雨のライドでも快適!自転車向け防水ソックス、その実力を実際に走って徹底検証

防水ソックスの実力を徹底検証

皆さんこんにちは。サラリーマンライダーの向山です。雨の多い季節に突入しましたね。

レースをやっていると、雨が得意だからと雨を喜ぶ選手はいますが、雨に濡れること自体が好きな人はいないです。僕も雨に濡れるのは嫌いですが、特に嫌なのは、シューズの中に水が入ってきて足が濡れること。他の部分が濡れることはあまり気にならないのですが、あのシューズの中に水が入ってきて、足が濡れる感覚は何とも気持ちの悪いものです。

そこで今回は、防水ソックスについてお話したいと思います。

まだまだ新しいカテゴリーのアイテムなので、シールスキンズとDexShellという自転車向け防水ソックスの2大ブランドの商品のインプレッションも交えてお届けします。

そもそも防水ソックスってどういうものなのか?

防水ソックスとは簡単にいうと、その名の通り防水性能を持った靴下なのですが、防水性なのに透湿性があり、蒸れにくい特徴があります。

先ほどにも書いたように、高校生の時にソックスの中にビニールを履いて凄く蒸れてしまい、辛い思いをした僕は、蒸れにくさが一番気がかりでした。しかし、驚くことに防水ソックスは普通のソックスと変わらない透湿性だったので安心しました。

その圧倒的なメカニズム!100%防水の名に偽りなしの靴下

今回テストした4モデルは、こんな風に水を張った風呂桶に足を入れても全く濡れません。
今回テストした4モデルは、こんな風に水を張った風呂桶に足を入れても全く濡れません。

夢のアイテムである防水ソックス。そのメカニズムが凄いんです。ゴアテックスに代表されるように、防水性と透湿制を備えた素材は数十年前から存在し、アウトドア用のジャケットやパンツが作られていました。

ただ、これらの素材は伸縮性に欠けるため、ソックスを作ることが出来ませんでした。

しかし、最新の技術を活用し、伸縮性のある防水被膜が開発され、防水ソックスの誕生に至ったのです。

今回インプレッションしたシールスキンズもDexShellもメンブレンという防水被膜をアウターレイヤーとインナーレイヤーで挟む三層構造で作られています。ソックスなのに三層構造。ものすごい技術です。

ちなみに凄い技術といえば、その防水性能。パッケージに「完全防水」とか「100%防水」と書いてあり、本当に100%防水するのか?と疑いながら、ソックスを履き、水を張った桶に足を入れてみましたが、今回インプレッションした4モデルとも全く水が入ってきませんでした。100%防水の名に偽りなしです。

防止ソックス気になる履き心地は?

僕も防水ソックスってどんな履き心地なのだろうと、以前から興味を持っていました。伸縮性のある防水被膜を使った三層構造のソックスですから、当然、ノーマルなソックスとは違うだろうと。

実際、今回試した4モデルとも履こうとして、足を入れた際に、普通のソックスとは違う、独特の伸縮性を感じました。

「あ、これが普通のソックスの生地と異なる、防水被膜の部分なんだな」とはっきり認識できました。しかし、ソックスを履きシューズも履いてしまうと、防水被膜独特の伸縮性は全く気にならなくなります。違いを感じるのは、あくまで履こうとしている時だけです。

そして、もうひとつ気になる生地の厚さですが、正直なところ、普通のソックスより厚みがあります。そんな中では、DexShellのULTRA THINと、シールスキンズのWalking Thin Ankleはそれぞれのブランドの中では薄手の方に分類されるアイテムで、履き心地としては、冬用の少し厚みのあるソックスに近い感覚でした。

少々厚みはありますが、自転車用の冬用ソックスと同じくらいであれば、問題ないと思います。三層構造でこの厚みで抑えているのは、凄い技術だと思います。

防水なのに驚異の透湿性!蒸れ知らず!

内側のシリコンラバーが足首からの浸水を防いでいる
内側のシリコンラバーが足首からの浸水を防いでいる

防水ソックスについてもう1つ気になるのが蒸れにくさと透湿性です。

これを確かめるべく、夏日のそこそこ気温の高い日を選び、何度もテストを重ねましたが、4モデルとも蒸れにくさは、ノーマルなソックスと同じくらいのレベルでした。

高校生の時にビニールを履いて辛い思いをした僕は、蒸れにくさが一番気がかりでしたが、普通のソックスと変わらない透湿性だったので安心しました。

これくらい蒸れにくければ、1年を通してコンスタントに使えるし、夏場のゲリラ豪雨対策に防水ソックスを常用することも可能だと思います。

気になる雨の中での実走テスト

実用性を確かめるべく、雨の中でのテストも何度か行いました。結果から申し上げると、通り雨レベルであれば、持ち前の防水性能を発揮してくれたのですが、1時間半ほど土砂降りの中をテストしたら、足首から浸水しました。

これは防水シューズカバーでもそうなのですが、生地自体には防水性能が有っても、足首からの浸水を防ぐのは難しくレインパンツを履いて、足首からの浸水を防ぐなどしない、豪雨の中を長時間走では浸水は避けられないようです。

こんなシチュエーションで防水ソックスの性能が活きる

薄くて使い勝手が良く、僕が一番気に入ったモデルがこれ
薄くて使い勝手が良く、僕が一番気に入ったモデルがこれ

先ほどお伝えしたように、長時間、足首からの浸水を防ぐのはなかなか難しいようですが、通り雨レベルなら、しっかり濡れずに防いでくれます。

だから持ち前の透湿性を活かし、ゲリラ豪雨などが多い季節に、ドライコンディションの中でも通り雨対策として防水ソックスを履くようなシチュエーションが最も防水ソックスの性能が活かされるのではないでしょうか。

また、防水性能を高めるために、防水シューズカバーと併用すれば、足首からの浸水もかなり防げ、長時間の使用にも耐えられると思います。雨のレースなど、レインパンツを履いて走るのが難しい時に、防水シューズカバーとのダブル使いで足を濡らさないようにすると言うのも良いでしょう。

今回テストしたDexShellとシールスキンズのモデル紹介

今回、DexShellとシールスキンズの両ブランドのご協力をいただき、4アイテムのテストを行いました。防水ソックスの特性が、ノーマルのソックスと異なるため、ここまでは防水ソックスとノーマルソックスの対比で書いてきましたが、最後に4モデルそれぞれの特徴をご紹介します。

DexShell ・ ULTRA THIN

まず最初にご紹介するのはDexShell社の中で最も薄いULTRA THINです。はっきり言って、今回試した中で、僕が最も気に入ったのがこれです。

透湿性、防水性をしっかり保ちながら薄く作っているので、自転車用シューズとのマッチングが最も良かったので、非常に使いやすかったです。丈も短いので、防水シューズカバーとの併用も可能なので、あらゆるシチュエーションで使い勝手が良いアイテムです。

薄くて使い勝手が良く、僕が一番気に入ったモデルがこれ

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DexShell ・ ULTRALITE BIKING

こちらもDexShell社のラインナップの中では薄い方に分類されるモデルです。ULTRA THINよりわずかに厚みがありますが、つま先やカフが蛍光黄色でおしゃれです。

黒と蛍光イエローでファッショナブルなモデル

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シールスキンズ ・ Walking Thin Ankle

こちらはシールスキンズ社のラインナップでは最も薄い作りのソックス。実は、防水ソックスは、アウターレイヤーだけは濡れるので水が浸入していなくても、ちょっと濡れたような独特の触感があるのですが、このWalking Thin Ankleはそう言った気持ち悪さが少なく、心地よいドライ感が楽しめるソックスです。

こちらはアウターレイヤーが濡れても高いドライ感が続くのが嬉しい


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シールスキンズ ・ Road Thin Mid with Hydrostop

こちらは今回テストしたアイテムの中で最も丈が長く、生地が厚いアイテムです。足首までしっかり防水・保温してくれるので、寒い時期の雨や雪中ライドにおススメ。もちろん、蒸れにくいので温かい季節でも快適に使用できます。また、内側にシリコンのラバーがあり、これで足首から浸水しにくくなっています。

今回テストしたアイテムで最も丈が長い

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いかがでしょうか!
僕も今回初めて防水ソックスを使用して、驚きや発見がいくつもあったのですが、これからの雨の多い季節にはありがたいアイテムだなと感じました。

ぜひ、足が濡れるのが嫌いな方は試してみて下さい。

向山浩司

WRITTEN BY向山浩司

シクロクロッサー、自転車店店長。高校から自転車競技を始め、就職を機に一度引退。その後、ロードレースに復帰し、Jプロツアーを転戦。クリテリウムを得意とするスピードマンでならす。現在はSNEL CYCLOCROSS TEAMに所属し国内外のシクロクロスレースを主戦場にする。ロードからMTBまでこなすマルチライダーとして、自身の経験を活かして東京・あきる野市で自転車店A-Pad SPORT CYCLE STOREを運営する。A-Pad SPORT CYCLE STORE 

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