日本未入荷・高機能ウェアの新興勢力ENDURA(エンデューラ)を自転車店店長がブラインド・テスト!

トッププロも使うENDURA(エンデューラ)の真価は?

こんにちは、A-Pad SPORT CYCLE STOREの向山です。今回はENDURAと言う日本未入荷のウェアをテストします。日本未入荷のこのブランド、実はツール・ド・フランスに出るようなチームで公式ウェアとなっており、その機能がずっと気になっていました。

僕が試したのはベストとタイツ。冬場もしっかり走るシクロクロスライダーとしては、快適な冬用ウェアは喉から手が出るほど欲しいアイテムなので、いささか時期外れではありますが、期待を込めてテストしました!ただし、値段、スペックなどの前情報は伏せられたままのブラインド・テストです。

今回試したのはベストとタイツ

走っている時も、止まっている時も温かいベスト

まずはベストからテスト。
まずはベストからテスト。
このベスト、なんとダウンベストのように空気を含んだフワフワ・モコモコのベスト。
確かに温かそうだけど、ボリュームがあり過ぎて、走っている最中に暑くなって脱いでも、ポケットに収まり切らない感じ・・・というのが最初の印象。
「これは走りに行く時は使えないな」とガッカリしながら、ダメもとで畳んでみるとあらビックリ。あれだけ大きかったモコモコベストがポケットにすっぽり入りそうな所までサイズダウン。こいつはなかなか使えそうです。

さっそく着てロードワークへ。
さすがに自転車用だけあって風を通さず温かい。だんだんペースを上げて身体が温まってきたらフロントジッパーを開けて体温調節。ベストはこう言う細かい体温調節が容易なので使いやすいですね。

さらに身体が温まり、いよいよ脱ぎたくなったので脱いでみる。
空気が抜けるように筒状に畳んだら、簡単にポケットにスッポリ。もうこの時点で、僕としては自転車用ベストとして合格と言いたい!

ベストの利点はなんと言ってもウィンドブレーカーよりも体温調節が容易で畳むと小さくなること。モコモコなのにこの2つのポイントをしっかり押さえているENDURA(エンデューラ)のベストは私的に「合格」です。

フワモコなのにポケッタブル

フワモコなのにポケッタブル
そしてもう1点、ENDURA(エンデューラ)のベストが他社のベストより優れている大きなポイント。それは空気を含むモコモコベストなので、自転車を降りた時もとても温かいこと。

通常、自転車用ベストはポケッタブルにするために、風を通さない薄い生地で作っていて、せいぜい裏が起毛している程度。これだと止まっている時に身体を温める能力はあまり高くないのです。

その点、このベストは小さく畳んでも、着用時には空気を含むモコモコベストに変身するので、止まっている時に着ても、とても温かい。
冬場のライドで長めの休憩を取る時や、レースのスタート前など、走っていないシチュエーションでもかなり使い勝手の良いベストですね。

たぶん、次にベスト買うならENDURAがベスト!

寒くなればなるほど、保温性が際立つタイツ

続いてタイツをテスト。
続いてタイツをテスト。
このタイツは手にしてすぐに分かる生地の厚みが、保温性の高さを物語っております。

実際、生地を裏返してみると、前面部分は赤い厚手の起毛生地を使用し、前方からの風に特に強いことが分かります。裏側は蒸れ防止を狙って前面より薄い生地を使用しています。
他のブランドでも、最上級グレードの商品はこう言った仕様のタイツが多いので、これも相応のグレードだと予測。

タイツの「命」のパッド部分は

赤い裏地部分が厚みが有ある起毛生地。前面からの冷気をシャットアウトします。
赤い裏地部分が厚みが有ある起毛生地。前面からの冷気をシャットアウトします。

早速着用。第一印象は生地のしなやかさにビックリします。

前面が厚手の生地を使っているので、「伸縮性が低くてペダリング時に抵抗になるのではないか」と懸念していたのですが、予想を裏切るしなやかさにまずビックリします。

そのまま100kmほどテストライドをしてみたのですが、着心地が良くペダリングに集中できました。また、気温の低い朝方から、気温が上がる昼過ぎまでテストした所、朝方の低温時は抜群の保温性を発揮し、すぐにウォーミングアップが完了。気持ち良く走れました。

冬場でもしっかり走り込むシリアスレーサーは気温ひと桁とか、氷点下でもトレーニングをすることがありますが、どうしても脚が温まらなくて、いつも通りのパワーを出すのが大変です。そう言う低温下でのトレーニングでも、このENDURA(エンデューラ)のタイツなら簡単に脚が温まって、しっかり追い込んで走りが出来るでしょう。

さらに気温に関してもうひとつ付け加えたいのが、気温が上がっても快適なことです。
100kmライドの後半、気温が上がって15℃前後になった際、脚の裏側の薄い生地が蒸れた空気を逃がしてくれて、不快な暑さを感じることなく走れました。

極寒の状況から、そこそこ温かい気温10℃台までカバーできる快適温度帯の広さは、大自然の下で天候の変化に対応しながら走るサイクリングにはとてもありがたいです。

埋め込むように縫い付けられたパット部分
埋め込むように縫い付けられたパット部分

また、ENDURA(エンデューラ)のタイツは細部への心配りも忘れません。
パッドも高性能なものを使用し、タイツの生地への縫い付けの方も丁寧でペダリング時のフィット感が素晴らしい。前面にはチャックがちょうど良い丈で設けられていてトイレも楽。真っ黒なタイツは夜道でクルマからの視認性が悪いので、ふくらはぎの部分に反射材を配して安全面も抜かりなし。

明るい時は目立たないが、ふくらはぎに反射材を装備
明るい時は目立たないが、ふくらはぎに反射材を装備

いかがでしたでしょうか。
今回、詳しいスペックは一切聞かずにテストしてみましたが、ENDURAの2アイテム。高品質でなかなか面白いアイテムです。

ここまで機能性が高くサイクリストのことを徹底的に考えられているブランドに出会えたのは嬉しいですね。ENDURA(エンデューラ)ブランドの他のアイテムも気になります。

今回テストした商品はこちらでした

Endura FS260-Pro SL Primaloft Gilet 2017

Endura FS260-Pro SL Primaloft Gilet 2017
Endura(エンデューラ) FS260-Pro SL Primaloft ジレ

Endura FS260-Pro SL Biblongs -Unpadded 2017

Endura FS260-Pro SL Biblongs -Unpadded 2017
Endura(エンデューラ) FS260-Pro SL ロングビブショーツ

主な特長:
保温性の高い Thermolite®
撥水性に優れた Repel TEFLON® 生地プロテクター
ビブ上部は吸汗速乾性・伸縮性のあるメッシュ素材でジップフライ付き
太ももに大きなロゴ
足首の後ろ側に反射材
足首の細いファスナーにはセミオートロックスライダー付き
縫い目の一部にフラットロックを採用し、快適さを実現。
伸縮性に優れた Lycra® で縁取りしたストラップ
人間工学に基づいたボディパネル
両膝に厚さが倍の生地
Endura 600 Series パッド
コンピュータ裁断 “Continuously Variable Profile” (CVP) ストレッチパッドは抗菌加工済み
でジェルインサート付き

詳細はこちら▼
Endura(エンデューラ) FS260-Pro SL ロングビブショーツ

向山浩司

WRITTEN BY向山浩司

シクロクロッサー、自転車店店長。高校から自転車競技を始め、就職を機に一度引退。その後、ロードレースに復帰し、Jプロツアーを転戦。クリテリウムを得意とするスピードマンでならす。現在はSNEL CYCLOCROSS TEAMに所属し国内外のシクロクロスレースを主戦場にする。ロードからMTBまでこなすマルチライダーとして、自身の経験を活かして東京・あきる野市で自転車店A-Pad SPORT CYCLE STOREを運営する。A-Pad SPORT CYCLE STORE 

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