サラリーマンローディーのJPTレース参戦奮闘記~ジテツウで練習量を効率的に確保しよう~

こんにちは!サラリーマンローディーの栗栖です。8月はJPTレースがなく練習に専念できる貴重な期間でした。今回は、働きながら練習するにはどのようにすればよいかに焦点をあてて話をしたいと思います。

自転車ロードレースで強くなるためには・・・

私のこれまでの11年間の競技経験から、自転車ロードレースで強くなる方法をご紹介します。あくまで個人的な見識によるところなので、間違っている部分やより良い考え方・方法はあるかと思いますが、何かの参考になれば幸いです。


自転車ロードレースで強くなる方法はとてもシンプルで、あるレベルまでは走れば走るほど強くなることができる競技です。僕が競技を始めたのは大学の頃で、平均して月に2,000~3,000kmくらい乗っていました。トレーニングメニューの知識が全くなかったので、ただ全力で乗り込むだけでしたが、それでもツール・ド・北海道国際大会といったステージレースで安定して完走できるレベルには到達できました(しかし、そこから先のレベルには『練習の質』の壁が待っているのですが・・・)。

いまは私もサラリーマンですので、月に1,500km程度乗れれば良いほうです。限られた時間の中で『練習量』を確保することすら現状では厳しいのですが、今回の記事では、そんな私がいかにして『練習量』を確保しているかをご紹介します。

サラリーマンローディーの平日のタイムスケジュール例をご紹介

まずは建設コンサルタント会社に勤める私の1日のタイムスケジュールの一例をご紹介します。

▲サラリーマンローディーの1日のタイムスケジュール例(平日)
▲サラリーマンローディーの1日のタイムスケジュール例(平日)

これは建設コンサルタント業界でも積極的に行われている水曜NO残デー(原則、定時出社・定時上がり)の日の例です。1日に3.5時間、およそ80kmの練習を行っています。もちろん、日によって項目は変化しますし、残業があれば黄色の枠の時間を削って練習に充てるイメージです。

会社ですから、練習でクタクタになって仕事に手がつかない・・・なんてことはもっての他です。仕事のリズムに影響が少ない方法で継続的に自転車に乗ることが重要となります。そんなときに時間を有効活用できる方法が、上記の赤枠で囲った自転車通勤、いわゆる『ジテツウ』です。

都内でジテツウを行うには・・・


しかし、都内で自転車通勤なんてハードルが高そう・・・と思うかもしれませんが、次の3つの要素をクリアできれば案外ヘッチャラなのです。

  • 停める場所と着替える場所(駐輪場・シャワー・ロッカー・更衣室)
  • 安全なコース
  • 会社の制度

条件1:停める場所と着替える場所

自転車創業が運営する『ペダレスト西新宿』
自転車創業が運営する『ペダレスト西新宿』

まず大前提として、職場あるいはその近くで安全にロードバイクを駐輪できる場所が必要です。また、ウェアで走るため、会社に行く際にはスーツや靴が別途必要になりますが、荷物は最小限にしたいところです。さらに、自転車に乗ると大量に汗をかいてしまうので、そのまま仕事・・・というわけにもいきません。

したがって、ジテツウをするためには、『安心して駐輪できるとともに、シャワーや更衣、スーツや革靴・使ったウェアの保管ができる施設』が理想的といえそうです。しかし、勤め先にそういった施設があれば良いのですが、そんなケースは珍しいと思います。

そこで、都内でオススメなのが、自転車創業さんが運営する『ペダレスト西新宿』です。私も実際に使っているのですが、この施設は屋内駐輪場、シャワー、ロッカーが備わっており、上記の条件をすべてクリアしています。さらに24時間利用可能という点も非常にポイントが高いです。価格も半年契約で月1万円ほどと親切なお値段です。

▲駐輪して会社の準備を行う様子
▲駐輪して会社の準備を行う様子

▲駐輪して会社の準備を行う様子
▲駐輪して会社の準備を行う様子

条件2:安全なコース


二つ目の要素は安全なコースです。理想は道が広く、車や飛び出す歩行者が少なく、信号が少ない道路ですが、そんな道は都心にはなかなかありませんよね。
そこで例えば、多摩方面から都心に向かう場合のおススメルートの一つをご紹介します。

ルートラボ:通勤ルート例

多摩サイクリングロード→世田谷通り(都道3号)→環七通り(都道317号)→方南通り(都道14号)を走るコースは比較的走りやすく安全です。ある程度のスピードで走るのであれば、多少交通量が多くても、沿道からの出入りが少なく車線数の多い道路のほうが安全で走りやすかったりします。

最近では、都内各所で自転車のナビマーク・ナビラインが整備されてきており、以前に比べてずっと走りやすくなりました。自転車走行空間が明示されたことで、自転車が市民権を得たようにも感じます。ただし、交通ルール・マナーは絶対に守るようにしましょう!

▲東京都内で整備が進む自転車ナビライン・ナビマーク
▲東京都内で整備が進む自転車ナビライン・ナビマーク

条件3:会社の制度

三つ目の要素は会社の制度です。サラリーマンである以上、会社から自転車通勤が認められている必要があります。私が勤めるパシフィックコンサルタンツは自転車通勤制度があるので、しっかり活用させてもらっています。

ちなみに、PRになってしまいますが、過去にFRAMEで弊社の制度を取り上げていただいたことがあります。

パシフィックコンサルタンツが自転車通勤制度を導入した理由−交通施策のプロに訊く自転車通勤のいま【前編】

パシフィックコンサルタンツが自転車通勤制度を導入した理由−交通施策のプロに訊く自転車通勤のいま【前編】

ジテツウを通じて運動することは、ローディーの練習のためだけでなく、健康のためにもとても良いことだと思います。皆さんもジテツウで時間を有効活用してみてはいかがでしょうか?

自転車提供:JPスポーツグループ

Y’s Road オンライン アウトレットコーナー

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WRITTEN BY栗栖 嵩

リドレーアンバサダー。昭和63年生まれ。広島県の山間地で生まれ育ち、地元高校を卒業後、北の大地北海道の北見工業大学に進学。サイクリング部に誘われたのが『ロードバイク』との出会いのきっかけ。

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