
国産タイヤの雄、パナレーサーの人気シリーズ「RACE EVO3」とは
目次
プロ選手からのフィードバックで耐貫通パンク性能を強化
国産タイヤメーカーの雄、パナレーサー。特に人気なのが、ロードバイク用レーシングタイヤ「RACE EVO3」シリーズである。開発にはサポートチームの宇都宮ブリッツェンと那須ブラーゼンが関わっており、選手からのフィードバックをもとに製品化。2015年にリニューアルされた現行モデルの特徴は、先代モデルと比べて耐貫通パンク性能を強化したものとなっている。
天候を問わずに高いグリップ力を発揮するコンパウンドと、耐パンク性能に長けた超高強度の補強材「ProTite」を採用。また、コンパウンドのグリップ性能を最大限まで引き出すために最適化された断面形状を持つ。トレッドパターンは、転がり抵抗の軽減とグリップ力の向上を両立させたスリックタイプと、荒れた路面にも対応したミックスタイプの2種類が用意されている。
RACE EVO3はレースだけでなくロングライドでも実力発揮
テーマは「常に進化し続けるハイバランスレーシングタイヤ」。その実力はレースシーン以外でも証明されており、先日79日間で自転車世界一周のギネス記録を更新したマーク・ボーモント氏の機材(RACE D EVO3)としても活躍した。サイズは28mmのワイドタイヤ。ボーモント氏によれば「このタイヤは摩擦係数が少なく、かつ幅が広くて快適なので、早くライドを終えるのに役立った」とのこと。
それでは「RACE EVO3」のラインナップを見ていこう。
RACE EVO3のラインナップ
■RACE D EVO3(TUBED)

ヨーロッパで人気のあるエンデュランス系タイヤ。荒れた路面や、パンクを避けたいロングライドに対応する耐パンク性能強化タイプだ。耐カット性能にも優れた3Dケーシングのプライに、高い耐貫通パンク強度を誇る「ProTite Belt」を採用。貫通、リム打ち、サイドカットなど、あらゆるパンク要因に威力を発揮する。チューブラータイプあり。
サイズ:700×23C、25C、28C
価格:6,173円(税抜)
■RACE A EVO3(TUBED)
日本で人気のある定番タイヤ。強さと軽さのトータルバランスに優れた、あらゆるレースシーンに対応するオールランダーだ。耐パンク性に長けた「ProTite Shield」を採用し、戦闘力がアップしているモデルだ。チューブラー/チューブレスタイプあり。
サイズ:700×23C、25C、28C
価格:5,410円(税抜)
■RACE L EVO3(TUBED)

ヒルクライムやタイムトライアルなどで威力を発揮する軽量タイプ。トレッド下部に配された耐貫通パンク素材は「ProTite Belt」へと性能アップし、ヒルクライム以外でも日々のトレーニングに適したタイヤだ。
サイズ:700×20C、23C、25C、28C
価格:5,410円(税抜)
■RACE C EVO3(TUBULAR)

荒れた路面に対応するため、昔から愛され続けているミックストレッドパターンを採用。その他「ZSGデュアルコンパウンド」「ProTite Belt」「R’AIRチューブ」といった多機能なテクノロジーが活かされている。世界で最も過酷なレースとして名高い「パリ〜ルーベ」を闘うために26mm幅もラインナップ。
サイズ:700×23C、26C
価格:9,420円(税抜)
LINK:パナレーサー公式
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