欲しかった人、絶対いるでしょ! ナビ特化デバイス「Beeline velo 2」がイイ!
「こういうのでいいんだよ」
これに尽きます。
速度計測などいらない、消費カロリー算出も不要、ケイデンス計測もパワー計測も結構です。欲しいものはひとつだけ、「ナビゲーション」のみ!
できればオシャレに、テンションあがるデバイスだと尚良し。そんな願いをまるっと叶えてくれるアイテムに出会えたので全力で紹介します。同志よ、朗報だぞ!!!
目次
ナビだけでいいのに、ナビ搭載サイコンはミドルグレード以上問題
自転車乗りなら必携のアイテム、それはサイクルコンピュータ(サイコン)。編集部メンバーも当然みんな所持しています。
しかし私は持っておりません。なぜって意識低すぎ永遠のビギナーだから。
だって要らないんだもの……。自分の走行速度なんて気にしたことないし、走った距離は何となく分かるし(なぜなら短いから)、運動強度も特に……。ケイデンス? なにそれこわい。
欲しい機能はひとつだけ、そう、ナビゲーション機能。
基本ソロライドということもあり、生活圏を出るライドのときはナビしてもらいたいです。
でもね、ちょうどイイのがないんだこれが。ナビゲーション機能が欲しいとなると、基本機能に加え「心拍計測」「カラーディスプレイ」「パワメ対応」などいろいろ付随してくる。
いや別にいいんですよ、あれば使おうって気になるかもしれない。
だけどね、多機能サイコンはハイグレードモデルなんですよ、必然的にお値段もハイグレードってわけ!
要らないんだよ、要らない機能たちに3万も5万も出せないんだよ……
なんならあの四角いフォルムやでっかいディスプレイとかもちょっとね……。
そう思い続けてはや数年、ポンコツサイクリストはようやく出会ったのです。「Beeline velo 2」に。
Beeline Velo 2は「ナビデバイス」
Beeline Velo 2(ビーライン ヴェロ 2)は、サイコンとはちょっと違うよな。なんと呼べばよいのだろう?
そう思っていたら、こんな名称が冠されていました。
“シンプルな自転車用ナビデバイス”
もうこれだけでぶっちゃけ買いです。そのコンセプトを買います。
気になる値段は1万5400円(税込)。んんんん、買っちゃう!
繰り返しになりますが、世のサイコンでナビ機能がつくのはだいたい2万円前後~。高いものだと5万円とかしますからね?
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ナビデバイスだけど、基本機能は備わっている
肝心のナビ機能はどうなのか。
このように、必要十分としか言いようのないシンプルなインターフェース。
同じナビでも、この先通る道しか表示されないものもありますが、Beeline velo 2 は派生する道までしっかり表示されていますね。つまり視覚的に地図を把握しやすい。
接続も簡単で、基本はすべてスマホ上で操作できるようです。アプリ内のマップで目的地をセットして案内開始とするだけ。
実際に触ってみましたが、マップで案内スタートをタップすると同時に、Beeline velo 2 本体でもナビ画面へと切り替わりました。あとはスマホはしまっておけばよいというわけ。
もちろんリルートをはじめとする基本機能は備わっています。
- ルートは自動的に案内されルートを外れても自動で修正可能
- 地図は世界中どこに行っても最新版・デバイス自体もどんどんアップデート
- ルートのアップロード表示
- あらかじめ自分好みにルートを変えることやStravaアプリからのインポートも可能
もちろんナビデバイスですから、これくらいはやってもらわないと困ります。
ですが加えて、スピードメーター表示や平均速度・距離、走行ログ、とれます。
冒頭で散々「ナビ以外の機能は要らん!」と言いましたが、いや、あったらそりゃ嬉しいですよ? フィットネス目的でログ管理したい人には必須ですよね!
バッテリーは最大20時間
あとはバッテリーかな。
Beeline velo 2 のバッテリーは、連続使用で最大20時間*。
高コスパサイコンで知られるブライトンのRider420(税込1万8150円)が最大35時間ですから、もうちょっと頑張ってほしかったですが、まぁ許容範囲かなと。
充電できないキャンプライドで1泊するとして、往復使用を考えても十分でしょう。
たとえばこれがスマホのナビを使っていたとしたら、画面つけっぱなしになるのでバッテリーの減りは相当はやいです。そもそもスマホは電話やネットブラウズなど、ナビ以外で多用するものですからバッテリーは十分に温存したいところ。消費の激しいナビ部分を抜き出せるのはかなり嬉しいポイントといえるかもしれません。
*)使用環境によって前後します。最も過酷な条件下での連続使用は、11時間が目安です。
あと一歩だった! 残念なトコロ
これがあれば最高だった。
gpxファイルで地図をインポートはできるものの、Beeline velo 2 本体へデータを送ることはできません。
スマホはしまって画面オフにはできますが、バックグラウンドで稼働している状態です。当然アプリをオフにすると、Beeline velo 2 側もナビが終了してしまいます。
これがルートを本体に送信したあと、完全にスマホ側をオフにできたら満点でした!(次世代モデルに期待)
それでも、スマホホルダ上で常時画面オン、もしくは道すがらいちいちスマホを取り出して地図を確認する手間からは解放されます。これまでナビを使ってこなかった人も、ちょっと足をのばした冒険ライドや旅先で、逆によく知る街の深掘りライドなんかでも活躍してくれそう。
自転車用ナビデバイス、いろんな隠れニーズにハマるポテンシャルを感じます!
やっぱみんな欲しかったんじゃん! 目標金額100万円→すでに710万円達成!
個人的にはあと一歩だったのですが、それでもライトユースな自転車ナビとしてはこれ以上ないアイテムだと感じました。
これね、「俺には必要ないかな」って思った人も、ぜひ周りに勧めてみてほしい。きっと「こういうのでいいんだよ」勢が隠れているんじゃないかなぁ!
道やルートの評価を記録できる「ルートレーティング機能」や、目的地の方向を指し続けて冒険的ライドを楽しむ「コンパスモード」、さらに本モデルで初搭載となる「スマートルート機能」など、気になる機能も試してみたい。
もう少しじっくり使ってインプレをお届けできたらと思います。
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日本への正規輸入のための目標金額100万円に対し、2022/8/30現在ですでに714万円達成しています。注目度高い!
Beeline velo 2 スペック
アプリ対応機種 | iPhone:iOS13.0以降を搭載 / Android:8.0Oreo以降、GooglePlayを搭載 ※ Bluetooth4.0が必要 |
本体サイズ | 本体直径46.4mm、幅17.3mm、重さ25g |
充電コネクター | USB-C充電ケーブル |
バッテリー | 充電式リチウムポリマー、電池容量400mAh、連続使用最大20時間、バッテリー待機期間18ヶ月 ※ 使用環境によって前後します。 ※ 最も過酷な条件下での連続使用は、11時間が目安です。 |
ディスプレイ | LEDバックライト付きLCDIPS円形ディスプレイ、解像度:240 x 240ピクセル(266 PPI) 作用面積の直径32.4mm、ディスプレイレンズ素材:傷防止コーティングを施したPMMA |
センサー | 加速度センサー / ジャイロスコープ / 磁力計 / 自動輝度調整用環境光センサー |
チップ | 64MHz Arm Cortex M4チップ、256KB RAM、1MBフラッシュメモリ(nRF52840) |
接続方法 | Bluetooth 4.0 low energy |
素材 | ABS樹脂 / PMMA / ポリカーボネート / TPU |
インターフェイス | 4つの物理ボタン |
耐水性・耐塵性 | 耐候、耐水、防塵 |
協力:Kibidango