こんにちは、ブログ「つむりの悠々自適ライフ」を書いている神楽坂つむりです。

自転車を始めて以来、もっぱらロードバイクばかり乗っていた私ですが数年前から違う種類の自転車にも乗るようになりました。

それは「グラベルロードバイク」

それまでも自転車を通じて世界の広さを体感してきましたが、グラベルロードバイクを手に入れてからというもの、より広く、より深く楽しめるようになったと実感しています。

普通のロードバイクとは何が違うのか?
一体何が出来るようになるのか?
今回はそんな観点からグラベルロードバイクの世界を紹介していきます。

グラベルロードバイクの特徴って?


まずロードバイクとの違いを書き出してみます。

私の愛車はGTのGRADE CARBON

私の愛車はGTのGRADE CARBON。フルカーボンのグラベルロードバイクです。



  • 太いタイヤを履くことができる。
  • ディスクブレーキを採用している。
  • 振動吸収性が良い。
  • 直進安定性の高いジオメトリーを採用している。
  • 乗車姿勢はアップライト寄り。
  • 重心が低く挙動が安定しやすい。
  • その分クイックさは抑え気味。
  • ハンドルやサドルといったパーツ類もグラベル走行に適している。
  • バッグなどのアクセサリ類を装着しやすい。
  • フレーム重量はやや重め。
  • アルミやクロモリフレームが人気。
  • ハイエンドモデルになるとカーボンフレームが登場。
  • 実は今やほとんどのメーカーがラインナップに入れている。

といったところでしょうか。

NOTUBESのGRAILリムにパナレーサーのグラベルキングをインストール。乗り心地抜群!



この中でも一番の特徴は「太いタイヤを履くことができる」ということ。
具体的に言うと最低でも35C程度は装着することができます。
メーカーによっては40~50C程度のタイヤを履いてもクリアランスを確保できるように設計していることもあります。

そもそもグラベルとは英語で「未舗装路」や「砂利道」と言った意味があり、そのような場所を走るためには地面と接するパーツであるタイヤが何よりも重要。
細いタイヤよりも太いタイヤの方が入れられる空気の量=エアボリュームが増えて安定感が増しますし、パンクリスクや転倒リスクを軽減することができるため、ある程度太いタイヤを装着できることはグラベルの必須条件とも言えます。

それに応じてブレーキシステムも自ずとディスクブレーキが採用されます。
ディスクブレーキのメリットとして安定した制動力やタイヤクリアランスの向上が挙げられます。泥詰まりの心配もありませんし、軽い力で確実にブレーキをかけることが可能になります。

他にも色々な特徴がありますが全てはその名の通り、「グラベル」を快適に走るため。
荒れた路面、林道、未舗装路と言ったシチュエーションで最大限ポテンシャルを発揮するように設計されているのです。

走って楽しいのはやっぱりグラベル!


京都山奥の未舗装路を突き進む。歴史を感じるライドでした。

京都山奥の未舗装路を突き進む。歴史を感じるライドでした。



実際に何度もグラベルを走ったことがあります。

ここで皆さんにお伝えしたいのは

「グラベル走るのめっちゃ楽しい!」

と言うことです。

ロードバイクで舗装路を走るのも勿論楽しい。
軽い力で驚くほど出るスピード、流れる景色の速さ、風を切る感覚、音、におい、羽が生えたかのような軽やかさ・・・・唯一無二です。
が、グラベルの楽しさは全く別物です。

徳島県の剣山スーパー林道。標高1,000m越えの厳しいグラベルロードですが景色は抜群。



まず走るフィールドの違いが刺激的で楽しい!

日本は国土の7割が山に覆われている山岳大国です。その全てを走ることができるわけではありませんが、そこには無数の林道やトレイルが存在します。
また、山だけではなく川沿いの未舗装路、河川敷の砂利道、山奥の酷道・・・・・その全てがグラベルロードバイクではればコースになり得るのです。
ロードバイクでは避けてきた場所が逆に楽しめるフィールドに生まれ変わるのですから、もう2倍楽しい。いや、2倍と言わず、国土の3割しか楽しめていなかったのが、残りの7割も楽しめるようになるのですから、その可能性は計り知れない!と言うことです。

少し無茶な数字論ですが、実際に走るフィールドの広がりは、ただそれだけでワクワクしてしまいます。

滋賀県から福井県に抜ける山中の中で小休憩。自然に囲まれながら、身体を休める。何も考えない至福の時。



自然との距離がものすごく近く「山の中」を走っている時の感覚というのは言葉では言い表しにくい部分があります。
おびただしい数の生命に囲まれながらただ一人自転車に乗っている、その事実が何ともはや適度な緊張感と心の平穏さを生み出してそのバランスが癖になる。

テクニック的にも荒れた路面をいなしながら走るのがスリリングで面白い!
マウンテンバイクほどの本格的なガレ場は走ることができないため、そこまでリスクは高くありません。
最初はこわいな、と思うかもしれませんが、自身のレベルに合わせて走れば何ら問題はありません。無茶を感じれば降りれば良いのです。
グラベルロードバイクの世界では速く走ることはステータスにならないので、ロードバイクのように足をつきたくない!という発想がそもそも芽生えにくいという隠れたメリットも存在します(笑)

実は舗装路でも活躍できる!


舗装路の国道を走り、未舗装路があれば飛び込む

舗装路の国道を走り、未舗装路があれば飛び込む。こういう楽しみ方ができるのも良いところ!



「大は小を兼ねる」という訳ではないですが、グラベルロードバイクの守備範囲は意外と広いです。
ロードバイクが得意とするような30km/h超の速度域ではどうしても重たさを感じてしまい快適に走ることができませんし、ヒルクライムのような軽さが重要な局面でもやはり同様のことが起こり得ます。

が、それ以外のことなら大抵なんでもこなしてしまうのがグラベルロードバイクの懐の広さです。

むしろ近所のポタリングや速度を気にしないツーリングであればタイヤが太い分、安定して走ることができます。
ポジション的にも前傾姿勢は緩めですので、自ずと上体が起きてリラックスした姿勢で走ることができ、目線も上がって景色がよく見えるようになります。(その反面、お尻に荷重がかかるので長距離を苦手する部分もあります。)

また、舗装路と言えども、路肩脇や歩道との段差、マンホールや白線など、自転車乗りからすると意外と路面は荒れているもの。
そういった場面でも活躍が期待できるため、案外通勤や通学にも便利だったりするのです。

さらにタイヤを細いものに交換さえすれば、ロードバイクに近い走行感を得ることも可能です。
私は太いタイヤと細いタイヤを履かせたホイールを2セット所有していますが、走るシチュエーションに合わせて交換することで、1台で2役こなせるように運用しています。

このようにグラベルロードバイクはある意味オールマイティな自転車とも言えると思います。
仮に今私が自転車を始めた当時の自分にアドバイスすることができるなら、間違いなくグラベルロードを推していたと思います。

その理由は「ツーリングバイクとしてのポテンシャルの高さ」
これについては次の章で書き記します。

バイクパッキングとの相性抜群


今や旅自転車のスタイルとして定番になった「バイクパッキング」
自転車に大型のサドルバッグやフレームバッグ、ハンドルバッグを装着して旅に必要な
アイテムを積載するこの方法は、自転車の型に囚われずに旅自転車化できるということで非常に汎用性が高いスタイルと言えます。

サドルバッグ、フレームバッグ、ハンドルバッグを装備

サドルバッグ、フレームバッグ、ハンドルバッグを装備。中にはテント泊ができるギアがぎっしりと詰まっています。その他には自炊道具や着替え、水などなど。



バイクパッキング用品メーカーの雄、APIDURA製品との相性は抜群。



が、実際にロードバイクとグラベルロードバイクどちらでもバイクパッキング旅をしたことがありますが、グラベルロードバイクの方が圧倒的に安定感があります。

これはフレーム設計とタイヤの太さによるもので、やはり直進安定性が高く重心が低い&タイヤが太いグラベルロードバイクの方が、荷物を積載した時の安心感が違います。
荷物を増やしても挙動が安定していますし、無理して漕いでいる感じが全くありません。
もともとロードバイクに比べて車体車重が重いため、総重量に占める荷物重量の割合を減らすことができるというのも、安定感の向上に一躍買っています。

日本一周のような超長距離旅は勿論、バイクパッキング旅や速度をそこまで求めないツーリングを計画しているならグラベルロードバイクは間違いなくお勧めできます。

セカンドバイクや旅バイクの選択肢に


地図には載っていない未知なる道に期待が膨らむ

グラベルの先に何があるのか。地図には載っていない未知なる道に期待が膨らむ。



グラベルから舗装路まで、守備範囲の広いグラベルロードバイク。
カスタマイズの幅も広く、ロングライドだけではなくバイクパッキングやキャンプツーリングにも対応することができるポテンシャルを秘めています。

「林道や未舗装路を走ってみたい」
「旅に使えるタフな自転車が欲しい」
「通勤や通学、普段使いもできるスポーツ自転車が欲しい」
そんな懐の広いグラベルロードバイクの世界、おすすめです。

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