「日本一おいしいカツ丼」を求めて、花見川サイクリングロードを走ろう

秋空に惹かれてスポーツバイクを買ってはみたものの、どこを走ろうか?
地元をサイクリングするだけでは飽きてしまった。
せっかくサイクリングをするなら徒歩や電車ではいけないようなお店でランチをしたい!
そんなあなたに朗報が!!!

日本一美味しいカツ丼とも噂されていますが、品質を保つためにマスメディアの取材を受け付けない。
カツ丼の常識を覆す素晴らしすぎるレストランが千葉県千葉市にあるんですよ。
お店の名前は大島屋。(本当は蕎麦屋さんです(^_^;))

がんばって撮影しましたが、写真で美味しさを伝えるのは無理です! (c) Kay Tsuda
がんばって撮影しましたが、写真で美味しさを伝えるのは無理です! (c) Kay Tsuda

渋い佇まいの大島屋((c) Kay Tsuda)
渋い佇まいの大島屋 (c) Kay Tsuda

なんと幸運なことに花見川サイクリングロードからすぐの立地!まるでサイクリストだけが訪れることを許されたような場所に佇んでいます。満足度100%!大島屋のカツ丼を食べに千葉市に行きませんか?

そもそも花見川サイクリングロードってどこ?

花見川は千葉県千葉市の北西部を流れる一級河川。その左岸(下流をみて左側)が途切れることなくサイクリングロードとなっています!
東京駅からも30分ちょっとで到着することができます。ほぼ30km圏内なので、まさに首都圏にあるサイクリングロードという感じ。

東京駅から30km圏というとこんな感じです。((c) Kay Tsuda)
東京駅から30km圏というとこんな感じです。 (c) Kay Tsuda

車に自転車を乗せて行く場合

車で花見川サイクリングロードのスタート地点に来るなら、南側(下流域)に位置する検見川浜または海浜幕張に駐車することをお勧めします。

検見川浜の駐車場

検見川浜であれば、海水浴のシーズンでなければ気軽に駐車できるはず。

検見川浜、無料駐車場もあり。100台以上の駐車スペースがあります。
検見川浜、無料駐車場もあり。100台以上の駐車スペースがあります (c) Kay Tsuda

もし無料駐車場が満車の場合は、道の向かい側にあるヨットハーバーの有料駐車場を利用しましょう。

ヨットハーバーに駐車する場合は1日500円。((c) Kay Tsuda)
ヨットハーバーに駐車する場合は1日500円 (c) Kay Tsuda

海浜幕張の駐車場

隣の海浜幕張駅であれば幕張メッセ、幕張イオンだけでなく、ホテルもたくさんあるので、駐車場が満杯ということはありません。
幕張イオン内にあるサイクルテラスという自転車屋近辺に駐めるプランもご紹介しておきます。

サイクルテラス、大型自転車店です!

電車に自転車を乗せて行く場合

JR京葉線、検見川浜駅をスタート地点にするのが最もアクセスしやすいでしょう。

今回は輪行で。JR京葉線・検見川浜駅からスタートしました((c) Kay Tsuda)
今回は輪行で。JR京葉線・検見川浜駅からスタートしました(c) Kay Tsuda

駅前にはパン屋もあり。朝7:00から開店しています((c) Kay Tsuda)
駅前にはパン屋もあり。朝7:00から開店しています(c) Kay Tsuda

駅から南下すれば1kmくらいで海に出ます((c) Kay Tsuda)
駅から南下すれば1kmくらいで海に出ます(c) Kay Tsuda

花見川サイクリングロードからどうやってお店まで行けばいいの?

まずは全体の地図がこちらです。

では、画像を交えて詳しくご案内しましょう。

スタート地点(検見川浜)

花見川サイクリングロードのスタートはいきなり写真撮影スポットです。

海と自転車((c) Kay Tsuda)
海と自転車 (c) Kay Tsuda

French Bakery Cafeというカフェがスタート地点です。サイクルラックもあります!((c) Kay Tsuda)
French Bakery Cafeというカフェがスタート地点です。サイクルラックもあります! (c) Kay Tsuda

海を左手に進めば、花見川左岸のサイクリングロードになります((c) Kay Tsuda)
海を左手に進めば、花見川左岸のサイクリングロードになります (c) Kay Tsuda

検見川浜から千葉街道(国道14号)高架まで(0km~3.6km)

左岸を進みます。海風が強く南風のことが多いです。ランニングをしている人、釣り道具を持った人もいるので、ペースをあげすぎないようにしましょう。

都会のサイクリングロードという感じです((c) Kay Tsuda)
都会のサイクリングロードという感じです (c) Kay Tsuda

 3.6kmくらい進んだところで分岐。案内に従い右へ((c) Kay Tsuda)
3.6kmくらい進んだところで分岐。案内に従い右へ (c) Kay Tsuda

地下道になります、気をつけて進みましょう((c) Kay Tsuda)
地下道になります、気をつけて進みましょう (c) Kay Tsuda

千葉街道(国道14号)高架から花島公園まで(3.6km~9.6km)

サイクリングロードをひたすら進みます。
花見川サイクリングロードの最大の魅力は景色がどんどんと変わっていくところ。利根川サイクリングロードだと「20km走っても同じ景色」ということがありますが、花見川サイクリングロードは1kmくらい走ると都会から少しずつ自然に入っていく変化を楽しめます。

信号も2箇所あります。((c) Kay Tsuda)
信号も2箇所あります (c) Kay Tsuda

途中休息できる公園もあり((c) Kay Tsuda)
途中休息できる公園もあり (c) Kay Tsuda

いつのまにか自然豊かに((c) Kay Tsuda)
いつのまにか自然豊かに (c) Kay Tsuda

気がつけば森林の中に広がる公園(花島公園)に到着♪((c) Kay Tsuda)
気がつけば森林の中に広がる公園(花島公園)に到着♪ (c) Kay Tsuda

この公園にはバイクラック、自販機、トイレが備え付けられています。ここで、休憩をしている人がかなりいます。

200mほど進むと花島橋((c) Kay Tsuda)
200mほど進むと花島橋 (c) Kay Tsuda

 ここまでで河口から9.8km((c) Kay Tsuda)
ここまでで河口から9.8km (c) Kay Tsuda

花島橋から弁天橋まで

大島屋さんへの道はこの花島橋で花見川サイクリングロードを離れるのですが、この先・終点までのルートの紹介もしますね。
どちらも走りごたえのある魅力的なコースですので、ぜひ走ってみてください。

花島橋から弁天橋まで2つのルートに分岐します。

  1. 誰もいない野趣あふれるオフロードを進む
  2. 迂回路を進む(激坂あり)

ひとりじめのオフロードを進む

ここが首都圏であることを忘れさせてくれるようなサイクリングロードです。オフロードであるためにほとんど人が通らない秘境。オフロード好きには桃源郷とも言えます!

路面は砂利が多いです((c) Kay Tsuda)
路面は砂利が多いです (c) Kay Tsuda

野鳥のさえずりが聞こえる気持ちのいい水辺でしばし佇んでしまいます((c) Kay Tsuda)
野鳥のさえずりが聞こえる気持ちのいい水辺でしばし佇んでしまいます (c) Kay Tsuda

落ち葉を踏む音しかしない贅沢な道を進む((c) Kay Tsuda)
落ち葉を踏む音しかしない贅沢な道を進みます (c) Kay Tsuda

野菜販売もありますw((c) Kay Tsuda)
野菜販売もありますw (c) Kay Tsuda

弁天橋に到着((c) Kay Tsuda)
弁天橋に到着 (c) Kay Tsuda

Schwalbe Kojakというタイヤでここまで来ましたが、いい感じで汚れました
Schwalbe Kojakというタイヤでここまで来ましたが、いい感じで汚れました (c) Kay Tsuda

なお、弁天橋を渡って右折をすると新川サイクリングロードへつながります。

激坂ありの迂回路を進む

ロードバイクの方のほとんどがこちらのルートを選んでいます。

花島橋から坂を登る、100mくらい斜度14%です((c) Kay Tsuda)
花島橋から坂を登る、100mくらい斜度14%です (c) Kay Tsuda

三角町交差点を左へ曲がって北上((c) Kay Tsuda)
三角町交差点を左へ曲がって北上 (c) Kay Tsuda

道なりに進むと左に曲がりながら下り坂になりますので、下り坂途中でお米やさんが見えたら、その先で右折(北上)((c) Kay Tsuda)
道なりに進むと左に曲がりながら下り坂になりますので、下り坂途中でお米やさんが見えたら、その先で右折(北上) (c) Kay Tsuda

途中でまた激坂((c) Kay Tsuda)
途中でまた激坂 (c) Kay Tsuda

ちょっと広めの交差点で左折、国道16号の看板が目印((c) Kay Tsuda)
ちょっと広めの交差点で左折、国道16号の看板が目印 (c) Kay Tsuda

弁天橋に到着((c) Kay Tsuda)
弁天橋に到着 (c) Kay Tsuda

弁天橋からゴールまで

弁天橋から先に進むことはお勧めしません。さらにオフロードが続き、最終的には行き止まりになるだけです。

オフロードが続きます((c) Kay Tsuda)
オフロードが続きます (c) Kay Tsuda

京成線高架とぶつかるところで行き止まり((c) Kay Tsuda)
京成線高架とぶつかるところで行き止まり (c) Kay Tsuda

花見川サイクリングロードから大島屋まで

おっと寄り道はこの辺にして本題に入りましょう。さきほどの花島橋まで戻ります。

三角町交差点を東へ直進します((c) Kay Tsuda)
三角町交差点を東へ直進します (c) Kay Tsuda

千種商店街の中をまっすぐ1kmほど進む((c) Kay Tsuda)
千種商店街の中をまっすぐ1kmほど進む (c) Kay Tsuda

左手に千葉工業大学グラウンドが見えたら左折準備((c) Kay Tsuda)
左手に千葉工業大学グラウンドが見えたら左折準備 (c) Kay Tsuda

犢橋(こてはし)中学校前の交差点左折、千葉工業大学グラウンド沿いに進む((c) Kay Tsuda)
犢橋(こてはし)中学校前の交差点左折、千葉工業大学グラウンド沿いに進む (c) Kay Tsuda

グラウンドが終わったらすぐに斜め右へ進む((c) Kay Tsuda)
グラウンドが終わったらすぐに斜め右へ進む (c) Kay Tsuda

50mほどで大島屋さんに到着です!((c) Kay Tsuda)
50mほどで大島屋さんに到着です! (c) Kay Tsuda

※お店の張り紙で2:30ラストオーダーで3pm終了、夜は7:30ラストオーダーで8pmで終了と記載あり(2017年11月8日現在)

大島屋さんにて日本一のカツ丼とご対面

お店に入った瞬間に「当たり!」と感じさせてくれる趣きが。明るい店員さんが元気よく迎えてくれます。

店内、お客と店員さんの笑い声が絶えない((c) Kay Tsuda)
店内、お客と店員さんの笑い声が絶えない (c) Kay Tsuda

なぞの急須あり((c) Kay Tsuda)
なぞの急須あり (c) Kay Tsuda

メニュー、やはり蕎麦屋さんですね((c) Kay Tsuda)
メニュー、やはり蕎麦屋さんですね (c) Kay Tsuda

現在の店主が3代目となる老舗です。地元民で活気溢れる店内に進みます。
蕎麦屋なのですが、多くの人がカツ丼を味わっています。「蕎麦を注文しないと悪いかな〜」などと遠慮することなくカツ丼を注文しましょう!
サイクリングの汗を店外(またはお手洗い)で拭いているうちにカツ丼が登場します。

これが待望のカツ丼((c) Kay Tsuda)
これが待望のカツ丼 (c) Kay Tsuda

上から見たカツ丼!((c) Kay Tsuda)
上から見たカツ丼! (c) Kay Tsuda

アップで撮影したけれど、もう食べたいです!((c) Kay Tsuda)
アップで撮影したけれど、もう食べたいです! (c) Kay Tsuda

早く食べたいと慌ててシャッターを切ってピントがずれました(涙)((c) Kay Tsuda)
早く食べたいと慌ててシャッターを切ってピントがずれました(涙) (c) Kay Tsuda

この肉厚!親指以上の厚さです((c) Kay Tsuda)
この肉厚!親指以上の厚さです (c) Kay Tsuda

ついに!いただきます!((c) Kay Tsuda)
ついに!いただきます! (c) Kay Tsuda

普通盛りでも大盛りですが、サイクリング後ならばぺろりといけます!((c) Kay Tsuda)
普通盛りでも大盛りですが、サイクリング後ならばぺろりといけます! (c) Kay Tsuda

単純な言葉を使えば、「おいしい」カツ丼です。

食べた瞬間に分厚い肉の絶妙な食感とサクサクとした衣の感触が伝わって来る。そして、タレの旨味が合わさった、まさに日本一と言われても異論がないような味です。
お肉の産地を定めているわけではないようで、その日に最も良い肉を仕入れているとのこと。牛肉にはA5という高いランクのものがありますが、それと同等に位置づけされる豚肉を仕入れているんだそうです。

しかしながら、肉の質の高さだけがこの店のカツ丼を美味しくしている秘訣ではないと思います。
活気溢れる店内、店の人とお客さんの話し声を聞いているだけで、心が和んで来るようなお店。
人気店ですが常連客だけを相手にしているような態度はまったくなく、一見さんが疎外される心配はありません。

私自身も気がつけば会話に巻き込まれてしまう。お店の人とお客の暖かさがカツ丼に最高の味わいをもたらしているのではないでしょうか。
お店を出るとき、厨房の奥からも「ありがとうございました〜」という声が聞こえて来ます。今度訪問するときはぜひ蕎麦も食べてみたいですね。

お店でゆっくりしていたら帰り道は夜道になってしまった((c) Kay Tsuda)
お店でゆっくりしていたら帰り道は夜道になってしまった (c) Kay Tsuda

まとめ

花見川サイクリングロードは

  • ほぼフラットで片道15km
  • 都会から田園風景と景観が変わる
  • 首都圏とは思えない秘境
  • そして日本一のカツ丼、『大島屋』が待っている

大変魅力あふれるコースです。食欲の秋、スポーツの秋、どちらもいっぺんに満たしたい欲張りなサイクリストにおススメです。ぜひ走ってみてくださいね!

Y’s Road オンライン アウトレットコーナー

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WRITTEN BY津田圭

DAHONやTyrellなどの折りたたみ自転車大好き。いつかは千葉県一周をしたいと思うが挫折している。毎週100kmのサイクリングを楽しみながら、ミニベロのカスタマイズに情熱を燃やすブログ『dahondego.com』 を運営中。

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