【業界初】eemoがサイクルラック付きEVのカーシェアを開始!エコな自転車はエコなEVに

eemoがサイクルラック付きのカーシェアを開始

【業界初】eemo(イーモ)は、サイクルラック付きのカーシェアリングサービスを開始した。カーシェアサービスに投入される車は、環境に優しい電気自動車(EV)だ。

拠点は、サイクリング名所へのアクセスがよい小田原。箱根や富士山周辺へライドする際に利用すると、かなり便利なのではないだろうか。

eemoとは

eemoとは

eemoとは、株式会社REXEVが運営する電気自動車カーシェアリングサービス。小田原・箱根エリアを中心に29か所51台の車両(2022年9月現在)を展開し、電気自動車を専門で扱う。

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今回始まったのは、ただのカーシェアではない。

”サイクルラックを搭載した”カーシェア

今回、eemoが開始したのはただのカーシェアではない。”サイクルラックを搭載した”カーシェアだ。

車の屋根上には、2台分のサイクルラックが設置されている。もちろんオプションではなく標準装備だ。

eemoは自転車を2台搭載可能
eemoは自転車を2台搭載可能

どうやって自転車を載せる?

自転車をサイクルラックに搭載するのは簡単。eemoを運営する株式会社REXEVの藤井さんに実演してもらった。

まずは踏み台を使い、自転車をサイクルラックにはめる。

踏み台はトランクに格納されている
踏み台はトランクに格納されている

盗難防止用のワイヤーを通し、ロックを押し込めば、もう搭載完了だ。

ロックを押し込む
このロックを押し込む
自転車のロック完了
自転車のロック完了

搭載可能な自転車は

  • タイヤサイズ:20インチ~29インチ
  • ホイールベース:85cm~120cm
  • タイヤ幅:18C~2.7″
※シティーサイクル、総重量23kg以上の自転車は搭載不可能

サイクルラックが付いていると何がいいの?

自転車をバラさなくていい➡手間かからない、傷つかない

ハイエースなどの大きい車であれば、自転車をバラさなくても車内に積めるが、普通の車では厳しい。正直、自転車をバラすだけならそこまで手間がかかるわけではない。バラすだけなら。

しかし、自転車本体と車の内装を保護しながら、積むのはそれなりに手間がかかる。ディレーラーハンガーを曲げてはいけないし、ディスクローターなども保護しなければならない。自転車が車内で動かないように、紐やバンドで固定したりと……

ところが、自転車を屋根上のサイクルラックに搭載できる eemoなら、これらの手間が全部無くなる。自転車本体や車内に傷がつくこともない。

エコなEVに、エコな自転車を載せる

エコな電気自動車(EV)

eemoのカーシェアで使用する車は、エコな電気自動車(EV)だ。eemoのEVは、可能な限り小田原でつくられた再生可能エネルギーで充電するという。

エコな乗り物である自転車を、エコなEVに載せる。eemoのカーシェアであれば、真のエコライドが実現しそうだ。

エコな電気自動車(EV)

車内設備も充実

車内設備も抜かりが無い。快適に運転をするための装備が揃っている。

駐車の際、便利なバックモニター
駐車の際、便利なバックモニター
携帯などの充電器も用意されている
携帯などの充電器も用意されている

ガソリン代、充電代ゼロ

eemoのEV充電器
eemoのEV充電器

通常、レンタカーを利用するときは、ガソリンを満タンにしてから返却するところが多い。つまりレンタル代+ガソリン代がかかる。ところが、 eemoはガソリン代・充電代がかからない。eemoの料金は利用した時間の分だけだ。

いつも車の返却時間ギリギリにガソリンスタンドに寄って、冷や冷やする人もいるだろう。eemoは、ガソリンスタンドに寄る必要はない。そのまま返却して充電コネクタを車に差し込めばいいだけだ。先述したように、充電代はかからない。

現状、ステーションは一か所のみ

現状、eemoのサイクルラック付きEVのステーションは、 小田原駅西口付近の一か所のみである。

「小田原に住んでいる人しか使えないじゃん!」というツッコミが来そうだが、そんなこともない。小田原駅は新幹線も止まる。東京から新幹線を使えば、たったの30分だ。

東京住みだが、たまには小田原・箱根・富士山方面を走りたい方にeemoはおすすめだ。新幹線で小田原まで来てから、自転車を車に積んで、箱根・富士山方面へ行くといいのではないか。

今後、eemoは車両数を増やせるか

環境に優しいEVを使うeemoのカーシェア。自転車をバラさずに運べ、ガソリン代/充電代を払わなくていいなどユーザー側のメリットも多い。

小田原駅から徒歩3分の場所にあるeemoのステーション
小田原駅から徒歩3分の場所にあるeemoのステーション

今後、鍵になるのはサイクルラックが配備された車両の数だ。現状は、サイクルラック配備車は小田原駅西口近くに1台あるのみだ。車両が1台しかないのは、やや心もとない。車両数が増えれば複数人のグループで使うような使い方もできるだろう。

eemoを運営する株式会社REXEVの藤井さんは、「今後サイクルラック配備車両を増やすかどうかは、利用状況次第」と話す。

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WRITTEN BYカオコバヤシ

東京在住大学生。大学の自転車サークルに所属し、ロングライドやヒルクライムを楽しむ。特に荒川CRが好き。現在の愛車はGIANT TCR。好きな選手はユンボヴィスマのプリモシュ・ログリッチ。

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