なぜスペシャライズドがサイクルジャージを作るのか

Cycle jersey

控えめに言っても「熱狂的」なバイクファンであるスペシャライズド社員としては、ロードバイクやマウンテンバイクから得る喜びを100%享受するため、サイクルウェア類にもこだわりたい。

カーボンやコーヒーをリサイクルして作るサステイナブルで機能的な素材、毎日乗ってもへたれない耐久性、からだに優しい作り、すべてが重要である。だからスペシャライズドはサイクルジャージやカジュアルウェアを作るのだ。

Cycle jersey

スペシャライズド製のサイクルジャージが特徴的であり、また革新的であるために欠かせない要素・機能がある。それは:

  1. 自社風洞実験施設
  2. ボディージオメトリー設計
  3. SWAT™
  4. HOOKUP
  5. アパレル・ラボ

の5点だ。

https://www.youtube.com/watch?v=HDKn0La65F4#video_1

ウィントンネルでジャージをデザイン

スペシャライズド風洞実験施設「ウィントンネル」ではパフォーマンスをエアロの観点から向上させるウェアデザインの研究を行っている。

ライド中、最も空気抵抗を受けるのはライダーだ。従って私たちを包むウェアの影響は大きい。 特に、たった1秒を削る辛さを知るレーサーはウェアを選ぶ際、デザインだけでなく、ウェアによるエアロへの影響をぜひ考慮して欲しい。

からだにピッタリと合うウェアは、そうでないものに比べて40km走行時に91秒ものタイム短縮につながる。これはホイールをエアロなものに交換することに匹敵する、あるいはそれを上回るエアロ効果を得ることになるのだ。

ボディージオメトリー設計

ボディージオメトリー設計

デザインでなく、機能で選べるウェアはそう多くはない。

スペシャライズドのサイクルウェアは人間工学に基づき開発し、第三者機関がその有効性を支持するボディージオメトリー設計である。特にボディージオメトリー・サドルとの併用により、シャモアとサドルが坐骨下できっちりとライダーを支え、血流を確保する。会陰部下には、サドルとパッドの両方に溝を設けることで圧力を大きく軽減。ライド中の痛みやしびれからライダーを解放する。

SWAT™テクノロジー

SWAT™テクノロジー

「SWAT™」は、Strage(収納)、Water(水)、Air(空気)、Tool(ツール)の略称だ。 バイクのフレームやウェアに工具などを収納できる空間を作り、走りに必要なものをバイクやライダーと一体化させるのである。

この独自の発想により、チューブ、ポンプツール、補給食、ハイドレーションのより優れた収納が可能になった。SWAT™ショーツなどのアイテムは、必需品を背中から目に付きにくく、からだの動きを邪魔しないところに移動させられる。ポケットの配置場所には細心の注意を払い、体を大きく動かしたり不快感を感じたりせずに、アイテムを収納できるのである。

https://www.youtube.com/watch?v=jT_dQfaQb8Y#video_2

HOOKUP

ライド中に手洗いは、避けては通れないもの。しかしビブショーツを脱ぐのは、意外に手間ではないだろうか。

一部の女性向けビブショーツに実装した「HookUp(フックアップ)」はワンタッチで外すことができるマグネット式のフック。腰上部に配置され、ビブショーツを簡単に脱ぐことができる。

収納方法のみならず、ライドの質を向上するための機能がスペシャライズドのサイクルジャージを特別なものにしているのだ。

HookUp

自社アパレル・ラボ

パターンプリンターやミシン、様々な機能性素材に囲まれて経験豊富なクラフトマンが作業するスペースが、バイクメーカーの本社内にあるのはスペシャライズドくらいだろう。

「アパレル・ラボ」では、トッププロが持つパフォーマンスについての高い要求に応えるため、より優れた素材の探求、縫製やシャモアへのテストを繰り返している。また、プロトタイプの設計やテストもここで実施される。

月曜日の朝にアイデアがでれば、すぐにプロトタイプを作り、火曜日のランチライドで試す……この制作フローにより、洗練されたウェアデザインが誕生するのだ。ポケットやジッパーの配置、縫製の処理に至るまで、ライドのフィーリングを妨げず、パフォーマンスを向上させるため一切の妥協を許さない。 もちろん、製品の生産工場にも頻繁に訪れ、品質の管理と向上に努めている。

FRAME編集部

WRITTEN BYFRAME編集部

FRAME編集部はロードバイク、MTB、ミニベロ、トライアスリートなど、全員が自転車乗りのメンバーで構成されています。メンテナンスなど役立つ情報から、サイクリングのおすすめのスポット情報、ロードレースの観戦まで、自転車をもっと楽しくするライフスタイル情報をお届けします。

他の記事も読む

関連記事