ロードバイクで甲州をヒルクライム!登山で人気の大菩薩峠へ絶景サイクリング

富士の国やまなし観光ネット「大菩薩峠」というと、聞いたことがあるようなないような...。

大正2年から昭和19年の32年間の長きに渡って新聞小説として掲載された中里介山の『大菩薩峠』という長編小説の舞台となったことで、広くその名前が知られるようになった大菩薩峠。宿命の剣鬼・机竜之助を主人公にした冒険・剣豪小説であり、昭和の大スター片岡千恵蔵主演で映画化もされています。

https://youtu.be/FbmJzflZDuY

南アルプスや富士山の広大な眺めが見えることで、ハイキングにはとても人気があるコースです。実際の大菩薩峠頂上へは徒歩になりますが、ロードバイクでも途中の上日川峠までは行くことができます。

今回はロードバイクで行ける大菩薩峠周辺のコースをご紹介します!

大菩薩峠ってどこ?

大菩薩峠は、山梨県甲州市塩山と北都留郡小菅村の境にある峠になります。

出典:大菩薩観光協会
出典:大菩薩観光協会

実際にロードバイクで行けるのは、上日川峠の頂上までで、アクセスはJR中央本線の塩山駅もしくは、甲斐大和駅からになります。

出典:山梨県甲州市観光協会
出典:山梨県甲州市観光協会

また、ちょっと距離はありますが、奥多摩から青梅街道(大菩薩ライン)を走って上日川峠まで行くこともできます。

〒404-0022 山梨県甲州市塩山上萩原

塩山側の上日川峠は道幅が狭く、登山のための車両の通行が多いので走行に注意してください。また、大雨等によって上日川峠越えの県道が交通規制になる場合があります。
LINK:山梨県道路規制情報

コース紹介

塩山~上日川峠

JR塩山駅から青梅街道を登り、上日川峠まで走る基本のコース。コンビニ等は塩山駅近くの1.6km地点が最後で、以降は自販機や茶屋など補給場所が限られます。

最初は2車線の走りやすい一本道です。塩山から約9km地点の烈石温泉の右折箇所までは、平均勾配約5.5%で、徐々に勾配が上がっていきます。

大菩薩峠の案内板がある角を右折すると、いきなり急勾配が始まります。1km程ですが、平均勾配12%位になります。だんだん、道が狭く見通しが悪いカーブが続くようになってきますので、対向車に注意しながら登りましょう。

右折した箇所から頂上までは約8km程です。距離を示す標識があるので、目安にしながら登ります。時折、川沿いの景色や柳沢峠の風景が目に入ります。頂上付近では、突然左側に視界が開け、山小屋と駐車場が見えてゴールになります。

距離:16.6km
最大標高差:1182m
平均斜度:全体7.1% 上り7.5% 下り1.5%
獲得標高:上り1171m 下り3m

烈石温泉付近の右折箇所

上日川峠の頂上。山小屋の左側には湧水があります。

甲斐大和~上日川峠

上日川峠を甲斐大和駅側から登るコース。補給場所は限られ、距離が長いので、駅前のコンビニを利用しておいた方が無難です。所々一時的に急な勾配はあるものの、全体的には上りやすく、途中には上日川ダムなどの見どころもあります。

距離:20km
最大標高差:996m
平均斜度:全体4.8% 上り6.7% 下り5.9%
獲得標高:上り1070m 下り117m

武田勝頼を祀ったという景徳院の近くの湧水のある休憩所

主な立ち寄り所

ロッヂ長兵衛

上日川峠頂上にある山小屋。休憩場所が少ない上日川峠で、食事・休憩・補給ができます。

出典:山梨県甲州市観光協会

〒404-0022 山梨県甲州市塩山上萩原4783−1
営業時間:9:00~20:00
LINK:ロッヂ長兵衛

大菩薩の森

大菩薩の森
山梨県HP

上日川峠頂上からは、バリアフリー歩道が整備されており、20分程歩くと、富士山と大菩薩湖(上日川ダム)を一望できる展望広場があります。木道なので、スニーカーで行けます。

LINK:山梨県/大菩薩の森

立ち寄り温泉

塩山側と甲斐大和側の気軽に立ち寄れる立ち寄り湯をご紹介します。

やまと天目山温泉 やまと ふれあいやすらぎセンター

やまと天目山温泉 やまと ふれあいやすらぎセンター

〒409-1201 山梨県甲州市大和町木賊517
営業時間:10:00~19:00
定休日:水曜日

甲州市交流保養センター 大菩薩の湯

大菩薩の湯
大菩薩の湯HP

〒404-0026 山梨県甲州市塩山上小田原730-1
営業時間:10:00~21:00
LINK:大菩薩の湯

終わりに

ロードバイクではあまり馴染みがない大菩薩峠ですが、登山では百名山の大菩薩嶺にも通じている人気があるコースです。塩山側からだと緩い勾配と急勾配のコースが組み合わさっているため、パターンの違う登りを楽しめます。急勾配が苦手という方は、烈石温泉で右折せずに柳沢峠まで真っ直ぐ登るのもお勧めです。

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WRITTEN BY猫ちぐら

翻訳会社のDTPオペレータからフリーランスへ。ダイエットのためにママチャリでサイクリングロードを走って自転車にはまる。登りは好きだが下りは嫌いなのが困った所。現在はヒルクライムや山岳系ロングライドでロードバイクを楽しんでいます。

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