パールイズミ、カワシマサイクルサプライ新製品展示会レポート

東京・北千住で開催された、サイクルウェアブランドのパールイズミと欧州のスポーツバイク用パーツを中心に取り扱うカワシマサイクルサプライの新製品展示会に行ってきました。

パールイズミとは?

サイクリストの「声」に耳を傾け、お客様のためになる革新的なアイテムを届けること。パールイズミが追求してきたウェア造りの哲学です。

パールイズミは、東京オリンピックが開催された1964年、サイクルウェアの企画・製造販売を開始しました。これまでオリンピックの自転車競技の日本代表の公式ウェアのほとんどはパールイズミが手掛け、欧州のロード、MTBのレースシーンでも多くの勝利と共にしてきたウェアブランドです。

レースを含めた本格的なウェアだけでなく、通勤用やカジュアルに特化したウェアなど乗り方にあわせた様々なウェアも開発。日本人の好みや体型に合ったサイズは日本メーカーの強みである一方で、USパールイズミとしてアメリカ市場にも進出しグローバルに展開しています。

このようにパールイズミは時代とともにサイクルウェアを進化させてきたパイオニアブランドと言えます。

それでは、商品の紹介です。

肌と一体化したような感覚ープレミアムシリーズ

dsc_2052プレミアムジャージ(参考価格:税別18,000円)
プレミアムビブパンツ(参考価格:税別18,000円)
プレミアムグローブ(参考価格:税別5,000円)
プレミアムソックス(参考価格:税別2,000円)

2017年春夏コレクションで新たに仲間入りしたのが、プレミアムシリーズです。

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締め付け感が少なく、体の一部となるフィット感を実現しています。あらゆる動きに追従し、袖丈を長く、身頃丈を短くした流行りのシルエットです。近年の流行色である蛍光イエローが高い視認性という安全面で貢献をしてくれます。

私も試着させていただきましたが、締め付け感を強くし、強制的にライドポジションを取れるウェアとは違い、肌と一体化したような感覚です。動きの反応も良く、適度な締め付け感が心地良いと感じました。

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ビブパンツもパールイズミのテクノロジーが集約されています。サイクルウェアはパッドで決まるともいわれていますが、パールイズミは競合他社のウェアを研究しながら、独自のパッドを開発。パッドのみ他社生産品を採用しているウェアブランドが多い中、パールイズミは全てが自社生産です。

プレミアムシリーズはレースに対応できるパールイズミのフラッグシップジャージです。価格は他社平均と比べてやや抑えめとなっている事と、締め付けが少ない適度なフィット感が、レース用だけではなくトレーニングやツーリングにトータルで使えそうです。

ビートルズ来日記念ジャージ

dsc_2065ビートルズ来日記念コラボレーションジャージ(参考価格:税別12,800円)

2017コレクションもう一つの目玉として、ビートルズ来日50周年を記念したコラボレーションジャージのリリースです。

街乗りウェアに最適なウール素材を使用しているので、着用は春先や初夏がメインになるでしょう。

オーダージャージも可能

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オーダージャージにも積極的。プリントから裁断・縫製まで、一貫した国内生産です。ホームページからテンプレートをダウンロードし、デザインを作成できます。デザインが決まれば、ショップかウェブのいずれかで注文し、約40日で納品となります。

1アイテム5着から初回注文が可能。チームウェアとして検討してみてはいかがでしょうか。

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会場にはサイズを確認するための試着用ウェアもあり、パールイズミのサイズ感を確認できました。オーダージャージを作成する時も、ショップにこのような試着用ウェアがあると非常に選びやすくなりますね。

dsc_2062バックパック(参考価格:税別12,000円)

自転車での使用を第一に考えた専用設計のバックパックです。通勤やポタリングに最適でヘルメットホルダーも装備。背中の通気性も確保されているので、長時間や真夏の使用でも快適さを保ちます。

今回紹介した商品はパールイズミのラインナップの中でもごく一部です。グローブやアーム、レッグウォーマーなどアクセサリー類も豊富に取り揃えていて、熱心なサイクリストならば1度は手にしたことがあるのではないでしょうか。

上記の商品を含めたパールイズミの2017年春夏コレクションは来年3月ごろリリースを予定しています。

カワシマサイクルサプライのラインナップとは?

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ピナレロ、カンパニョーロ、フィジーク、フルクラム、エリート…ロードバイクを楽しんでいる方なら何度も聞いたことのある名前だと思います。それらを日本で販売する正規代理店が今回パールイズミと同会場で展示会を開催したカワシマサイクルサプライです。

今回はピナレロなど車体の展示会ではなく、主にコンポーネントやパーツの展示会です。

新たなコンポ-ネントの仲間入り-カンパニョーロ

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今年からカンパニョーロのグループコンポーネントの仲間入りをはたしたポテンザシリーズです。昨年までラインナップされたアテナシリーズの後継モデルとして期待されています。

カンパニョーロは、日本では高級メーカーというイメージが強く、性能に加えてデザインなど感性に訴えかけるブランドとして認知されています。しかし今回のポテンザはどちらかというとその感性というよりは、もっと気軽にカンパニョーロを手に取って欲しいという思いが込められてるように感じます。

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価格もライバルメーカー、シマノのアルテグラ機械式の価格を意識したのか同程度の10万円前後で、デザインもシンプルです。シルバーのラインナップもあり、フレームの種類や好みによってどちらか選べるのはユーザーにとってありがたいですね。

この辺りが「カンパユーザー」を広めたいカンパニョーロの狙いかもしれません。

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イタリアのハンドル系パーツを生産するDEDA ELEMENTI(デダ エレメンティ)。ハンドルバーやステムに独自の規格を提唱するなど様々なサイズが用意され、初心者にも使いやすいモデルが多数あります。

蛍光色をアクセントに-fi’zi:k(フィジーク)

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イタリアのサドルメーカー、セラロイヤル社のスポーツサドル部門がfi’zi:k(フィジーク)。名サドルアリオネをはじめ長時間走っても腰やお尻に負担が少ない高性能なサドルをリリース。ライバル社のセライタリアやサンマルコと共にスポーツバイクのサドルをリードする存在です。

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近年はシューズの開発にも熱心で、G-fitと呼ばれる日本人の足型にフィットしやすいモデルをリリース。ブラックやホワイトを基調としたシューズに蛍光色をアクセントで加えるなど、ウェアとのコーディネートも楽しめそうです。MTB用シューズの新しいモデルが発表されていました。

チームスカイも使用する高性能オイル-Muc-Off(マックオフ)

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こちらはモータースポーツの分野でも知られているイギリスのオイルメーカーMuc-Off(マックオフ)。カラフルなパッケージとモデルごとに人体に影響がない香りの成分を含ませたユニークなチェーンオイルです。一目見ただけでは、自転車用のケミカルだとは思えないパッケージですね。

オイルの粘度が低いドライオイルと粘度が高いウェットオイルに加えて、大容量サイズもあり、個人使用ならば50mlボトル、ショップやチームでの使用ならば1Lといったところでしょうか。50ml(参考価格:税別1,380円~)、1L(参考価格:税別7,800円~)

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ツールドフランスなどでおなじみのプロサイクリングチーム、チームスカイもMuc-Offを使用。それを製品化したチームスカイモデルのチェーンオイルです。トッププロ選手が高負荷時でも最高のパフォーマンスを発揮できるよう、航空宇宙品質ベースの油潤滑など最高級の材料を効果的にブレンドした特別なオイル。全天候型で高耐水性。現在欠品中で入荷待ちという人気ぶりです。(参考価格:税別2,950円)

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チェーンオイル以外にも、フレームのコーティング、艶出し剤や、カーボンパーツのトルク過多を防ぐためのグリスもラインナップしています。

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カンパニョーロのグループ企業であるフルクラム。ロードホイールをはじめカンパニョーロにはないMTBのホイールも生産しています。

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シクロクロス用タイヤとして定評があるCHALLENGE(チャレンジ)。ハンドメイドでチューブラータイヤを生産できることで有名です。

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トライアスロン用のハンドルバーにおいて、全米No.1のシェアを誇るプロファイルデザイン。デザイン性も兼ね備えた軽量で高品質な製品を提供しています。トライアスロン初心者向きのアルミ製ハンドルバーから上級者向けのフルカーボンエアロバーまで幅広いラインナップです。

フルスペックモデルのホームトレーナーが登場-ELITE(エリート)

dsc_2082DRIVO 画像右(参考価格:税別171,120円)
KURA 画像中(参考価格:税別94,770円)

ELITE(エリート)より、新しいホームトレーナーがリリースされます。DRIVOとKURAです。両者ともリアホイールを外すダイレクトトランスミッション方式です。パワーメーターが内蔵され、Bluetooth等の通信手段を使って、オンラインサイクリングのZWIFT(ズイフト)やエリートのオリジナルトレーニングアプリであるマイEトレーニングにも対応しています。DRIVOはフルスペックハイエンドモデルです。

まとめ

改めてパールイズミには、競合他社にはまねできない技術力と相当数のラインナップに圧倒されました。フィジークのサイクリングシューズには試着を希望する来場者も多かったですし、Muc-Offでは 用途に合わせたオイルの使い分けなどレクチャーしていました。

エリートをはじめ、近年のホームトレーナーのハイスペック化は著しく、屋外走行とはまた違った楽しみを見出すことができます。

個人的にも入手したいアイテムが多数ありました。

日本のサイクルウェア技術を国内外に発信するパールイズミとヨーロッパブランドを中心としたホットなアイテムを日本に取り入れているカワシマサイクルサプライ。対局する両社ですが、ユーザーが満足できる良いものを供給しようという考えは全く同じです。今後の新しい商品の開発や輸入にも非常に期待をしたいと思います。

LINK:パールイズミ
LINK:カワシマサイクルサプライ

VIKING the MAINTENANCE

WRITTEN BYVIKING the MAINTENANCE

都内のプロショップに10年間在籍後、2015年VIKING the MAINTENANCE を設立。東京・西新宿を拠点にスポーク自転車の組付け、カスタマイズ、メンテナンスを軸に展開中。年2回富士山麓でサイクルイベントも企画中。 http://www.viking-the-maintenance.com/

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