「グラベルロード=自転車通勤ベストバイク」説!通勤にちょうどいい3つのメリットとは

皆さんこんにちは!自転車ブログ「つむりの悠々自適ライフ」管理人の神楽坂つむりと申します。日本全国を旅している様子を写真たっぷりに、その時々に感じたことを文章にして、書き連ねる日々を送っています。

新生活のシーズンになり、暖かくもなり、自転車通勤を始められる方も多いのではないでしょうか。

自転車は老若男女問わずに始められるスポーツであり、移動手段でもあり、かつ環境や健康にも良いということで今注目を浴びている趣味の一つです。そんな自転車を普段の通勤や通学で活かさない手はありません!

今回は自転車通勤におすすめの自転車「グラベルロード」について紹介していきたいと思います。

私の愛車 GT GRADE CARBON。念願のグラベルアドベンチャー用コンポーネンツ「SHIMANO GRX」を搭載しています。
私の愛車 GT GRADE CARBON。念願だったグラベルアドベンチャー用コンポーネンツ「SHIMANO GRX」を搭載しています。


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グラベルロードバイクってどんな自転車?ロードバイクとの違いは?

趣味としてのスポーツ自転車といえば一般的にはクロスバイクやロードバイク、マウンテンバイクなどが挙げられます。

一般的なロードバイク。ドロップハンドル、細身のタイヤ、深い前傾姿勢をとることができるスポーツ自転車の代表格です。
一般的なロードバイク。ドロップハンドル、細身のタイヤ、深い前傾姿勢をとることができるスポーツ自転車の代表格です。


ざっくりとした説明にはなりますが、街中を走っているスポーツ自転車のうちハンドルが横に真っ直ぐのものがクロスバイク、太いタイヤを履いておりサスペンションが付いているものがマウンテンバイク、競輪自転車のように下向きにぐるっと曲がっているものがロードバイクと呼ばれる種類の自転車です。

グラベルロードバイクはロードバイクの進化版、とでも言いましょうか。

まずはその主な特徴を羅列してみます。

  1. 太いタイヤを装着していて安定感がある。
  2. ディスクブレーキを採用していて悪天候に強い。
  3. ハンドル幅が広く上半身がリラックスした状態で乗車できる。

等が挙げられます。

グラベルロードバイク GT GRADE CARBONです。1.ロードバイクと比べてタイヤ幅が太く 2.ディスクブレーキを採用しており 3.リラックスしたポジション(前傾姿勢が緩めで上半身が起きた状態)で乗ることができます。
グラベルロードバイク GT GRADE CARBONです。1.ロードバイクと比べてタイヤ幅が太く 2.ディスクブレーキを採用しており 3.リラックスしたポジション(前傾姿勢が緩めで上半身が起きた状態)で乗ることができます。


元々グラベルロードバイクはグラベル=未舗装路を快適に走るために作られた自転車です。特にオフロード系カルチャーを得意とするアメリカを中心に爆発的な広がりを見せています。

「じゃあ通勤には向かないんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、むしろその逆で通勤にこそおすすめです。
その理由は後述するとして……まずはグラベルロードの特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。

安定感に直結!太いタイヤ

自転車の安定感はタイヤで決まると言っても過言ではありません。
「その自転車がどんなシチュエーションに適しているかはタイヤを見れば分かる」
と、数十台の自転車を乗ってきて思います。

こちらはグラベルロードのタイヤ。太くて安定感があり乗り心地が良いのが特徴です。スポーツ自転車に乗り慣れていない人でも安心して乗ることができます。

こちらはグラベルロードのタイヤ。太くて安定感があり乗り心地が良いのが特徴です。スポーツ自転車に乗り慣れていない人でも安心して乗ることができます。

こちらはロードバイクのタイヤ。細身で軽量、転がり抵抗が少なく、速度を出しやすいのが特徴です。一方で扱いはやや繊細で、ブロック点字タイルの上やマンホールの上など、滑りやすい状況、路面が不安定な状況では注意が必要です。

こちらはロードバイクのタイヤ。細身で軽量、転がり抵抗が少なく、速度を出しやすいのが特徴です。一方で扱いはやや繊細で、ブロック点字タイルの上やマンホールの上など、滑りやすい状況、路面が不安定な状況では注意が必要です。

左:ロードバイク(28C) 右:グラベルロード(35C) こうして比べてみるとその差は一目瞭然です。
左:ロードバイク(28C) 右:グラベルロード(35C) こうして比べてみるとその差は一目瞭然です。

グラベルロードはロードバイクやクロスバイクよりもずっと太いタイヤを履いています。一般的なロードバイクが23C〜28C前後のタイヤを履いているのに対し、グラベルロードは30C〜38C程度のタイヤを履いていることが多いです。モデルによっては40Cを超えるようなタイヤを履いている場合もあって、ここまで来るとまるでマウンテンバイクのような見た目になります。

見た目もなんだか迫力があって格好良いですね!
見た目もなんだか迫力があって格好良いですね!

雨の日でも安心!ディスクブレーキ

これもロードバイクと大きな違いの一つです。
最近ではロードバイクにもディスクブレーキが装備され始めていますが、やはりそれだけメリットがあると言うこと。グラベルロードはほぼ100%、ディスクブレーキが採用されています。

大きな特徴のひとつが、安定した制動力です。

車輪の取り付けられたディスクローターをブレーキパッドで挟んで止まる仕組みのディスクブレーキ。オートバイなどにも採用されています。
車輪に取り付けられたディスクローターをブレーキパッドで挟んで止まる仕組みのディスクブレーキ。オートバイなどにも採用されています。


ロードバイクやクロスバイクは「リム」と呼ばれる車輪の外周部をブレーキで両側から挟んで止まるタイプが一般的です。軽量かつ構造がシンプルなため多くの自転車に採用されており、いわゆるシティサイクルもこのタイプが採用されています。
が、車輪外周部に汚れや泥、砂がつくと制動力が落ちてしまうというデメリットがあります。特に雨の日はそれが顕著です。

ディスクブレーキ グラベルロード
ディスクブレーキは汚れが付着しにくく雨の日でも制動力が安定しているので自転車通勤にはおすすめの装備の一つです。ちなみにリムブレーキとディスクブレーキは互換性がないため、購入時の選択には注意しましょう。


一方でディスクブレーキはオートバイなどにも採用されているブレーキシステムで、車輪の中心部に取り付けられた「ディスクローター」と言う金属製の円盤を挟んで制動する仕組みです。ブレーキパッドの設置面積が広く、かつ汚れやゴミが付着しにくいので晴天時と雨天時の制動力の差が少なく安定しています。雨天時にも走らないといけない通勤にはもってこいのブレーキというわけです!

腰痛持ちにも優しい!リラックスしたポジションとハンドル幅

乗り比べるとすぐに分かるのがこのポジションの違いです。
分かりやすく言うと「姿勢」でしょうか。

ロードバイクと言うと「前傾姿勢がきつい!」と言うイメージを持たれがちですがグラベルロードは比較的前傾が緩いと言いますか、上半身がある程度起き上がった状態で乗車するように作られています。

ロードバイクに比べてハンドルが高く、かつハンドルとサドルの落差が少ないため、リラックスした状態で乗車することが可能です。スポーツ自転車の中でもとっつきやすい自転車と言えると思います。

ロードバイクに比べてハンドルが高く、かつハンドルとサドルの落差が少ないため、リラックスした状態で乗車することが可能です。スポーツ自転車の中でもとっつきやすい自転車と言えると思います。

これは未舗装路を走る際に視野を広く確保するため、上りや下り、ガレ場といったあらゆる地形に対応するための設計なのですが、これが初心者や腰痛持ちの人にもおすすめできる理由になるのです。
スポーツ自転車に乗ったことがない人でも比較的すんなりと乗りこなせるようになると思います。

もう一つの特徴がこのハンドル幅の広さです。一般的なロードバイクに比べて4cm〜8cm前後、幅広に作られているモデルが多く、ハンドル幅を広げることでカーブの時の安定感が増したり手を置く場所が増えるといったメリットがあります。

もう一つの特徴がこのハンドル幅の広さです。一般的なロードバイクに比べて4cm〜8cm前後、幅広に作られているモデルが多く、ハンドル幅を広げることでカーブの時の安定感が増したり手を置く場所が増えるといったメリットがあります。

ブレーキレバーからハンドルの下までの角度をいわゆる「ハの字」にしているのは私の好みでもありますが、この角度にすることで自然な体勢で手を置くことができるようになります。

ブレーキレバーからハンドルの下までの角度をいわゆる「ハの字」にしているのは私の好みでもありますが、この角度にすることで自然な体勢で手を置くことができるようになります。

自然な体勢で手を置ける…「SHIMANO GRX」の神レバーによる恩恵も大きい!然るべきポジションに収まってしまう「麻薬的魅力」とは!?

ハンドル幅もロードバイクと比べて広めに作られています。このおかげで直進安定性が増しますし、姿勢もリラックスした状態で乗ることができます。カーブを曲がるときにも安定するといったメリットがあります。


もちろんグラベル=未舗装路を走行するというのがメインのバイクなので、個人的にもそういった道を走る遊びにもガンガン使っていただきたいと思います。日本は国土の7割が山岳地帯。川も多く、河川敷やちょっとしたあぜ道、林道を走るだけでもめちゃくちゃ楽しいです!通勤や通学に使うだけでも十分価値がありますが、是非グラベルライドにも挑戦してみてください。

グラベルロードは通勤から山遊びまで使える、クルマで例えるならば「SUV」のような守備範囲の広さを有しています!
グラベルロードは通勤から山遊びまで使える、クルマで例えるならば「SUV」のような守備範囲の広さを有しています!
 

グラベルアドベンチャー用コンポーネンツ「SHIMANO GRX」とは

今はグラベルを意識したバイクだけではなく、周辺パーツもたくさん登場しています。最近の最も大きなトピックスとしてはシマノから発売されたグラベルアドベンチャー用コンポーネンツである「SHIMANO GRX」です。

私のバイクにも導入されて以来、大活躍しているアイテムです。下記リンク先の記事に詳細を書いていますので、是非ご覧ください。

私のバイクにも導入されて以来、大活躍しているアイテムです。下記リンク先の記事に詳細を書いていますので、是非ご覧ください。

▶SHIMANO GRXって何?という方はまずこちらから。特徴まるわかり基本ガイド↓

最新グラベルコンポ「シマノGRX」とは|ロード用コンポとの違いは?特徴や予算、互換性まで徹底解説

▶実際に使用したレビューはこちら。”グラベルライドだけではもったいない” 理由がわかる!
最新グラベルコンポ「シマノGRX」レビュー|神パーツなレバーと驚異的カバー域のギア比で汎用性高すぎ…!


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通勤にグラベルロードがフィットする3つの理由

タイヤの太さやブレーキの違い、ハンドルの違いなどを書きましたが、それが通勤に適している理由がいくつかあるので列挙しますと……

  • パンクしにくい!
  • 乗り心地が良い
  • ちょうど良いフィットネス感

あたりが挙げられます。

自転車通勤にもってこいのグラベルロードは初心者の人にも扱いやすい頑丈さや乗り心地の良さ、程よいフィットネス感も人気の理由です。
自転車通勤にもってこいのグラベルロードは初心者の人にも扱いやすい頑丈さや乗り心地の良さ、程よいフィットネス感も人気の理由です。

①パンクしにくい

これ、重要ではないでしょうか。通勤中にパンクをして大事な会議に遅れたり商談に間に合わない……なんて事態は絶対に避けたいところです。

意外と街中でも砂や石が浮いているシチュエーションはよくあります。注意を払って走ってもちょっと油断したスキに異物を踏んでしまってパンク・・・なんてことは絶対に避けたい!
意外と街中でも砂や石が浮いているシチュエーションはよくあります。注意を払って走ってもちょっと油断したスキに異物を踏んでしまってパンク……なんてことは絶対に避けたい!


ロードバイクやクロスバイクに比べると太くて丈夫なタイヤが採用されているグラベルロードはパンクしにくいと言えます。そもそも未舗装路、荒れた路面を走ることを想定した装備なのですが、街中を走る際にもその恩恵を受けることができます。
もちろんパンクしない、と言う意味ではありません。構造的にはロードバイクやクロスバイクと同じなので、異物が刺さったり段差を無理に越えたりするとパンクにつながります。

ちなみに一番のパンク対策は「空気圧を適正に保つこと」です。グラベルロードで太いタイヤで空気圧をきっちりと管理していればパンクリスクをグッと抑えることができます。

②乗り心地が良い

一般的にタイヤは太ければ太いほど、安定感が増します。クッション性が増すと言い換えてもいいかもしれません。

それもそのはず、タイヤの中には空気が入っていますが(厳密には空気が入ったゴム製のチューブです)タイヤが太いとその分、空気の量も増えます。イメージとしては分厚い座布団のようなものでしょうか。グラベルロードに採用されているタイヤは太いものが多く、空気がたくさん入ります。これがクッション性の良さに直結するのです。

タイヤの太さ、フレーム設計、さらにはサドルの材質など、複数の要素が合わさって乗り心地の良さに繋がっています。毎日の通勤を快適にしてくれるだけでなく、休日のサイクリングをする上でも嬉しいポイントです。
タイヤの太さ、フレーム設計、さらにはサドルの材質など、複数の要素が合わさって乗り心地の良さに繋がっています。毎日の通勤を快適にしてくれるだけでなく、休日のサイクリングをする上でも嬉しいポイントです。

愛用しているSHIMANO GRXレバー独特の形状が手に馴染みやすい!ストップアンドゴーが多い街中でもブレーキ操作がしやすくこれも快適性に繋がっています。
愛用しているSHIMANO GRXレバー独特の形状が手に馴染みやすい!ストップアンドゴーが多い街中でもブレーキ操作がしやすくこれも快適性に繋がっています。


また、フレームの設計自体が乗り心地の良さを重視して作られているモデルが多いです。これも先述した未舗装路を快適に走るためのアイデアです。例えば振動吸収性に優れたパイプを使っていたり、振動を受ける部分だけ意図的に柔らかく作っていたりと、各モデル工夫が凝らされているものが多いですね。

③ちょうど良いフィットネス感

実際に自転車で通勤するとそこそこの運動になることが良く分かります。

毎日、行きと帰りで10kmも乗っていればそれこそ月間で得られる運動量は下手にジムに通ったりするよりもずっと効果的で効率的だったりします。時間の節約にもなって健康にも良いなんて最高ですよね。
ただ運動には適正な強度と言うものがあります。例えば自転車通勤で毎日体力を削っていては仕事に支障が出ちゃいますし、長続きもしません。

グラベルロードは景色を楽しみながらマイペースで走るのに適している自転車です。通勤中にちょっと遠回りして知らない道を通ったり公園や川沿いを走ったり・・・そんな楽しみ方ができるのも自転車通勤の魅力ですね。
グラベルロードは景色を楽しみながらマイペースで走るのに適している自転車です。通勤中にちょっと遠回りして知らない道を通ったり公園や川沿いを走ったり……そんな楽しみ方ができるのも自転車通勤の魅力ですね。


グラベルロードはロードバイクほど強度を上げて乗るものではありません。
どちらかと言うとマイペースで景色を楽しみながら走るのにちょうど良いスポーツ自転車です。それでいて走行性能も担保されているので、自転車通勤をするのにちょうど良いと言えるのです。

速度としては20~25km/h程度、ほんの少し心拍数が上がる程度で走るのが理想でしょうか。

通勤時間、どれくらい変わる?

通勤といえば時間との戦いです。毎日のことですから少しでも時間を短縮して有意義に過ごしたいもの。そこで種類別の通勤時間を計算してみました。

条件:距離15km、自転車初心者、普段運動はしていない、今は徒歩+電車通勤で1時間かけて通勤している。

【ロードバイク】速度23km/h → 約39分+5分=44分
【クロスバイク】速度15km → 約60分+5分=65分
【グラベルロード】速度18km → 約50分+5分=55分
※「+5分」は街中の信号待ち等を想定した現実的な見込み時間です。

結果はやはりロードバイクが最速ですがグラベルロードもそれに肉薄する時間となりました。何より驚きなのが、電車での通勤時間とほぼ変わらないという点です。むしろ少し短縮できています。初めて自転車通勤をする際も、普段の通勤時間に少し余裕を持たせれば問題なさそうですし、慣れてくればもっと時間を短縮できそう。自転車で通勤するからと無理に早起きする必要はありません。自転車通勤、最高!

▶グラベルロード、気になってきた?最新のおすすめモデルをチェック!

▶︎通勤・通学目線で選んだおすすめ8モデル。予算・ジャンルごとに厳選しました。

実際にグラベルロードで自転車通勤してみた!これ、一石何鳥!?

グラベルロードで通勤してみるとこれがまあ一石三鳥は少なくともあることに気付きます!

  • 時間の節約になる
  • 精神的にも肉体的にも健康になる
  • 色んな景色が見られる
  • 自転車のスキルがアップする
  • カスタマイズの効果がはっきり分かる
  • 行きと帰りで走り方を変えて楽しむ
    etc…

三つでは収まりませんでした!

通勤に最適なルートを探すのも楽しみの一つ。いつもと違う道を走ってみるだけで新しい発見があるかも!毎日の生活に変化を与えると言う意味でも、自転車通勤は良い刺激になると感じます。
通勤に最適なルートを探すのも楽しみの一つ。いつもと違う道を走ってみるだけで新しい発見があるかも!毎日の生活に変化を与えると言う意味でも、自転車通勤は良い刺激になると感じます。


全部そうなんですよね。本当に。

自宅から会社までドアトゥドアなのでまず圧倒的に時間の短縮になります。浮いた時間で好きなアニメを見たり読書をしたり好きな趣味をしたり睡眠に充てたり……。朝と晩、どちらも時間が浮くと言うのは想像以上にクリエイティブで文化的なことなのです。

満員電車に揺られて出社するよりも圧倒的に健康的で気持ち良くってリフレッシュにもなってしまう自転車通勤。例えばお気に入りのカフェ巡りをしたり、カメラ片手に路地裏を走ったり、ラーメン屋さんに立ち寄ったり・・・街を丸ごと楽しむツールとしても自転車は良い手段だと思います。
満員電車に揺られて出社するよりも圧倒的に健康的で気持ち良くってリフレッシュにもなってしまう自転車通勤。例えばお気に入りのカフェ巡りをしたり、カメラ片手に路地裏を走ったり、ラーメン屋さんに立ち寄ったり……街を丸ごと楽しむツールとしても自転車は良い手段だと思います。


もちろん健康にも良し!です。
特に個人的には肉体的、と言うよりも精神的メリットが特に大きいと感じます。朝から軽い運動をすることは脳の活性化に有効ですし、自転車に乗って街中を走るとふとした風景の変化、人の動き、建物の位置、新しい道、新しいお店、知らない土地のこと、色んな情報が五感全てに働きかけてきます。これが気持ち良い!

例えば毎日通る公園の草木の色や匂いが日に日に変わっていくことに気付く。電車や車通勤ではなかなか気付くことができないことにも気付くことができる。自転車の目線は五感から入ってくる情報を豊かにしてくれます。
例えば毎日通る公園の草木の色や匂いが日に日に変わっていくことに気付く。電車や車通勤ではなかなか気付くことができないことにも気付くことができる。自転車の目線は五感から入ってくる情報を豊かにしてくれます。

例えば季節によっての陽の長さを実感することもできます。個人的には夏、日照時間が長い季節、夕暮れ時の街中を自転車で走る時に見上げる鉄塔と夕焼け空・・・大好きです。そんなことを年間通じて楽しむことができるのは何とも贅沢だなあと実感します。
例えば季節によっての陽の長さを実感することもできます。個人的には夏、日照時間が長い季節、夕暮れ時の街中を自転車で走る時に見上げる鉄塔と夕焼け空……大好きです。そんなことを年間通じて楽しむことができるのは何とも贅沢だなあと実感します。

夜は夜で、いつもの道も自転車で走ると非日常感が溢れます。ライトは明るいものをおすすめします!
夜は夜で、いつもの道も自転車で走ると非日常感が溢れます。ライトは明るいものをおすすめします!


他にも例えばカスタマイズの効果がはっきり分かる、なんて恩恵もあったりします。
これも趣味として自転車を始めるにあたって面白い効能だと思います。
週末だけ自転車に乗るいわゆる「週末サイクリスト」と違って毎日自転車に乗る「自転車通勤サイクリスト」はパーツの変化を感じやすい環境下にあります。毎日テストライドをしているようなものです。
例えばホイールを変えた、タイヤを変えた、コンポーネンツを変えた。そんなときに自転車通勤は絶好のテスト環境です。毎日同じルート、同じ条件下で比較することができるのですから……。

足回り、特にタイヤを交換するとその差を感じ易いですね!あえてタイヤ幅を太くしたり細くしたり、ブロックパターンの異なるものを使ってみたり、新しいメーカーのタイヤを試してみたり・・・。自転車の奥深さを感じることができます。
足回り、特にタイヤを交換するとその差を感じ易いですね!あえてタイヤ幅を太くしたり細くしたり、ブロックパターンの異なるものを使ってみたり、新しいメーカーのタイヤを試してみたり……。自転車の奥深さを感じることができます。


きっと自転車通勤をされている人は全部、いえ、これ以上のメリットを感じていると思います。
是非、実践してみてください!


総括的に言うとありふれた日常がちょっと特別になるのが自転車通勤だと思います。

通勤をもっと楽しく、データで見える化

私は通勤に限らず自転車に乗る時は必ずサイクルコンピューターを使用しています。
いわゆる「サイコン」と略されることが多いのですが、多くのサイコンは以下の項目をリアルタイムに測定して画面に表示することができます。

  • 時刻
  • 速度
  • 走行時間
  • 走行距離
  • 気温
  • ケイデンス
  • 平均速度
  • 最高速度
  • 消費カロリー
  • データログ機能  etc…

測定項目はサイコンによって千差万別。測定方法も有線式、無線式、GPS式などさまざまです。

通勤はもちろん休日のサイクリングでも大活躍するのがサイクルコンピューター。最近は走行データを記録してSNSにアップロードして仲間とシェアする、競争する、なんて遊び方もメジャーになってきました。他の人が走ったルートをダウンロードすればその通りにナビしてくれる機能がついたモデルもあるので、一人で走る人にもおすすめできるアクセサリーの一つです。
通勤はもちろん休日のサイクリングでも大活躍するのがサイクルコンピューター。最近は走行データを記録してSNSにアップロードして仲間とシェアする、競争する、なんて遊び方もメジャーになってきました。他の人が走ったルートをダウンロードすればその通りにナビしてくれる機能がついたモデルもあるので、一人で走る人にもおすすめできるアクセサリーの一つです。


例えばランニング感覚で毎日の通勤にかかった時間や消費カロリーを測定するだけでも楽しいですし、ちょっと寄り道したときのルートを家に帰ってからPCやスマホで見返す、あるいはそのログをSNSにアップロードする、なんて楽しみ方もあります。
自転車通勤をするなら是非導入することをおすすめしたいアクセサリーの一つです。

週末はどう遊ぶ?日常から非日常をシームレスにつなぐグラベルロード

グラベルロードの特徴は何と言ってもその守備範囲の広さ
今回紹介した通勤はもちろん、本領であるところのグラベルライド、キャンプ用品を積んでのキャンプツーリング、バイクパッキング、ポタリングなどなど……。
楽しみ方は無限大、あなた次第!と言える自転車です。

休日に自転車にテントを積んでキャンプツーリングなんて楽しみ方もできちゃうのがグラベルロードの魅力。日常から非日常までがシームレスに繋がる体験を是非ご堪能ください。
休日に自転車にテントを積んでキャンプツーリングなんて楽しみ方もできちゃうのがグラベルロードの魅力。日常から非日常までがシームレスに繋がる体験を是非ご堪能ください。


▶グラベルロードの奥深き世界を知る

▶コンポーネンツまでこだわってみる。グラベルアドベンチャー用コンポ「SHIMANO GRX」をもう一度おさらい!

まとめ

もともと未舗装路を走るために作られたグラベルロードですが、その実態はまさにオールラウンドに活躍する守備範囲の広いスポーツ車。
カスタマイズの幅も広く、通勤を出発点としてロングライドやポタリング、キャンプツーリングにも対応することができるポテンシャルを秘めています。

グラベルロード

「通勤で使える本格的なスポーツ自転車が欲しい!」
「経済的にも置き場所的にも一台で色んな遊び方ができるモデルが良い」
「通勤時間を有意義に使いたい」
「フィットネス感覚で何か趣味が欲しい」
「日常生活にイロドリが欲しい!」

そんな方にこそ是非、懐の広いグラベルロードバイクの世界、おすすめです!

Photos © 神楽坂つむり

提供:シマノセールス株式会社

Y’s Road オンライン アウトレットコーナー

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WRITTEN BY神楽坂つむり

ブログ「つむりの悠々自適ライフ」の管理人 大学時代に自転車と出会い、暇があれば各地をツーリングする日々。 最近では海外旅にも挑戦中。機材ネタや旅のノウハウ、旅レポートを執筆中。 http://tsumuri5.com/

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