STRAVAのビッグデータから見えた日本のアスリートの傾向|日本人は”長い”のが好き!?

アスリートのためのソーシャルネットワークサービスStrava に投稿された過去1年間のアクティビティの記録をまとめて分析した「Year In Sport」が発表されました。Year In Sports は、世界195ヶ国、4,800万人以上のアスリートの、日々のアクティビティの記録をもとに集計し、分析したものです。

Stravaにアップされたアスリートのビッグデータから判明したアクティビティの特徴・傾向を紹介します。

人を動かすのは、人

グループアクティビティを行っているアスリートと、そうでないアスリートを比較すると、以下の傾向があるようです。

  • 仲間と一緒に運動をしているアスリートほど、アクティビティのアップロード数や距離が多い
  • グループアクティビティを行っているランナー、サイクリストのスタート時刻が早い

友達やトレー ニングパートナー、クラブを見つけることで、朝の眠気に打ち勝ち、より多くのアクティビティを行うことができるかもしれません。言われてみると当たり前のことですが、スポーツを継続するためには仲間を見つけることが重要ということです。

ランニング

サイクリング

目標設定はモチベーション維持の秘訣

モチベーションを維持する方法はひとつではありませんが、モチベーションを維持しアクティビティを継続しているアスリートには共通する傾向があります。今年1月に目標を設定したアスリートは、9ヶ月経っても95%が運動をしており、アクティブに運動を続けている傾向が顕著に見られます。

「一年の計は元旦にあり」。2020年はしっかりと目標を設定してみてはいかがでしょうか。

1月にアクティブで、その後も継続的に運動をしているアスリートの割合

オールラウンダーの爆誕

1種類のスポーツだけに集中するのは最善策ではないと考えるアスリートが増えています。アクティビティの95%以上がランニングあるいはサイクリングのみのアスリートは、年々着実に減少しています。

自転車とランニング、自転車とトライアスロンなど、複数のアクティビティに取り組む方も実際に多くいるので納得の結果と言えるでしょう。

1種目のスポーツのアップロードが95%以上を占めるアスリートの割合:ランナー

1種目のスポーツのアップロードが95%以上を占めるアスリートの割合:サイクリスト

もっともアクティブな1日は?

5月3日の憲法記念日は日本で最もアクティブな1日となりました。大型10連休の影響や、新時代のスタートが関係しているのかもしれません。

ゴールデンウィーク(ランニング)

ゴールデンウィーク(サイクリング)

一方で、アスリートの活動が止まった日もあります。季節はずれの寒気と雨となった4月10日のランニングのアクティビティがマイナス66%、サイクリングがマイナス80%と、ともに通常比から大きく減少しました。ランナーもサイクリストも寒さと雨には弱いようです。

ランナーもサイクリストも寒さと雨には弱い

インドアシーズンは12ヶ月

インドアでのトレーニングは、もはや悪天候の日だけのものではありません。中でも、バーチャルライドのアクティビティをアップロードするサイクリストの割合は年々増加しています。

ZwiftやTrainerRoadのようなバーチャルライド・プラットフォームの成長に伴い、季節を問わず室内サイクリングが増加していることがうかがえます。

バーチャルライドをアップロードするサイクリストの割合

世界で最もエンデュランスランニングが成長した国、日本!

今年マラソンまたは50km以上のウルトラマラソンを完走したStravaアスリートの比率を国別に比較する と、日本が23.8%と最も高く、全世界と比較しても7.1%高くなっています。

日本のStravaランナーの19.7 %はマラソンを1回以上、9.7%はウルトラマラソンを1回以上走っています。日本は世界で最もエンデュラ ンスランニングのアスリートの割合が伸びている国です。

今年マラソンまたはウルトラマラソンを完走したランナーの割合

また、全世界のStravaのウルトラランナーの51%はマラソンのアクティビティをアップロードしたことが なく、ウルトラランナーはウルトラ一筋にアクティビティに取り組んでいるという傾向がみられます。

一方で、日本のウルトラランナーでマラソンのアクティビティをアップロードしたことがないアスリートは36%と全世界と比較すると低く、64%のウルトラランナーはマラソンと両方に取り組んでいるという特徴がみられます。

Stravaウルトラランナーの51%はマラソンをアップロードしたことがない

世界と日本のアクティブコミュート(=運動による通勤)

この1年間のアクティブコミュートの記録数は42%伸びており、全世界 のStravaアスリートがこの1年で通勤した距離は5億km以上、日本だけを見ると1090万km以上ということがわかりました。また、東京では火曜日が他の曜日の通勤アクティビティより21.4%高いという特徴が見られ、平日の通勤アクティビティの時間は平均36分、距離は平均11.8キロ(移動速度は時速 19キロ)でした。

平日の通勤アクティビティの時間は平均36分、距離は平均11.8キロ(移動速度は時速 19キロ)

いま最もホットなギア

Stravaのデータから、アクティビティのログに記録したのギアの傾向をみることができます。シューズ情報を更新しているStravaアスリートの内、東京マラソンで最も人気の高かったシューズはNike Vaporfly 4 %でした。その他にも、人気急上昇のシューズや自転車、デバイス/アプリを見ることができます。

いま最もホットなギア

田村明寛

WRITTEN BY田村明寛

FRAME編集部メンバー。1990年兵庫県生まれ。スポーツバイクとの出会いは、大学生の頃。パンク修理も知らない時にクロスバイクで九州を一周したのは今となってはいい思い出。 現在の愛車はKUOTAのKOUGAR。人里離れた大自然の中を走るのが好き。

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