夏の車中泊やキャンプに!ポータブルクーラー・エアコンのおすすめ12選

車中泊クーラー

夏の車中泊やキャンプ、アウトドアに取り入れたいのが、持ち運びに便利なポータブルクーラーです。暑い夏でもポータブルクーラーを導入すれば快適に過ごせます。

しかし、小型のポータブルクーラーで本当に涼しくなるのか疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。

今回はポータブルクーラーのおすすめ商品から選ぶポイントまで詳しく解説します。使うシーンに合わせて最適なポータブルクーラーを選びましょう。

車中泊やキャンプにおすすめのポータブルクーラーとは

車中泊やキャンプにはポータブルクーラー

ポータブルクーラーは持ち運びができる小型のクーラーで、ポータブルエアコンやスポットクーラーとも呼ばれます。車中泊やキャンプなどのアウトドアをはじめ、エアコンが設置できない室内などでも使える便利なアイテムです。

通常のクーラーと同じ仕組みで冷気を送り出すタイプやUSB電源で使える小型タイプがあり、予算や用途に合わせて選べます。一般的なクーラーやカーエアコンほど冷却能力が高くないので、快適に使うには目的に合った製品を正しく使用することが大切です。

ポータブルクーラーには3つの方式がある

ポータブルクーラーの種類

ポータブルクーラーを大きく分けると以下の3つになります。

  1. 冷却性能が高い「室外機搭載タイプ」
  2. 手軽に使える「室外機なしタイプ」
  3. 持ち運びやすく冷却能力も高い「室外機一体タイプ」

方式によって仕組みや冷却性能が異なるので、特徴を確認しておくことが重要です。それぞれの特徴を見ていきます。

➀室外機搭載タイプ

一般的なエアコンと同じように、室外機と室内機に分かれたタイプです。仕組みも普通のエアコンとほぼ同じで、部屋の熱を室外機から排出することで室内温度が下がります。

他の方式に比べ冷却能力が高いので、車内全体の温度を下げて快適に過ごせるのがメリット。ただし室内機と室外機に分かれているため、持ち運ぶには不便というデメリットもあります。

価格はコンパクトタイプでも10万円前後しますが、本格的にポータブルクーラーを導入したい人に最適なタイプです。

②室外機なしタイプ

水や氷によって冷やした空気を放出するタイプで、「冷風扇」と呼ばれています。

クーラーとは仕組みが異なるため、室内の熱を外に排出することはできません。そのため車中泊で使う場合は車内の温度を下げるのではなく、直接風を当てて涼むような使い方になります。

室外機がないタイプは小型の製品も多く、気軽に使えるのがメリット。USB電源で動く製品もあるため、電源を確保しやすいことも車中泊では有利になります。

➂室外機一体タイプ

室外機が分かれているタイプに比べると冷却能力はやや低いですが、その分持ち運びに優れています。室外機がない冷風扇タイプに比べると冷却能力は高く、車中泊のような限られた空間であれば十分に涼しさを得られるでしょう。

ある程度の性能と利便性を備えていることから、キャンプや車中泊にちょうど良いタイプといえます。

ポータブルクーラーの選び方

ポータブルクーラーを選ぶ際は冷却能力や出力・静音性といった基本スペックに加えて、排水方法や電源の供給方法にも注目して選びましょう。

使用場所に合わせたサイズと冷却性能

車中泊の車内

ポータブルクーラーの冷却能力は、「kW」の単位で表記されます。kWの数字が大きいほど冷却能力が高いといえます。基本的には本体サイズと比例するため、冷却能力が高い製品ほどサイズも大きくなると思って良いでしょう。

なお。排水ホースを窓から出す必要があるので、置く場所や室内の広さを考慮たうえでサイズ・冷却能力のバランスがとれた製品を選ぶのが理想的です。

夜間に使うなら静音性の高いものを

ポータブルクーラーの静音性

夜間に使う場合は、音の大きさも気になるポイント。音量は「dB(デシベル)」で表記されているので、静音性を求める方はdB数も要チェックです。

ポータブルクーラーは60dB前後の製品が多いので、ここを基準に比較してみてください。

dB数は日常会話レベルの音量で約60dB、静かなオフィス内での小さめの会話だと約40dBといわれています。

電源はACコンセントが主流

電源はACコンセント

電源の給電方法はほとんどがACコンセントとなっており、「ポータブル電源」から電源を確保するのが基本的な使い方になります。そこで気を付けたいのが、ポータブルクーラーの消費電力とポータブル電源の出力です。

ポータブルクーラーの消費電力は、室外機一体型であれば~350Wほどが一般的。なかには700W、800W以上の電力を必要とする製品もあるので、ポータブルクーラーの消費電力に合わせたポータブル電源を用意することが大切です。

排熱・排水ホースが長いと便利

ホースが長いと便利

室外機一体型の場合、室外に排水・排熱をしなければいけません。排水・排熱のためのホースを窓から外に出すので、ある程度ホースの長さを確保する必要があります。

車中泊でクルマの窓からホースを出す場合、長さ1m以上は欲しいところ。ホースが短い製品だと、ポータブルクーラーを置く場所が限られてしまうからです。

水が出ないノンドレン構造のポータブルクーラーであれば、排水の必要はありません。その場合は排熱だけになるため、DIYでホースを延長して使うこともできます。

車中泊におすすめのポータブルクーラー12選

【山善】ポータブルスポットクーラー カンゲキくん2

カンゲキくん2は室外機一体型のポータブルクーラーです。取っ手がついた持ち運びやすい形状なので、アウトドアや車中泊などに適しています。

吹き出し口付近は周囲の温度より10℃ほど低くなるので、直接風を当てれば十分涼むことはできるでしょう。車内や部屋全体の温度を下げるほどのパワーはないものの、一人で使うにはちょうどいい製品です。

  • 冷却性能:0.41kW
  • 重量:11.2kg
  • 本体サイズ:縦587mm×横204mm×高さ263mm
  • 電源:単相100V

【CLESEED】クレクールⅢ 楽座クーラー

クレクール3はコンパクトなサイズ感でありながら、除湿や加湿、空気清浄器としても使える機能性の高い製品です。

冷却能力は0.8kW、温度設定が17℃~30℃の間で設定できます。設定した温度に達したときは、自動的に送風モードに切り替えて消費電力を抑えてくれるのも嬉しいポイント。

タイマー機能やECOモードなどの多彩な機能や見やすい液晶パネル、リモコンが付属する点など、使いやすさを求める方におすすめです。

  • 冷却性能:0.8kW
  • 重量:13.2Kg
  • 本体サイズ:縦375mm×横285mm×高さ500mm
  • 電源:単相100V

【コイズミ】ポータブルクーラー ラ・クール

ラ・クールは、ポータブルクーラーの中では数少ない室外機が分かれているセパレートタイプです。室外機がある分持ち運ぶのは少し大変ですが、冷却能力が高いので部屋全体の温度をしっかりと下げてくれます。

車中泊に使う場合は、車のレインレールに室外機を固定する金具を取り付けて使います。他の製品に比べて設置の手間がかかりますが、快適な車中泊を楽しみたいという方におすすめです。

  • 冷却性能:-
  • 重量:室内機 6kg、室外機 12.8kg
  • 本体サイズ:室内機・縦185mm×横400mm×高さ390mm、室外機・縦185mm×横430mm×高さ390mm
  • 電源:AC100V

【Coolingstyle】ポータブル多機能パワフルエアコン クーリングスタイル

独特なデザインとカラーが目を引く、コンプレッサー式多機能エアコンです。重量が6.5kgと軽いので、片手でも軽々と持ち運べます。

ドレン水を排出するホースは直径1cm未満なので、ペットボトルなどに排水できるるも使いやすいポイントです。

前面には高輝度の大型LEDが付いているため、夜間のアウトドアでも便利。緊急時のSOSシグナル機能もあり、万が一に備えられるのも安心です。

  • 冷却性能:0.5kW
  • 重量:6.5kg
  • 本体サイズ:縦330mm×横220mm×高さ410mm
  • 電源:100-220Vコンセント

【日動工業】ポータブルスポットクーラー エコやん

持ち運びやすい形状でアウトドアや車中泊、屋外での作業時にぴったりなポータブルスポットクーラーです。AC電源だけでなくバッテリーでも使えるため、電源を確保できない屋外でも使えます。

騒音レベルは53dbと小さめなので、音が気になるという方でも安心です。持ち運びに便利なショルダーベルトや操作しやすいタッチパネル、風向きの調節が可能な送風口など、使いやすさも申し分ありません。

  • 冷却性能:0.32kW
  • 重量:9.5kg
  • 本体サイズ:縦465mm×横191mm×高さ337mm
  • 電源:AC100V・DC24~48V兼用

【ステージ21】冷え蔵2EX

【ステージ21】ポータブルクーラー冷え蔵2EX

冷え蔵2EXは、氷水を循環させて冷やした空気をファンで送り出す仕組みのクーラーです。冷風扇のようにミストが飛ばずドライな風を排出するので、湿度が上がりにくいのが特徴です。

電源はシガーソケットから供給できるため、ACコンセントがなくても使用できます。別売りのアダプターを購入すればコンセントも利用可能。そのため、ACコンセントが用意できない場合や、エアコンの風が苦手な方にもおすすめです。

  • 冷却性能:-
  • 重量:約4.5kg
  • 本体サイズ:縦約550mm×横約300mm×高さ約310mm
  • 電源:DC12Vシガーソケット

【ショップジャパン】ここひえ R3

ここひえ R3は、重さ約1.15kg、縦横幅20cm以下のコンパクトなポータブルクーラーです。コンセントだけでなくUSBから電源を取ることもできるため、車内のちょっとした台に置いて使うのに適しています。

ただし、冷却能力は低く車内全体の温度を下げることはできません。ピンポイントで冷たい風を当てて涼むような使い方になるので、就寝前に涼みたいという人におすすめです。

  • 冷却性能:-
  • 重量:約1.15kg
  • 本体サイズ:縦約173mm×横約176mm×高さ約189mm
  • 電源:USB、コンセントAC100~240V

【コイズミ】トランスクールEC3

水を入れてシガーソケットに接続するだけで使えるポータブルクーラーで、他の冷媒を必要としない水を使ったミスト風を放出する製品です。

たとえば32℃の屋外で使用した場合、24℃の風が送風口から出てくると説明されています。氷水を使用すれば、さらに冷たい風を出すことも可能です。水気を含んだミスト風のため、冬場には加湿器としても使えるでしょう。

  • 冷却性能:-
  • 重量:1.5kg
  • 本体サイズ:縦約240mm×横約220mm×高さ約220mm
  • 電源:シガー電源(12V/24V共通)

【サンコー 】運べるスポットクーラー

室内機と室外機が一体になった製品で、担いでも運べるほどコンパクトな小型クーラーです。部屋全体を冷やす能力はありませんが、車内で直接風を当てて使うには十分な性能。約95cm伸びる排熱ホースが付属しているので、車中泊の際は便利に使えます。

送風口の周りにはLEDライトが付いているため、夜間の作業やアウトドアでは、手元を照らしながら使用できます。

  • 冷却性能:0.293kW
  • 重量:9.8kg
  • 本体サイズ:縦525mm×横214mm×高さ290mm
  • 電源:単相100V

【コイズミ】Zero Breeze Mark2

【コイズミ】Zero Breeze Mark2

オートキャンプ・アウトドア用品を販売しているコイズミのポータブルクーラーです。前モデルよりも冷却能力をアップしつつ、一体型のコンパクトなボディに収めた製品です。

電源はACコンセントだけでなく、付属のバッテリーでも連続5時間の使用が可能。本体にはUSB Type A/C端子が付いているため、スマホやモバイル機器の充電もできます。

  • 冷却性能:0.65kW
  • 重量:7.5kg
  • 本体サイズ:縦508mm×横254mm×高さ280mm
  • 電源:AC100V–DC24V及び専用リチウム充電池

【ナカトミ 】ポータブルミニクーラー

取っ手がついた横長形状で、持ち運びがしやすいミニクーラーです。連続排水できるドレンホース付きなので、とくにアウトドアなど屋外での使用に向いています。

伸縮式の排熱ダクトは約150cmまで伸ばせるため、車内やテントの中に置いても排熱しやすいのが便利なポイント。シーンに合わせて冷風と送風を切り替えられます。

  • 冷却性能:0.35kW
  • 重量:12kg
  • 本体サイズ:縦615mm×横200mm×高さ270mm
  • 電源:単相100V

【ナカトミ 】移動式エアコン MAC-20

キャスターがついた移動式スポットクーラーです。縦型なので車内には若干置きづらいですが、キャスター付きで移動がしやすいためさまざまな場所に持ち運べます。

冷房・除湿・送風モードに加え、タイマー機能もついているため機能性は十分。設定温度は16~32℃の間で変更できます。

排水の必要がないノンドレン構造やリモコンが付属している点など、使いやすさも備えた製品です。

  • 冷却性能:2.3kW
  • 重量:約22kg
  • 本体サイズ:縦345mm×横370mm×高さ705mm
  • 電源:単相100V

▼もっと快適に!夏の車中泊に活躍する便利グッズは下記記事で掲載中

まとめ

夏の車中泊やアウトドアでもポータブルクーラーを導入すれば快適に過ごせます。室外機の有無や構造の違いによって冷却能力が変わるので、購入する際はどういった仕組みなのか、どれくらい冷却能力があるかをチェックしておきましょう。

また、ポータブルクーラーを使うときには電源の確保が必要です。消費電力に合ったポータブル電源を選んで、快適な車中泊をお楽しみください。

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WRITTEN BY吉村

バイク好きのフリーライター。休日は愛車のKAWASAKI ninjaでツーリングをしています。 もともと音楽の学校に通っていたこともあり、楽曲制作や楽器が趣味。今はキーボードを練習中。 自動車・バイク関連以外では、主にIT・プログラミング系の記事を執筆しています。

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