箱根山外輪山のひとつである大観山。距離が長めで急勾配のない傾斜を登れるので、ヒルクライムの練習にうってつけ。今回は登れて、頂上の景色がよくて、周辺へのアクセスも便利な「大観山」をご紹介します。

大観山へのアクセス


大観山は神奈川県の湯河原町と箱根の間に位置する山で、標高は1,011mあります。富士山のビュースポットとしても有名です。


自転車で行くには、箱根側もしくは湯河原町側から県道75号線「椿ライン」を通って行くことが可能です。通常大観山に登るという場合は、湯河原町側からのことが多く、奥湯河原温泉の入り口から、距離約13.5km、獲得標高787m、平均勾配5.1%ほどを登ることになります。今回のルートも湯河原町スタートでの紹介となります。
輪行での最寄駅はJR湯河原駅になります。


コースの特徴としては、平均勾配が約5%ほどのつづら折れが続く一本道で、路面状況は普通です。
約7km程のところに「しとどの窟(いわや)」というビュースポットがありますが、それ以外は特になにもない道なので、補給やトイレは登る前に準備しておく必要があります。

大観山山頂へと続く「椿ライン」へは、湯河原温泉街からアクセスする方法(地図上青色線、以下「湯河原温泉街」)と、「オレンジライン」という温泉街を迂回する道からアクセスする方法があります。

どちらも4kmちょっとの距離なので椿ラインと合わせると約17.5km程の距離になります。
「湯河原温泉街」は歩行者が通り、登りが続くのに比べ、「オレンジライン」は信号がなく、ほぼノンストップで走れるのですが、急勾配や一部下り、トンネルがあります。
状況に合わせてコースを選ぶとよいでしょう。

大観山からは、箱根や三島、熱海方面へアクセスすることができますので、登った後は他に足を延ばすにも便利です。

大観山から他へのコースへ行くには、こちらをどうぞ。
箱根の坂道と峠をロードバイクで登りつくせ!極上ヒルクライムと絶景ルート8選

大観山ルート解説


それでは実際に大観山へ登るルートを説明します。
「湯河原温泉」「オレンジライン」ともに、スタートは「五所神社前」交差点です。県道75号線と東海道新幹線が交差した地点になります。

国道135号線の「湯河原駅入口」もしくは「湯河原温泉入口」から、県道75号線に合流できる。
▲国道135号線の「湯河原駅入口」もしくは「湯河原温泉入口」から、県道75号線に合流できます。

湯河原温泉街から行く


湯河原駅前から続く県道75号線から湯河原温泉街を通り、椿ラインへアクセスする方法です。コンビニがいくつかあるので、登る前に補給食を調達するのに便利です。
温泉利用の歩行者がいますので、下りで通る場合はスピードの出し過ぎに注意が必要です。


温泉街を通り抜けるあいだ、登りが続く。
▲温泉街を通り抜けるあいだ、登りが続く。

「県立奥湯河原公園」の碑の所で、オレンジラインと合流する。
▲「県立奥湯河原公園」の碑の所で、オレンジラインと合流する。

水量豊富な川沿いを登っていく。
▲水量豊富な川沿いを登っていく。

前方の標識が椿ラインへの入り口。
▲前方の標識が椿ラインへの入り口。右折して入ります。

オレンジラインから行く


「五所神社前」から裏道を通って椿ラインへアクセスします。歩行者や車両の通行は少ないですが、最初からいきなり急勾配の坂で始まり、途中にトンネルがあります。また、大型車両が通行する場合があるので、注意が必要です。



「五所神社前」の交差点を新幹線の線路沿いに登る。
▲「五所神社前」の交差点を新幹線の線路沿いに登る。

湯河原の町を見下ろしながらの登りが続く。
▲湯河原の町を見下ろしながらの登りが続く。

トンネルは2か所あり。
▲トンネルは2か所あり。中は暗いのでライトを点灯させましょう。

椿ライン→大観山


勾配は平均5%程度とそれ程きつくはないですが、距離が13.5kmになります。湯河原温泉街やオレンジラインから続けて登れば、約1時間近く登り続けることができます。路面状況は普通ですが、くねくねとつづら折れが続きます。週末などはバイクや車の通行が多いのでキープレフトで登りましょう。

途中休憩を入れるのであれば、「しとどの窟」で。平家に敗れた源頼朝が身を隠したと言われる史跡です。バス停と広めの駐車場があり、眼下には相模湾が広がり見晴らし良好。史跡の洞窟はバス停から徒歩20分のところにあります。

標高が1,000m以上ありますので、スタート地点とゴール地点では、天候が変わっていたり、気温差もかなりあります。出発地点で暑くても、必ずウィンドブレーカーなどの防寒着を持っていきましょう。


登り口の勾配はちょっときついですが、すぐに緩みます。
コース前半は立木で覆われていて、あまり見通しは良くはありません。

つづら折れの道なので、コーナーが多い。
▲つづら折れの道なので、コーナーが多い。

一方通行の箇所もあるので、左側通行で。
▲一方通行の箇所もあるので、左側通行で。

約7km地点にある「しとどの窟」。
▲約7km地点にある「しとどの窟」。海が見渡せるほど見晴らしがよい。

この辺りから視界が開けてきます。

レーダー局が見えてきたら、ゴールまではあと2~3km。
▲レーダー局が見えてきたら、ゴールまではあと2~3km。

ターンパイクとの合流点、ゴールは目の前に。
▲ターンパイクとの合流点、ゴールは目の前に。

ゴール後は、天気に恵まれれば箱根の芦ノ湖と富士山の絶景が眺められる。
▲ゴール後は、天気に恵まれれば箱根の芦ノ湖と富士山の絶景が眺められる。

霧で真っ白の時もあり。山の天気は変わりやすい。
▲霧で真っ白の時もあり。山の天気は変わりやすいです。

スタート&ゴール地点の立ち寄りスポット


椿ラインにはコース上に補給箇所などはありません。補給できるのはスタート前かゴール地点になります。
また、湯河原町には立ち寄り湯などもあるので、汗を流して帰ることができます。

箱根エリア


アネスト岩田 ターンパイク箱根


アネスト岩田 ターンパイク箱根
大観山の頂上、ターンパイクの終点に位置するスカイラウンジ。トイレや売店、食事処があり、休憩するのに最適です。

スカイラウンジ2階からの眺め。
▲スカイラウンジ2階からの眺め。


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営業時間:
3月16日~12月15日:平日9:00~16:30、土日祝7:00~17:00
12月16日~3月15日:平日9:00~16:30、土日祝8:00~17:00
定休日:木曜日(詳細はHP内営業カレンダーを要確認)
LINK:アネスト岩田 ターンパイク箱根

ベーカリー&テーブル箱根


ベーカリー&テーブル箱根
(C)Chee

芦ノ湖畔にあるベーカリーカフェでは、足湯に浸かりながらテイクアウトしたパンを食べられます。ちゃんと食事を取りたい人は、3階のレストランで本格的なパンメニューも用意されています。滞在時間などに合わせて、フレキシブルな使い方ができるお店です。


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営業時間:
ベーカリー、パーラー:10:00~17:00
カフェ:8:30~17:00(L.O.16:30)
レストラン:11:00~18:00 (L.O.17:00)、土日祝のみ朝食営業9:00~11:00(L.O.10:00) ※  定休日:無休

LINK:ベーカリー&テーブル箱根

湯河原エリア


味の大西 本店


味の大西 本店
(C)Hisanori Tanaka

豚骨醤油ベースのちぢれ麺として知られる、小田原系ラーメン。その発祥の地がこちらのお店。器から溢れんばかりに盛られたチャーシューは、ライド後の空腹テンションを上げてくれます。ワンタンも名物なので、全部盛りにトライしてみてはいかがでしょう。


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営業時間:11:00〜19:30
定休日:月曜日

湯河原アカス


湯河原アカス
(C)Kokei Mori

温泉街・湯河原と言えば、海鮮や蕎麦など和食をイメージしがちですが、インド料理もあります。日本人向けにアレンジされたカレーはバターチキンやダルなど種類もあり。焼きたてのナンと一緒にどうぞ。


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営業時間:[月~金]
11:00~L.O.15:00、17:00~22:00L.O.(月〜金)、11:00~L.O.15:00、17:00~22:00L.O.(土日祝)

スルガ銀行サイクルステーション 湯河原


スルガ銀行サイクルステーション 湯河原
スルガ銀行と取引のあることが利用条件ですが、予約すればキッチンがついたラウンジスペース、トイレなどが利用できます。館内には温泉の足湯スペースもあります。予約は利用希望日の1か月前から3営業日前まで受け付けています。

湯河原温泉を使用した足湯処。
▲湯河原温泉を使用した足湯処。ライド後の足湯は最高


利用時間:10:00~18:00(年末年始・ゴールデンウィークは休館)
1回の利用可能時間:2時間(滞在時間の合計が2時間を超えない程度)

LINK:スルガ銀行 CYCLE STATION

ニューウェルシティ湯河原


ニューウェルシティ湯河原 出典:ニューウェルシティ湯河原

湯河原の万葉公園に近いホテル「ニューウェルシティ湯河原」では、日帰りでも温泉の利用ができます。露天風呂が広く開放的で、女性向けアメニティも充実。無料休憩所や食事処などもあります。


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営業時間:11:00~翌9:00
定休日:無休
日帰り入館料(税抜):大人(中学生以上)1,000円、子供(小学生)500円、幼児(3歳以上)400円
※平成30年5月3日~5日、8月11日~15日、12月29日~平成31年1月3日の特別期間は、入館料が以下の料金に変更になります。
大人(中学生以上)1,500円、子供(小学生)750円、幼児(3歳以上)600円
アメニティ:浴衣・バスタオル(レンタル)各324円、タオル(販売)216円

LINK:ニューウェルシティ湯河原

こごめの湯


こごめの湯 出典:湯河原温泉 こごめの湯

万葉公園や独歩の湯への入り口にある湯河原町の町営温泉施設。湯河原の山の風景を眺めながら入れる露天風呂が楽しめます。また湯河原温泉のご当地メニュー「担々やきそば」もいただけます。



営業時間:9:00~21:00(最終入場20:30)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
利用料金:大人1,000円、小中学生:500円(19:00~21:00は夜間割引有。大人500円、小中学生300円)
アメニティ:バスタオル500円、フェイスタオル200円

LINK:湯河原温泉 こごめの湯

おわりに


ヒルクライムの練習にも最適な大観山のコースをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。コースが南側にあるので、冬でも割と登ることができます。
芦ノ湖と富士山の眺めは晴れ渡って雲がない日でないと、なかなか同時には見られず、見られたら非常にラッキーです。ぜひ大観山に登って、きれいな景色を見てみてください。