「球場からお寺まで簡単に貸し借り」をキャッチコピーに、2014年1月に創業した、株式会社スペースマーケット。オンラインで一般的な会議室から映画館や遊園地、劇場などのユニークなスペースを貸したい人と借りたい人をマッチングし、現在では約3,500のスペースを扱っています。
前編では、2015年6月にできたばかりの自転車部について、部員のみなさんに集まっていただき、発足理由から今後の目標まで伺いました。
前編:
自転車仲間を作りたい!?今勢いのある株式会社スペースマーケットに自転車部ができたわけ【前編】
後編は代表取締役CEOの重松大輔さんに、社内に生まれた自転車部やスペースマーケットのカルチャーについて伺いました。
趣味は大切!アクティブな人を採用したい
?今年発足した自転部について、どう思いますか?
まだ走っているのを見たことがないんですが、ぜひ僕も参加したいんですよ。ゆくゆくはチャレンジしたいと思っているので、自転車部についてはすごく楽しみだし、期待しています。
?これからの広がりも楽しみですね。自転車部が拡大するにつれて、自転車通勤も増えると思うのですが、制度化についてはいかがですか?
駐輪場は会社で既に用意していますし、自転車で来てくれて何の問題もありません。会社としては、交通費の支給をしなくていいっていうコスト削減的なメリットもありますし(笑)。あと、社員が健康でいられるっていうのはすごく大切なので、推奨していきたいです。
?自転車部以外にも社内の部活はありますか?
野球部があります。野球をやる人が意外と多いんです。
?アクティブな方が多いですね。あえてそういう方を採用しているんですか?
そうですね。アクティブな人が多いです。あんまりアクティブじゃない人を採用しても、楽しくないですからね。
そこはあえてアクティブな人を採用するようにしています。
?採用時はどうようなところを見て、決めていますか?
人生を前向きに楽しく生きてるかとか、あとは仕事以外に集中できるものがあるのかというところを見ています。やはり趣味は大切です。
仕事人間でもいいんですが、プラスαがないとダメです。幅やおもしろみがないと仕事でも行き詰まるんです。
なので、仕事だけじゃない両方ある人を必ず選んでいます。
当然仕事も全力なんだけど、プラスαで趣味を持っている人を僕は大事にしています。
?今まで採用された方のなかで、一番すごい趣味だと思った方はどなたですか?
デザイナーはドラムでCDを出していたり、海外ツアーを回っていると聞きました。これは、謎の域ですね(笑)。広報の女性もトライアスロンをしています。あとは、ヨガのインストラクター資格を取ったとか、コミケで声を枯らしたとか(笑)。いろいろです。
?会社のカルチャーのようなものがあるんでしょうか?
そうですね。独自のカルチャーは作っていきたいと思いますね。新しい会社なので。そういう意味で、アグレッシブでチャレンジャーな人たちを集めていきたいというのはすごく意識していますね。
新しいものを作り出せる人が集まっているのが、大人なベンチャーの魅力
?重松さんが今、夢中になっているものは何ですか?
もちろん仕事には夢中になっているけれど(笑)。仕事以外で言うならば、子育てでしょうか。子供が3人いるので、楽しくもあり、忙しいんですよね。
上から6歳、もうすぐ3歳、7ヶ月で、いちばん大変な時です。毎日、本当にひいひい言ってます(笑)。
?16名の社員の方も家族という感覚ですか?
社員は家族というよりは仲間です。あんまりべたべたした関係にはならないようにしていますね。スペースマーケットは大人なベンチャーなので、個人を尊重する、個人を立てていく、そういうことを意識しています。例えば、むちゃくちゃな命令をしたりしないとか(笑)。
あとは、社員が家族を大切にできる会社にしたいなと思っています。
?仕事のやり方についても違いがありますか?
そうですね、自分で問題意識を持って、自分で勝手に解決していくっていうのかな、指示待ちじゃなくて。このビジネスは、自分でやっていけるような人じゃないと、本当に辛いと思うんです。
承認欲求が強い人はお互いに疲れるので、どんどん自分で新しいものを作り出せることが大切ですね。
リクルートの旧社訓、「自ら機会を作り、機会によって自らを変えよ」みたいな人たちが集まっていますね。
?まさに、そういう中で自転車というカルチャーを生まれつつあるという感じでしょうか。
新しいことをやっているので、新しいカルチャーを作り出せる人たちじゃないと。自転車部のように、新しいことにチャレンジしていくという社内の雰囲気はすごくいい傾向だと思っています。
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大手企業から転職された方が多い、“大人”が集まったスペースマーケット。オフィスでは、和気藹々と楽しそうにお仕事をされている印象を受けました。
そんな社内の雰囲気の中から、自発的にカルチャーも生まれています。重松さんが自転車部に参加される時はぜひまたお話を伺いたいと思います。