レースなきシーズン、チャレンジの舞台は自らSTRAVAに創る

  • リアルとデジタルを繋ぎ、自己ベスト、ソロマラソン、エベレスト登頂に挑むアスリート
  • マラソンシーズンの3月にスペシャルなStrava Japan ClubマンスリーRUN&BIKEチャレンジ

新型コロナウィルス感染症の拡大の影響により、レースが相次いで延期・中止となりアスリートのアクティビティを取り巻く環境の変化が続いている。例年であれば、マラソンシーズンに入り、トップアスリートから一般のアスリートまで、多くのランナーたちが日々のアクティビティの成果を発揮する舞台となるレースが行われているが、今年はいつものようにチャレンジすることが難しい状況だ。

しかし、Stravaに記録されているアスリートのアクティビティデータをみると、困難な環境の中でも世界中のアスリートたちはアクティビティをすることを諦めず、安全を保ちながら、新たな挑戦を続けている。昨年、Stravaのアクティビティは世界的なレベルで前例がないほど増加。通常時の予測をはるかに上回り、過去12ヶ月間で11億のアクティビティがアップロードされ、前年比で33%増加している。新たな目標をつくり、アクティビティを続けるアスリートの傾向や、Stravaの機能を活用してリアルとデジタルを繋ぎ、ニューノーマルの時代に生れているアスリートのチャレンジの一端を紹介する。

マラソンシーズン、自分だけのレースへのチャレンジ

Stravaは多くの人が集まり一緒の場でアクティビティを行うことが難しいなかでも、コミュニティが繋がり、ランやサイクルをはじめとしたアクティビティに挑戦するモチベーションとして、3月にスペシャルバージョンのStrava Japan ClubマンスリーRUN&BIKEチャレンジを行う。

ランナー向けには、初級から上級まで3種類のマラソンチャレンジを行う。上級は1回のアクティビティでフルマラソン42.2km走破を目指し(期間:3月1日~31日)、中級は9日間の累計で42.2km、初級は同じく累計でハーフの21.1km(期間:3月6日~14日)を目指す。

ライダー向けには100mile(160km)走破を目指し、初級から上級まで3種類のセンチュリーチャレンジを行う。上級は1回のアクティビティでセンチュリーライドの160km走破を目指し(期間:3月1日~31日)、中級は9日間の累計で160km、初級は同じく累計でハーフの80km(期間:3月6日~14日)を目指す。
それぞれのチャレンジを達成すると、デジタルバッジを獲得することができる。

Strava_Run

Strava_Ride

ソロマラソンにチャレンジするランナーが世界中で増加

昨年、ワールドマラソンメジャーズのほとんどが中止またはエリート枠のみに縮小されたこともあり、Stravaにシェアされた42.195kmのランニング記録は、世界的に2019年に比べて42%減少した。一方で、年間のフルマラソン距離のログのうち、2019年はそのわずか14%がソロアクティビティだったのに対して、2020年はソロ率が44%まで上昇。大会に参加することが難しい中でも、自らフルマラソンの距離にチャレンジするランナーたちがいたことが伺える。

昨年は11,000人以上がVirtual London Marathonをシェアし、14,000人以上がStravaでVirtual TCS New York City Marathonを完走した。
ランナーの中には、1人でほぼ毎週末フルマラソンにチャレンジしたアスリートも。

2020年のフルマラソンの傾向

STRAVAに設定されたセグメントで自己ベストに挑むアスリート

2019年からStravaを利用しているランナーのうち、少なくとも55%が昨年5K、10K、ハーフマラソン、またはフルマラソンの距離での自己ベストを記録している。ランニングコミュニティでは、「あるコースでの最速走破記録」を狙うFKT (Fastest Known Time) が静かな広がりを見せている。

Strava上でリアルの特定の区間に設定したセグメントを走ったアクティビティのデータをアップし、タイムの順位をランキングする機能を活用して、多くのアスリートがFKTにチャレンジしている。

昨年、日本ではハーフマラソン日本記録保持者の小椋裕介選手が、市民ランナーの聖地のひとつ、東京都世田谷区の駒沢公園に設定されている2.1kmを10周するKomazawa Park 10 lapsというセグメントのFKTに挑戦し1:04:34で記録を更新。現在もStravaにこのセグメントは設定されており、誰もがセグメントを走り、いつでも小椋選手のFKTに挑戦することができる。

小椋裕介選手

Komazawa Park 10 laps

小椋選手のインタビュー記事

またトレイルランニングでは、2019年のスカイランナー・ワールド・シリーズで年間王者に輝いた上田瑠偉選手が2020年秋より、日本全国47都道府県にてFKTの記録を残し、地域の魅力を発信しながら、世界のトップランナーに挑める機会をランニングコミュニティに提供する個人プロジェクト、JAPAN FKT JOURNEYに挑戦している。Stravaでは上田瑠偉選手が現在も挑戦を続けるJAPAN FKT JOURNEYのコース一覧を公開しており、様々なトレイルランなーたちがチャレンジしている。

上田瑠偉選手

お山かけ往復

上田選手インタビュー記事

1週間の累積で100マイル(160km)にチャレンジしたウルトラランナー

日本最大級のウルトラトレイルランニングレースのウルトラトレイル・マウントフジは、昨年4月に予定されていた「UTMF 2020」の開催中止を受け、10月にレースの走行距離と同じ100マイル(160km)を7日間の累計で目指すバーチャルチャレンジをStravaと開催した。7日間で160kmを分割しても、1日20km以上走らなければ完走することが難しいチャレンジであったが、世界中から12,918人が参加し、675人が完走した。

Virtual UTMF

日本でエベレスト走破に挑むサイクリスト

コロナ禍、サイクリストの間でもニューノーマルのチャレンジが生れている。1回のアクティビティでクライムを繰り返し、8,848mの獲得標高を達成するエベレスティングが、プロ・アマ問わず世界中のサイクリストの間で人気を集めました。日本国内でも人気を集め、奥隆三郎さんは昨年国内でエベレスティングのアクティビティを達成し、Stravaが優れた記録を残したアスリートを表彰する「STRAVA JAPAN AWARD 2020」で「The Mountain Goat」の賞を獲得した。

奥隆三郎さんは昨年国内でエベレスティングのアクティビティを達成

エベレスティング・ライドの前年比

ちなみに、ランニングでもエベレスティングに成功したアスリートもいた。

アイルランド横断、9日間・970kmをルートを繋いだサイクリスト

海外では写真家でエンデュランスアスリートのChrisBurkardが、1年かけて計画したアイスランド横断ルートを昨年8月に自転車で仲間とチャレンジしている。アイスランドの国土の10%は氷と溶岩に覆われ、まばらに集落が点在する内陸部は起伏が多い荒野。溶岩流や火山灰、ハードな渡河や氷河と厳しい行程ですが、コロナ禍で様々な我慢を強いられてきたこの昨年、こうした限界を大きく超えなければならないような挑戦は彼らの冒険心を大きく掻き立てた。9日間かけて970kmを走破し、前人未到の1つのルートの記録をStravaに残している。

ChrisBurkard アイスランド横断ルート チャレンジ

コミュニティの新たなモチベーションを創るSTRAVAのクラブ機能

東京都千代田区東神田にあるトレイルランニング・ランニング専門店、Run boys! Run girls!は、コロナ禍でモチベーションを失っているランナーや、お店で定期的に行っていたグループランが開催出来ない状況が続いた中、モチベーションのひとつになればとStrava内のクラブ機能を活用してコミュニティとの繋がりを維持することを続けている。
昨年9月からStravaのRun boys! Run girls!のクラブ内で、月替わりのマンスリーチャレンジ企画を継続している。現在、3,298人がクラブに参加し、9月に行なわれた月間走行距離のチャレンジでトップのランナーは603.9kmを走破。これまでお店に訪れていたランナーだけでなく、世界中のランナーとの繋がりが生れている。

Run boys! Run girls!

STRAVAでチャレンジの舞台を創る方法

Stravaの人気機能の一つである「セグメント」。ランやライドのコース上に任意の区間を作成しておくと、GPSトラッキングをしながらそこを通る度に、タイム等の進捗を記録することができる。作ったセグメントを公開することで、その区間を通る他の人のタイムも順位表形式で自動的に表示され、オンライン上でタイムトライアルを楽しむことや、駒沢公園の小椋裕介選手のFKTのタイムや、上田瑠偉選手が日本各地のトレイルに残しているFKTにチャレンジすることができる。

Stravaには既に多くのセグメントが存在していますが、自分だけの非公開のセグメントを作ったり、セグメントごとにタイム目標を設定したりすることができる。セグメントの作成・利用は基本無料だが、全体リーダーボードを閲覧するためにはサブスクリプションが必要となる。

その他にも、距離・タイム・獲得標高の目標を期間(週・月・年)別、そしてスポーツタイプ別に設定して自分の目標にチャレンジすることや、「速さ」だけではなく過去90日間でセグメントの通過回数が最も多いアスリートに贈られるLocal Legendにチャレンジするといった様々な機能が用意されている。

STRAVAでチャレンジの舞台を創る方法


Stravaとは

Stravaは180人の従業員を抱え、大半がサンフランシスコ、その他はコロラド州デンバー、ニューハンプシャー州ハノーバー、イギリスのブリストルに拠点を構えている。主ビジネスは、アスリートのための先進的なサブスクリプションサービスの提供だ。Stravaのモバイルアプリとウェブサイトは、コネクテッドフィットネスの中心となるプラットフォームとして、195カ国以上から7,000万人以上のアスリートが集まるソーシャル・ネットワークサイトである。住んでいる場所、好きなスポーツ、使用しているデバイスに関わらず、すべてのアスリートはStravaに繋がることができる。strava.comでコミュニティに参加いただきたい。

ログ可能なアクティビティは32以上あり、300種類以上のGPSデバイスに対応している。毎週1,900万件のアクティビティが投稿されていて、1秒に20件が投稿されている。2009年にサービスをローンチし、2020年2月時点で投稿件数は40億件を超えている。1,100人以上のプロアスリートがStravaに参加しており、200万人のアスリートが毎月新たに会員登録している。

アスリート間で交わされた昨年のKudosの数は49億件に上る。毎週400万枚以上の写真がStravaでシェアされ、 アスリートによるコメントやKudosの数が毎週8,500万件ある。
スポーツを最大限に活用するためのStrava サブスクリプションは年間6,300円で利用可能。また、300以上のコミュニティがStrava Metroを利用して通勤を改善している。

Stravaのアプリを無料でダウンロード

AppStoreからダウンロード
Google Play で手に入れよう

LINK:STRAVA,Inc.

WRITTEN BYFRAME編集部

FRAME編集部はロードバイク、MTB、ミニベロ、トライアスリートなど、全員が自転車乗りのメンバーで構成されています。メンテナンスなど役立つ情報から、サイクリングのおすすめのスポット情報、ロードレースの観戦まで、自転車をもっと楽しくするライフスタイル情報をお届けします。 https://jitensha-hoken.jp/blog/

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