ロードバイク2018年モデル|値段別おすすめ20選

初めてロードバイクを選ぶ人にとって悩みは多い。ブランド、コンポーネントなどのパーツ類、カラー、サイズ……さまざまな選択肢があり、ひとつに絞るのは難しいだろう。ショップやネットで探しても、数多くの車種が存在し、最終的には価格との勝負となる。

そこで今回は初心者が優しく乗れるのを第一条件に、価格、性能、人気を加味したエントリーグレードのおすすめロードバイクを集めてみた。10万円未満、10万円~15万円、16万円〜20万円、21万円~25万円未満の価格帯カテゴリーに分けて紹介する。

ぜひ、購入の参考にしてもらいたい。

目次

ロードバイクを手軽に挑戦したい人へ − 10万円未満のロードバイク

10万円未満のロードバイクは、軽快車やクロスバイクより速く快適に走れる自転車と捉えるのが正解。レースやロングライドのような使い方よりは、通勤・通学、休日のちょっとした遠出など、基本的に近距離メインにした使い方におすすめの価格帯だ。

GIOS FENICE (ジオス ファニーチェ)

参考価格:88,000円(税抜)

GIOS

しなやかな乗り心地を気軽に味わえるクロモリフレーム。ジオス・ブルーが映える、街乗りに適したモデルである。ツーリングにも最適なジオメトリーを持つ、純イタリアンメイドの一台。時を超え、時代が変わっても、流行に左右されないデザインで、長く乗り続けられるホリゾンタル・フレームが魅力的だ。

SCOTT SPEEDSTER 40(スコット スピードスター40)

SCOTT SPEEDSTER 40

参考価格:89,000円(税抜)

SCOTT JAPAN

人気アルミシリーズ「スピードスター」の末弟。快適性を高めるエンデュランス系のジオメトリーや28Cワイドタイヤの採用、そしてケーブルの内蔵化など、フルモデルチェンジを果たしている。コンポーネントはシマノ・クラリスを搭載。フレーム仕上げには定評があり、美しさを求めるエントリーユーザーにおすすめだ。

MERIDA SCULTURA 100(メリダ スクルトゥーラ100)

MERIDA SCULTURA 100

参考価格:93,900円(税抜)

MERIDA

コラムにまでカーボンを採用したフルカーボンフォークとメリダ自社生産の高品質アルミフレームを組み合わせた「スクルトゥーラ」シリーズのエントリーモデル。シマノ・クラリスによるドライブトレインとメリダのオリジナルパーツを組み合わせ、妥協のない品質と走りを追求。またインターナルケーブルを採用し、見た目もクリーンだ。

RALEIGH CRA Carlton-A(ラレー CRA カールトン-A)

参考価格:98,000円(税抜)

RALEIGH

伝統ある「カールトン」のフルクロモリバイク。最新のシマノ・ソラをコンポーネントに搭載し、クラシカルなデザインの中に現代的な走りができるよう設計されている。オプションにマッドガード、リヤバッグサポーターが用意され、通勤・通学の足から週末のツーリングまで、幅広い用途に使える一台である。

GT GRADE ALLOY SORA(ジーティー グレードアロイ ソラ)

GT GRADE ALLOY SORA(ジーティー グレードアロイ ソラ)
参考価格:98,800円(税抜)

GT BICYCLES

MTBで名が知られているブランド「GT」によるグラベルロード。オンロードからオフロードまで、あらゆる路面に対応する強靭さを持つ。MTBレースの最前線で開発されたテクノロジーを受け継ぎ、23Cから35Cブロックタイヤまで対応。一方、高剛性なフレームはライダーの踏み込みに対してシャープに反応する。また、この価格でディスクブレーキ仕様は心強い。

多くの選択肢が拡がるラインナップ − 10万円~15万円のロードバイク

10万円未満のロードバイクと比べ、フレーム素材やコンポーネントの品質が向上。レースやロングライドも視野に入れることができ、多くの選択肢が拡がる価格帯だ。アルミニウム製が多数を占めるが、中には上位機種に匹敵する性能を持ったフレームがある。

ARAYA EXCELLA Race(アラヤ エクセラ レース)

参考価格:110,000円(税抜)

ARAYA

匠の技が光る国産バイクメーカーのアラヤ。本機は競技機材としてのスペックを備えながら、あらゆるハードルを低く設定している。扱いやすいデザインの軽量アルミフレームやカーボンフォークにより、8kg台なかばの重量を実現。コンポーネントはシマノ・ティアグラを搭載し、様々なシーンで活躍する走りを体験できるだろう。

GIANT CONTEND SL 2(ジャイアント コンテンドSL2)

GIANT CONTEND SL 2(ジャイアント コンテンドSL2)
参考価格:125,000円(税抜)

GIANT

ジャイアントの技術と経験から生まれたエントリー・アルミロード。上級素材「アラックスSL」を使用し、力強いペダリング反応とアルミフレームとは思えないほどの快適な走りを両立している。コンポーネントはシマノ・ティアグラを搭載。また、チューブレスレディタイヤを標準装備しており、普段使いからレースまで幅広く乗ることができるオールラウンド・モデルだ。

CANNONDALE SYNAPSE DISC TIAGRA(キャノンデール シナプスディスク ティアグラ)

CANNONDALE SYNAPSE DISC TIAGRA

参考価格:125,000円(税抜)

CANNONDALE

一日中乗っても疲れ知らずのエンデュランス系ジオメトリー。不快な振動だけを取り除き、ライダーは走ることだけに集中できるフレーム設計となっている。コンポーネントはシマノ・ティアグラを搭載。また、機械式ディスクブレーキを採用し、制動力をアップしている。コストパフォーマンスが高い一台だ。

BASSO MUGELLO(バッソ ムジェロ)

参考価格:128,000円(税抜)

BASSO

軽量トリプルバテッド・アルミフレームにより、ペダリングパワーをダイレクトに推進力へ変換。テーパードヘッドチューブを採用し、コーナーリングの安定性は抜群となっている。操作性に優れたシマノ・ティアグラをメインコンポに使用。本格的なロードバイクの走りを味わえる。タイヤサイズは700×25Cを標準装備。

COLNAGO MONDO2.0 TIAGRA(コルナゴ モンド2.0 ティアグラ)

COLNAGO MONDO2.0 TIAGRA(コルナゴ モンド2.0 ティアグラ)
参考価格:150,000円(税抜)

COLNAGO JAPAN

細身のトップチューブが印象的なモデル。ハイドロフォーミング製法で成形されたフレーム溶接部は、スムースウェルディング加工により美しい仕上がりを見せている。リーチとスタックを基調とした新展開により、細かなサイズ提供が可能となった。豊富な7サイズの日本限定モデルは最小400Sからあり、身長150cm台の人にも無理なく乗車できるのが魅力。

カーボンフレームや憧れのメーカーも見えてくる − 16万円~20万円のロードバイク

ツール・ド・フランスなどプロレースに参戦している憧れのブランドも出てくる価格帯。後半はぎりぎり、いよいよカーボンフレームのモデルも登場する。コンポーネントはシマノ105が主流で、ロードバイクの威力を発揮するラインナップだ。

SPECIALIZED DOLCE ELITE(スペシャライズド ドルチェ エリート)

SPECIALIZED DOLCE ELITE(スペシャライズド ドルチェ エリート)
参考価格:162,000円(税込)

SPECIALIZED

ロード初心者にも、もうワンステップ上がりたい女性にもピッタリなロードバイク。女性専用のエンデュランスジオメトリーで設計されたフレームは、高品質のA1アルミ合金で作られておりペダリングパワーを余すことなく発揮する。またコンポーネントはシマノ・105搭載で隙がない。

FUJI JARI 1.5(フジ ジャリ1.5)

FUJI JARI 1.5(フジ ジャリ1.5)
参考価格:180,000円(税抜)

FUJI

高い運動性能と拡張性が要求されるカテゴリーのアドベンチャーロード。バイクパッキングなどロングツーリングから、アグレッシブな未舗装路での走行を想定したアルミモデルだ。優れたバイクコントロール性や快適性を持ち、前後キャリアの取り付けが可能なマウントも標準装備。コンポーネントはスラム・フォース1Xを搭載している。

ANCHOR RS6 EQUIPE(アンカー RS6エキップ)


参考価格:185,000円(税抜)

ANCHOR

国産メーカーの雄「アンカー」による高品質なモデル。推進力を最大に高める独自の解析技術「プロフォーマット」をアルミ素材に用いて実現している。確かな耐久性に加え、最大限に無駄を削ぎ落した軽量さが抜群のレーシングバイクだ。コンポーネントにはシマノ・105を搭載。将来のDi2電動化へのケーブル・フル内装にも対応している。また35色もの豊富なカラーバリエーションから選べるのも大きな魅力だ。

CINELLI EXPERIENCE Supersonic Grey 105(チネリ イクスピリエンス スーパーソニック グレイ 105)

CINELLI EXPERIENCE Supersonic Grey 105(チネリ イクスピリエンス スーパーソニック グレイ 105)
参考価格:190,000円(税抜)

CINELLI

憧れのブランドとしてよく名が挙げられる「チネリ」だが、20万円以下で購入できるコストパフォーマンスが高いグレードの一台。トリプルバテッド加工のアルミチューブであるコロンバス製「エアプレーン」を採用することで、重量と剛性のバランスを追求している。コンポーネントはシマノ・105を搭載。レースで戦える高いスペックを持つ。

SCOTT ADDICT 30(スコット アディクト30)

SCOTT ADDICT 30(スコット アディクト30)
参考価格:199,000円(税抜)

SCOTT

新たに独自のエンデュランス・ジオメトリー仕様となった「アディクト」シリーズのフルカーボンモデル。アップライトな設計となっており、長時間乗ってもライダーの首や背中にかかる負担を軽減する。素材に「MFカーボン」を採用したフレームは、バランスのとれた走りと快適なポジショニングを提供。コンポーネントはシマノ・ティアグラだ。

本格的にロードバイクに打ち込めるミドルグレード − 21万円~25万円未満のロードバイク

この価格帯になると主役はカーボン・フレーム。本格的ロードバイクに打ち込めるミドルグレードの域に入る。その他、ハイエンドなアルミニウム・モデルも登場。コンポーネントもカンパニョーロ製を採用するモデルがあるなど、高性能なロードバイクが続々と現れてくる。

TREK Emonda SL 5(トレック エモンダSL 5)

TREK Emonda SL 5(トレック エモンダSL 5)
参考価格:213,000円(税抜)

TREK

世界有数のブランド「トレック」の最軽量ロード・ラインナップにおける入門用フルカーボンモデル。速くて軽く、バランスのよい走りや優れたハンドリングを備え、長距離でも信頼できる。コンポーネントはシマノ・105。起伏の多いコースのセンチュリーライド、ヒルクライムやダウンヒルでその性能を発揮するだろう。

DE ROSA FEDE(デローザ フェデ)

デローサフェデ

参考価格:215,000円(税抜)

DE ROSA

いつだって憧れの的な「デローザ」の新たなエントリーモデル。良質なアルミフレームは乗り心地も優しく、そのデザインは初代「アイドル」をモチーフにしたもの。サイズによりコンポーネントとホイールが変わるのが特徴で、前半サイズ(38.5/41)はシマノ・105、後半サイズ(44/47)はカンパニョーロ・ケンタウルを搭載する。

SPECIALIZED TARMAC MEN SPORT(スペシャライズド ターマック メン スポーツ)

SPECIALIZED TARMAC MEN SPORT(スペシャライズド ターマック メン スポーツ)
参考価格:216,000円(税込)

SPECIALIZED

プロ仕様の「S-WORKS」ではないが、そのDNAを受け継いだ「ターマック」の名を冠にしたフルカーボンモデル。耐久性の高いシマノ・105をコンポーネントに採用し、手頃な価格で非常に高パフォーマンスな走りを体験できる。登りでの反応性と下りでの卓越した性能を発揮するジオメトリーを持ち、その乗り味は折り紙付きだ。

BIANCHI IMPULSO ALL ROAD DISC(ビアンキ インプルーソ オールロードディスク)

参考価格:228,000円(税抜)

BIANCHI

2017年モデルでもラインナップされていたアルミ製「インプルーソ・ディスク」だが、2018年モデルからはカラーリングを一新。特徴あるチェレステカラーを全面にあしらい、見た目にも鮮やかだ。コンポーネントにシマノ・105と油圧式ディスクブレーキを搭載。路面からの振動を吸収し、路面との接地感を向上させる「K-VID」技術を採用し、週末のロングライドが待ち遠しくなる。

PINARELLO RAZHA(ピナレロ ラザー)

PINARELLO RAZHA(ピナレロ ラザー)
参考価格:243,000円(税抜)

PINARELLO JAPAN

同社製の上位機種「ドグマ 65.1」直系の最新アシンメトリック・デザインを身にまとったフルカーボンモデル。フロントフォーク&テーパーヘッドセットは、ブレーキ制動時に最大の剛性と安心感を提供する。搭載コンポーネントはシマノ・105。電動コンポにも対応するので、将来のアップグレードも楽しみだ。

まとめ

以上、エントリーモデルを中心に20台紹介したが、お目当てとなるロードバイクは探せただろうか? 選び方に大事なのは目的。レースに挑戦したいのか、ロングライドがしたいのか、あるいは街乗りしたいのか……用途によって価格帯も変わってくる。まずはその点をはっきりさせておこう。

そして、もうひとつ重要なのは「直感」を信じること。デザインやカラーを見て「これが欲しい!」と感じたロードバイクがあったら、それが一期一会。お財布との相談となるが、自分が乗ることをイメージして見た目から選ぶのも大事だ。

安い買い物ではない。しかし手の届かない価格でもない。それがエントリーモデルだ。失敗しないよう、よく見極めてみよう!

TOP画像:PINARELLO JAPAN

Y’s Road オンライン アウトレットコーナー

あわせて読みたい!

アバター画像

WRITTEN BY増渕俊之

出版社勤務を経て、フリーランスの編集/ライター。編著に『これがデザイナーの道』『自転車ファンのためのiPhoneアプリガイド』『岡崎京子の仕事集』がある。現在、編集を手がけた岡崎京子の単行本『レアリティーズ』が発売中。

他の記事も読む

pagetop