ロードバイクに乗り慣れてくると、色々と自分好みのスタイルにカスタマイズしたくなってきます。
その中でもホイールほどビジュアルがガラリと変わるパーツは他にないでしょう。
中でも、アルミなどに比べて軽量なカーボンホイールに変えると、乗り心地の違いをダイレクトに実感することができます。
見た目もぐっとおしゃれになり、ますます愛車に乗る時間が楽しくなるでしょう。
ここでは、カーボン素材のおすすめホイールを7本ご紹介します。
目次
- カーボンホイールの選び方
- おすすめのカーボンホイール
- 日常使いに オールマイティな1本 – MAVIC COSMIC SL 45 DISC UST チューブレス
- 老舗ブランドが作り出す絶妙な性能バランス – CAMPAGNOLO BORA WTO 45 DISC
- 並はずれた加速感で飛ばしたい人へ – FULCRUM RACING ZERO CARBON DB
- プロにも愛されるオールラウンダー – SHIMANO DURA-ACE WH-R9270-C50 TL ディスクブレーキ
- 走りとオシャレを両立させたいなら DT SWISS ARC 1400 DICUT DB 50
- 憧れのカーボンホイール ZIPP 303 FIRECREST TUBELESS DISC
- 「究極の回転体」のトップモデル – LIGHTWEIGHT MEILENSTEIN EVO DISC
- おわりに
カーボンホイールの選び方
リムハイト
リムハイトとはカーボンホイールのリムの高さです。カーボンホールのリムハイトは大まかにロープロファイル(〜40mm)、ミディアムプロファイル(40mm〜50mm)、ハイプロファイル(50mm〜)に分類されます。
一般に、リムハイトが高いほど空力に優れると同時に重量が増加する傾向があります。
ブレーキシステム
カーボンホイールに限った話ではないですが、ホイールを購入する際は、リムブレーキ用なのかディスクブレーキ用なのかを調べなければなりません。
近年ではディスクブレーキの普及に伴い、リムブレーキ用カーボンホイールの弱点であった「ブレーキ性能」も問題にはならなくなりつつあります。
タイヤの種類
ロードバイクのタイヤにはチューブラー、クリンチャー、チューブレスの3種類があります。
この中で一般のホイールで主流なのはクリンチャーとチューブレスですが、カーボンホイールでは特にチューブレスが人気です。
最近では、クリンチャー・チューブレスの両方が使用可能なタイプのホイールも多く販売されています。
タイヤの種類について詳しくはこちら
自転車になくてはならないタイヤ。その種類は大きく分けて「クリンチャー」「チューブラー」「チューブレス」の3つ。乗り心地や交換方... ロードバイクのタイヤの選び方!クリンチャー・チューブラー・チューブレスを徹底比較 - FRAME : フレイム |
本記事では、軽量性と空力性能のバランスの取れたミディアムプロファイルを中心に、ディスクブレーキのホイールを主に紹介していきます。
おすすめのカーボンホイール
日常使いに オールマイティな1本 – MAVIC COSMIC SL 45 DISC UST チューブレス
これまで主に高速の平地のレースで使用されてきたコスミックが、最新の改良によりさらなる汎用性を獲得しました。
ミドルグレードながら、平地から上り坂まであらゆる場所でより速く、より効率的に走行することが可能になり、まさにオールラウンダーなカーボンホイールと言えるでしょう。
税抜価格で20万円を下回るという、カーボンホイールとしてはコストパフォーマンスに非常に優れていることも魅力の一つです。
リムハイトは他にも32mmと65mmが販売されています。
MAVIC COSMIC SL 45 DISC UST チューブレス
・参考価格:¥204,600(税込)
・重量:1,575g
・リム高:45mm
MAVIC COSMIC SL 40 UST チューブレス(リムブレーキ)
・参考価格:¥204,600(税込)
・重量:1,600g
・リム高:40mm
老舗ブランドが作り出す絶妙な性能バランス – CAMPAGNOLO BORA WTO 45 DISC
「BORA」はカーボンディープリムホイールの定番ブランドです。
軽量ながら巡航性能に優れ、踏み込んだ時の回転もスムーズ。全ての点でバランスに優れています。
BORA WTOはその中でも特に空力に重点を置いて開発されたモデルです。
車体に装着したままハブの調整ができるなど、メンテナンス性も高く、愛用するファンが多い一品です。リムハイト33mm、60mmもラインナップされています。
CAMPAGNOLO BORA WTO 45 DB
・参考価格:¥352,000(シマノ)、¥323,400 (カンパ)
・重量:1,520g
・リム高:45mm
CAMPAGNOLO BORA WTO 45(リムブレーキ)
・参考価格:¥352,000(シマノ)、¥350,900 (カンパ)
・重量:1,496g
・リム高:45mm
並はずれた加速感で飛ばしたい人へ – FULCRUM RACING ZERO CARBON DB
「RACING ZERO CARBON DB」は、以前からクオリティに定評のあったアルミリムのホイール「RACING ZERO」をカーボンリムに進化させたものです。
パワーの伝達性に優れたアルミスポークとカーボンリムの組み合わせで、高いハンドリング性能を発揮します。
リムの高さは30mmで、アルミモデルに比べて大幅に軽量化されています。加速・操作性・安定性の全てを兼ね備えたホイールです。
FULCRUM RACING ZERO CARBON DB
・参考価格:¥335,500(税込)
・重量:1,450g
・リム高:30mm
FULCRUM RACING ZERO CARBON(リムブレーキ)
・参考価格:¥260,000(税抜)
・重量:1,340g
・リム高:30mm
プロにも愛されるオールラウンダー – SHIMANO DURA-ACE WH-R9270-C50 TL ディスクブレーキ
12速化を果たしたDURA-ACE R9200系と同時に登場したチューブレスホイール。
プロのロードレースでも積極的に使用されており、総合的なバランスが取れていることが大きな特徴です。
C50はリムハイト50mmながら、前作のDURA-ACE C60の60mmホイールと同等の空力性能を持っていると言われています。
ただし、12速専用ホイールのため、11速以下では使用できない点に注意しましょう。
SHIMANO DURA-ACE R9270-C50 TL ディスクブレーキ
・参考価格:¥233,530
・重量:1,461g
・リム高:50mm
走りとオシャレを両立させたいなら DT SWISS ARC 1400 DICUT DB 50
数年前まであまり情報が出回っていなかったDT SWISS。
最近では、低価格帯ながら高性能なホイールを開発しているメーカーと認知されつつあります。
ARC 1400 DICUT 50は、新開発されたエアロリズムにより直進時だけでなく斜めや横方向からの空気抵抗も軽減し、 安定した高速走行を可能にしました。
シンプルなデザインはどんなロードバイクとも相性が良いでしょう。
DT SWISS ARC 1400 DICUT DB 50
・参考価格:¥316,800
・重量:1,552g
・リム高:50mm
憧れのカーボンホイール ZIPP 303 FIRECREST TUBELESS DISC
ディープリム・カーボンホイールといえば、ZIPPを連想する方が多いのでは。
そんなZIPPの中でもチューブレス専用でオールラウンドに活躍できる「303」シリーズのFIRECRESTはリム表面にゴルフボールのようなディンプル加工がなされ、空力に非常に優れています。
重量も1300g台という圧倒的な軽量性を誇ります。
リムハイトは前作よりも5mm低くなりましたが、単にリムを低くしたわけではなく、最も良い効率を模索すべく解析と風洞実験を繰り返して開発されています。
ZIPP 303 FIRECREST TUBELESS DISC
・参考価格:¥257,510
・重量:1,352g
・リム高:40mm
「究極の回転体」のトップモデル – LIGHTWEIGHT MEILENSTEIN EVO DISC
ホイールの最高峰と名高いLIGHTWEIGHT。
ドイツでハンドメイドされるこのホイールは、圧倒的なリムの軽さによりバイクの運動性能を格段にアップさせる逸品です。
軽さに加えて、ツール・ド・フランスを全て走り抜けられるほどの強度を誇っています。
その信頼性は確かなもので、他のメーカーと契約しているプロが、このホイールを自費で購入して、レース本番で使うとも言われます。
LIGHTWEIGHT MEILENSTEIN EVO DISC
・参考価格:704,000円
・重量:1,380g
・リム高:48mm
おわりに
ここでは、おすすめのカーボンホイールを7本ご紹介してきました。
こちらで紹介した7本はいずれも品質に定評のあるメーカーのものばかりですが、ホイールにはフレームや乗る人との相性があります。
相性ぴったりのホイールと出会えた時には、走り心地の違いに感動を覚えることでしょう。
あなたのサイクリングスタイルに合った一品を探してみてはいかがでしょうか。