自転車ライトの基本的な選び方と用途別のおすすめ10個
シティサイクルに代表されるママチャリなどは、最初から側部にライトが備え付けられている場合も多いですが、ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクを購入した際には、外付けでライトを用意することが必要となります。
ライトは周囲に自分の存在を知らせるためにも大切なアイテムです。自転車を安全に乗るためにも、必ず前方を照らすヘッドライト(前照灯)ならびに後方に存在を知らせるテールライト(尾灯)をそれぞれ付けましょう。
自転車ライトを選ぶ際の5つの基準
ではライトを購入する際、どのような基準で選べば良いのか。ポイントとしては、「明るさ」「電源」「価格」「サイズ」「デザイン」が挙げられます。
1)明るさ
現在、多くの自転車用ライトにはLEDが利用されています。市街地など照明の多い場所を走る場合は視界を照らし、周囲から「自転車がいる」と認識してもらえることが重要です。照明のあまり多くない場所を走行する場合の明るさの目安としては300ルーメン以上のライトを選び走行路をしっかり照らして走りましょう。
2)電源
ライトで使用する電源は電池型とバッテリー型の2種類あります。電池の種類はライトによってさまざまですが単3電池または単4電池を使用したものが主流です。
バッテリー型はUSB充電に対応しており予備用のバッテリーと交換できるタイプのものもあります。普段からスマートフォン用等で携帯バッテリーを持っていれば、突然の電池切れでもすぐに充電できるので便利です。
当然のことながら明るいライトは電源消費も多いので、継続的に使用することを考えれば充電できるタイプの電源を選びましょう。
3)価格
価格は数百円から数万円まで、幅広いライトが販売されています。長く使うものですので、2,000〜3,000円前後を基準に見ると良いでしょう。
4)サイズ
サイズも様々で、中には超小型の商品も見つけられます。小さいものならばサドルバッグ等にも入れられますので、携帯用あるいは予備としても便利です。自転車も装着部の太さや全体の大きさが様々ですので、本体に合わせて選んで見てください。
5)デザイン
もちろん、デザインも考えて選ぶと良いでしょう。自転車本体のカラーに合わせることで、ライトも違和感なく装着できるはずです。
それでは実際に、通勤や通学に使える手軽なものから本格的なナイトライドに耐えうるものまで、用途別に紹介していきます。
毎日の通勤通学を快適に!手軽に安く揃えたいのであれば
各装備を揃えるにあたって気になる要素の一つはランニングコストですよね。CAT EYEのHL-EL140は比較的低価格であるためお財布に優しいライトです。
キャットアイ(CAT EYE) ヘッドライト [HL-EL140]
キャットアイ(CAT EYE) ヘッドライト [HL-EL140] ブラック JIS前照灯規格適合品
単3アルカリ乾電池×2本で稼働するため出先で切れてしまった時もコンビニで買い足すことができるので手軽さがいいですよね。不満点として、若干光量が足りない印象を受けますが、夕方の使用や街中で主に使用するのであれば全く気にならない程度です。
knog Blinder Lights-1 STANDARD
天候に左右されない防水ですが、knog Blinder Lights-1 STANDARDはUSBでの充電が可能です。ハンドル部はもちろん、リアマウントへの装着もできます。
AMOKURUのシリコンLEDライト
こちらも防水仕様。シリコンLEDライトは装着部のシリコンが伸縮するため簡単に着脱できるのがポイント。複数台で使い回すことができるので、友達にライトを貸したい時も楽ですね。
キャットアイ(CAT EYE) 自動点滅テールライト ブラック(バックステー取付タイプ)
テールライトに関してですが、まずはCAT EYEの自動点滅テールライトを選択するのが良いでしょう。
キャットアイ(CAT EYE) 自動点滅テールライト ブラック(バックステー取付タイプ) TL-AU165-BS-GR
自転車に慣れた人でも、走行中ずっと後ろに注意を向けておくのは困難です。しかし、後方へ自分の存在をしっかりアピールすることで、思わぬ追突事故に会う確率は避けられます。こちらの自動点滅テールライトは走り始めると自動的に点灯し始め、停止すると消灯する優れもの。わざわざ走り出す際に電源ボタンを入れなくてよいのでつけ忘れの心配もありません。
Diz+(ディズプラス) Solar LED light
しかし、中には電池交換すら面倒くさい方もいるかと思います。そんな手間を省きたいのであればソーラー充電式のDiz+ Solar LED lightがおすすめです。
太陽光で日中しっかり充電できるので、一回位置を決めて取り付けてしまえばあとはそのままでOK。フル充電で4時間点灯可能なのでちょっとした長旅でも安心ですね。
(HL-EL140 参考価格:税込2,592円)
(BLINDER 1 FRONT STD 参考価格:税込3,402円)
(シリコンLEDライト 参考価格:税込1,280円)
(自動点滅テールライト 参考価格:税込1,527円)
(Diz+ Solar LED light 参考価格:税込460円)
街灯のない暗い夜道を多く走行する方に
キャットアイ(CAT EYE) ヘッドライト [VOLT100]※後継モデル:VOLT200
CAT EYEの充電式ライトVOLT 100は私が2年ほど愛用しているものです。
▼後継モデル「VOLT 200」
キャットアイ(CAT EYE) [VOLT200]をAmazonで見る
上記で紹介したライトよりも光量が強く、かなり遠くまで照らしてくれる非常に心強い味方。毎日50kmほど走行するため街灯の少ない道を通らざるをえませんでした。
しかし、このライトがあればかなり安心できます。また、USB充電式のため電池交換の手間がなく、ケーブルを挿すだけでOK。3時間ほどで満タンになり、2時間程度点灯します。携帯バッテリーやパソコン等からでも充電できる手軽さは魅力ですが、充電スポットがない場所で電源が切れてしまったらどうしようもありません。
バッテリーインジケーターが備わっているので、充電のし忘れがないようにしましょう。
キャットアイ(CAT EYE) ヘッドライト [VOLT400]
また、VOLT 100の上位クラスであるVOLT 400は300ルーメンも明るい上位モデル。100ルーメンでも十分明るいですが、完全に街灯なしの道路も走行せざるをえないという場合にはこちらを選ばれた方が良いです。
キャットアイ(CAT EYE) ヘッドライト [VOLT400] リチウムイオン充電式 ボルト400 HL-EL461RC 5342783
キャットアイ(CAT EYE) セーフティライト [TL-LD635-R]
これと共に揃えるテールライトは、同じUSB充電式のTL-LD635-Rが良いでしょう。
キャットアイ(CAT EYE) セーフティライト [TL-LD635-R] RAPID-mini ラピッドミニ USB充電式 リチウムイオン充電池
指2本程度のサイズなのでとてもコンパクト。こちらも電池残量を教えてくれるバッテリーインジケータを搭載し、さらにバッテリーオートセーブ機能もあるため電池残量が少なくなると自動で発光パターンが点滅になります。
(VOLT 100 参考価格:税込4,600円)
(VOLT 400 参考価格:税込9,180円)
(TL-LD635-R 参考価格:税込3,240円)
とにかく最強の明るさを求める方向け
キャットアイ(CAT EYE) ヘッドライト [VOLT1600]
街灯が全くない深い山の中を夜走る、なんてことをお考えだったり、どうしても強い光が必要なナイトライドで非常に役立つのがVOLT1600です。
キャットアイ(CAT EYE) ヘッドライト [VOLT1600] リチウムイオン充電式 ボルト1600 HL-EL1010RC 5342630
高輝度LEDを2灯搭載した1600ルーメンのライトです。非常に眩しい光源となりますので、扱いには十分注意しましょう。車のライト並みの光で路面を照らしてくれるので、しっかりと走行路を確認したい方はこちらを選ぶとよいでしょう。
キャットアイ(CAT EYE) セーフティライト [TL-LD155-R]
こちらと合わせて揃えたいのはCAT EYEの定番テールライト、TL-LD155-Rです。
キャットアイ(CAT EYE) セーフティライト [TL-LD155-R] OMNI-5 オムニファイブ リア用
単4電池を2本使用し、点灯モードで60時間、点滅モードだと90時間発光します。ライトの面積が大きいため視認性が高いのが好印象。工具不要のブラケットでシートポストなどに簡単に固定できます。
(VOLT 1600 参考価格:税込18,000円)
(TL-LD155-R 参考価格:税込1,728円)
最後に
夜間走行におけるライトの点灯は、道路交通法でも定められています。自身を守り、そして周囲の安全にも気を配るため、必ず装着しておくようにしましょう。
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WRITTEN BY三河 賢文
“走る”フリーライターの三河です。数多くのマラソン、トライアスロンレースに挑戦中。その競技経験や知識をもとに、自転車に関する情報をお届けします! http://www.run-writer.com/