TREK(トレック)の真髄が詰まっている!「トレックワールド2018」を田村社長に案内してもらった

「トレックワールド」ってどういうイベント?

「トレックワールド」ってご存知ですか?
「えっ、俺トレック乗ってるけど知らない・・・」とあせったアナタ。知らなくても大丈夫。毎年京都で開催されている「トレックワールド」は一般向けのイベントではなく、主に販売店向け・メディア向けの新作発表展示会なのです。

会場には2018モデルの新作がずらりと勢揃い、電動アシスト車からハイエンドモデルまで試乗が可能。ボントレガーの新作試着も出来るなど、まさにトレックの世界観をひとつの場所で体感できるこの展示会に、我らがYou Tuberのけんたさんが緊急参戦。トレック・ジャパンの田村社長と一緒に会場を周り「トレックとは何ぞや?」をじっくり学んで来たようですよ。

左がトレック・ジャパン田村社長。エタップ・デュ・ツールも2回完走したマジなサイクリスト。
左がトレック・ジャパン田村社長。エタップ・デュ・ツールも2回完走したマジなサイクリスト。

国立(!)の会議場施設である京都国際会館が会場。日本人建築家・大谷幸夫設計の名建築の中に、どこを見てもずらりとトレックの自転車が並び、壮観。
国立(!)の会議場施設である京都国際会館が会場。日本人建築家・大谷幸夫設計の名建築の中に、どこを見てもずらりとトレックの自転車が並び、壮観。

それではけんたさん&田村社長とともに、まずは2018モデルのおすすめを見て行きましょう。

今年イチオシ!別府史之スペシャルとコンタドール、トレックの二大スター

まず「今年のイチオシは?」と田村社長に聞いてみたけんたさん。
「トレック2018の一押しは、入り口を入って一番最初に目に入るこの場所に設置してあります。つまりこの2台。まずは左から、別府史之選手スペシャルエディションのMadon9(マドン9)限定100台モデルです!」
と答える田村社長。

等身大以上に大きい別府史之選手のウォール前に置かれたマドン9
等身大以上に大きい別府史之選手のウォール前に置かれたマドン9

近寄るけんたさんも田村社長も嬉しそう
近寄るけんたさんも田村社長も嬉しそう

別府選手の名前や彼の哲学をデザインしたグラフィックがシートポストやトップチューブに。この特別なマドン9については別の特集記事で詳しくお伝えします
別府選手の名前や彼の哲学をデザインしたグラフィックがシートポストやトップチューブに。この特別なマドン9については別の特集記事で詳しくお伝えします

そしてもう一台がこれ。2017年のブエルタ・ア・エスパーニャを最後に引退を表明している世紀のヒルクライマー、アルベルト・コンタドールのエモンダ2018。しかも、これは彼がツール・ド・フランスで実際に乗った「実車」です!

エモンダはコンタドールのために開発されたと言っても過言ではない
エモンダはコンタドールのために開発されたと言っても過言ではない

超軽量のエモンダをさらに軽く、最軽量に。コンタドールの指紋や汗すら付いた一台に、自転車乗りなら誰もが魂震える
超軽量のエモンダをさらに軽く、最軽量に。コンタドールの指紋や汗すら付いた一台に、自転車乗りなら誰もが魂震える

「おおおおおお・・・(ため息)」と拝む大興奮のけんたさんでした。もうこの2台見られただけで「トレックワールドに来た価値があった」と満足げですが、いえいえ、まだここは入り口ですから!

トレックは「ロードバイク」だけじゃない!自転車の総合ブランド

さて、多くの読者の皆さんは「トレック」というと「ロードバイクのブランド」と答えるかと思います。あるいは「クロスバイクもあるよね」と言う方もいるかもしれません。ですが、それは実は不正解。トレックはロードやクロスはもちろん、マウンテンバイク、キッズバイク、さらには今年日本で新発売されるeバイク(イーバイク)まで、さらには関連のウェアやアクセサリーも含めて自転車のすべてが揃う「自転車総合ブランド」なのです。

「トレックワールドに来て、キッズ用バイクもあるって初めて知りました・・・」(けんたさん)

では田村社長の紹介に従って「トレックな世界」を紹介していきます。

ホイールなど自転車のアクセサリーブランドである「ボントレガー」

会場の中央部分に位置し、どのセクションからもアクセスできるブースはホイールにヘルメットやシューズ、ウェアやライトなどのブランド「ボントレガー」のコーナー。
ボントレガーは通販はしておらずリアルショップのみの扱いなので、ヘビー通販ショッパーには馴染みが薄いかもしれませんが、2018、かなりスゴイ商品が揃っています。

ボントレガーコーナー。こちらもまた特集で詳しくお伝えします。
ボントレガーコーナー。こちらもまた特集で詳しくお伝えします。

クロスバイクもスタイルに合わせて多種多様

「自転車はトレックのクロスから始めました」という人意外に多いですよね。ツール・ド・フランスなど、トッププロが走るレースに機材提供し、そこで培った技術を惜しみなく投入。だからトレックのクロスバイクは人気なのでしょう。

トレックのクロスバイクというとまず「FX(エフエックス)」が思い浮かぶかもしれませんが、「その自転車でどこをどう走りたいか」ということを真摯に問いかけた結果、フィットネス向けのエフエックス、オフロードもオンロードもイケるデュアルスポーツシリーズ、段差のある都会でも走り抜けられるCross Rip(クロスリップ)、よりスピードを求めたZektor(ゼクター)と4種類もあるのです。

クロスバイクコーナーのインテリア。いろいろな都市でいろいろな環境で乗られるクロスバイクをイメージ
クロスバイクコーナーのインテリア。いろいろな都市でいろいろな環境で乗られるクロスバイクをイメージ

ホリゾンタルフレームのクロスバイクはその形から女性にも人気
ホリゾンタルフレームのクロスバイクはその形から女性にも人気

「僕が買うならどれかなあ・・・」とけんたさん。クロスバイクも今後別の特集で詳しくお伝えしますね。

今年初登場!のeバイク

そして、田村社長の一押し第二弾はこちら。eバイク(イーバイク)。クロスバイク型のフレームにバッテリーがついた形で、完全スポーツタイプのバイクです。
「これは例えば昔スポーツバイクに乗ってた、というような方に大人気です。欧米ではとても売れています」と田村社長。
けんたさんも
「例えばカップルで、男性はロードバイクで走り、女性で脚力に自信がない方はこれで走ると、待たせたりして互いに遠慮したりストレス溜まったりしなくていいんじゃないですかね!」と興味津々。

日本初登場のe バイク Verve(ヴァーヴ)
日本初登場のe バイク Verve(ヴァーヴ)

けんたさん、パワーが気になる様子です
けんたさん、パワーが気になる様子です

おまちかね!2018モデルのロードバイクはこんな感じです

そして、ロードな皆様お待たせいたしました。これがトレック2018のロードバイク。マドン、エモンダ、ドマーネと、走り方のスタイルによって3つのラインに分かれています。

ロードバイクが展示されたエリア。それぞれの自転車が置かれている場所のカーペットのカラーリングで、どんな場所を走ると想定しているからわかりやすい
ロードバイクが展示されたエリア。それぞれの自転車が置かれている場所のカーペットのカラーリングで、どんな場所を走ると想定しているからわかりやすい

トレックのロードは3つのラインに分かれています

ロードレースに最適なのがマドン。コンタドールのようにヒルクライム中心で行きたいライダーには最軽量バイクのエモンダ。カンチェラーラのようにクラシック(石畳)などエンデュランス系のライダー向けにはドマーネ。
「昔は『これ一台でロードは全部行ける』ってどのメーカーさんも言ってましたが、最近は分かれてきましたよね」(けんたさん)
「そうですね、技術が進歩して、よりその走りに特化したモデルになっています」(田村社長)。
ちなみに、田村社長は3モデルともお持ちだそうです。

トレックのロードバイクの代名詞「マドン」
トレックのロードバイクの代名詞「マドン」

コンタドールの経験とアドバイスが生きている「エモンダ」
コンタドールの経験とアドバイスが生きている「エモンダ」

エモンダでけんたさんが走った!その様子はこちら>>

荒れた路面の衝撃をしっかり吸収しながらも剛性を犠牲にしない「ドマーネ」
荒れた路面の衝撃をしっかり吸収しながらも剛性を犠牲にしない「ドマーネ」

こちらの3つのモデルの違いはまた別の特集でお伝えしますね。

女性用モデルの展示もあります

女性ならでは体型や乗り方に合わせ、単に小さいバイクなのではなく、専用スペックを用意しているのがトレックの女性用モデル。こちらももちろん展示されていました。

トレックの女性用モデル
トレックの女性用モデル

実はマウンテンバイクにも強みを発揮するトレック

けんたさんと田村社長はマウンテンバイクのコーナーへ。ここで田村社長の熱が入ります。
「元々自転車は高校時代にジテツー20kmをしていたのをきっかけに乗り始めたのですが、その後アメリカの大学に行きまして。すると当時アメリカはマウンテンバイク大ブームで、僕もマウンテンバイクが大好きになって、友達といろんなところへ出かけました」(田村社長)

熱心にマウンテンバイクの説明をする田村社長
熱心にマウンテンバイクの説明をする田村社長

マウンテンバイクもクロスカントリー5モデル、トレイル3モデル、ダウンヒル1モデルと競技別にモデルを制作。
マウンテンバイクもクロスカントリー5モデル、トレイル3モデル、ダウンヒル1モデルと競技別にモデルを制作。

「ラインナップが豊富で驚きました・・・。ちょっと近所の山から始めたい僕みたいなエントリーユーザは何を変えばいいんでしょうかね?」(けんたさん)
「それはウチにクロスカントリーの元アジアチャンピオンがいるので、彼に聞いてください」(田村社長)

というわけで、こちらも近日中に特集記事にてご紹介します!

で、「トレックらしさ」とは?

駆け足で見てまいりましたが、それぞれの自転車のあり方からトレックらしさをまとめてみると、こんな感じではないでしょうか。

  • 乗る人のライフスタイルや乗り方にあったモデルを提供する
  • 自分に合った自転車との出会いが豊かなサイクルライフにつながるという信念

個人の趣味嗜好にできるだけ沿う、という思想は、ロードバイクやマウンテンバイクをカスタムできる「プロジェクトワン」のシステムにも見ることができますよね。

世界に一台、自分だけの自転車を作れるカスタムオーダーシステム「プロジェクトワン」
世界に一台、自分だけの自転車を作れるカスタムオーダーシステム「プロジェクトワン」

田村社長は「自転車は世界を救う」と真顔で言います。
「自分の力で動いて、ガソリンとかを燃やさず、二酸化炭素も大して排出しない、それでいて前に進む。最高じゃないですか」と。本気で心の底から自転車が大好きなのですね。

それは例えばこの「トレックワールド」が東京ではなく、古都・京都で開催されていることにもつながっているようです。
「もともとはトレックワールドも東京と大阪で開催していたんですが、アメリカではニューヨークやLAではなく、本社があるウィスコンシンで開催しているんですよね。とにかく自転車には最高の環境で、そこに世界中から新作モデルを見に人々が集まってくる。それと似た環境を考えたら、すぐ側に山がある京都だったんですよ。ここに開催場所を移して7年目です」(田村社長)

ウィスコンシンのトレック本社がある街で昔開催された自転車レースの様子(C)Trek Japan
ウィスコンシンのトレック本社がある街で昔開催された自転車レースの様子(C)Trek Japan

試乗は山も近い京都の緑の中を走る
試乗は山も近い京都の緑の中を走る

そして、自転車を愛する自転車メーカーとして、トレックの最大の特徴は「生涯保証」だと田村社長は言います。

生涯保証の説明を受けるけんたさん
生涯保証の説明を受けるけんたさん

製造上・素材上の問題で自転車が壊れたら、それを保証するというのが「生涯保証」。これはハイエンドモデルだけではなく、キッズモデルまで、すべてのモデルに適用されています、と「田村社長。
「だって、自転車とは一生の付き合いじゃないですか、ね?」
ニコニコとおっしゃるその姿にけんたさんが「一生乗ります」と誓ったのは言うまでもありません(笑)。

そんな2人の楽しいインタビュー動画がYou Tubeにアップされていますので、皆さんご覧になってくださいね。カンチェラーラが想像もつかない場所に行った話など、田村社長の秘話満載ですよ。

ビデオ画面ネーム:けんたさんが田村社長相手にいろいろ聞いちゃってます!

LINK:トレック
企画制作:FRAME編集部

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WRITTEN BYFRAME編集部

FRAME編集部はロードバイク、MTB、ミニベロ、トライアスリートなど、全員が自転車乗りのメンバーで構成されています。メンテナンスなど役立つ情報から、サイクリングのおすすめのスポット情報、ロードレースの観戦まで、自転車をもっと楽しくするライフスタイル情報をお届けします。 https://jitensha-hoken.jp/blog/

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