自転車のヘルメットって必要なの?」

「正直、子どもに被せるのは手間に感じてしまう」

このように思ったことはありませんか?

結論、自転車用のヘルメットは必要です。ヘルメットを被っていないと、子どもが自転車で転んだときに、大ケガをする恐れがあります。

そのため、朝の忙しい時間でも子どもにヘルメットを被せるのが重要です。

とはいえ、「どんなヘルメットを用意すればいいのか分からない」と感じている方もいるでしょう。

本記事では、子ども用の自転車ヘルメットや、ヘルメットの選び方を紹介します。

自転車にお子さんを乗せる方や、お子さん自身が自転車に乗る方は、ぜひ最後までご覧ください。

自転車に乗った子どもの交通事故の事例

まず、子どもが自転車事故に遭ってしまったケースをご紹介します。

2022年4月には東大阪市で、親子3人が乗っていた電動自転車が転倒しました(参考:読売新聞オンライン)。

この事故で3歳の男児がトラックに跳ねられて死亡しています。トラックに跳ねられたことが死因ではあるものの、自転車の転倒によって重大なケガを負う恐れもあった事例です。

また2022年5月には、自転車に乗った小学5年生の男の子がクルマと衝突する事故が発生しました(参考:Yahooニュース)。

SNSでは、事故に遭遇した子どもがヘルメットのおかげで助かった旨の投稿が話題になりました。救急隊員には「ヘルメットがあったから大事に至らなかった」と告げられたそうです。

自転車利用時のヘルメットの安全性

「子どもの自転車用ヘルメットって軽そうだけど、そんなに頑丈なの?」

そう考えている方もいるのではないでしょうか。

自転車ヘルメットを着用すると、どのくらい安全なのかを、以下のとおり紹介します。

  • 自転車ヘルメットの強度
  • ヘルメットの有無で、事故の危険性の違いはどのくらい?

それぞれ解説します。

自転車のヘルメットの強度

自転車のヘルメットは穴がたくさんあるため、一見すると頑丈には見えないかもしれませんが、安全性の高い構造となっているのです。

自転車用ヘルメットは、ヘルメット内部の緩衝体であるライナーの中に、骨組みが入っています。

ライナーによって外殻であるシェルを細かく分けることで、安全性や強度を高めつつ、軽くて風通しのいいヘルメットを製造しています。

ヘルメットの有無で、事故の危険性の違いはどのくらい?

警察庁によると、自転車の運転中にヘルメットを着用していない場合、着用時よりも死亡率が3倍に増加することが明らかになっています。

また、令和2年の自転車事故の死者のうち、56%が頭部を損傷していることも判明しています。

さらに交通事故総合分析センターの調査では、何によって頭部が損傷したのかを調べました。1,265人中「その他・車外部位(四輪車のタイヤ以外の車体)」で568人、「路面」で566人が頭部を損傷しています。

自動車や路面のような硬いものから頭部を守るため、ヘルメットは欠かせないアイテムです。

ヘルメットの安全な付け方

朝の忙しい時間や、子どもがぐずっているとき、ヘルメットを適当に被せてしまうことはありませんか?

ヘルメットは以下のとおりに被ることで、効果を発揮します。

  1. 適切な角度で被る
  2. あご紐のバックルを締める
  3. あごの下に少し余裕を残す

ヘルメットは斜めに浅く被るのではなく、眉上のあたりまで深くかぶります。

正しく被れたら、あご紐のバックル(留め具)を締めましょう。転倒の際にヘルメットが外れないようにします。

バックルを締めたら、あご紐が苦しくないか、反対に緩すぎないかを確認しましょう。あご紐がきついと走行中に気になってしまいますし、緩いと万が一の時にヘルメットが脱げてしまう恐れがあります。目安としては、指一本が入るくらいの余裕をもたせましょう。

ヘルメットは正しく着用して、万が一の事態に備えましょう。

自転車に乗っている最中のヘルメットは努力義務

自転車用ヘルメットの着用は、努力義務とされている地域があります。努力義務とは、法律や条例の条文に「○○するよう努めなければならない」と記載されているものです。

愛知県・山形県・群馬県・栃木県では、自転車に乗車中のヘルメット着用が努力義務です。

また、道路交通法では13歳未満の子どもにヘルメットを被らせるよう、努めなければなりません。

努力義務とされているため、特に罰則はありません。しかし、子どもの命を守るためにも、自転車に乗っている最中はヘルメットを被るように指導しましょう。

自転車用ヘルメットの選び方5つの基準

「どのようなヘルメットなら安全なのか、わからない」

「安全性以外の、ヘルメットを選ぶときの注意点は?」

このような疑問をもったことはありませんか?

自転車のヘルメットを選ぶ際、基準となるのは以下の5つです。

  1. 安全基準を満たしているか
  2. 頭の大きさに合っているか
  3. 重量は重たすぎないか
  4. 通気性はあるか
  5. 気軽にかぶれるデザインか

それぞれ解説します。

1.安全基準を満たしているか

まずは、安全基準を満たしているかを確認しましょう。

安全基準を満たしているかは、以下のようなSGマーク・CEマーク・CPSCマークが付いているかで判断します。

SGマークCEマークCPSCマーク
(画像引用:一般財団法人 製品安全協会(画像引用:日本認証株式会社(画像引用:Consumer Product Safety Commission
日本で、安全基準を満たした製品に付けられるマーク製品をEU加盟国へ輸出する際、安全基準を満たした製品に付けられるマークアメリカ合衆国消費者製品安全委員会が制定する安全基準を満たした製品に付けられるマーク

なおSGマーク付きの製品は、製品の欠陥によって事故が発生した場合、補償が受けられます。

ヘルメット選びの際は、上記のいずれかのマークが付いた製品を選びましょう。

2.頭の大きさに合っているか

子どもの頭の大きさに合っているかも、重要なポイントです。ヘルメットがきつい、もしくは緩いとヘルメットを被るのが億劫になってしまいます。

ヘルメットによっては、いくつかのサイズから選べるものもあります。海外メーカーのものは「アジアンフィットモデル」を選ぶと、日本人の頭にフィットしやすいです。

日本メーカーのものであれば、日本人に合わせて作られています。より頭のサイズに合ったものを見つけたい場合は、日本メーカーのものを選ぶのもおすすめです。

3.重量は重たすぎないか

3つ目の基準は、重量が重たすぎないかです。

ヘルメットが重たいと、子どもの身体に負担がかかってしまいます。長時間被っていると、首や肩に疲れも溜まります。左右や後方から車が来ていないか確認しにくくなる点でも、重いヘルメットはおすすめできません。

反対に軽すぎても、強度に不安があるなら避けましょう。200〜500gくらいの重さが目安です。

ヘルメットを持ったり被ったりして、実際の重さをチェックしてみましょう。

4.通気性はあるか

ヘルメットの通気性も見逃せないポイントです。特に夏場は、ヘルメット内が蒸れてしまうと不快になり、ヘルメットの着用を避けてしまうかもしれません。

空気穴(ベンチレーション)がついているものを選ぶと、蒸れにくくなるのでおすすめです。また、空気穴には空気抵抗を減らせるメリットもあります。

より快適なヘルメットを求めている方は、空気穴もぜひチェックしてみましょう。

5.気軽に被れるデザインか

5つ目の基準は、気軽に被れるデザインかどうかです。

派手なデザインのものは、使うのに抵抗があります。日常使いで浮かないデザインのものがおすすめです。

子ども用のヘルメットを買う際は、子どもが気に入ったデザインのものを選ぶのもひとつの手です。子どもがヘルメットを気に入らないと、被るのを渋ることも考えられます。

反対に、ヘルメットを気に入れば、自分から積極的にヘルメットを被ってくれるかもしれません。

機能面だけでなく、デザイン面も考慮に入れて、被りやすいヘルメットを選びましょう。

おすすめの子ども用自転車ヘルメット5選

子どもが被る自転車用ヘルメットで、おすすめのものを5つ紹介します。

  1. OGK(オージーケー)カブト PINE
  2. Mag Ride イチハチロク
  3. ジョイパレット カブロヘルメット
  4. BRIDGESTONE(ブリヂストン)bikke ジュニアヘルメット
  5. Kanack(カナック)幼児用ヘルメット

それぞれ解説します。

1.OGK(オージーケー)カブト PINE

「OGK(オージーケー)カブト PINE」のあご紐のバックルは、肌の挟み込みを防いでくれるシリコンカバー付きです。

車のライトに反射するシールが付いているので、夜道でも車に気付いてもらいやすくなっています。

画像の「ホエールネイビー」以外にも「フラミンゴレッド」や、女の子が被りやすい画像の「ラビットピンク」カラーもあります。

▶OGK(オージーケー)カブト PINEの詳細はこちら

2.Mag Ride イチハチロク

重量186gの軽量さが特徴的なヘルメットです。1〜3歳用で、初めてヘルメットを被る子にもおすすめします。

アジャスターが付いており、サイズの調整が楽なのもうれしいポイントです。

「マットブラック」や「ナチュラルイエロー」など、8種類の色を揃えています。男の子でも女の子でも、きっと気に入る色が見つかるはずです。

3.ジョイパレット カブロヘルメット

あご紐に「ワンタッチバックル」を使い、簡単に被ったり脱いだりできるヘルメットです。

サイズを調節できるダイヤルが付いているので、成長しても長く使えます。内装パッドは取り外しでき、汗をかいてしまった後もすぐに洗うことが可能です。

男の子でも被りやすい黄色ベースのアンパンマンデザインや、「きかんしゃトーマス」デザインもあります。

▶ジョイパレット カブロヘルメットの詳細はこちら

4.BRIDGESTONE(ブリヂストン)bikke ジュニアヘルメット

横幅にゆとりがある子ども用ヘルメットです。

丸いフォルムが特徴的で、日本人の頭にフィットしやすくなっています。「他のヘルメットを試したけど、頭の形が子どもに合っていなさそう……」という場合におすすめです。

淡いカラーをメインにしたドット柄も展開されているので、特に女の子にぴったりな商品です。

5.Kanack(カナック)幼児用ヘルメット

新幹線「E5系はやぶさ」がデザインされたヘルメットです。他にも「ドクターイエロー」や「E7系かがやき」デザインもあります。

ダイヤルでサイズの調整が簡単に行えます。

ヘルメット内部のクッションはスペア付きです。古くなってきたり汚れてきたら、取り換えができます。

▶Kanack(カナック)幼児用ヘルメットの詳細はこちら

まとめ

この記事では、自転車用ヘルメットの選び方や、おすすめの自転車用ヘルメットを紹介しました。

ヘルメットを被っていると、死亡率を大幅に抑えられます。

地域によっては、条例で自転車に乗車中のヘルメット着用が努力義務とされています。道路交通法に至っては、13歳未満の子どものヘルメット着用が努力義務です。

自分自身や子どもの命を守るため、ヘルメットを購入して着用し、安全に自転車ライフを楽しみましょう。