シェアサイクルの「カリテコバイク」と「Charichari(チャリチャリ)」が名古屋市大曽根駅周辺でポート相互利用の実証実験を開始

名鉄協商株式会社(本社:名古屋市中村区、代表取締役社長:小林 昌弘、以下「名鉄協商」という)と、neuet(ニュート)株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:家本賢太郎、以下「neuet」という)は、両社が運営するシェアサイクル事業において、シェアサイクル用自転車の駐輪場(以下「ポート」という)の相互利用に関する取組みを進めることに合意した。2022年3月1日より、名鉄協商が運営する「カリテコバイク」とneuetが運営する「Charichari(チャリチャリ)」は、大曽根駅を中心とした半径約2キロのエリアでポートを相互利用する実証実験を開始する。なお、民間のシェアサイクル事業者が、ポート用地の新規開拓から相互利用の推進まで共同で進めるのは国内で初となる。

背景・目的

カリテコバイクとチャリチャリは、すでに4ヶ所の名古屋市公共用地においてポートの敷地を共有しているほか、民有地においてもポートの併設事例がある。シェアサイクルの利便性向上には、展開地域におけるポート密度を高めることが必須であり、都心部の限られたスペースを事業者間でより有効に活用することで「オール名古屋」で事業の活性化をめざす。

また、今回実証実験を行う大曽根駅は、市内有数の交通結節点であり、「バンテリンドームナゴヤ」や「イオンモールナゴヤドーム前」、「μPLAT(ミュープラット)大曽根」など周辺集客施設の行き来においても移動ニーズが高いエリアだ。本実証実験を通して回遊性の高い街づくりにも貢献する。

実証実験期間

2022年3月1日より1年間

相互利用対象ポート

イオンモール ナゴヤドーム前 敷地内(名古屋市東市区矢田南4丁目102-3)
計3ポート、ラック32台(2社合計)

イオンモール ナゴヤドーム前 敷地内

(1)イオンモールナゴヤドーム前 ドーム南出入口駐輪場
(2)イオンモールナゴヤドーム前 専門店北出入口駐輪場
(3)イオンモールナゴヤドーム前 西出入口駐輪場

期間中、利用動向に応じながら相互利用が可能なポートを最大20カ所設置する計画。

カリテコバイクについて

カリテコバイクについて

「カリテコバイク」は、会員登録後、スマートフォンアプリまたは専用サイトで自転車を予約し、サイクルポートにある専用の電動アシスト自転車のスマートロックに、予約時に発行された暗証番号を入力、またはQRコードをスキャンして鍵をあけて利用できる。利用料金は最初の30分が165円(税込)、以降30分ごとに110円(税込)で使用できる。(別途最大料金・1日パスの設定あり)名古屋で2019年5月にサービスを開始し、現在までに410台の自転車と145ヵ所のサイクルポートを展開している(2022年3月1日時点)。名鉄協商パーキングのほか、ビルの敷地内など都心の移動に便利な場所にポートを設置している。

Charichari(チャリチャリ)について

Charichari(チャリチャリ)について

「Charichari(チャリチャリ)」は、スマートフォンアプリで専用の赤い自転車の鍵をあけ、かんたんに利用できるシェアサイクルサービスだ。名古屋で展開しているベーシック(シティサイクル)は1分6円(税込)で利用することができ、いつでもどこでも、乗りたいときにすぐ利用できる体験の提供を目指している。福岡では2018年2月にサービスを開始し、現在までに約2,500台の自転車と470ヵ所以上の駐輪ポートを展開し、累計700万回以上の利用回数に成長した。名古屋では400台の自転車と123ヶ所の駐輪ポートを展開している(2022年3月1日時点)。
2020年7月15日より名古屋市、2020年9月16日からは東京浅草エリアでもサービスを開始。2022年春からは熊本市での展開を予定している。
1分単位の料金設定や、手軽に使えるアプリ仕様から各エリアにて「ちょっとそこまで」の日常的な移動を中心に利用されている。

LINK:neuet株式会社

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WRITTEN BYFRAME編集部

FRAME編集部はロードバイク、MTB、ミニベロ、トライアスリートなど、全員が自転車乗りのメンバーで構成されています。メンテナンスなど役立つ情報から、サイクリングのおすすめのスポット情報、ロードレースの観戦まで、自転車をもっと楽しくするライフスタイル情報をお届けします。 https://jitensha-hoken.jp/blog/

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