ミニベロ キャンプ サイクルトレーラー

サイクルトレーラーなら重~い “アレ” も持ち出せる!ミニベロキャンプ拡張術

前編では折りたたみ自転車 “iruka” と、同ブランドのサイクルトレーラー “iruCart” を紹介しました。そのポテンシャルをよくよく分かってもらえたかと思います。

今回はiruCartの実用性を確かめるべく、自走でデイキャンプツーリングに行ってきました! キャンプツーリングは何度も経験していますが、準備段階からこれまでのスタイルとは大きく異なりました。なんといっても、サイクルトレーラーの「なんでも積める余裕」があったからです。

持っていきたいものを好きなだけ

自転車に荷物を積む行為には、容量や重量の点でどうしても制約がつきまといます。本格的な旅自転車に見られる4バッグ(パニアバッグ&サイドバッグ)や、近年流行しているバイクパッキングといったスタイルを経験してきましたが、どちらも共通して「いかに荷物をコンパクトにするか」「軽くするか」を考える必要がありました。

バイクパッキング ロードバイク クロモリ
バイクパッキングスタイルでは、どこに何を入れるかが重要。

私は自転車旅で「どの荷物を減らしてどの荷物を持っていくか」「どう収納するのか」と試行錯誤すること自体が楽しいと感じる人間なので決して苦ではないのですが、制約はないに越したことはありません。

サイクルトレーラーはその制約がなくなります。

折りたたみ自転車 “iruka” とサイクルトレーラー “iruCart”

「持っていきたい荷物を好きなだけカートにくくりつければOK」

ある意味乱暴とも言えるシンプルさは衝撃でした。荷物のサイズや重量を気にしなくても良いのは、クルマでキャンプに行った時の感覚にも似ています。

かさばるコット・重いスキレットだってOK!

今回のデイキャンプに持っていったアイテムは以下の通りです。

  • 折りたたみチェア
  • コット
  • 折りたたみテーブル大
  • 折りたたみテーブル小
  • クッカー
  • バーナー
  • スキレット
  • 小鍋
  • 食器一式
  • 食材(ステーキ肉、アボガドとトマトのサラダ、コンソメスープなどなど)
  • Macbook
  • デジタル一眼レフカメラ

リュックの容量はおよそ60リットル。今回運んだ荷物の重量は10kg弱ですが、その気になればもっとたくさんの荷物を運ぶこともできそうです。

※iruCartの最大積載量は15kg

iruka サイクルトレーラー
高さも十分あり、容量としてはまだ余裕がありそう。

デイキャンプ程度の荷物なら余裕で運搬できるポテンシャルを持っています。

コット キャンプ 自転車
コットを持参すれば「アウトドアお昼寝」なんてことも!

他の積載スタイルではコットなんて大きなものはなかなか持ち運ぶことができませんが、サイクルトレーラーがあればゆうに選択肢に入ってきます。

そしてアイテムの大きさだけでなく、重さの面でも。

スキレット*のような重い調理器具もこのとおり。気楽に持ち出せるようになります。

*)スキレット:鋳鉄製のフライパンのこと。厚みがありかなり重い。

事前に自宅で下味処理を施したちょっと良いお肉を、スキレットでさっと焼いていただきました。外で食べるお肉ってどうしてこんなに美味しいのか……!

多様なキャンプ料理にチャレンジするには荷物の運搬がネックになりがちですが、スキレットといった重い器具も持ち出せてしまうので、料理の幅も広がります。

そしてテーブルとPCがあれば、屋外テレワークだって可能に。

私自身ブログを運営しているのですが、今回は気分転換も兼ねてキャンプをしながら写真編集&記事作成をしてみました。自然豊かな公園や河川敷まで走ってテレワーク、これは流行るかも……?

思い立ってすぐに走り出せるのが折りたたみ自転車の魅力のひとつですが、その折りたたみ自転車にワンタッチでつけられるサイクルトレーラー。このセットがあれば、必要な荷物を思いつくままリュックにつめてすぐ出発!も可能になりますね。仕事に煮詰まったときにはなかなか良い選択肢になってくれそうです。

バイクパッキングとどちらが便利?

近年スタンダードになりつつあるバイクパッキングスタイルと比較してみました。

コットまでは無理だったり、持ち出す商品自体を変える必要はあるものの、デイキャンプをする上での中身はほぼ同じです。

上がバイクパッキングスタイルの積載。フロントバッグ、サドルバッグ、そしてハンドルバーバッグを装着し、荷物を用途別に分散させています。

バイクパッキングと比較するとわかりやすいですね。

サイクルトレーラーと聞くとハードルが高そうにも思えますが、その実はシンプルイズベスト。荷物をまとめて積むだけですから。

サイクルトレーラーの特徴をあげてみます。

  • バッグの量を減らすことができる、手持ちのバッグを使える(バイクパッキング用のバッグ類は揃えると意外と高価)
  • 荷物の配置を悩む必要がなくなる
  • 荷物を積んだ時の重心が安定する
  • より多くの荷物を持ち運ぶことができる
  • 長いもの、かさばるものも持ち運ぶことができる

持ち出しできるアイテムが増えるということは、楽しみ方の幅が広がるということ。アイテム次第でいかようにも遊び方をアレンジできることが何より嬉しい!

サイクルトレーラーの方が圧倒的に優れていると言えなくもなさそうですが、もちろん使用シーンによってはバイクパッキングスタイルが優れていることもあります。

バイクパッキング ロードバイク
パニアバッグを使って積載容量をアップさせる方法も

iruCartは小径車専用ですから、そもそもロードバイクやクロスバイクだと物理的に装着することができません。ロードバイクに使えるサイクルトレーラーもありますが、速度域が高くなってくることを考えると、あまり使いたいとは思えません。

ただ今回のような近場でのデイキャンプや、荷物をたくさん持っていきたいキャンプツーリング、ゆっくりとマイペースに他の趣味と組み合わせて走りたいときなどはサイクルトレーラーの方が圧倒的に楽で汎用性が高いと感じました。

普段はスポーティな走りが最優先、軽量化を重視!まさにミニベロロード! そんな車体にワンタッチでiruCartを装着させて真逆の重量系ライドに振り切る、なんてこともできるわけです。

本格的なスポーツライドも視野に入れつつ、日常使いや休日のお出かけに活用するといった使い方もサイクルトレーラーは適していると思います。

iruCartがあれば小径車でも本格キャンプツーリングが可能に

実際にサイクルトレーラーを使ってみて感じたことは

「決まった使い方はないけれど、可能性は無限大」、ということ。

大胆な発想で一見ややこしいようにも感じるアイテムですが、その実、至ってシンプルで使い勝手の良いものだとわかりました。

今回はデイキャンプで使用しましたが、本格的なキャンプツーリングでもポテンシャルを発揮できるのは間違いありません。釣りやハイキング、通勤、通学といった非日常シーンから日常シーンまで使い回せる汎用性の高さも感じます。

見た目にも注目度抜群のサイクルトレーラーで外を走ってみれば、新しい世界が広がっているかもしれません。(実際にサイクルトレーラーを装着して街中を走るともれなく大注目を浴びました)

「自転車を使っていろんな楽しみ方をしたい!」「とことん遊びたい!」といった人にはおすすめできるアイテムです。小径車が持つポテンシャルと組み合わせて、自分だけのスタイルを確立させてみては。

LINK: iruCart|iruka

All photos by 神楽坂つむり


 

Y’s Road オンライン アウトレットコーナー

WRITTEN BY神楽坂つむり

ブログ「つむりの悠々自適ライフ」の管理人 大学時代に自転車と出会い、暇があれば各地をツーリングする日々。 最近では海外旅にも挑戦中。機材ネタや旅のノウハウ、旅レポートを執筆中。 http://tsumuri5.com/

他の記事も読む