北欧インテリアのIKEA(イケア)にお財布に優しい価格のヘルメットや自転車アクセサリーがあった

イケアの自転車アクセサリー、格安だけど安全なのか? イケアにズバッと聞いてみた

自分で組み立てるからコストカット、リーズナブルな値段の家具を提供している人気インテリアチェーン「IKEA(イケア)」に、実は自転車アイテムがあるってご存知でしょうか。2016年8月頃から販売開始されたようで、その低価格もあいまってじわじわ人気が出ているようです。

「なぜ家具店が自転車アイテム?」と思うかもしれません。イケアの自転車アイテムはより安全で、よりアクティブで、より快適な暮らしを実現するためにデザインされたプロダクツ群「IKEA FAMILY(イケアファミリー)」シリーズの中にあります。この「安全」というのが大事なキーワードのようで、取扱製品はいわゆる自転車ブランドとは異なっています。なぜなら一番目立つのはこんな商品なんですよね。

http://www.ikea.com/jp/ja/より
http://www.ikea.com/jp/ja/より

▲BESKYDDA 高視認性安全ベスト, イエロー L/XL, イエロー IKEA FAMILYメンバー価格699円

そしてスポーツバイクで走る時には絶対かぶりたいヘルメット。それもこんな手頃なお値段。メンバー価格だと2000円を切っています。

SLADDA自転車用ヘルメット, S, グレー IKEA FAMILYメンバー価格1999円

安全グッズで一番気になるのは安全性。現状、日本国内のヘルメットの安全規格であるSGマークやJISマークマークは付いてないので、気になってイケアに確認してみました。すると、

・EU人身保護具司令89/686/EWG自転車、スケートボード、ローラースケート欧州統一規格
・EN1078+A1:02/2013試験実施C.R.I.T.T. Sport Loisirs; 認証機関(NB)番号:0501
・米国自転車用ヘルメット標準規格C.P.S.C. 16 CFR Part 1203(米国消費者製品安全委員会)
・オーストラリア/ニュージーランド規格S/NZS 2063:2008+A1:2009(BSIベンチマークライセンスID#572239で試験実施)

とEU、イギリス、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドで安全性のチェックを受け認可されている商品だとか。
イケアの良さはそのデザイン性の高さにもあるので、安全基準をクリアしていてこのお値段でこのデザインなら、街乗りクロスや初心者には最適なのではないでしょうか。

パニエケースも1種類ながらダークブルー、ブラック、目立つ蛍光イエローとあり、もちろん取り外してバッグのように持つことが可能。自転車通勤にもぴったりですね。

http://www.ikea.com/jp/jaより
http://www.ikea.com/jp/jaより

▲SOMMAR 2017自転車用バッグ 後ろ, ダークブルー FAMILYメンバー価格4999円

実は海外では自分で組み立てるDIY自転車も販売

これらのイケア・自転車アクセサリー群から伝わってくるのは「自転車はもはやライフスタイルの一部」というブランドの意識です。
欧米のイケアでは自分で組み立てる自転車やサイクルトレイラーも発売されており、こんな写真からもイケアのブランドコンセプトが伝わってきます。

欧米で発売されているのがDIYで組み立てる自転車。「自分で組み立てよう」がブランドの根幹を成す考え方なので、それが自転車にも適用されるわけです。ただ、こちらの自転車、日本では発売の予定は今のところないのだとか。価格はメンバー価格で400ポンド(約5万6000円)。価格だけ見ると1万円ママチャリなどに比べて安いわけではありませんが、ベルトドライブ式で本体フレームは25年保証、ベルトドライブも10年保証付き、スタイリッシュな外観も相まって、安全基準をクリアして発売されたら人気が出そうではありますね。

Y’s Road オンライン アウトレットコーナー

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WRITTEN BYヤマショウ

FRAME編集長 山祥ショウコ マガジンハウス『GINZA』を経て英国遊学から帰国後女性サイトの草分け「Cafeglobe.com」の立ち上げに参画。その後『Casa Brutus』『GQ Japan』「Variety Japan」など、雑誌やウェブのスタートアップ時の編集に携わる。自転車歴9年目。四国出身、湘南在住。

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