2019年GIOS(ジオス)ロードバイク最新おすすめモデル15台

美しい青が印象的なGIOS(ジオス)のロードバイク。日本でもクロスバイクを含め、街中でよく見かけるブランドとなった。鮮やかなブルーカラーに、クラシカルなホリゾンタルフレームは人気もありイメージしやすいだろう。さらにエアロロードにディスクブレーキまで、最新トレンドもしっかり押さえているジオスのロードバイク、その特徴から最新ラインナップまで解説していこう。

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GIOSとは老舗のイタリアンブランド

GIOSのヘッドマークに五輪が冠される理由とは…

画像出典:GIOS(ITALY)

ジオスはイタリア・トリノで生まれた、1948年設立の伝統ある自転車メーカーだ。創業者のトルミーノ・ジオスは元ロードレース選手で、ベルリン五輪のイタリア代表に選ばれるほどの実力を持った人物である。ジオス製バイクのヘッドバッジには五輪のマークがあしらわれているのはこのためだ。
1973年からプロレースにも参入。「ブルックリン」に機材供給を始め、以降も積極的にレースと関わりを持っている。

ジオス・ブルー

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ジオスと言えば鮮やかな青色、「ジオス・ブルー」とも呼ばれるカラーリングだ。ジオスの名声が轟いたのは、前述「ブルックリン」のエース選手ロジェ・デ・フラミンクの活躍によるところが大きいのだが、実はそれまでのシンボルカラーはオレンジだった。

ところが、フラミンクが乗っていたのはブルー・バージョン。その鮮やかな青色は「ジオス・ブルー」と名付けられ、現在ではイタリアのペンキ色のサンプルに「ジオス・ブルー」が用意されるほどイメージが浸透している。

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Roger de Vlaeminck, monsieur Roubaix, riding his GIOS #gios #original #parisroubaix #history

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▲ジオスブルーのバイクを駆るロジェ・デ・フラミンク

日本においても「ジオス・ブルー」は人気の的。ロードバイクからシクロクロス、ツーリング、MTB、クロスバイク、ミニベロ……そのラインナップは幅広く、傾向としてはカーボンよりもスチール製のバイクが人気を得ている。特にクラシックなホリゾンタル・フレームの販売量が多く、ブランドに寄せられる期待もそこにある。

オールドレースの栄光とグランツールへの復活

昨今はホビーライダー向けの印象が強いジオスだが、レース戦績にも華々しいものがある。1994年から機材供給を始めたスペインの「チーム・ケルメ」では、1999年のツール・ド・フランスでフェルナンド・エスカルティンがピレネー峠で区間優勝を獲得。総合3位にランクインしている。2003年から2004年までは、イタリアの「フォルマッジピンゾーロ」がジオスを駆って躍動した。

2012年のサイクルモードでは実車の展示もあった。2001年のジロ・デ・イタリアでステージ優勝を果たしたイヴァン・クアランタのバイク(上)と、1999年ツール・ド・フランスで山岳ステージを制したフェルナンド・エスカルティンの実車(下)

近年はコロンビアの「マンサナ・ポストボンチーム」をサポート、2017年のブエルタ・ア・エスパーニャに出場している。

GIOSのロードバイクの特徴

見た目に美しいジオスのロードバイクは、ルックスだけでファンを離さない魅力がある。もう少し踏み込んで話をするならば、欠かせないのは「溶接」の側面だろう。

ブルーカラーに精度の高い溶接技術

最大の特徴、それは「ジオス・ブルー」はもちろんのこと、徹底的にこだわった精度の高いフレームだ。そのクオリティの高さから、イタリア生まれのブランドでありながらドイツ的な印象を与えるとまで言われている。ビルダー自身も「溶接の精度の高さがフレーム作りで最も大切」と話す。

SETTANTA(=イタリア語で70の意)は、名の通り70周年を記念した特別モデル。COLUMBUS社GIOS専用チューブにTig溶接がたまらなく美しい特別仕様フレーム

精度がしっかりしてないとプロの使用には耐えられない。いまは「デダチャイ」の軽量チューブをメインに使っているが、材料を痛めないようにTIG溶接が中心。またラグドフレームの場合は、チューブの劣化を最小限にするため低温溶接を行なっている。

COMPACT PROは、COLUMBUS社製SPIRITチューブをGIOSカスタムラグで接合したモデル

続いてジオスのロードバイク最新ラインナップをみていこう。

2019年最新ラインナップおすすめ15台

2017年のブエルタでグランツール復活を果たしたGIOS、今年もManzana Postobón(マンサナ・ポストボン)が牽引する。

画像出典:GIOS(ITALY)

ブルーカラー、ブラック、ホワイト、イタリアンカラーと、厳選されたカラーリングのGIOSバイク群。あくまでもGIOSらしさを貫くビジュアルは、ぱっと見の区別がつきにくいところもある。
モデル名とともに、特徴を簡潔に付してお届けしよう。

※グラベルロード、TTバイク、シングルスピードモデルは割愛

AERO LITE エアロ系ロードのフラッグシップモデル

AERO LITE エアロ系ロードのフラッグシップモデル
剛性と軽さ、ショック吸収性も併せ持つハイモジュラス・カーボンモノコックフレーム。脚力を推進力に変える強度があり、ダウンヒルでは思い通りのラインをトレースできる正確なハンドリングが持ち味だ。2019年モデルではダイレクトマウントブレーキ仕様となり、よりシビアなブレーキコントロールが可能。

価格 508,000円(シマノ・アルテグラ&COSMIC完成車/税抜)
298,000円(シマノ・アルテグラ完成車/税抜)
248,000円(シマノ・105完成車/税抜)
168,000円(フレームセット/税抜)
サイズ 480、500、520、540
カラー チーム・レプリカ

TORNADO 一日中乗っていられる快適性

AERO LITE DISC エアロタイプのディスクロード
長距離レースや荒れた路面にも対応するカーボン・モデル。軽さと強度を兼ね備えたロングホイールベース・フレームは振動吸収性を高めつつ、ヒルクライムはもちろん、ロングライドでも優れたパフォーマンスを発揮する。一日中乗れる快適性で、すべてのレベルのライダーに対応したオールラウンダーだ。

価格 478,000円(シマノ・アルテグラ&COSMIC完成車/税抜)
268,000円(シマノ・アルテグラ完成車/税抜)
218,000円(シマノ・105完成車/税抜)
148,000円(フレームセット/税抜)
サイズ 480、510、540
カラー ブラック・イエロー

AERO LITE DISC エアロタイプのディスクロード

AERO LITE DISC エアロタイプのディスクロード
上記「AERO LITE」の基本性能をベースに、フラットマウント規格ディスクブレーキ対応のフレームセット。ダウンヒルやコーナー時でも安定した制動力を発揮し、天候に左右されないブレーキフィーリングでビギナーでも安心してライドを楽しめる。

価格 198,000円(フレームセット/税抜)
サイズ 480、500、520、540
カラー ジオス・ブルー

TITANIO 腐食性に強く長く付き合える一台

TITANIO 腐食性に強く長く付き合える一台
伸びに優れ、加速力も高く、いつまでも走り続けたくなるチタン製フレームモデル。軽量かつ高剛性で、腐食性に強く、長く付き合える一台だ。価格は他のラインナップと比べて少々割高になっているが、それに見合った価値がある。

価格 618,000円(シマノ・アルテグラ&COSMIC完成車/税抜)
408,000円(シマノ・アルテグラ完成車/税抜)
358,000円(シマノ・105完成車/税抜)
278,000円(フレームセット/税抜)
サイズ 480、500、520、540
カラー ジオス・ブルー

REGINA これぞ定番のクロモリロード

REGINA これぞ定番のクロモリロード
ジオス本領とも言えるクロモリバイクの定番モデル。コロンバス社製の大口径ダブルバテッドチューブとフューチュラ・フォークを採用している。スチールならではのしっとりした上質な乗り心地の中に、剛性もしっかり感じられるフレームだ。

価格 458,000円(シマノ・アルテグラ&COSMIC完成車/税抜)
248,000円(シマノ・アルテグラ完成車/税抜)
198,000円(シマノ・105完成車/税抜)
118,000円(フレームセット/税抜)
サイズ 480、500、520、540
カラー ジオス・ブルー

LESTA 上りも下りも得意なオールラウンダー

LESTA 上りも下りも得意なオールラウンダー
アルミフレーム独特のキビキビした瞬発力のある走りが魅力。ヒルクライムなどで、その効果を発揮するだろう。大口径テーパーヘッドによりボリュームを増したフロント周りにより、ダウンヒル時のハンドリングも優れた安定性を持つ。上りも下りもスムーズにこなすアルミ・オールラウンダーだ。

価格 258,000円(シマノ・105&マヴィック・キシリウム完成車/税抜)
168,000円(シマノ・105完成車/税抜)
サイズ 480、500、520、540
カラー ジオス・ブルー

AL LITE 手軽にジオス・ブルーを楽しめる!

AL LITE 手軽にジオス・ブルーを楽しめる!
メインフレームにアルミ・ダブルバテッドチューブを使い、フォークは路面からの振動を和らげるカーボンを採用。ロード本来の走りを楽しめるバイクで、手軽にジオス・ブルーを嗜める一台だ。

価格 128,000円(税抜)
コンポーネント シマノ・ティアグラ
サイズ 480、510、540
カラー ジオス・ブルー

SIERA アルミながらあなどれない高性能

SIERA アルミながらあなどれない高性能
シマノ・クラリスをメインコンポーネントに据えたアルミフレーム・モデル。カーボン・フォーク、完組ホイールなど、充実のスペックに仕上がっている。週末のサイクリングや日々のトレーニングなど、レベルアップを目指すライダーにおすすめ。

価格 89,800円(税抜)
コンポーネント シマノ・クラリス
サイズ 460、490、520
カラー ジオス・ブルー、ホワイトブラック

FELLEO しなりある乗り心地と伸びある走行感

FELLEO しなりある乗り心地と伸びある走行感
コロンバス社製のスチールチューブとフューチュラ・フォークを採用。クロモリ特有のしなりのある乗り心地と伸びのある走行感が特徴だ。コンポーネントはシマノ・105を搭載しており、高い走行性能を発揮。

価格 258,000円(シマノ・105&マヴィック・キシリウム完成車/税抜)
168,000円(シマノ・105完成車/税抜)
サイズ 480、500、520、540
カラー ジオス・ブルー

AIRONE 幅広い用途に対応のお買い得品

AIRONE 幅広い用途に対応のお買い得品
クロモリフレームらしいウィップ感とカーボン・フォークによる切れのあるハンドリングが融合。街乗りから本格的なライドまで、幅広い用途に対応するお買い得な一台だ。

価格 138,000円(イタリアン・カラー/税抜)
128,000円(ジオス・ブルー/税抜)
コンポーネント シマノ・ティアグラ
サイズ 480、500、520、540

FURBO クロモリらしいウィップ感が優しい

FURBO クロモリらしいウィップ感が優しい
上位機種と同じフレーム設計により、高い走行性能を獲得しているクロモリ・モデル。バネのある身体に優しい乗り味で、ロングライドにも使えるバイクだ。

価格 110,000円(税抜)
コンポーネント シマノ・ソラ
サイズ 480、500、520、540
カラー ジオス・ブルー

FENICE 休日のライドから通勤・通学まで

FENICE 休日のライドから通勤・通学まで
しなやかな乗り心地で気軽にスポーツサイクリングを体験できるクロモリ・バイク。休日のライドから、毎日の通勤・通学にも重宝するモデルに仕上がっている。ジオスにしては珍しいブラック・カラーが精悍で頼もしい。

価格 89,800円(税抜)
コンポーネント シマノ・クラリス
サイズ 450、480、500、520、540
カラー ジオス・ブルー、ブラック

SETTANTA ブランドの礎を築くクロモリモデル

SETTANTA ブランドの礎を築くクロモリモデル
コロンバス社のジオス専用チューブを使った特別仕様フレームセット。ブランドの礎となったイタリアン・クロモリモデルだ。各部にジオスの歴史を背負った造作が見られ、美しさと強靭さを併せ持っている。

価格 258,000円(フレームセット/税抜)
サイズ 480、500、520、540、560
カラー ジオス・ブルー

COMPACT PRO スチールへのこだわりと伝統が息づく

COMPACT PRO スチールへのこだわりと伝統が息づく
コロンバス社製スピリットチューブをジオス・カスタムラグで接合した一台。スチールへのこだわりと伝統が息づき、もはや芸術品とも形容される往年からのイタリアンバイクのあるべき姿を形作ったモデルだ。

価格 388,000円(カンパニョーロ・ポテンザ完成車/税抜)
198,000円(フレームセット/税抜)
サイズ 480、500、520、540、560
カラー ジオス・ブルー

VINTAGE クラシックマニア垂涎のデザイン

VINTAGE クラシックマニア垂涎のデザイン
ラグジュアリーという言葉の響きが似合う、その名もヴィンテージ。古き良き時代を感じさせるルックスと3つのカラーリングが、クラシック愛好家にはたまらない雰囲気を漂わせている。

価格 127,000円(イタリアン・カラー/税抜)
117,000円(ジオス・ブルーホワイト/税抜)
コンポーネント シマノ・ティアグラ
サイズ 480、500、520、540

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GIOSのミニベロという選択肢も

2019年は、105仕様の「走れるミニベロ」も登場したGIOSの小径モデル。ジオス好きなら思わず食指が動いてしまうバイクがそろう。

まとめ

ジオス=クロモリというイメージを持つ人は多いが、ラインナップを見てみればカーボン、アルミ、そしてチタンといったように幅広い素材を使っているのがわかる。前述したように精度の高さは秀逸。エントリーライダーからベテランライダーまで満足のいくバイク作りがジオスの特徴である。季節はもうすぐ春。ジオス・ブルーをまとったモデルで走れば気分も上々だろう。失敗しないバイク選びならジオスをおすすめしておこう。

Photos © JOB INTERNATIONAL
LINK:JOB INTERNATIONAL

増渕俊之

WRITTEN BY増渕俊之

出版社勤務を経て、フリーランスの編集/ライター。編著に『これがデザイナーの道』『自転車ファンのためのiPhoneアプリガイド』『岡崎京子の仕事集』がある。現在、編集を手がけた岡崎京子の単行本『レアリティーズ』が発売中。

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