめてオープンウォーター練習を取材してから、この3カ月で成長力には目を見張るものがあった。まさに一人ひとりが、その一歩を踏み出した。
スペシャライズド・ジャパンHP

Cyclesta(サイクレスタ)
〒994-0012 山形県天童市久野本3-12-17
TEL.023-665-5567
営業時間 13:00~21:00(定休日:水曜日)
駐車場有

村上・笹川流れ国際トライアスロン大会とは?

s_dsc_3134

新潟県村上市で行われる村上・笹川流れ国際トライアスロン大会。スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmのオリンピックディスタンスにて行われる。

瀬波温泉海岸のスイムからはじまり、村上市街地がゴールとなる。2016年は国内外から1,000名強のアスリートが参加。かつては、リオオリンピックのトライアスロン女子日本代表でもある上田藍選手も優勝している。

レース中沿道からは村上のみなさんの声援があふれ、ゼッケンと選手リストを照合しながら名前で声援を送る姿には街の温かさも大いに感じた大会だった。

村上・笹川流れ国際トライアスロン大会HP

Y’s Road オンライン アウトレットコーナー

あわせて読みたい!

アバター画像

WRITTEN BYFRAME編集部

FRAME編集部はロードバイク、MTB、ミニベロ、トライアスリートなど、全員が自転車乗りのメンバーで構成されています。メンテナンスなど役立つ情報から、サイクリングのおすすめのスポット情報、ロードレースの観戦まで、自転車をもっと楽しくするライフスタイル情報をお届けします。 https://jitensha-hoken.jp/blog/

他の記事も読む

pagetop