日本初上陸!VRサイクルプログラム「THE TRIP」って実際どう!? 自転車乗りが体験してみた

退屈なローラーもVRですごいものに変身する!?

もっと軽やかに坂道を登りたい、もっとレースでの順位を上げたいーー自転車に乗り始めてしばらくたつと、その「もっと」を実現するためにはトレーニングが必要だということに、誰しも気がつくはず。で、トレーニングの代名詞でもあるのがローラー。これほど忌み嫌われているのに使用されているアイテムは、なかなか他にはないのではないだろうか。なぜなら、やればやっただけ効果が期待できるのに、とにかく苦痛なくらい退屈きわまりないからである。

自転車のトレーニング=退屈。だからこそ開発されたのが、今回日本初上陸となるVR体験が可能な新感覚のVRサイクルプログラム「THE TRIP(TM,以下略)」だとか。これは、世界のフィットネスシーンに革新的なムーブメントを起こしている没入型バーチャル・リアリティの最新エクササイズだ。日本ではCYCLE & STUDIO R Shibuya(サイクルアンドスタジオアール シブヤでのみ、3月19日からこのプログラムを体験できる。前方周囲120度を囲う幅12m☓高さ2.7mの大型特殊スクリーンに映し出される大迫力の非日常的な映像美を見ながらペダルをこぐこのプログラムは、あたかも仮想現実の世界にトリップしたかのような感覚を全身で体感しながらワークアウトできるという触れ込みだ。これはぜひとも行かねばなるまい。ということで、昨年トライアスロンも完走した”平坦大好き”弊社社長中島自らが体験に名乗りを上げた。


吸い込まれそうなド迫力スクリーン。

これでヒルクライムに勝てた、と言う優勝者もいるレズミルズ社のプログラム

プログラム自体はニュージーランドに本社を置くレズミルズ・ジャパンが提供するもので、TECHNOGYMのGroup Cycleという固定のサイクルマシンを使用。ペダルはビンディングペダル(SPD-SLの黄色のほう)で、シマノのRP3シューズの各サイズがレンタルで揃えられている。おしゃれなレンタルウェアはすべてリーボックのレズミルズプログラム専用ウェアだとか。


バイクセッティングをインストラクターに確認してもらう中島。


シマノRP3がずらり。

VRではないレズミルズ社のプログラムはすでに日本で数社が行っているが、近年じわじわとトレーニングに取り入れる自転車乗りが増えてきているようだ。ここ数年レズミルズ社のRPMというプログラムに週5という高頻度で参加してきた会社員の渋谷明宏さんは「実は、レズミルズのプログラムを受けるようになった翌年、榛名山ヒルクライム20代男子カテゴリで優勝できました。外と違いリスクを負わずに高い負荷をかけられるし、大勢でやるから自分ひとりでやるより楽しいです。僕はローラーは持ってないので、平日のトレーニングはそれだけです」と言う。

女性はボディメイキングに、自転車乗りはトレーニングに

ちなみに、レズミルズ社のプログラムは、女性の参加率が高い。今回のプレス発表会でも、女性に人気のスポーツトレーナー・山口絵里加氏が実際に体験して、その効果を絶賛コメント。

https://www.youtube.com/watch?v=rQEoqbzn3wQ

ボディメイキング効果絶大、ということだが、自転車に慣れた自転車乗りがどう感じるのか、はまた別である。そこが今回の体験の一番のポイントだ。

いよいよ中島の体験が始まった。VRの大画面、圧倒的な立体感にゲームの中に飛び込んで主人公になってしまったような感覚さえ起こりそう。

仮想空間の都市をひたすら走り抜ける。

ノリのいいインストラクターの声にガイドされながら、最初はバイクに慣れるためのウォーミングアップ。いつものロードバイクと違ってギアはハンドル部分にはなく、ダウンチューブのあたりにあるダイアルで操作する。また、各バイク付属のモニターはサイクルコンピューターとは違い、トレーニングジムのサイクルマシンと同じように、ペダルの回転数などのみ表示される仕様だ。


次々に変わる映像。映像酔いを感じたら視線をずらして休むように、というアドバイスも。

プログラムは40分。ウォーミングアップが終わると、あとは登り+休み=インターバルトレーニングが何度も続く。永遠に続くかのように続く。実はこれこそが短時間でしっかり効果を上げられる、このプログラムの肝なのである。

エゲツないくらいに何度も登る。登って登って登りまくる……。

実際、どんな感じかをご覧になりたい方、映像はこちら。

https://www.youtube.com/watch?v=SXvomKc8mXk

で、実際どうだった?

終わった瞬間「やっと終わった!」という歓声が上がり拍手が起こるも、あまりのキツさに「真っ白に燃え尽きました……」というていの参加者が多く見受けられたのも事実。


終了直後、皆下を向く……。

弊社中島、バイクを降りて開口一番「いやあ、キツかった」とポツリ。プログラム中登りが多くダンシングの時間が長かったが、そのキツさはヤビツ峠並なのか、それとも奥武蔵グリーンラインなのか? どうどう、どうなの? またやりたいの? 正直にお答え願おう。
「かなり効果はあると思う。映像もリアルで飽きが来ず、40分楽しめた。ただ、自転車と違うのは『風がない』こと。僕は元々ローラーが好きではなく、だったら外を走りたい、と思う派。自宅にローラーを持っていて、でもローラーって飽きるよね、という人はいいんじゃないかと思います。それと渋谷駅徒歩1分のこの立地がいい。渋谷近辺で平日夜のトレーニングがしたい会社員にはありがたい場所ですね」

慌ただしく着替えて次のアポイントメント先に向かった中島から、メールでさらに感想が送られてきた。
「終わってしばらくたったこの倦怠感は、90分スイム錬をやったときと同じくらいの疲れ。40分でこの効果がでるのはやっぱりすごい」だそうだ、自転車乗りの皆様。
さて、あなたもトレーニングに取り入れてみる?

問い合わせ先:CYCLE & STUDIO R Shibuya
ドロップインは1レッスン3,580円(タオルセットとバイク専用シューズは無料)
トライアルチケット(タオル、ウェアレンタル無料、水500mlプレゼント付き)3,000円
会員 14,580円/月から
ヤマショウ

WRITTEN BYヤマショウ

FRAME編集長 山祥ショウコ マガジンハウス『GINZA』を経て英国遊学から帰国後女性サイトの草分け「Cafeglobe.com」の立ち上げに参画。その後『Casa Brutus』『GQ Japan』「Variety Japan」など、雑誌やウェブのスタートアップ時の編集に携わる。自転車歴9年目。四国出身、湘南在住。

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