【2018最新】ロードバイクFACTOR(ファクター)のハイエンドモデル3選
date : 2018.01.16 update : 2018.01.17

きれいな水色のフレームカラーが印象的なFACTORのバイク。2017年のツール・ド・フランスではAG2R La Mondiale(アージェードゥーゼール・ラ・モンディアル)がチームバイクとして採用したこともあり、数多くの有名なメーカーのロードバイクに混じってツールで活躍する姿は、まだ記憶に新しい方が多いのではないかと思います。今回はまだ日本には馴染みの薄いFACTORのロードバイクをご紹介します。

FACTORとはどんなメーカー?

FACTOR
出典:Factor Bikes Facebook

FACTOR BIKES(ファクター バイクス)、通称FACTORはイギリスのメーカーで、2007年にレーシングカーや航空宇宙産業に携わっていたエンジニアリング会社「bf1 systems」から誕生しました。

創業してからまだ10年程しか経っていない新興のメーカーですが、同社の持つ工学技術で、革新、スピード、高性能にこだわったモデルを開発しています。自社工場を所有しているため、ジオメトリ、フレームの形状、ファイバーの選択、レイアップなど、設計してからすぐにプロトタイプに反映することが強みです。

2009年にはその工学技術を投入して、革新性、スピード、高性能にこだわって開発された「Factor001」(ファクター001)を発表。これをベースにアストンマーティンとコラボレーションした世界限定77台の「One-77 Cycle」(ワン77サイクル)も製造、その価格はおよそ460万円!自転車ファンの度肝を抜く展開で話題をさらいました。

約460万円のアストンマーティンとのコラボバイク・One-77 Cycle
▲約460万円のアストンマーティンとのコラボバイク・One-77 Cycle
出典:Factor Bikes

2013年には現行モデルの基準となった「Vis Vires」、翌2014年には、現行モデルの「One」、「One-S」、「O2」の開発が始められ、2017年にはフランスのUCIプロチーム「AG2R La Mondiale」(アージェードゥーゼール・ラ・モンディアル)がチームバイクとして採用し、ツール・ド・フランスでもFACTORのバイクを目にするようになりました。

FACTORのオーナーは過去にツール・ド・フランスのグリーンジャージを着たバーデン・クック。またテストライダーには、グランツールで活躍してリーダージャージを着たデイビッド・ミラーが携わっていて、バイク開発の一助を担っています。

FACTORで活躍する選手たち

FACTORは2017年からフランスのUCIプロチーム、アージェードゥーゼールに機材供給しています。

ずらりと並ぶアージェードゥーゼールのチームバイク。
ずらりと並ぶアージェードゥーゼールのチームバイク。手前はロマン・バルデのもの。
出典:Factor Bikes公式ツイッター

アージェードゥーゼールは2017年のツール・ド・フランスでチーム総合2位。
所属するロマン・バルデは第12ステージでステージ優勝、個人総合順位では3位。同じくチームメイトのピエール・ラトゥールは第3ステージにてマイヨブランを獲得しています。
また、2017年のロード世界選手権U23ロードレースでは、やはりアージェードゥーゼールに所属しているフランスのブノワ・コズネフロワが優勝しています。


▲ツール・ド・フランス個人総合3位のバルデ


▲ロード世界選手権2017男子U23ロードレースで優勝したブノワ・コズネフロワ(フランス)

FACTORのテクノロジーとバイク紹介

現在、FACTORが日本で展開しているモデルは3モデル。いずれもハイエンドモデルであり、プロユースの性能を持つバイクのため価格帯はかなり高めで、レースなどで本格的なバイクをお探しの方向けになります。

ONE

ONE

FACTOR ONE(AG2Rブルー)
フレームセット:590,000円(税別)
Dura-Ace Di2完成車:1,320,000円(税別)、ホイール(Black inc fifty クリンチャー)、サドル(fi’zi:k Arione R1 carbon サドル)付属
カラー:ターコイズ、ブラック、AG2Rブルー
フレームサイズ:51/54/56/58/61
出典:FACTOR BIKES

フェラーリ、アストンマーティン、ランボルギーニなどのレーシングカーの空気力学の技術提供から生まれたエアロレーシングバイクです。剛性を犠牲にすることなく、エアロダイナミック性能を向上させるために、ステム一体型ハンドルとフォークにOTIS(One Total Integration System)を採用しています。

OTISフォークと専用ハンドル
▲OTISフォークと専用ハンドル 出典:TRISPORTS

ONEに付属のOTISフォークとステム&ハンドルはそれぞれの長さが用意されており、適合条件によって変更が可能です。

FACTOR独特の二股に分かれたダウンチューブ、Twin Vane(ツインヴェイン)
▲FACTOR独特の二股に分かれたダウンチューブ、Twin Vane(ツインヴェイン)
出典:TRISPORTS

一目でFACTORと分かる大胆な加工は、前輪からの空気を逃がして乱流を防ぐことにより剛性と乗り心地を向上させています。
なお、フレームセットにはceramic speed社製のBB386-24が付属しています。

フレームセットを前側から見たところ
▲フレームセットを前側から見たところ 出典:TRISPORTS

ONE-S

FACTOR ONE-S(ブラック)

FACTOR ONE-S(ブラック)
フレームセット:540,000円(税別) ※ステム、ハンドルは付属していません。
Dura-Ace Di2完成車:1,200,000円(税別)、ホイール(Black inc fifty クリンチャー)、サドル(fi’zi:k Arione R1 carbon サドル)付属
カラー:ブラック、AG2Rブルー、ブルー(在庫限り)、レッド(在庫限り)
フレームサイズ:51/54/56/58/61
出典:FACTOR BIKES

前述のONEと同様の卓越した空力性能を持った、軽量と剛性のバランスに優れているレーシングバイクです。二股に分かれたTwin Vaneダウンチューブを採用し、フォークにはOTISフォークと同等の空力性能を持つShankフォークを採用しています。また、フレームセットにはceramic speed社製のBB386-24が付属しています。

OTISフォークと同等の空力性能を持つShankフォーク
出典:TRISPORTS
OTISフォークと同等の空力性能を持つShankフォーク

O2

FACTOR O2(ターコイズ)

FACTOR O2(ターコイズ)
フレームセット:540,000円(税別)
フレームセット(Disc):550,000円(税別)
Dura-Ace Di2完成車:1,200,000円(税別)
Dura-Ace Di2完成車(Disc):1,210,000円(税別)
※完成車には、ホイールBlack inc Thirty クリンチャー)、サドル(fi’zi:k Arione R1 carbon サドル)付属
カラー:ブラック、ターコイズ、AG2Rブルー、レッド(在庫限り)
フレームサイズ:46/49/52/54/56/58/61
出典:FACTOR BIKES

フレームが740gと軽量ながら、オールラウンドに活躍するレーシングバイクです。UCIプロチームのアージェードゥーゼールがメインバイクとして使用しています。

BlackInc社のステム一体型ハンドル、AERO Svelteフォークを採用することで、軽量ながらも空力性能の向上を実現しています。セラミックスピード社のBBが付属し、ディスクブレーキ対応フレームも用意されています。

BlackInc社のステム一体型ハンドル
BlackInc社のステム一体型ハンドル
出典:TRISPORTS

おわりに

FACTORのロードバイクはいかがでしょうか?まだまだ日本では馴染みが少ないですが、アージェードゥーゼールの活躍と共に人気が出そうな予感がします。FACTORのバイクについては、日本販売代理店であるトライスポーツの取扱いショップにお問い合わせください。

TOP画像出典:Equipe cycliste AG2R LA MONDIALE FACEBOOK


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Written by 猫ちぐら

翻訳会社のDTPオペレータからフリーランスへ。ダイエットのためにママチャリでサイクリングロードを走って自転車にはまる。登りは好きだが下りは嫌いなのが困った所。現在はヒルクライムや山岳系ロングライドでロードバイクを楽しんでいます。