360度の絶景・瀬戸内海がグルリと見渡せる倉橋島のヒルクライムスポット

瀬戸内の島々はヒルクライム好きには最高だ

凍結した岩肌の清水
▲凍結した岩肌の清水

広島で生まれた僕は瀬戸内海に不満がありました。
その不満とは「やたらと島が多く景色がさえぎられ、水平線が見えない」
生まれてはじめて日本海を見た時は「これぞ海 THE 海。こういう場所でこそ海に向かって『〇〇ちゃん好きだーーー』って叫ぶんじゃないかろうか」と思ったのです。

もちろん瀬戸内海で叫んでもいいけど、なんか違う。サイクルジャージを着て、ママチャリ乗るみたいな違和感があります。その不満は大人になっても少なからず続いてたんですけど、ロードバイクに乗り、島を走ったりヒルクライムするようになり全てが変わりました。

瀬戸内海に点在する島は「走れて登れて、景色もサイコー」

今回はそんな気持ちを強くさせてくれる瀬戸内海の絶景ポイントを紹介させてもらいます。
その場所は倉橋島にある火山(ちなみに火山と書いて、ヒヤマと読みます)。

倉橋島の絶景スポット「火山」ヒルクライムへ

倉橋島まではフェリーで
▲倉橋島まではフェリーで

倉橋島までのアクセス

倉橋島は以前の記事「地元広島民おすすめ!江田島サイクリングの絶景・ヒルクライムとグルメ」で紹介させて頂いた江田島と橋で繋がっているので、宇品港から江田島の三高港行きのフェリーで行きます。片道が大人1名680円で自転車の料金はサイクルーズパスという券を窓口で貰うと無料です。


▲今回のルート

乗船時間は40分程度。フェリーに乗ってから、ローディー仲間と近況報告したりその日ルートの話をする時間が何気に楽しいのです(テーブルは散らかってますが・・・)。

山高港からのヒルクライムスタート地点までのルート

三高港から江田島方面へ向かいます
▲三高港から江田島方面へ向かいます

三高港でフェリーを降りたら、左折して江田島方面にロードバイクを走らせます。サイクリスト用に道路にブルーラインがひいてあり、目的地までの距離表示があるのでひと目で分かり便利です。

江田島市役所前の交差点
▲江田島市役所前の交差点

三高港から約5kmほど走ると江田島市役所の看板が出てきます。この交差点を右折して
487号線を道なりに約10km走ると、江田島と倉橋島をつなぐ早瀬大橋に。

早瀬大橋のたもと
▲早瀬大橋のたもと

早瀬大橋を渡る手前に橋をバックに撮影ができるポイントがあり、三高港から15kmほど走っているのでここで小休憩。ガードレールのすぐ下はエメラルドグリーンの海が(美化しすぎな表現かも)広がっています。広大な日本海や太平洋に飽きてきた人はぜひどうぞ(笑)。

火山への案内看板
▲火山への案内看板

早瀬大橋を渡って降り口の交差点を左折し、海沿いの道を約4kmほど走ると火山遊歩道と
いう看板が出てくるので、目の前の信号を左折します。交差点の少し先にホームセンターの
コメリと商店があり、ヒルクライム前の水分や軽食などの補給はこのコメリでしておきまましょう。

この先からヒルクライムスタートがスタートします。

絶景ポイント・火山展望駐車場への12%がキツイ

さらなるヒルクライムへの道標
▲さらなるヒルクライムへの道標

道幅もあり舗装されている平均斜度7%を2kmほど登れば、火山展望駐車場の案内標識が見えてきます。ここから斜度がグッとキツくなり、平均斜度12%の坂道が1.5km続きます。 

正月休みの不摂生と先週から押し寄せている寒波で身体が思うように動かず
「足をつけ~ 足をつけ~ 足をついてしまおう~」
と囁きが聞こえる(と言うか自分で実際に言ってます)。

半分ぐらい登ったところで、左手に急に景色が開けます。

早瀬大橋が彼方に
▲早瀬大橋が彼方に

ここで「ゴーーーール」って言いって帰りそうになるぐらい美しいです。「写真、写真」と言いながら速攻で足をついてヒルクライム一旦終了。ふと右側前方の壁を見ると「ここ温暖な瀬戸内海だよね??」って居場所を疑うような氷壁モドキ。

速攻でインスタ映えの準備
▲速攻でインスタ映えの準備

knogのライトと氷柱(つらら)でライトセーバー
▲knogのライトと氷柱(つらら)でライトセーバー

しっかりSNSにアピールする写真を撮り終えたら、残り半分のヒルクライムを開始します。駐車場がヒルクライムのゴールになるのですが、手前200メートルほどの坂はさらに車道がきつくなり・・・泣ける。

駐車場から山頂までは自転車で登ることが出来ないので、駐車場に自転車を置いておくか、自転車を担いでで登れば5分ぐらいで山頂なのですが、担いで登るのは全くオススメしません、と断言しておきます。

登山も結構なヒルクライム
▲登山も結構なヒルクライム

翌日はガチで足とかよりも肩が痛かった。山頂にはどこから持ってきたの?っていうような巨岩がありその上から360度瀬戸内海が見渡せます。ビンディングシューズだと危ないので岩の上に登る時は脱ぎましょう。

岩の上は結構な強風が
▲岩の上は結構な強風が

岩場から
▲岩場から

岩場からの景色、別方向
▲岩場からの景色、別方向

この日は曇ったり晴れたりの天気だったのですが、晴れていればバッチリ四国まで見えます。荷物になるけど弁当を持ってあがって食べればよかったと後悔。ベストショットが撮れないものかとワイワイやってたら、30分以上は山頂にいました。これだけ景色が美しいと本当に飽きないものです。

火山ヒルクライム後のおすすめランチスポット

登ったら後は下るだけ、ほとんど車とすれ違うこともないので快適です。ここらでお昼ごはんにしましょうか。

全国でも珍しいオリーブの6次化複合施設
▲全国でも珍しいオリーブの6次化複合施設

行きと同じ道を戻り、早瀬大橋を江田島側へ降りて1kmほど走り、大君交差点を右折したところにある江田島オリーブファクトリーで昼食にします。

なんでも瀬戸内海に面した広島の島しょ部は地中海と気候が似ているらしく、オリーブの栽培に適してるそうです。

ガーリックパンを頼むと供されたオリーブオイル
▲ガーリックパンを頼むと供されたオリーブオイル

3種類のオリーブオイルが出てきたのですが、特に1番右の広島産の唐辛子を加えたオリーブオイルが美味しかった。

マルゲリータ1300円 色んなオイルをかけて食べると更に美味しい
▲マルゲリータ1300円 色んなオイルをかけて食べると更に美味しい

オリーブファクトリーの中にはショップも併設されており、前述のオリーブなどのお土産も購入出来ます。結構な値段しますが、本当に美味しかったです。

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フェリーを使わず呉まで自走もできる

見えにくいですが、腰のスピーカーから音楽を流すとテンションUP
▲見えにくいですが、腰のスピーカーから音楽を流すとテンションUP

今回のライドは、行きと帰りを同じ道を走って50km強のライドコース。倉橋島から呉に向かって走れば、橋がつながっているので広島市内まで自走で帰ることも可能です。まだまだ走りどころや見どころの多い広島の島しょ部を今後も紹介していきます。

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WRITTEN BYマキタセイゴ

クロモリロードバイクで広島を疾走中の40代ライダー 速くは走れませんが楽しくは走れます。 ブログリンク:ゆるい運動おもにロードバイクのブログ

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