ロードバイクで行く「初日の出ライド」スポット11選|首都圏近郊

クリスマスも終わり、今年もあとわずかな日を残すところとなりました。忙しい年末を頑張って乗り切って、新たな気持ちで新年を迎えたいですね。

ところで皆さんは1月1日をどのように迎えていますか?大晦日は夜遅くまで起きているから、元旦はノンビリという方もいるでしょう。でも一年の計は元旦にありと言いますので、せっかくですから初日の出を自転車で見に行ってみませんか?

今回は新年の始まりをロードバイクと共に迎えたい方のために、首都圏近辺の初日の出スポットをご紹介します。

どこに見に行くか?

ここ数年の東京での元旦の日の出時刻はだいたい6時45~50分頃です。あまり離れたところだと、超早起きして何時間も走らなければならず辛いので、1時間程度で行けるところを選ぶのがよいでしょう。

また、場所は見晴らしの良いところがベストですが、日の出前の暗い中を自転車で走行することを考えると、途中に街灯のない峠を通るような山の上は避けるのが無難です。

お勧めは、周囲が開けた海沿い、東側に障害物のない河川敷や高さのある橋、周囲に自転車が置けるような見晴台や展望台などです。

初日の出を見るためには、雲の状態にもよりますが、日の出時刻の前後、少なくとも1時間位は待つことがありますので、近くにトイレがあるところ、できればコンビニ等があると安心です。

水平線上に雲があると、雲の上に太陽が顔を出すのに時間がかかることもあります

初日の出ライド、お勧め装備

冬の1月の日の出前に走りますから、当然寒いです。ただし、いくら寒いと言っても走り始めから帰りまではかなりの温度差がありますので、夜間走行の時とずっと同じウェアでは汗冷えで余計に寒くなることがあります。

コツは臨機応変なレイヤリング

コツは臨機応変なレイヤリング

走り始めは暖かくしていても、身体が暖まってからは上着を脱ぎ、汗をかかないようにしないと、日の出を待っている間に汗冷えしてしまいます。また、日の出前のウェアのままだと、帰るときには暑くなってしまうので、単に厚着するのではなく、ウェアを重ね着して脱ぎ着することで調節できるようにするのがコツです。

日の出を待っている間は特に気温が下がる時間帯なので、上に羽織るものを用意しましょう。ちなみに、ここ数年の私の服装は、耳まで覆える冬用サイクルキャップ、フリース素材のネックウォーマー、ウィンドブレーク素材のジャケット&ビブタイツ、冬用の極暖アンダーウェア、ウールの冬用ソックス、冬用シューズカバー、0度対応の極厚グローブで走り、更に現地で日の出を待っている間にユニクロの軽量ダウンを羽織っています。

耳まで覆えるRaphaのデープウィンターハット

出典:Rapha
耳まで覆えるRaphaの デープウィンターハット

日の出待ちの間は寒くないように防寒はしっかりと!

寒い時のウェア対策はこちらも参考に
寒い冬の対策!凍えないロードバイクウェアの着こなし方
現役サイクリストおすすめ!冬の自転車ウェア・防寒アイテム24個

携帯用使い捨てカイロ

寒い早朝は指先や爪先など身体の末端が特に冷えるので、シューズの爪先に忍ばせたい一品。小さい靴用サイズの他に、普通サイズのカイロを腰など身体に貼っておいても温かいです。

シューズのつま先の上側に入れておくと足先が暖かい

小さく携行できる軽量ダウン

日の出待ちの間にさっと羽織るのに便利。畳めば小さくなるので気軽に持っていくことができます。

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暗い中でも明るい前照灯

街灯があまりない暗い場所(川沿いのサイクリングロードなど)を走るときは、他にも日の出を見にいく歩行者や自転車に乗った人などがいるので、前を照らす光量の多いライトは必携です。

約800ルーメンの小型・軽量ライト、キャットアイ VOLT800
約800ルーメンの小型・軽量ライト、キャットアイ VOLT800
出典:CATEYE

ライトの参考にこちらの記事もどうぞ
元自転車屋が解説する、ロードバイクのライトの選び方とおすすめ8つ

また、不要な事故を避けるためにも、視認性のよい目立つ色のウェアや蛍光色、反射素材をあしらった小物などを身につけて、周りから認識されやすくしましょう。

反射素材が使われているBuff

関東近辺の初日の出お勧めスポット

城南島海浜公園(東京都大田区)

東京都大田区城南島にある都内唯一のオートキャンプ場を有する公園です。公園にある人工浜の前はさえぎるものがない海が広がり、朝日が水平線上に顔を出す様子を眺めることができます。
元旦は早朝に開園され、朝6時から城南島海浜公園「つばさ浜」に入場できます。また羽田空港からの初日の出フライトや、東京湾からの初日の出クルーズも見ることができます。

つばさ浜からの初日の出

つばさ浜からの初日の出
出典:東京港南部地区海上公園ガイド「城南島海浜公園」
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新木場緑道公園(東京都江東区)

新木場から東京ヘリポートまでサイクリングリードがある海沿いの細長い公園。夢の島公園のサイクリングロードからもアクセスできます。

お勧めの日の出スポットは東京ヘリポートに近い公園の先端部分です。対岸には葛西臨海公園の大観覧車や東京ディズニーランドのホテル、また南側には東京ゲートブリッジを望むことができます。

対岸には葛西臨海公園の大観覧車が見える

水平線から顔を出す初日の出

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葛西臨海公園(東京都江戸川区)

荒サイからも江戸サイからもアクセスできる初日の出の定番スポット。葛西海浜公園では、1月1日の元日に限り、早朝6時から開園しています。

公園が広いため、人が多くても混雑で見えないということがありません。東京ディズニーランドのシンデレラ城の横から昇る初日の出が見られることでも人気があります。

葛西臨海公園からの初日の出
葛西臨海公園からの初日の出
出典:葛西海浜公園

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若洲海浜公園(東京都江東区)

東京都江東区にある公園。公園の中央はゴルフ場で、周りに展望台や人工磯、キャンプ場、全長約6kmのサイクリングロードなどがあります。海沿いのサイクリングロードからは、東京ディズニーリゾートや葛西臨海公園、東京ゲートブリッジなどの景色を楽しむことができます。

ゲートブリッジ側からは富士山が見えることもあります
ゲートブリッジ側からは富士山が見えることもあります
出典:海上公園ナビ 若洲海浜公園&江東区立若洲公園

若洲海浜公園からの日の出

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古代蓮の里(埼玉県行田市)

ドラマ「陸王」の舞台となった埼玉県行田市にある蓮の花を中心とした公園。蓮の花の時期だけでなく、田んぼアートや、藁で作った「巨大な藁アート」、イルミネーションなどが楽しめます。

元旦には公園内にある「古代蓮会館」は早朝から開館し、高さ50メートルの展望室で、初日の出を見ることができます。(入場制限あり。先着70名、受付時に整理券配布)

●日時 平成30年1月1日(月)元旦 6:00~9:00(入館受付8:30まで)
●入場料 大人400円/小人200円/就学前の児童無料

・ご来光の時間帯のみ、展望室への入場制限有り(先着70名に受付時に整理券を配布予定)
・お楽しみ抽選会、記念品プレゼント有り(就学前の児童は除く)
・館内休憩所では、おしるこ等のサービスや福袋の販売有り。

詳しくは、「古代蓮会館迎春企画 タワーからみんなで見よう!『初日の出』」をご覧ください。

2016年の藁アートはドラクエ

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三浦海岸(神奈川県三浦市)

定番の初日の出スポットとして人気のある三浦海岸では、午前5時30分頃から三浦の野菜や魚を使った「陣屋汁」のサービスや陣屋太鼓の演奏、みかん投げのイベントが行われます。大変混雑が予想されるので、通行車両に注意し、早めに行った方がよいでしょう。

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城ケ島公園(神奈川県三浦市)

三浦半島の最南端にある島で、この島の東半分に県立城ケ島公園があります。公園からは、房総半島から相模湾、伊豆大島、伊豆半島などが眺められます。当日は城ヶ島灯台商店街入口駐車場で生ワカメの味噌汁のサービスがあります。

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サザンビーチちがさき(神奈川県茅ケ崎市)

茅ヶ崎といえばサザンビーチ。「茅ヶ崎サザンC」で有名ですね。えぼし岩と江の島の間から初日の出が見られます。

茅ヶ崎サザンCと初日の出のショットは撮ってみたい

サザンビーチちがさきの初日の出
サザンビーチからの初日の出
出典:ちがさきナビ

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御幸の浜海岸(神奈川県小田原市)

小田原駅近くの美幸の浜海岸からは、三浦半島や房総半島、大島を眺めることができます。元旦には小田原水泳協会の会員が寒中の海に入り、海の安全と健康を祈願する「小田原元旦初泳ぎ」が開催されます。(見学自由)

小田原元旦初泳ぎの様子
小田原元旦初泳ぎの様子
出典:おだわらNAVI

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関宿城(千葉県野田市)

江戸川サイクリングロードの終点にある関宿城。事前申込制ですが、元旦には併設される博物館4階の展望室から初日の出を見ることができます。展望室のために四方を眺めることができ、富士山や日光連山、筑波山などが眺められます。

関宿城

日時:平成30年1月1日 午前6:30~7:30
定員:40名
参加費:入館料 一般200円、高・大生100円
申し込み方法:開催日の一か月前から電話受付(事前申込制)

LINK:千葉県立関宿城博物館「関宿城で初日の出をみよう」

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犬吠埼(千葉県銚子市)

日本で一番早く初日の出を見ることができる銚子市。その最東端にある犬吠崎では、太平洋の雄大な眺めと白い波頭を見ることができます。銚子までは遠いですが、JR東日本と銚子電鉄が初日の出用に臨時特急を運行していますので、ぜひ一考してみてはいかがでしょうか?
LINK:銚子電気鉄道「2018 元旦は、日本一早い初日の出を見に銚子へ行こう!」

君ヶ浜から犬吠崎灯台を望む

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おわりに

首都圏周辺の初日の出スポットをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?ここ数年元旦の天気はよくて幸いにも初日の出を見ることができています。天気予報は晴れでも、雲が微妙に海にかかって水平線上に太陽が見えないこともありますが、それでも元旦の朝をロードバイクで始めると気が引き締まります。みなさんがすてきな新年のスタートを過ごせますように。

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WRITTEN BY猫ちぐら

翻訳会社のDTPオペレータからフリーランスへ。ダイエットのためにママチャリでサイクリングロードを走って自転車にはまる。登りは好きだが下りは嫌いなのが困った所。現在はヒルクライムや山岳系ロングライドでロードバイクを楽しんでいます。

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