自転車に関する事故と聞くと、自転車と歩行者がぶつかってしまったり、自転車と車が接触してしまうケースが真っ先に浮かぶと思います。今回はそれとは別のケースを見てみましょう。
Mさんが利用するスーパーは、都心にあるため敷地が狭く、駐輪場も駐車場も設置されていない。ところがスーパーに自転車や自動車で乗りつける客は少なくなく、スーパーの前の道路に駐輪・駐車する人が後を絶たないそうだ。その日も、スーパーの入り口前の歩道に、通行の邪魔になるほど自転車が止めてあり、歩道に面した車道にも、車が1台駐車していた。
そこにベビーカーを押した女性が通りかかり、自転車に接触。自転車が倒れ、駐車していた外車「アウディ」の側面にぶつかって、大きな傷をつけた。女性は、車から降りてきた中年男性に「どうしてくれるんだ!弁償しろ!」と詰め寄られ、困惑しているようすだったという。(引用元:弁護士ドットコムNEWS)
上記のようなケースの場合、誰が悪いでしょうか?
- ベビーカーを押していた女性
- 違法駐輪自転車の持ち主
- 違法駐の車の持ち主
- どちらとも言えない
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正解は、「4.どちらとも言えない」です。正確には過失割合に応じて賠償負担割合が決まります。今回のケースで言えば、ベビーカーを押していた女性の不注意もあったかもしれませんし、違法駐輪・違法駐車をしていた人にも過失があると考えられます。ケースによって過失割合を算出し、賠償額を決めるようです。
このケースを見てみると、結構身近なところにも自転車に関連する事故が起こりかねないことが分かります。念のために自転車保険に入ることも検討してみてはいかがでしょうか?自転車保険なら「マサルでもわかる自転車保険」で比較検討できます。ぜひご一読ください。