ロードバイクにおいて「ハンドル」とは、左右のバランスをとり、自転車をコントロールする大事なパーツである。普段、何も気にせず完成車についてきたハンドルを使っている人も多いのではないだろうか。しかし、その奥を知れば、ポジションに大きく関係するパーツだということがわかってくる。
今回はドロップハンドルのイロハを、カスタムショップ「VIKING the MAINTENANCE」の石橋徹也さんに訊いてみた。

ロードバイクの「ドロップハンドル」とは


ドロップハンドル
ドロップハンドルは、文字通り左右の末端が落下してカーブを描くハンドル。ステムというパイプ状の部品で、自転車本体のフレームと繋ぎ止めらている。

ステム

握る箇所が多い=ポジションに大きく関係する


ドロップハンドルは握る箇所が多く、クロスバイクなどに使われるフラットバーでは実感できない自由度がある。握る場所がたくさんあり姿勢を大きく変えられるということは、言葉以上のメリットがある。リラックスしたり、アグレッシブに瞬発力を発揮させたり、場面によってその違いを大いに享受できる。
初心者の目にはハードルの高いものと映りがちだが、実はとても理にかなった形状なのだ。

▲左右で見比べると差がわかる。ハンドル位置でポジションは大きく変わる
▲左右で見比べると差がわかる。どこを握るかでポジションは大きく変わる

ハンドルを交換するということ


▲FRAMEではお馴染み「VIKING the MAINTENANCE」の石橋さん。
▲FRAMEではお馴染み「VIKING the MAINTENANCE」の石橋さん

ハンドルを交換する目的はそれぞれある。「軽くしたい」「ポジション的に下ハンドルのカーブをゆるやかなものにしたい」「転倒などでハンドルが歪んでしまった」など。実際にハンドルを交換したいというオーダーは多いのだろうか?

石橋さん(以下、石橋)「多いですよ。ハンドルを替えるということはポジションを変えたいという気持ちの表れなんです。肩が凝るとか痛くなるとか、ハンドル幅を狭くすればハンドリング良くなるんじゃないかとか。ハンドル替えるだけでいろいろ変わるので、そうした悩みを抱えている人が替えますね」

ポジションに直結したパーツであるだけに、交換の動機もさまざまあるようだ。

石橋「ハンドルも今はいろいろな種類がありますから。アルミだとちょっと重量が気になるからカーボンで軽量化するとか、エアロ形状のものでちょっと細くして空気抵抗を抑えたいとか。ハンドルまわりを交換する人は結構多いんです」

あまり気にしたことがなかったが、オーダーの多さからライダーのハンドルへの意識は高いことがわかる。

石橋「完成車で買うと、すごくいいハンドルがついているわけじゃない。そこでいいものにグレードアップする人もいますよね。だけど、やはり乗りやすさを追求する人が交換すると思います。見た目で格好良くしたいという目的も少なからずあるけど、ポジションを最適化したい人が多いです」

ロード乗りにとって、「理想のポジション」は常についてまわる悩みである。それぞれの目的や乗り方に最適なポジションを出したいなら、プロのフィッターのもとフィッティングを受けてみるのもひとつの手だ。



ハンドルの調整方法|角度と高さ


ポジション調整のために角度や高さを変えたいという人のために、ここでは作業方法を紹介する。アヘッドステムの調整方法で、必要なものは六画レンチのみ。


ホーザン(HOZAN) アーレンキー キーレンチ 六角レンチセット 9本セット 収納ホルダー付 対辺サイズ:1.5/2/2.5/3/4/5/6/8/10 W-96

ハンドルの基本の位置は地面と水平だと覚えておこう。

ハンドルの角度を調整する


実際に石橋さんにハンドルの角度調整を見せてもらった。その手順を画像つきで紹介していこう。

  1. クランプボルトをゆるめる
    ▲ステムの前方にあるクランプボルトをゆるめると、ハンドルが可動になる
    ▲ステムの前方にあるクランプボルトをゆるめると、ハンドルが可動になる

    ▲ボルトは4本ある
    ▲ボルトは4本ある

    ▲ボルトをゆるめる:均等にゆるめることを意識
    ▲ボルトをゆるめる:均等にゆるめることを意識

  2. ハンドル位置を決める
    ハンドルが動くようになったら角度を調整していく。
    ▲ハンドルを少しずつズラしながらピッタリの角度にあわせていく。基本は地面と水平に。
    ▲ハンドルを少しずつズラしながらピッタリの角度にあわせていく。基本は地面と水平に。
    ハンドル 極端にあげた例
    ▲参考1:角度を極端にあげた状態

    ハンドル 極端に下げた例
    ▲参考2:角度を極端にさげた状態

  3. 角度を決めたらボルトを再度締めて終了
    ▲ここでも均一に締めることを意識する
    ▲ここでも均一に締めることを意識する

ハンドルの高さを調整する


次はハンドルの高さの調整方法だ。ハンドルの高さはスペーサー* との順序を変えることで調整する。

*)スペーサー:ステムの支柱となるコラム部分に一緒にはめられているリング状のパーツ。ひとつひとつ高さが違う。

▲ステムの高さを調整することで、ハンドルの高さが決まる。写真はMTBだが、調整方法は同じ。
▲ステムの高さを調整することで、ハンドルの高さが決まる。写真はMTBだが、調整方法は同じ。

  1. ヘッドキャップをとる
    ▲レンチを使ってヘッドキャップ部分のボルトをゆるめる
    ▲レンチを使ってヘッドキャップ部分のボルトをゆるめる

    ▲キャップとスペーサーをとる
    ▲キャップとスペーサーをとる

  2. ステムとハンドルを抜き、高さを調節する
    ▲ステムごとハンドルを引き抜く
    ▲ステムごとハンドルを引き抜く

    ▲それぞれ高さが違うスペーサーの並びと、ステムを入れる位置で高さを調節する
    ▲それぞれ高さが違うスペーサーの並びと、ステムを入れる位置で高さを調節する

    ▲ハンドルを下げたければスペーサーの下にステムを設置
    ▲ハンドルを下げたければスペーサーの下にステムを設置

    ▲ハンドルを上げたければスペーサーの上にステムを設置
    ▲ハンドルを上げたければスペーサーの上にステムを設置

  3. ヘッドキャップを締めて固定する
    位置を決めたらヘッドキャップをボルトで締めて完成だ。
    位置を決めたらヘッドキャップをボルトで締めて固定

ハンドル基礎情報


ハンドルを交換しようとしたとき、どんな種類があって、サイズはどう見れば良いのか迷うことだろう。ここからはハンドル選びに必要な基礎情報を解説していく。

ハンドル各部の名称とポジションの違い


まずはハンドルの各部名称と、握ったときのポジションの違いを説明していこう。

ハンドルの各部名称
出典:ロードバイクのドロップハンドル 種類と正しい選び方を解説|VIKING the MAINTENANCE

  • フラット
  • 上体を起こすことができるので、前傾に疲れたときや、ヒルクライム後半などで酸素を多くとりこみたいときに有効なポジション。しかし、シフトブレーキレバーから遠いので、とっさのブレーキングは遅れる。下りでは握らないほうがいい。

  • ショルダー
  • フラットとブラケットの間の部分。フラット同様、前傾に疲れたり巡航時に握りやすい。シフトブレーキレバーにも近いので、とっさのブレーキ判断にも対応できる。

  • ブラケット
  • シフトブレーキレバーが取り付けられている部分。一番多く握る位置で、基本姿勢である。シフトチェンジやブレーキングもしやすい。

  • 下ハンドル(下ハン)
  • 前傾姿勢となり、加速時に一番力が入るポジション。防風時に握る部分でもある。

ハンドルのサイズ


ハンドルのサイズは主に「ハンドル全体の幅」「クランプ径」「リーチ幅」「ドロップの長さ」から決まる。

ハンドル幅


ハンドル幅は大きく分けて4サイズ(380、400、420、440mm)あり、測り方は2パターンだ。
※メーカーによって表記方法が異なる


基本は肩幅。狭いとクイックに、広いと直進安定性アップ

基本は肩幅に合わせるが、狭いものと広いものとでは、どんな違いがあるのだろうか?

石橋「幅が狭いと空気抵抗は少なくなりますが、ハンドリングがクイックになります。安定した路面では関係ないのですが、道が荒れているときや下りなどでは簡単にハンドルが取られやすくなる。慣れてる人はいいんですが、ちょっとコントロールが難しくなる」

逆に幅が広めのものはどうなのだろう?

石橋「幅が広いと直進安定性が良くなります。急に何かのギャップと出会った場合の対応力もありますね。ただし長時間乗ると肩の疲労は大きくなります」

クランプ径


クランプ径
出典:ロードバイクのドロップハンドル 種類と正しい選び方を解説|VIKING the MAINTENANCE

ハンドル中央部のサイズをクランプ径と呼ぶ。ロードバイクは26.0mmと31.8mmがメイン。しかし、なかには35mmという太めのハンドルもある。

太いと乗り味が変わるのだろうか?

石橋「乗ったけど、あまり変わらなかったです。剛性感はあるのでしょうけど。でも、そうしたものはステムも対応するものに交換しないと装着できないわけです。だから、やっぱり31.8mmが多い。MTBでも使うし、ロードでもフラットでも基本のサイズです」

リーチ幅


リーチ幅
出典:ロードバイクのドロップハンドル 種類と正しい選び方を解説|VIKING the MAINTENANCE

リーチ幅とは、ハンドルのフラット部分から先端部分までの長さのこと。
リーチ幅の長短で何か変わるのだろうか?

石橋「いまはショートが多いですね。ショートのほうがステムを長くできる。ステムが長いとハンドルは安定しますから。70mmとか、短いと68mmとかがあります。普通は70〜90mmぐらいまでですね。」

長いリーチ幅とはどのくらい?

石橋「100mmだと、ちょっとノーマルとは異なりますね。リーチ幅が長いと、同じハンドル幅で比べたとき、より前傾姿勢がとれます。フラットを握ったときとブラケットを握ったときの状態の差が激しくなりますね。だから姿勢の変化が大きい。リーチ幅がショートになるとその分、姿勢の変化は少なくなりますよね。身体に近いからクイックなハンドリングになります」

ドロップ幅


ドロップ幅
出典:ロードバイクのドロップハンドル 種類と正しい選び方を解説|VIKING the MAINTENANCE

フラットから下ハンまでの落差を表すのがドロップ幅。
ドロップ幅での長短、何が変わるのだろうか?

石橋「通常は120mmぐらい。140mmだとレース向きで、この落差で下ハンを握っても苦じゃない前屈の柔らかさがある人向けです。ロード上級者でも、身体が固いと140mmだと辛いです。だったら120mmの方が楽。前傾も緩やかで、落差が少ないので初心者向けなんですが、上級者でも身体が固いなら120mmでいいと思います」

なるほど無理してドロップ幅を大きくする必要はないと。とはいえ下ハンはここぞという場面でしか使わない気もするが……

石橋「いや、ずっと下ハン握り続けるぐらいで考えたドロップがいいと思いますよ。下ハンのほうが、絶対速いじゃないですか。空気抵抗も少なくて。その状態で長時間いれることに越したことはないわけです。ずっと握っていられる下ハンの数字を選ぶのがいいと思います」

形状の違い


ドロップハンドルには大きく分けて、「シャロー」「アナトミック」「アナトミックシャロー」の3つの形状がある。

ドロップハンドル 形状の違い 出典:ドロップハンドル-種類と選び方|サイクルベースあさひ

石橋「シャローとは、基本的に丸形ハンドル=丸ハンと呼ばれているものです。アナトミックは最近見ないですね。ショートリーチでドロップの深さがある。シマノのSTI系レバーにフィットしやすい形状です。アナトミックシャローがちょうど中間といったところ。最近はアナトミックシャローかシャローが多いですね」

それぞれの特徴をまとめておこう。

  • シャロー
    昔からあるクラシカルタイプで、通称「丸ハン」。下ハンを握ったときに深い前傾になる
  • アナトミック
    ひと昔前の主流で、下ハンに続く部分に直線がある。もがくときにしっかり握れて、手に持った形に沿って波打ったタイプもある。ただしシフトブレーキレバーまで少し距離ができてしまう
  • アナトミックシャロー
    最近はほとんどこの形状。リーチが短く、ドロップも浅い。初心者でも乗りやすい形状といえる

素材の違い


素材による違いはあるのだろうか?大きくわけてスチール、アルミ、カーボンの3つの違いを見ていこう。

  • スチール
    丈夫で長持ちするが、その重さから現在はあまり見かけない。

    石橋「いまスチールはほとんどないです。競輪のハンドルぐらいじゃないですか。クロモリロードでもほとんど使いません。どうしても重いですからね。」

  • アルミ
    一般的な素材で、完成車に装備されることが多い。比較的廉価で丈夫な割に軽い。
  • カーボン
    軽量だが高価。ネットオークションなどで偽物も出回っているので注意が必要だ。

アルミからカーボンのハンドルに替えようと思っている人も多かろう。しなりや剛性はどうなのだろうか?

石橋「しなりの大小は、品によって変わります。剛性感で言えば硬いハンドルもありますね、逆に柔らかすぎるのは不安でしょう。下ハン持って立ちこぎするときなんか、柔らかすぎると怖いですよ」

カーボンといえば振動吸収性だが、そのあたりは期待できるのだろうか。

石橋「実はハンドルに関しては、カーボン製だからといって振動吸収性はあまり感じられません。振動吸収性をとるなら、バーテープにお金をかけたほうがいいですね。」

ハンドル選びのポイント


ロードバイク ハンドル イメージ
新しいハンドルを選ぶ際、注意しておきたいポイントを聞いておこう。

石橋「まずはハンドル幅です。自分の肩幅=サイズで選ぶこと。そのあとでアルミかカーボンか素材を選ぶ流れです。またショップではなく通販やネットで買う場合は、クランプ径を間違えないように注意しないといけませんね」

代表的なハンドルメーカー7選


いよいよハンドルを選ぶとき、どんなメーカーがあるかは気になるところ。代表的なメーカーといえばどのあたりになるのだろうか。

石橋「日本なら日東。アルミメインのメーカーで、クラシック系の自転車に合いやすいですね。海外なら3T、トムソン、リッチー、デダ、イーストン、FSAといったところでしょうか。」

数あるメーカーからどのように選べばいいのだろうか。石橋さんのおすすめを聞いてみた。

石橋「各メーカーに1個か2個はいいものがあるんですよ。どのメーカーがいいというのではなくて、メーカーの中で自分に最適なものを選ぶのが確実です。そのうえで、価格の幅やバリエーションが多いメーカーとしてFSA、デダ、日東、3Tあたりはおすすめできますね。」

ここからは代表的なメーカーを詳しく紹介していく。ハンドル選びの参考にしてほしい。

日東(NITTO)


1948年設立の金属チューブ加工を得意とする国内自転車パーツメーカー。競輪が創設され、開催初年度よりNJS規格のハンドルバー生産を開始した。
いまではロードレース用のアルミ合金製品が多いが、トラック競技用のスチール素材ハンドルも生産している。またカーボン製ハンドル、ブルホーン、ツーリング用ランドナーバー、シティサイクル用のハンドルも扱っており、国産にこだわるライダーに人気だ。



NITTO(日東) ドロップハンドル B105AA B105-370 φ25.4 370 シルバー

3T


1961年、イタリアのトリノで設立された自転車パーツブランド。それまで全盛だったスチール製のハンドルバーやステム、シートポストなどのパーツを、軽くて丈夫なアルミ合金で作り出した先駆的な存在だ。
最初に注目されたのは自転車ではなくスキー。1970年に発表された、新しいアルミで作ったストックはヨーロッパ全域に渡ってベストセラーとなる。その後、ブランドを有名としたのが1975年に発表された世界初の「Ergalバー」だった。このハンドルバーは長きに渡って賞賛されている。


3T(スリーティー) ROTUNDO PRO[新ロゴ] AL 7050 HD-3T-161 31.8/400

THOMSON(トムソン)


創業1981年の自転車パーツブランド。コンピューター制御マシニング装置(CNC)における、豊富な技術と経験を持つアルミ部品メーカーである。航空機業界の大手2社の機体に使用される部品を任されるほどの高い信頼性、そして強度設計に基づいて作られるその製品は、いまではレース用ステムやシートポスト、ハンドルバーのベンチマークとなっている
。同社がハンドルバーに必要だと考えるのは、強度と軽さのバランス。アルミ、カーボン、チタニウムという重さも特性も異なる素材を用いることで、より使う人のニーズに近いハンドルバーを提供している。


THOMSON(トムソン) 40CM ALUMINUM ROAD BAR, AERO PROFILE HBE120 40CM

RITCHEY(リッチー)


フレームからハンドル、サドル、クランク、タイヤなど、多くの自転車用品を取り扱っている米国メーカー。創業者のトム・リッチーはゲイリー・フィッシャーともにMTBを開発したことで知られている。現在はアドベンチャーライド用の新設計ハンドルをラインナップに加えるなど、その時々のトレンドを汲んだ製品作りが得意だ。
過去の多くのツール優勝者が好んで使った丸ハンドルバーを現在主流のショートリーチ、シャロードロップ形状にした「クラシック・ネオ・クラシック」も人気が高い。


RITCHEY(リッチー) WCS NEO CLASSIC ウェットブラック バークランプ径:31.8mm ドロップハンドル ブラック 420mm ブラック 420mm

Deda(デダ)


高い剛性と軽量化を両立したハンドルバー、ステム、シートピラーなど、充実したラインナップを持つイタリアのパイプメーカー「DEDACCHAI」の自転車パーツブランド。
ステム一体型のハイエンドモデル「アラネラ」を始め、HR40カーボン製の超軽量コンパクト・アナトミックバー「スーパーレジェーラ」や、メッキ仕上げが美しいクラシックなデザインのトラックバー「ヴェロチタ」などのラインナップがある。


DEDA ELEMENTI(デダ エレメンティ) スーパーレジェラ RHM カーボンバー(31.7mm)16~POB 440(外-外)

EASTON(イーストン)


1922年に創業された米国の総合スポーツ用品メーカー。自転車専門ブランドでないからといって決して片手間仕事ではなく、トップレーサー向けに最新の技術を惜しみなく使い、妥協のない製品作りに定評がある。
特にホイールが有名だが、オリジナルのハンドルもリリースしている。ラインナップにはカーボンによる超軽量なハイエンドモデル「E100」を始め、グラベルロードやアドベンチャーバイクに適した「EA70 AX」などがある。


EASTON(イーストン) EC70 SL Carbon Road Handlebar, 31.8 Black (400mm)

FSA(エフエスエー)


スピード重視に生まれた新鋭パーツブランド。数多くのプロチームをサポートし、実戦から得られたフィードバックを基にさらなる進化を遂げている。
ラインナップにはハンドル&ステムを一体型したハイエンドモデルのカーボン製「プラズマ・インテグレーテッド・コンパクト」を始め、日本人ライダーが適正なポジションを出しやすいコンパクト形状のカーボン製「SL-K」などがある。


FSA(エフエスエー) 自転車 ロードバイク パーツ 部品 SL-K HB carbon gray compact 42cm V15 ロード ハンドル 185-1653BKG

一風変わったハンドルたち


ロードバイクでも、ドロップハンドル以外の形状を持つハンドルを使う人もいる。その代表格がブルホーンだ。


石橋「シングルスピードの人はブルホーンにしたがりますよね。レバーがいらないじゃないですか。あと、ロードでもあえてフラットバーハンドルを使う人もいます。それから最近はDHバーをつける人も多くなりましたね。」

DHバー イメージ
▲トライアスロンなどで見かけるDHバー。空気抵抗をおさえてスピードをあげる。


その他、ステム一体型やトラック用ハンドル、ランドナー用のハの字型などがある。


交換はお店で!必要なものと費用


交換はお店で!必要なものと費用

ハンドル交換は基本的にショップでやってもらうものと考えよう。自分でできなくもないが、ワイヤーまわりの設置は高い技術力が必要だからだ。

石橋「自転車はワイヤーがすべてですからね。ハンドルをつけてネジ締める、レバーをつけてネジ締めるというのは、ちゃんと注意すればまぁできる。だけどワイヤーを通して調整するっていうのは注意力じゃなくて技術力の問題なんです。ブレーキシフターのケーブルをバラさなくともできる場合がありますが、ハンドルを替えるのであれば再調整は必要になります。『バラすのは簡単、戻すのは難しい』というわけ」

なるほど、そうするとやはり気になるのは費用。ショップでハンドル交換を頼む場合、一般的にどのくらいかかるのだろうか?

石橋「もちろんお店によって値段は違います。作業工賃だけで言うと、5千円ほどでやってくれるところもあるかもしれないですが、普通は1万円ぐらいから。そこから高いか安いかになると思います」

ハンドルの形状で費用に差が出ることはあるのだろうか?

石橋「ハンドルの中にワイヤーが入っているものがありますよね、インナー式のもの。あれなんかは全部抜かないとなりませんから、そうすると手間もかかる。ちょっと前ならサイズが違っても、外し方、付け方は基本的には同じだったのですが、最近はいろんな形状があって、素材もカーボンだったり、作業工程が細かくなっていますね。ハンドルの形状や作業のしやすさ、時間によって工賃は変わってきます。」

交換にあたって必要なものは?

石橋「ハンドルと、それ以外はバーテープが必要になります」

色んな乗り方にマッチできるポジションを探してハンドルを選ぼう


最後に、ハンドル選びで重要なことを聞いておこう。

石橋「やはりポジションです。自分のポジションを出すためにハンドルを選ぶということ。レースでもロングライドでもヒルクライムでも、どの乗り方でも疲れにくいものを探すんです。怪我につながるような負担が起きにくいポジションにするためにハンドルを替えることが重要だと思います」

ポジションありきでハンドル選びをするのが大事ということ?

石橋「そうですね。いろいろな考え方があると思いますが、僕が思うのはどんなシチュエーション、例えば登りでも下りでも、全部ポジションの数値を同じにしてみる。そこで平均してベストなパフォーマンスができるか。登りだけ握りやすいハンドルでも、普通に走っていたら疲れるとか、そういうのはバランスが悪いですよね。
全体的に見て、いろんな乗り方でマッチできるポジションになるハンドル選びをおすすめします」


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