OpenStreetが運営するシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」が2018年11月14日にさいたま市と共同でシェアサイクルの実証実践を行いました。シェアサイクルの拡大が国内でも注目される中、今回はどのような取り組みが行われたのでしょうか。「HELLO CYCLING」の自転車保険の内容と合わせて解説していきます。

 

 

加入の義務化が進む自転車保険。シェアサイクル事業者もその対象。

いつでもどこでも手軽に自転車を借りることができる便利さから国内外で注目を得ているシェアサイクルサービス。日本国内でも自転車が設置された「ステーション」を至るところで目にするようになり、今後ますますの利便性の向上が期待されます。

一方、サービスの拡大と共に注目されているのが、事業者の自転車保険加入の義務化です。各自治体で自転車保険への加入の義務化が推進されていますが、その条例の中には事業者への保険加入の義務化も記されています。

今回共同実験を行なったさいたま市も、2018年4月に埼玉県が自転車保険への加入の義務化を制定したことから、自転車保険への加入が義務付けられた地域となっています。

自転車保険加入の義務化について

「HELLO CYCLING」は国内で最もシェアを伸ばしているシェアサイクル事業者の一つです。そして、設置されている全ての車両に自転車保険が付帯されています。

内容は以下の通り。入院保険金日額3,000円、個人賠償責任補償3億円など、思わぬ事故の際にも安心できる最低限の金額設定がされています。

「HELLO CYCLING」の自転車保険

  • 死亡・後遺障害:5,000千円
  • 入院保険金日額:3,000円
  • 通院保険金日額:1,500円
    ただし入院保険金日額は事故発生日より180日以内、通院保険金日額は事故発生日より180日以内の通院に限り90日間をそれぞれ限度とする。
    ※シェアリング自転車に搭乗している間の被った傷害補償期間となります。急激かつ偶然な外来の事故による傷害を補償します。
  • 賠償責任対人対物共通保険金額:3億円(示談交渉サービス付き)
    ※シェアリング自転車に搭乗している間が補償期間となります。自転車の使用に起因して第三者に身体障害や財物損壊を与えた場合の法律上の賠償責任を補償します。

さいたま市と共同実施した実証実験

今回は「HELLO CYCLING」が「さいたま市シェアサイクル普及事業実証実験」の採択事業者として実証実験を行いました。シェアサイクルの有用性や課題の検証を目的としたもので、この実験を機会に今後はさいたま市の自転車台数やステーション数の拡大を進めていくようです。そして、以下の取り組みについても推進することを計画しています。

  1. 災害時の取り組み
    防災に関係する市職員へ「HELLO CYCLING」が利用できるICカードを事前に配布し、有事における通信障害・停電時にもシェアサイクルを開錠・使用して医療施設や防災関連施設への移動手段として利用可能にする。
  2. 育児期の終了後の自転車買い取り
    児童の就学時期に不要となる家庭が多い子供乗せ電動アシスト自転車の買い取りを実施し、OpenStreetの提供するスマートキーを取り付けることによりシェアサイクルとしての再利用を実施。
  3. 「HELLO CYCLING」アプリ上での公共施設情報の配信
    シェアサイクルのステーションとして提供される公共施設の情報を「HELLO CYCLING」アプリで配信。臨時休館やイベント開催のタイムリーな配信により、公共施設利用者の利便性・さいたま市の情報発信に貢献。

実証実験の概要

  1. 期間
    2018年11月14日~2021年3月末(予定)
  2. エリア
    さいたま市全域
  3. 「ステーション」設置箇所数
    既存の「ステーション」が190カ所稼働中(2018年11月14日現在)
    さいたま市提供用地:100カ所以上の用地を対象に順次拡大予定
  4. 導入自転車台数
    既存の自転車約500台が稼働中(2018年11月14日現在)
    1,000台以上を目標に順次拡大予
  5. サービスの利用料金
    60円/15分(最大1,000円/24時間)
  6. 備考
    補助金や委託料など、さいたま市における費用負担はありません。

「HELLO CYCLING」の詳細はこちらをご覧ください。

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