坂の多い地域や子供を乗せて走るときに、あるとうれしい電動アシスト付きの自転車。

ほんの少しペダルを踏み込むだけですっと前進してくれるため、日常的に自転車を利用する人にとってはぜひ取り入れたい機能ですよね。

しかし電動アシスト付きの自転車は通常の自転車に比べて値段が高いので、なかなか簡単に買えるものではないかもしれません。

安くてコスパの良い電動自転車があったら、少し気になりませんか?

今回はこれから電動自転車に買い替えようと考えている子育て世代の女性に向けて、安い電動自転車の特徴と選び方のポイント、購入可能な場所について詳しく解説します。

電動自転車の購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

電動自転車の種類と相場

ひとくちに電動自転車といっても、どのような用途で使用するかによって選び方が異なります。

ここでは電動自転車の種類とそれぞれの相場価格について解説していきます。

シティサイクルタイプ

もっともポピュラーな電動自転車は「シティサイクル」タイプです。

“ママチャリ”の名称で親しまれており、子供から大人まで幅広い用途で使いやすい自転車といえるでしょう。

シティサイクルタイプの相場は10~13万円程度。

ブリヂストン、ヤマハ、パナソニックの3大メーカーが主流となっています。

子供乗せタイプ

街中で見かける機会も多い「子供乗せ」電動自転車。

前にはすでに専用のシートが取り付けられている車種も多く、リヤにも専用のチャイルドシートを取り付ければ「大人+子2人」の3人乗りも可能です。


子供2人が乗るだけで自転車はかなり重たくなるので、子供を乗せる機会が多い人は電動自転車がおすすめです。

子供乗せ電動自転車の相場は14~16万円程度。

子供を乗せてもパワフルに走れるように、バッテリー容量の大きい車種が主流となっています。

スポーツタイプ

マウンテンバイクやクロスバイクといったスポーツタイプの自転車に電動アシスト機能を搭載した車種もあります。

通称「E-BIKE」と呼ばれ、特に近年“自転車ブーム”にのり通勤や通学に利用する人が増えているようです。

3大メーカーからも販売されていますが、より本格的な乗り心地を実現したい方はGIANT(ジャイアント)やTREK(トレック)、CANNONDALE(キャノンデール)といった海外のスポーツサイクルメーカーを選ぶのもおすすめ。

価格帯は13~40万円程度と、車種や性能によって幅広いのが特徴です。

折りたたみタイプ

折りたたみ自転車なのに電動アシスト付き?と思われる方もいるかもしれませんが、持ち運びもできて気軽に街乗りができるので近年人気の高まっているタイプでもあります。

代表的なメーカーはBENELLI(ベネリ)やTRANS MOBILLY(トランスモバイリー)、パナソニックなど。8~10万円程度で買えるものから、14~20万円程度の高額なものまで、車種によってもさまざまです。

安い電動自転車の特徴

通勤やスーパーでの買い物、そして保育園に通う子供の送迎に電動自転車を使う場合、シティサイクルタイプや子供乗せタイプの電動自転車が必要となり、購入する際の価格は10~16万円です。

決して安い買い物ではないため、できるならコストを抑えたいところ。

しかし安い電動自転車の中にはワケありのケースもあるのです。

ここでは安い電動自転車に見られる特徴について見ていきましょう。

型落ちモデルやアウトレット品

新商品の発売前や後、店舗に旧製品の在庫が残っていると有名メーカーの自転車でも、定価より安く購入できる場合があります。

また型落ちモデル以外にも「傷あり」「生産終了モデル」などの理由でアウトレット品として販売されることも。いずれも品質上の問題はないため、狙い目商品といえるでしょう。

有名メーカー以外の自転車

自転車の3大メーカーであるヤマハ、パナソニック、ブリヂストンは、国産の部品を使用していることや製品の保証サービスが充実していることなどから、高額で販売される傾向にあります。

少しでも安く電動自転車を買うには、有名メーカー以外の自社ブランド商品や、格安自転車を提供するブランドなどの商品を検討すると良いでしょう。

安い電動自転車を選ぶときのポイントは?

コストの低さを重視した結果、欠陥のある電動自転車を買ってしまうケースも考えられます。

長く使える電動自転車を手に入れるためにも、安い電動自転車を選ぶ際に、チェックしておきたい3つのポイントを押さえておきましょう。

バッテリー容量は日常使いに支障がないか?

バッテリーの容量には「6.0Ah~20.0Ah」と、幅広い種類が挙げられます。

車種や走行時の状況にもよりますが、例えば6.0Ahのバッテリーではおよそ25kmの距離をアシスト付きで走行可能です。

近距離しか自転車に乗らない人であれば、6.0Ahの容量でも十分かもしれませんが、片道10kmを往復する人の場合、6.0Ahのバッテリーでは心もとないでしょう。

バッテリーが減ってくるとアシストする力がだんだん弱くなっていくので、バッテリー容量は余裕を見て選ぶのがおすすめです。

特に子供を乗せて坂道を登ることの多い方は、バッテリー容量に注意しましょう。

どの部品がオプションになるか?

価格の安い電動自転車は、前カゴやバックスタンドといったあらゆる部品がオプションになっている場合もあります。

必要な部品がついていないと別途取り付け費用がかかってしまったり、取り付けの手間が発生したりするでしょう。

付属品は何なのか、購入前にチェックすることをおすすめします。

メーカー保証はついているか?

安価な自転車にはメーカー保証がわずかしか付いていないケースもあります。

特に通販サイトで購入した自転車は、メーカー保証が受けられない可能性が高いため注意が必要です。

また電動自転車の場合、バッテリーの保証もついていると安心です。

未就学の子供がいる場合、数年の間は電動自転車を使うと想定されますので、バッテリー保証があるかどうか注意すると良いでしょう。

自治体の補助金制度がないか確認するのも忘れずに

電動自転車を安く購入したい!と思うあまり、安く買える店舗や型落ちモデルばかりを見ているという人は、ぜひ一度自治体の補助金制度も確認してみてください。

自治体によっても変わりますが、条件を満たせば一定の補助金を受けることができるため、普通に購入するよりも安く手に入れられるかもしれません。

東京都葛飾区や群馬県桐生市など、意外にも補助金制度を導入している自治体があります。

安い電動自転車はどこで買える?

安い電動自転車はどこで買えるのかピンと来ない方も多いかもしれません。

電動自転車は以下に挙げる5つの場所で購入可能です。それぞれチェックしていきましょう。

イオンなどのショッピングモール

ショッピングモールの自転車売り場では、電動自転車も購入できます。

ショッピングモール独自の割引キャンペーンなどで、通常よりも安く買えることがあるでしょう。

カインズなどのホームセンター

自転車の取扱いがあるホームセンターなら、電動自転車も取り揃えているでしょう。

基本的にはショッピングモールの自転車売り場と同じような扱いですが、独自ブランドの自転車を販売しているお店もあります。

あさひなどの自転車専門店

自転車を購入するなら、やはり専門店が安心です。

購入後のアフターサービスも充実しており、専門の整備士さんにしっかりと点検してもらえます。

商品の種類が豊富にあるのも、専門店ならではのポイントといえるでしょう。

Amazonや楽天市場などのネット

Amazonや楽天市場などのインターネット上の通販サイトでも電動自転車が購入できます。

比較的安い商品も見つかりやすいかもしれません。

ただ、このようなサイト経由で購入する場合は「保証やアフターサービスは受けられるか」などの注意点があることを覚えておきましょう。

通常は付属しているはずの部品がオプションになっていることもあるので、商品紹介ページをすみずみまで確認し、分からないことがあればショップに問い合わせてみるのがおすすめです。

自転車専門店の通販サイト

Amazonや楽天市場とは違う形で、自転車を専門に取り扱うお店の通販サイトがあります。

代表的なサイトを3つ紹介します。

あさひ

「サイクルベースあさひ」の通販専用サイトです。豊

富なラインナップから選べる点やアウトレット品の取扱いがあるのも特徴です。

あさひでは自社ブランドの自転車も販売しているため、相場より安く買える電動自転車が見つかりやすいかもしれません。

実店舗との連携でアフターサービスが充実しているのも安心できるポイントです。

イオンバイク

イオンが展開する自転車専門店「イオンバイク」も、通販サイトを運営しています。

こちらもあさひ同様、自転車専門店ならではの豊富な品ぞろえが特徴です。

イオンバイクは店舗での受け取りのみ可能なので、近くにイオンバイクの実店舗がある人におすすめの通販サイトです。

Cyma(サイマ)

サイマはネット通販を専門に取り扱う自転車専門店です。

プロの整備士が組み立て~整備まで行った上で発送をしてくれるので、すぐに乗れる状態で自宅に届きます。

防犯登録まで済ませてくれるのも安心できるポイント。

提携店に持ち込めばパンクやチェーンなどの修理が受けられるといったアフターサービスもある上、定価より安い値段で買える車種を多く取り揃えているため、ネットでの自転車購入におすすめのサイトです。

通販で電動自転車を買う時の注意点

実店舗よりも安く自転車が買えるケースが多いネット通販。

しかし実物を見ずに購入しなければならないという欠点もあるため、事前に注意点を把握しておくのがおすすめです。

ここでは電動自転車を買う際に気を付けておきたいポイントを4つ解説していきます。

身長に合ったサイズか

店頭で見ればサイズ感は一目瞭然ですが、通販だとそうはいかないもの。

しっかりとサイズを確認したうえで購入すると失敗のない買い物にできるでしょう。

具体的には「タイヤのサイズ」や「フレームサイズ」をチェックします。

可能であれば、欲しい自転車を見つけたら最寄りの自転車店に出向いて、自分に合うサイズを試乗して確かめるのがおすすめです。

アフターサービスはあるか

通販で自転車を購入する場合、気になるのが「アフターサービス」について。

特に電動自転車はバッテリーに不具合が生じる可能性もあるため、通常の自転車より故障リスクは高まるといえるでしょう。

購入後も安全に自転車に乗るために、充実したアフターサービスは欠かせません。

アフターサービスといっても、保証期間や受けられるサービス内容などは店舗によって異なるので、購入前に確認しておきましょう。

防犯登録はできるか

自転車の防犯登録は義務化制度なので、防犯登録は必須です。

通販で購入する場合、店舗によっては未登録の状態で納品されることがあります。

自身でも防犯登録手続きはできるものの、登録料や手続きの手間がかかるため、可能な限り事前に登録してくれるショップから購入するのがおすすめです。

組み立て品でないか

安価な通販サイトだと送られてくる自転車は完成品ではない可能性も高いでしょう。

組み立て品となるとそれなりに整備の知識が必要な上、万が一誤って組み立てられた自転車で事故を起こしても品質面での保証はほとんど受けられません。

安全に自転車に乗るためにも「完成品」の購入をおすすめします。

子供を乗せる期間もあと少し……。安く買い替えるなら?

一般的に自転車本体の寿命は10年程度といわれています。

子供乗せ電動自転車に乗っている人は、子供の年齢差によっては「そろそろ買い替えの時期だけど、子供を乗せるのはあと数年だけ。でも子供乗せ自転車は高いからちょっと……」という人もいるかもしれません。

とはいえ、長年使用して知らずのうちに歪んだフレームのまま無理して走行を続けていると、思わぬ事故に繋がる可能性もあります。

2台目の子供乗せ電動自転車を少しでも安く購入したいと考えている人は、後席チャイルドシートの取り付けが可能なシティサイクルがおすすめです。

子供を乗せる期間が終わった後はチャイルドシートを外して、ママチャリとして使用することができます。

おすすめの自転車はこちら

シティサイクルに後席チャイルドシートを取り付けて子供を乗せる場合、自転車は以下のポイントを押さえて選ぶと良いでしょう。

  • 耐荷重25kg以上のリヤキャリアであること
  • バックスタンドはロック付き両立タイプであること
  • ハンドルロックがついていること(できれば)

上記3つの条件をクリアしたおすすめの電動自転車を以下にピックアップしました。

ブリヂストン アシスタU STD 26インチ

ブリヂストン アシスタU STD 26インチ

2021年モデルの電動シティサイクルです。

リヤキャリアは耐荷重27kgでチャイルドシートの取り付けも可能。

2021年モデルは、シマノ製のハンドルストッパー「くるピタ」が搭載されているのもおすすめポイントです。

子供乗せ自転車としての役目を終えた後も、街乗りに馴染む定番デザインで快適に乗ることができます。

ブリヂストン アシスタU STDの商品ページはこちら 

カイホウジャパン SUISUI Breeze(ブリーズ)26インチ

カイホウジャパンが展開する電動自転車「SUISUI Breeze」も、手頃な価格帯で手に取りやすい自転車です。

リヤキャリアの耐荷重は27kg。

こちらも安く買える電動自転車ですが、日本交通管理技術協会の型式認定を受けた車種なので安心して乗ることができます。

ただしハンドルロックは搭載されていません。

ベースが組み立て品として売られている商品なので、通販で購入する場合は組み立て・整備を行ってくれるショップを選ぶのがおすすめです。

カイホウジャパン SUISUI Breezeの公式サイトはこちら

パナソニック ビビ・DX 24/26インチ

パナソニック ビビDX

パナソニックの「ビビ・DX」は、上記に挙げた2車種よりもほんの少し高い価格帯になりますが、後席以外に前席にもチャイルドシートを取り付け可能で、子供を乗せるのに適した電動自転車です。(※3人乗りは不可。前・後いずれかのみ装着可能です)

バッテリーは大容量の16Ahを採用。子供を乗せても力強い走行が可能となっています。

また、スタンドを立てると自動的にハンドルロックがかかる「スタピタ2S」を搭載しているのも魅力的なポイント。

子供の乗せ降ろし時もふらつかず、安全に停車させておくことができます。

パナソニック ビビ・DXの商品ページはこちら

まとめ

今回は電動自転車を安く手に入れる方法や注意点、おすすめの電動自転車をご紹介しました。

安く購入できる電動アシスト付き自転車は魅力的に見えますが、品質上の問題点やアフターサービスの有無などさまざまな懸念点があることを覚えておきましょう。

特に通販サイトで購入するときは、最低限欲しい条件をクリアしているかどうか、念入りなチェックを行うのがおすすめです。

決して安い買い物とは言えない電動自転車。自分の予算やライフスタイルに合った車種選びを賢くしましょう。