シマノのE-BIKE用コンポーネント『SHIMANO STEPS』は、自転車好きの人ならば一度は耳にしたことがありますよね。最近じわじわと人気を集めているE-BIKEを購入する前に、SHIMANO STEPSの特徴を確認しておきましょう。

TOP画像提供:Shimano

話題のE-BIKE用コンポーネンツ SHIMANO STEPS


電動アシストで快走できるE-BIKEは、海外のみならず日本でも徐々にそのジャンルを確立しつつあります。そのE-BIKE用のコンポーネンツの1つが『SHIMANO STEPS』です。

SHIMANO STEPSとは?


『SHIMANO(シマノ)』と言えば、日本が海外に誇る世界シェアNo.1の自転車部品メーカーです。

『SHIMANO STEPS』はもともと欧州向けに開発されたアシストコンポーネンツでしたが、日本のレギュレーションに合わせて最適化した後に、日本国内においても数々のE-BIKEに搭載され始めました。

SHIMANO STEPS搭載のE-BIKEは、ノイズを軽減したアシストによって快適にランディングを楽しめます。バッテリーは長距離走ることができる大容量なので、途中でアシストがなくなる心配は少ないでしょう。

防水性にも優れているため、雨の日や整備されていない道でも安心して走ることができます。


特徴的な4つのパーツ構成


SHIMANO STEPSは次の4つのシステムメカニズムにより構成されています。

  • サイクルコンピューター
  • スイッチユニット
  • ドライブユニット
  • 充電式バッテリー

『サイクルコンピューター』はワイドスクリーンを採用しており、データが大きく表示されるため視認性に優れています。走行した距離・残りの走行可能な距離・時速・走行時間、時間などの確認が可能です。

手前に電源スイッチとライトのスイッチが並んでいるだけのシンプル設計で、操作性も優れています。

『ドライブユニット』は軽量でありながらパワー出力は安定しており、ペダリングはふつうのスポーツバイクと比べてもとても自然です。

遂に日本進出 SHIMANO STEPS E8080 シリーズ


SHIMANO STEPS E8080 シリーズ

Image : Shimano


海外ではあらゆるシーンで対応できるSHIMANO STEPSのシリーズが活躍していますが、その中の1つであるE8000シリーズを日本向けに最適化した『SHIMANO STEPS E8080』が国内で発売されました。

海外モデルを日本仕様にアレンジ


そもそもなぜ海外モデルを日本で使用できないのかというと、電動アシスト自転車について日本には海外とは異なる規制が設けられているためなのです。

日本においては時速24km以上で走行する場合、アシスト機能は使えません。また、最大で人力の2倍のアシストが可能なのは時速10kmまでと定められており、それ以上は時速によってアシスト機能を反比例して減らす必要があります。

ヨーロッパでも時速25km以上で走行する場合にはアシスト機能をゼロにしなければならないのですが、アシスト比率の規制はありません。

こうした規制に最適化させつつ、スポーツバイクとしての性能を備えたコンポーネントがSHIMANO STEPS E8080なのです。

軽量でありながら高いパフォーマンスを発揮


SHIMANO STEPS E8080シリーズはフリクションストレスを可能な限り少なく抑えたため、効率的にペダリングでき、スポーティな乗り心地を楽しめます。

電動アシストを最も頼りたいのは、ペダルが重く感じるスタート時や坂道です。SHIMANO STEPS E8080シリーズの出力は最大70Nm、250Wと高く、日本向けに性能を変更してあっても、十分なアシストを受けることができます。

この高出力を活かして、険しい山道でも楽に駆け上がれるため体力を温存でき、よりスポーツバイクの楽しさを感じることができるでしょう。

もちろん活躍の場は山道だけではありません。ユニットは2.8kgと軽量で、外観もコンパクトなので、シティユースとして通勤・通学に利用できます。

E-BIKEのアシストによる乗り心地は?


Shimano steps

Image : Shimano


これまでも街でよく見かけていた電動アシスト付き自転車とE-BIKEはどのように違うのでしょうか。以下ではE-BIKEのアシスト機能の乗り心地を解説しています。

スポーツバイクの走りを快適に


電動アシスト付き自転車と聞くと、高齢者のほか、子どもや重い荷物を乗せる主婦が使うようなイメージが強いのではないでしょうか。実際に電動アシストはそういった場面で非常に活躍してくれる優れものです。

しかし、E-BIKEはより『スポーティ』な側面に重きを置いています。E-BIKEの外観だけではなく、走行距離などをチェックできるスクリーン、駆動方式、バッテリー、どれを取ってもいわゆる『ママチャリ』とは異なります。

ペダルを漕ぎ出した瞬間からその違いを感じることができるでしょう。長距離のサイクリングや山道でのライディングではよりそのスムーズなフィーリングを感じられます。

E-BIKEは、スポーツバイクの走りをサポートすることで、より広い世界でライディングを楽しむことを可能にしたといえます。

海外モデルとの違いはある?


日本モデルと海外モデルのE-BIKEはどんなところで違いが出るのでしょうか。先に述べたように、日本の電動アシスト付き自転車のパワーについては、人力の2倍までということと、アシスト比率が定められています。

こうした規制による性能の違いは次の2点に色濃く表れます。

  • スタート時のアシスト力
  • 20km以上で走行する場合のアシスト力

スタート時のアシスト力については、海外では人力の最大3倍までアシストしてくれるため、やはり海外モデルはパワーが出せます。

しかし、言い換えれば、同じクラスのユニットを装備しているE-BIKEであれば、差が出るのはその2点くらいなのです。

SHIMANO STEPS搭載の国内メーカー自転車


SHIMANO STEPSを搭載する国内メーカーの自転車を4台紹介します。

MIYATA CRUISE


CRUISE

CRUISE Image : MIYATA


フルアルミフレームの『MIYATA CRUISE』は、重量18.7kgと軽量ながら115km(ecoモード)ものライディングが可能です。HIGH・NORMAL・ECOの3つのモードに切り替えられ、バッテリー残量やアシスト力をサイクルモニターで確認しながら走行できます。

  • 商品名:MIYATA CRUISE
  • 価格:29万520円(税込)
  • 公式HP

MIYATA RIDGE-RUNNER


RIDGE-RUNNER

RIDGE-RUNNER Image : MIYATA


電動アシストMTBとしてマウンテンバイクの歴史を変えたのが『MIYATA RIDGE-RUNNER』です。タイヤのサイズは27.5×2.8とワイドに設計され、そのグリップ力によって力強く坂を駆け上がります。

フレームはSHIMANO STEPSを搭載することを前提として設計されており、100km以上のライディングにも対応可能です。

  • 商品名:MIYATA RIDGE-RUNNER
  • 価格:39万8520円(税込)
  • 公式HP

ミズタニ自転車 Seraph E-01S


▲Image:Mizutani Bicycle


『Seraph E-01S』は昭和20年台にミズタニ自転車が発売していたブランドネームを使用し、当時のヘッドマークをバイクのヘッドにプリントしました。アシスト機能がきれてしまっても、通常のスポーツバイクとして走れます。

  • 商品名:ミズタニ自転車 Seraph E-01S
  • 価格:41万400円(税込)
  • 公式HP

フカヤ DAVOS E-600


Image:Fukaya


ツーリング車で有名なダボスから登場したのが『DAVOS E-600』です。トップチューブとフォークブレード合わせて9カ所にダボ穴を用意しており、キャリアはもちろんのこと、自由にアレンジして使用可能です。荷物を積んで、ツーリングを楽しみましょう。

  • 商品名:フカヤ DAVOS E-600
  • 価格:46万4400円(税込)
  • 公式HP

SHIMANO STEPS搭載の海外メーカー自転車


SHIMANO STEPSを搭載する海外メーカーの自転車を4台紹介します。

BESV TRS1


Image:BESV


『BESV TRS1』は軽量なカーボンフレームを採用し総重量は19.3kg、バッテリーが満タンであれば最大140kmの走行が可能です。

  • 商品名:BESV TRS1
  • 価格:49万8960円(税込)
  • 公式HP

MERIDA eBIG.SEVEN 600


Image : MERIDA


『MERIDA eBIG.SEVEN 600』の技術を駆使したアルミフレームはMERIDA本社のE-BIKE専用工場で作られています。総重量は19.2kgで、快適なライディングを楽しむことができるでしょう。

  • 商品名:MERIDA eBIG.SEVEN 600
  • 価格:38万7720円(税込)
  • 公式HP

LOUIS GARNEAU ASCENT e-sports


Image:ASAHI


『LOUIS GARNEAU ASCENT e-sports』は小径車(ミニベロ)であることが特徴です。ほかのE-BIKEに比べてすっきりして見えるため、街中で乗っていても違和感がありません。適応身長も145~180cmと幅広く、小柄な人にも挑戦しやすいE-BIKEと言えるでしょう。

  • 商品名:LOUIS GARNEAU ASCENT e-sports
  • 価格:35万6400円(税込)
  • 公式HP

まとめ


日本でも人気が高まりつつあるE-BIKEは長距離やトレイルライディングなどスポーツバイクとして楽しむのはもちろんのこと、通勤や通学、買い物といった日常使いにも対応可能です。

そのため、搭載しているコンポーネント選びは慎重にした方がいいでしょう。中でもSHIMANO STEPSは人気や実績、性能の面からみて安心できる製品と言えます。

SHIMANO STEPSを搭載したE-BIKEも複数出ていますが、メーカーによってさまざま特徴があるため、自分に合ったものを探してみてください。

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