ブリヂストンサイクルといえば、普段自転車に乗らない人でも名前を聞けばわかるほど有名な国産自転車メーカーだ。ロードバイクを手掛ける本格派であるのに、初心者もはいりやすいクロスバイクのラインナップの豊富さは、さすがブリヂストンである。スポーティながら街乗りでも違和感のないデザインや、日本人の体型にあわせたサイズ展開など、国内ブランドならではの魅力がつまっている。そんなブリヂストンの2018年最新クロスバイクを紹介していこう。

ブリヂストンサイクルとは


ブリヂストンサイクルとは 出典:ブリヂストン アンカーWEBサイト

1949年に設立された国産自転車の雄・ブリヂストンサイクル。アンカーに代表されるロードバイクをはじめ、軽快車からミニベロまで、幅広いジャンルの自転車作りを行なっているメーカーである。国産らしく日本人の体格に合った自転車を生産し、日本のものつくり技術の集結とも言える高い性能に定評がある。

点灯虫やダブルロックシステムはブリヂストン開発


ベルトドライブシステム、暗所でライトが自動的に発光する点灯虫、後輪錠とハンドルのダブルロックシステムなど、独自の性能を搭載した自転車を多数開発。

後輪をロックするとハンドルも同時にロック(ダブルロックシステム)
▲後輪をロックするとハンドルも同時にロック(ダブルロックシステム)

70年代には児童向け自転車に天地真理やアグネス・チャンなど当時のアイドルをイメージキャラクターに起用したタイアップ・シリーズを企画し、子供たちの人気を博した。

国内外レースへの参戦や競輪用フレームまで手掛ける


【Jプロツアー2018 開幕戦】少数精鋭で臨んだチーム ブリヂストン ▲【Jプロツアー2018 開幕戦】少数精鋭で臨んだチーム ブリヂストン
出典:TEAM BRIDGESTONE Cycling

1964年には自転車競技部を発足。2017年に「ブリヂストンアンカーサイクリングチーム」から改称され、現在は「TEAM BRIDGESTONE Cycling」として国内外のレースで活躍中だ。
また、ブリヂストンアンカーのブランドで競輪用のフレームも製造している。

チーム ブリヂストン サイクリングは、東京2020オリンピックでの金メダルを目指す ▲チーム ブリヂストン サイクリングは、東京2020オリンピックでの金メダルを目指す
出典:TEAM BRIDGESTONE Cycling

BRIDGESTONE(ブリヂストン)クロスバイク2018年モデル


街乗りからプロレーシングの世界まで躍動するブリヂストン。
街乗りからプロレーシングの世界まで躍動するブリヂストン。クロスバイクもしっかりそろっている。今回はそのラインナップを見ていこう。

TBI


T.Xネオンライム(ツヤ消しカラー)
▲T.Xネオンライム(ツヤ消しカラー)

学生向けの通学に適したクロスバイク。日々の走りに重要な耐久性が高い一台だ。タイヤは内側をなめらかにしてチューブの摩擦を防ぐチューブガード構造に加え、低圧使用時でもサイド面がひび割れしにくい特性を持つ。ライトはバートップに取り付けられたハブダイナモ発電式。また、泥除けも配している。

価格:46.800円(税抜)
カラー:E.Xブラック、T.Xマットグレー、P.Xスノーホワイト、F.Xピュアレッド、T.Xネオンライム
サイズ:420、480mm

マークローザ 7H


E.Xノーブルネイビー
▲E.Xノーブルネイビー

「自由と、おしゃれと、ブリヂストン」をキャッチコピーに展開されているアーバンバイクシリーズ「グリーンレーベル」の一台。ホリゾンタルフレームが街になじむデザインで、使い勝手が抜群にいいモデルだ。ライトは上下ふたつのLEDで、手前から前方までムラなく幅広く照らすことができる。長時間ペダリングしても疲れを感じることなく、お尻に優しく快適に走行できるクッションサドルを装備。また、機能的にもデザインにもこだわったワイヤードショートケースを採用している。

価格:47,800円(税抜)
コンポーネント:シマノ・ターニー
カラー:T.Xクロツヤケシ、E.Xノーブルネイビー、E.Xコバルトグリーン
サイズ:520mm

シルヴァ F24


F.Xソリッドブルー
▲F.Xソリッドブルー

上記同様「グリーンレーベル」の一台。街中をガンガン走り倒せるように、タイヤはパンクガード式を採用している。また、スポーツバイクのサドルを普段使いしやすく開発。安定感を向上させながら、くびれ部分をすっきり細くし、太ももと洋服が摩擦しにくくしている。ペダルは、より足にフィットするノンスリップ型。路面の中央に向かって窪んだ形状と滑り止め樹脂により、クランクを回す踏み込んだ力を効率的に伝える。

価格:52,800円(税抜)
コンポーネント:シマノ・アルタス
カラー:マット&グロスブラック、マット&グロスホワイト、E.Xコバルトグリーン、E.Xヨークオレンジ、F.Xソリッドブルー
サイズ:390、440、480、540mm

シルヴァFR16


マット & グロスブラック
▲マット & グロスブラック

上記同様「グリーンレーベル」の一台。スポーツバイクに乗りたいが、いきなりドロップハンドルは不安という人に向けたエントリーモデルだ。そのため専用ドロップハンドル化キットがオプションにあり、乗り馴れたなら換装可能。また、エルゴノミックサドル* と踏み外しが少ないペダルを標準装備している。

価格:76,800円(税抜)
コンポーネント:シマノ・クラリス
カラー:マット&グロスブラック、E.Xコバルトグリーン、F.Xソリッドブルー
サイズ:390、440、490、540mm

*)エルゴノミックシリーズ:人間が可能な限り自然な動きや状態で使えるように設計、デザインされたシリーズ

オルディナ F8B


T.レトログレージュ(ツヤ消しカラー)
▲T.レトログレージュ(ツヤ消しカラー)

軽快な走りと毎日の使いやすさを目指した「グリーンレーベル」のベルトドライブ搭載スポーツバイク。裾汚れしないカーボンベルトで、8mm歯ピッチの採用によりクランクの小型・軽量化を実現している。ハンドルグリップは握りやすくて柔らかく、手のひらにフィットするデザインで操作性を高めたエルゴノミック・タイプ。

価格:94,800円(税抜)
カラー:T.Oマットブラック、T.マットホワイト、T.レトログレージュ
サイズ:480mm

オルディナ F5B


E.Xリバーブルー
▲E.Xリバーブルー

メンテナンスの手間いらずで気軽に使える通勤・通学用クロスバイク。油で服が汚れず、チェーンのように外れる心配なしのカーボンソリッドドライブを採用している。内装5段ギヤは雨や汚れにも強い。また英式バルブで、シティサイクルと同じ空気入れの使用が可能だ。ワイヤー錠より手間をかけず素早くロックできるサークル錠を標準装備。

価格:57,800円(税抜)
カラー:T.Xクロツヤケシ、E.Xホワイト、E.Xリバーブルー、E.Xコバルトグリーン
サイズ:480mm

クエロ 700F


E.Xビターブラウン
▲E.Xビターブラウン

クロモリ&ホリゾンタルフレームの「グリーンレーベル」クラシカルテイスト。グリップと鋲付きサドルにブラウンのレザーテイスト素材を用いている。また、シフトレバーやカンチブレーキ、ギヤガードやペダルなど、細部のパーツまでこだわりのレトロ風味が魅力的だ。

価格:55,800円(税抜)
コンポーネント:シマノ・クラリス
カラー:E.Xビターブラウン、E.Xモダンブルー、E.Xコバルトグリーン
サイズ:540mm

クエロ 650F


E.XHブルーグレー
▲E.XHブルーグレー

上記「700F」同様、細部にまでこだわったレトロデザインの一台。女性でも乗れるサイズのホリゾンタルフレームだ。音色がきれいな真鍮ベル、タイヤの側面をアメ色に加工したアメサイドなど、クラシカルテイストが十分に備えられている。

価格:55,800円(税抜)
コンポーネント:シマノ・クラリス
カラー:E.Xクリームアイボリー、E.XHブルーグレー
サイズ:480mm

リアルストリーム(電動アシスト自転車)


T.スノーシルバー
▲T.スノーシルバー(新色)

最後に紹介しておきたいのが、電動アシスト式のスポーツバイク「リアルストリーム」だ。2018年3月14日に新モデルが発表されたばかりで、スポーティなデザインながら、機能性・安全性も重視された注目株。新モデルではこれまでの「T.クロツヤケシ」「F.ソリッドオレンジ」の2色に、新色の「T.スノーシルバー」が加わった3色展開となる。
1充電あたりの走行距離目安はエコモードで90km、オートモードで71km、パワーモードで60kmとなっている。バッテリーは15.4Ahで充電時間は約4.0時間。液晶マルチファンクションメーターを装備し、アシスト走行可能距離やバッテリー残量、消費カロリーなどを表示する。また車速センサーによりドライブユニットがギヤとスピードを感知。8つのギヤに合わせて最大限にアシスト力を発揮する。雨の日でも安心なディスクブレーキ、段差に強いサスペンションを搭載。
2018年モデルの発売日は4月中旬予定だ。

価格:155,800円(税抜)
カラー: T.クロツヤケシ、F.ソリッドオレンジ、T.スノーシルバー
タイヤサイズ:26×1.5

自転車の「選びにくさ」はもう過去のもの


単なるクロスバイクではなく、電動式からレトロデザインの幅を持つブリヂストンのラインナップ。日々の通勤・通学目的からワークアウトまで対応する自転車をそろえ、バイク作りに新たなアイデアを加えて成長させている。それは決して突拍子がないものではない。ただ実直に走りのパフォーマンスを向上させて、乗り心地の快適性を追求しているのが特徴的だ。

自転車は一人一人がこだわって「選ぶ」アイテム。そして自転車の「選びにくさ」はもう過去にしたい。何よりも流行やおしゃれさを感じさせるデザインへ——そうした基礎を思い出させてくれるのがブリヂストンのクロスバイクなのだ。

All photos (C) ブリヂストンサイクル株式会社
監修:VIKING石橋