自転車旅が大好きなモデル兼トラベルライターの山下晃和(やましたあきかず)さんが、キャンプをしながらの自転車旅(バイク&キャンプといいます)の楽しみ方を伝える連載企画です。

ポイントは2泊3日

この泊数を無理なく旅することができるようになれば、国内でも海外でも、長期間の旅でも問題なく楽しめるようになるという。とはいうものの、「どんな自転車が必要?」「必要なギアは?」「外で寝るの怖い(笑)」などなど、越えなきゃいけないハードルはいくつかあります。それらを初心者でもひとつずつクリアしていけるように、山下さんにはその旅のレシピを教えてもらう予定です。それではよろしくお願いします!

はじめは1泊2日、3種の寝具をそろえる


自転車にテント、衣類、身支度品などを積んでキャンプする旅のことをキャンプツーリングと言います。宿泊地をホテル、旅館、民宿にすればただのツーリングになります。つまり、宿泊をする場所がキャンプ地であればキャンプツーリングになるわけです。非常に簡単です。

最初は1泊2日から始めると良いでしょう。スマホの充電バッテリーを忘れただとか、歯磨きセットを忘れたとか、着替えをたくさん持って行けないとか、台風などの悪天候が予想されるとか、何かトラブルがあっても、1日であれば乗り切れると思います。

初回のキャンプ地は施設の整ったキャンプ場を探しましょう。今はインターネットでたくさんの情報が出てきます。ここのところ、トイレもウォシュレットが付いていたり、温泉と併設していたり、お風呂が歩いていくほど近かったり、キレイに整った水場があったり、カフェが隣にあったり、キャンプ場の売店にお酒や食料が売っていたり、Wi-Fiが入っていたり、とにかく便利なところが増えています。アメリカのフロリダにあるキャンプ場では、キャンプ場内に図書館があって、Wi-FiどころかDVDで映画まで見られるところもありました。そういった情報も簡単に探せるのでそれほど大変ではありません。

はじめてのキャンプツーリングのときは、距離設定も短くすれば安心でしょう。重い荷物を持って漕いでいると、ほんの数キロでさえも旅感は味わえます。初めは無理をし過ぎないことが重要です。

テント、スリーピングバッグ、マットがあればどこでも快適に寝られます。この3つだけであれば、小径車とバッグパックだけでも積載可能。

テント、スリーピングバッグ、マットがあればどこでも快適に寝られます。この3つだけであれば、小径車とバッグパックだけでも積載可能。


キャンプ道具については、揃えなくてはならないものが多いのですが、まずは3種の神器ならぬ3種の寝具があれば寝床に困ることはありません。
3種の寝具は、テント、マット、スリーピングバッグ(寝袋)です。テントとスリーピングバッグだけで寝る猛者もいますが、キャンプ場は家と違って、真っ平で絨毯のようにフカフカなところとは限りません。

芝生があれば御の字ですが、木の根っこがあるところや、土、砂利、石、岩などがあるところも少なくありません。そういったコンディションも事前に調べられればベストですが、天気によっても左右されるので、インターネットに掲載している写真だけでは分からず、現地で最適な場所を探すことになることも多く、それに備える必要があります。

また、マットがあると、地面からの冷気を遮断するので、寒い時期はスリーピングバッグの保温性機能をアップさせる効果もあります。寝心地と保温性を確保できるのです。

ここ数年で出てきた新しいモデルは、シンサレートやプリマロフトといった中綿の保温性素材を使ったものもあるので、寒さが苦手という人には間違いなくオススメです。

じつはこれらのマットは、キャンプ場や野宿地だけでなく、家でも布団やベッドの上に敷くことで寝心地と保温性をアップさせることもできます。冬場は暖房のように効果があるため、意外とあなどれません。購入してすぐは、自宅で何度か出したり、入れたりを繰り返して慣れておくことも撤収を早くするための方法です。

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私のオススメは「イスカ」というブランドの「ピークライトマットレス180」もしくは、「ピークライトマットレス165」です。
日本のブランドなので、修理対応なども懇切丁寧です。数字は長さのこと約180㎝と約165㎝。小柄な男性や女性であればショートのほうが良いでしょう。重量も軽く、なにより折り畳むとコンパクトになります。
自転車旅の収納は限られてくるので、できるだけ小さくてコンパクトになるもの。すなわち、キャンプ用ではなく、登山用のものを選ぶといいと思います。

次回は3種の寝具の2つ目、テントについて紹介します。お楽しみに!

●バックナンバー「バイク&キャンプのレシピ」
第1回 まずは旅に出てみよう!

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