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自転車保険のロードサービスとは?サービス内容や利用実態を解説

外出先で自転車の思わぬトラブルが生じ、途方に暮れた経験はありませんか?

「もうあんな思いはしたくない!」そんな人には、ロードサービス付きの自転車保険がおすすめです。

“自転車”のロードサービスといっても、どういったサービスが受けられるのか、どんなときに利用するのか、実際に利用している人がいるのかなど、さまざまな疑問が浮かぶ人も多いでしょう。

そこで今回は自転車保険のロードサービスについて、基本的なサービス内容や利用実態などを詳しく解説いたします。

おすすめの“ロードサービス付き自転車保険”についても解説するので、「自転車保険にロードサービスをつけようと思っている」という方も比較検討の際にぜひお役立てください。

ロードサービス付き自転車保険の概要

自転車保険に付帯するロードサービスは、自転車の車体に故障が生じた際に活用できるサービスです。

ロードサービス自体は、自転車保険に無料で付帯する商品と、オプションとして追加する商品の大きく分けて2種類あります。

そもそもロードサービスを付けられる自転車保険は数少ないため、ロードサービス付き自転車保険に加入したい人は、「ロードサービスがついているか」を注意深くチェックしましょう。

ロードサービス付き自転車保険のサービス内容

自転車のロードサービスは、基本的に自転車が自走できない状態となったとき、こちらが指定する場所まで無料で運んでくれるサービスです。

具体的には以下のようなケースが想定されます。

  • タイヤがパンクしたとき
  • タイヤのスポークが折れたとき
  • 事故に遭い、車体が破損したとき
  • 夜間走行時、ライトが点灯しなくなったとき
  • 電動アシスト付自転車のバッテリーが切れたとき

※各保険会社の規定により、サービス内容が異なる場合があります。

上記のようなケースで、自転車に乗って行くことが実質不可能な場面で活躍するのが自転車のロードサービスです。

保険会社ごとに定められている搬送距離以内なら、自宅以外にも駅や自転車店など、好きな場所まで故障した自転車を運んでくれます。

壊れた自転車を持って長い距離を歩くのは大変なことですよね。

「自力で自宅まで持って帰っても修理ができないし…」といった悩みも、ロードサービスを利用すればすんなり解決できます。

ロードサービス付き自転車保険の利用実態

あまり聞き慣れない「自転車のロードサービス」ですが、実際にサービスを利用している人はどれだけいるのでしょうか。

ここでは、2021年1月にau損保が発表した「自転車ロードサービスに関する調査」をもとに、自転車ロードサービスの利用実態を解説します。

自転車ロードサービスの利用者は増加傾向

au損保「自転車ロードサービス」に関する調査

引用:au損保「自転車ロードサービス」に関する調査より

コロナ禍の影響もあるためか、公共交通機関を利用せずに自転車での通勤・通学などをする人が増加していると見られています。

それに伴い、自転車ロードサービスの利用者も増加傾向にあるとのこと。

自転車に乗る頻度が増えれば、その分自転車の故障リスクも高まるので、結果としてロードサービスを要請する人も増加しているものと考えられます。

ロードサービスを呼んだ理由

au損保「自転車ロードサービス」に関する調査

引用:au損保「自転車ロードサービス」に関する調査より

自転車が動かなくなった原因の中でもっとも多かったのは「タイヤのパンク」です。

その他、「チェーン・ギア・クランクの破損」や「車体・パーツの破損」などの理由が見られています。

その場で修理できる道具や知識があれば、たとえ自転車が壊れたとしても問題ないように思えますが、実際には修理キットを持ち歩いている人も修理できる技術を持つ人も少ないでしょう。

“予期せぬトラブル”に巻き込まれ、パンクしたり車体が破損したりといったケースも考えられるため、自転車のロードサービスが付帯していると安心ですね。

ロードサービス要請の際のシチュエーション

au損保「自転車ロードサービス」に関する調査

引用:au損保「自転車ロードサービス」に関する調査より

ロードサービスを要請した際のシチュエーションでもっとも多かった回答は「余暇でのサイクリング中」でした。

特に「土地勘のない場所でのトラブル」の際にはロードサービスが役に立つと言えるでしょう。

他にも、「通勤・通学中」「買い物中」など日常的なシチュエーションにも利用者がいることが分かります。

ロードサービスの要請が多い車種

au損保「自転車ロードサービス」に関する調査

引用:au損保「自転車ロードサービス」に関する調査より

ロードサービスの要請が多い車種を見てみると、「ロードバイク」が過半数を占めています。

また「シティサイクル」(いわゆるママチャリ)におけるサービス利用者も3割程度おり、平日は通勤・通学に使われるシティサイクルが、休日は余暇でのサイクリングに使われるロードバイクの要請が多くなるようです。

自転車のロードサービスというと、「長距離のサイクリングをする人だけが必要なのでは?」と感じる人もいるでしょう。しかし実際には、通勤や通学など日常シーンでの要請も多く、幅広くロードサービス利用者がいると言えるでしょう。

参考:au損保「自転車ロードサービス」に関する調査より

ロードサービス付き自転車保険の保険料比較

ロードサービスが付帯していると安心できるということが分かったところで、気になるのは保険料ですよね。

ここでは、ロードサービス付き自転車保険を提供する5社の保険料やサービス内容を比較してみましょう。

ロードサービス付き自転車保険のおすすめ商品一覧

商品名au損保「Bycle」ZuttoRide「サイクルライド保険」Y’s Rood「自転車サービスパック」あんしん生活パック「自転車!安心パスポート」ケーブルプラス「生活あんしんサービス 自転車プラン」
保険料340円/月~350円(※)/月~4,800円/年~429円/月~440円/月~
ロードサービス無料搬送距離1回/50km(年4回)1回/40km(年2回)1回/50km(年3回)1回/50km(年3回)1回/20km(制限なし)
個人賠償責任補償2億円~1,000万円~1億円1億円1億円

(※)自転車保険とオプションのロードサービスを合わせた金額。

au損保「Bycle」

au損保の自転車ロードサービスは、不意の自転車トラブルに備えた自転車搬送サービス※1と、ご自宅への出張修理サービス※2がセットされています。


個人賠償責任補償や示談交渉サービスも充実しているため、自転車保険としての補償もしっかり備えられます。

「本人タイプ」「家族タイプ」の他に、配偶者を補償の対象としない「本人・親族タイプ」もラインアップ。家族タイプに加入するよりも割安になるので、「家族のほとんどが自転車に乗るけど夫は車通勤だから自転車保険は不要」といったよくあるニーズにも応えてくれます。

※1「自転車搬送サービス」:事故や故障などにより自力で走行できなくなった際に、最長50kmまでご希望の場所へ搬送します。人の同乗は不可、自宅からの搬送も対象(年4回まで※)。
※2「ご自宅への出張修理サービス」:パンクやチェーン・ブレーキトラブルなど、軽微な故障の修理に伺います(年4回まで※)。
※「自転車搬送サービス」・「ご自宅への出張修理サービス」通算カウント。ご自宅での修理ができず搬送対応に切り替えた場合は、合計で1カウントとします。

NTTドコモユーザーやソフトバンクユーザーなどでも加入できます。
「自転車向け保険 Bycle」希望の方はこちら!

ZuttoRide「サイクルライド保険」

「ZuttoRide セーフティライド会」が提供する「サイクルライド保険」も少額で備えられる自転車保険です。

サイクルライド保険のロードサービスはオプション追加型なので、自転車保険に別途付帯する必要があります。

個人賠償保険が1,000万円とケガの保障がついた「サイクルライド保険ミニ」は月々165円(税込)からとお手頃。ロードサービスのオプション追加料金は月々185円(税込)なので、両方合わせてもワンコインで済むのが魅力です。

「サイクルライド保険」希望の方はこちら!

Y’s Rood「自転車サービスパック」

Y’s Roodは、全国に32店舗を構える自転車専門店。

このY’s Roodが提供する「自転車サービスパック」は、Y’s Roodで購入した自転車のみ加入ができます。

1回50kmまでの無料搬送サービスに加え、最大5,500円(税込)の移動費用サポートがついている点が魅力。サービスパックに加入すれば、無料で自転車保険が付帯するのもうれしいポイントです。

個人賠償責任(示談交渉サービス付き)も1億円の補償が受けられるため、自転車サービスパックに加入するだけで、相手への補償も備えられます。

Y’s Roodで自転車を購入する人は、ぜひ購入時に「自転車サービスパック」の加入を検討してみてはいかがでしょうか。

Y’s Rood「自転車サービスパック」はこちら

あんしん生活パック「自転車!安心パスポート」

「自転車!安心パスポート」は、株式会社ジェイアイズが提供する自転車ロードサービス。

1つ契約するだけで、家族まとめて補償が受けられるのがポイントです。

もちろん家族がどれだけ増えても保険料は変わりません。

補償内容は、「自転車ロードサービス」「個人賠償責任補償1億円」「入院一時金10,000円」の3点のみとシンプル。

年齢による制限がないため、“同居の祖父母は年齢オーバーで補償の対象外”などといった心配もありません。

あんしん生活パック「自転車!安心パスポート」はこちら

ケーブルプラス「生活あんしんサービス 自転車プラン」

KDDIが提供するのは「生活安心サービス 自転車プラン」。ロードサービスを中心に、個人賠償責任と入院一時金の補償が受けられるサービスです。

ロードサービスは年中無休の24時間対応。一部離島を除く全国に対応しており、利用回数に制限がないのも魅力です。

こちらも1契約で家族全員が補償の対象になるので、一家全員自転車に乗るといった家庭にうれしいサービスです。

ケーブルプラス「生活安心サービス 自転車プラン」はこちら

▶個人賠償責任について詳しく知りたい方はこちら

ロードサービス付き自転車保険の注意点

自転車のロードサービスは頻繁に自転車を利用する人にとって、自転車保険に付帯してあると便利なサービスです。しかし一方で、利用にはいくつか注意点も挙げられます。

馴染みのない自転車のロードサービスも、注意しておくべきポイントまで把握しておくといざというとき安心できるので、あわせてチェックしていきましょう。

注意点1.搬送サービスは自転車のみ

自転車ロードサービスで搬送してくれるのは、あくまでも自転車のみです。

搬送車に人は同乗できないため、自分だけはなんとか自力で帰宅しなければなりません。

故障した自転車がない分、身軽に移動できるのはありがたいものの、別途タクシー代などがかかってしまうこともあるでしょう。

注意点2.その場で修理はしてくれない

自転車ロードサービスのサービス範囲は、「壊れた自転車を指定の場所まで無料で運ぶこと」です。それ以外のことは基本的に行っておらず、たとえ修理キットさえあれば簡単に直るような状況であっても道具の提供などもありません。

また、修理費用まで補償してくれるというわけではないため、注意しましょう。

注意点3.現場に来るまでには時間がかかる

au損保の調査データによると、ロードサービスの要請から現場に到着するまではおよそ45分以内が目安となっています。場所によってはそれ以上かかる可能性もあるでしょう。

とはいえ、各商品とも大手の保険会社と提携するなどネットワークを広げ、到着までの時間を短縮できるよう工夫しているようです。

契約の際は、加入する保険会社がロードサービスに力を入れているかどうかもチェックしておくと良いでしょう。

ロードサービス付き自転車保険がおすすめの人

ロードサービスの特徴や利用実態をもとに、ロードサービス付き自転車保険への加入がおすすめの人について解説します。

1.ロードバイクなどに乗って遠方に出かける人

au損保の利用実態調査にもあったように、ロードバイクに乗っている人のロードサービス要請の割合が高い傾向にあります。

サイクリングは遠方に行く人も多いため、特に土地勘のない場所でトラブルが発生したとき、24時間いつでも駆けつけてくれると考えたらそれだけでも安心感がありますよね。

万が一に備えるためにも「休日は遠方へサイクリングに行くのが趣味」という人は、ロードサービス付きの自転車保険を検討するのがおすすめです。

2.日常的に自転車を利用する人

通勤や通学に自転車を日々利用している人も、ロードサービス付き自転車保険に加入しておくのがおすすめです。

自転車ロードサービスでは、電動自転車のバッテリー切れや故障に対応してくれるのもポイント。子どもの送迎で自転車を利用する人などもロードサービスに加入すれば、トラブル時、途方に暮れずに済みます。

3.自転車の修理に自信がない人

いざパンクしたときでも、その場で修理できるようにと簡易キットを持ち歩き、ささっと修理ができる人であればロードサービスの必要性はあまりないと言えるかもしれません。

自転車に突然生じたトラブルに対応する自信がない人や修理キットを持ち歩けない人は、ロードサービスに加入すると良いでしょう。

まとめ

自転車保険にロードサービスを付帯するかどうかは、「自転車に乗る頻度」や「自転車に乗るシチュエーション」などを考慮してみましょう。

普段からマメに点検している自転車愛好家の方でさえ、思わぬパンクや予期せぬ事故などといったトラブルを100%防ぎ切ることはできません。

もとより「自転車のことはあまり詳しくないけど交通手段として利用している」といったユーザーも、いざというときのためにロードサービスが付帯していると安心です。

通勤・通学など、日常的に自転車に乗る人やロードバイクなどで遠方にサイクリングへ行く人には特におすすめしたい「ロードサービス付き自転車保険」。

ぜひ、加入を検討してみてはいかがでしょうか。

au損保:BS0221504M(2401)

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この記事を書いた人

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FRAMEほけん編集部

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