こんにちは、自転車創業の中島です。「最近よく自転車に乗っている人を見かけるよね」なんて言葉を耳にします。例に漏れず僕の周りのベンチャー界隈でも自転車に乗っている人が増えてきた気がします。
そこで直接のお知り合いを中心に自転車に乗っているベンチャー男子にショートインタビューをさせて頂きました。皆さんそれぞれ想い想いに自転車への情熱を語っていただき、ビジネスで見ている側面とはまた違った一面を垣間見ることができますよ。
目次
スポーツ男子
自転車乗りベンチャー男子と言っても、その用途は様々。まず最初にご紹介したいのは主にトライアスロン、ヒルクライム、ロングライドなどスポーツを目的に自転車に乗っている男子です。
渡邊大介さん/株式会社サイバーエージェント 人事採用責任者
インターネットメディア事業、インターネット広告事業など言わずと知れたインターネット総合企業、株式会社サイバーエージェントで人事採用責任者を務める渡邉大介さんがお一人目。渡邉さんはお仕事はもちろん、ビジネスアスリートチーム「?DOUBLE SURVIVOR(ダブルサバイバー)」の部長としても界隈では有名な方。部長の名に恥じないアスリートっぷりで、ラン、トレイルランをはじめ自転車はトライアスロン、ヒルクライムに励んでいるそう。そんな渡邉さんにとって自転車は、
東京の「小ささ」と「大きさ」を教えてくれるツール。自分というエンジンで最も早く走ることを可能にしてくれる乗り物
とのこと。アドマンらしい熱量のあるお言葉を頂戴しました。
渡邉さんの自転車遍歴はこちら。
・所有自転車メーカー・モデル名:CARRERA/Phibra Two
・購入年:2013年
・自転車歴:2年
・気に入っているところ:圧倒的な曲線美、目を引くカラーリング。性能を殺してでもデザインに夢を載せたい。
藤堂和幸さん/株式会社ガイアックス 新卒採用マネージャー
続いてご紹介するスポーツ男子はブログ・SNSなどソーシャルメディアの構築・運営・監視、およびソーシャルアプリサポートの提供を事業とされている株式会社ガイアックスで新卒採用マネージャーを務める藤堂和幸さん。藤堂さんも正しくはアスリート男子と呼んだほうがいいかもしれません。というのも主な使用用途であるロングライド・ブルベの距離を聞いて愕然としました。年間おおよその走行距離が10,000km程度で、その内訳は通勤(舞浜から五反田):5,000km、ブルベ:3,000km、サッカーを見に行く:1,000km、その他レース、練習、ポタリング:1,000kmと最初お話を聞いた際に、クルマの走行距離と間違えているんじゃないかと思ったほどですw
そんな藤堂さんにとって自転車は、
身体と心に耳を傾けるための場所。30を超えてくると自分の身体的衰えは隠せなくなり、若いころの車のような大パワーを求めるのではなく、自分の力の分だけ進む自転車で自分の力を確かめたくなる。ロングライドの際に、追い込んだ状態で初めて自分の心と向き合ったり、普段悩んでいることに素直に向き合ったりできたりする。そういう状態を乗り越えて完走するのがたまらない。
とのこと。やはりロングライドは最終的に自身との対話になるようですね。
藤堂さんの自転車遍歴はこちら。
・所有自転車メーカー・モデル名:PINARELLO FP4
・購入年:2014年
・自転車歴:ロード購入から約7年、本格的な走り始めから約4年。
・気に入っているところ:ロングライドからレースまで幅広く、バランスよくこなせて、なおかつ軽い。
沢木 恵太さん/株式会社おかん 代表取締役CEO
3番目のスポーツ男子は、法人向け福利厚生支援サービス・簡易社食サービス「オフィスおかん」の運営企業、株式会社おかん 代表取締役CEOの沢木 恵太さん。自転車歴自体はまだ浅いようですが、購入してから急速にハマって平日の朝、ほぼ毎週末はライドとレースに積極的に参加していらっしゃるようです。実際沢木さんのFacebookを拝見すると、自転車に対しての熱量を感じられて、ホッコリします。
そんな沢木さんにとって自転車は、
ひとりでもチームでも楽しめる、乗ってもいじっても楽しめる、将来まで長く続けたい趣味。
とのこと。生涯スポーツとして楽しんでいただきたいですね。
沢木さんの自転車遍歴はこちら。
・所有自転車メーカー・モデル名:FUJI BARRACUDA 2014
・購入年:2014年
・自転車歴:1年
・気に入っているところ:見る角度によって深みが変わるフレームカラー
斉藤 晴久さん/株式会社スペースマーケット ビジネス開発部マネージャー
最後のスポーツ男子は、球場からお寺まで簡単に貸し借り 「スペースマーケット」サイトの運営会社、株式会社スペースマーケット ビジネス開発部マネージャーを務める斉藤 晴久さん。取材記事(前編・後編)のとおりですが、社内に自転車部を発足されてその活動第一弾として、先日ツールド東北にも参加されたとか。斉藤さん自身も自転車通勤だけでなくツーリング、大会出場などもされてているそうです。
そんな斉藤さんにとって自転車は、
相方
とのこと。自転車に乗っている頻度が高いと相方のような存在になるんですね。
斉藤さんの自転車遍歴はこちら。
・所有自転車メーカー・モデル名:SPECIALIZED Allez
・購入年:2014年
・自転車歴:ロード初心者
・気に入っているところ:スッキリしたデザイン、一目惚れでした
普段乗り男子
続いてご紹介する自転車乗りベンチャー男子は、自転車を通勤を始め移動全般で乗りこなす普段乗り男子です。
イセオサムさん/株式会社狩猟社・株式会社オモロキ 取締役プロデューサー
科学的動画制作事業・メディア運営の株式会社狩猟社、bokete運営の株式会社オモロキなど複数の会社で取締役プロデューサーを務めるイセオサムさんを普段乗り男子としてご紹介。主な使用用途は通勤以外にも都内の移動で利用されることが多いそうで、そんなイセさんにとって自転車は、
相棒。アイデアが出る時間。
とのこと。イセさんのプロデューサーとしての手腕は自転車移動に隠されているのかもしれません。
イセさんの自転車遍歴はこちら。
・所有自転車メーカー・モデル名:RALEIGH Carlton
・購入年:2013年
・自転車歴:20年
・気に入っているところ:クロモリフレームのスリムなところ
森 雄一郎さん/株式会社ライフスタイルデザイン 代表取締役社長
続いてご紹介する普段乗り自転車男子は、カスタムオーダーのファッション通販サイトLaFabric(ラファブリック)運営の株式会社ライフスタイルデザイン 代表取締役社長 森 雄一郎さん。主に平日の通勤、週末のサイクリングとして頻度高く利用されているようです。
そんな森さんにとって自転車は、
相棒。日々のペースメーカー。自転車で走っているときはPCもスマホも触らないので頭を空っぽにでき、その時に頭に浮かぶ考えを大切にしています。そして仕事における体力づくりにも欠かせない存在です。
とのこと。やはりwebな仕事をしていると、起きている時間の中でPC・スマホに触れないことは貴重な時間になりますね。
森さんの自転車遍歴はこちら。
・所有自転車メーカー・モデル名:Louis Ganeau
・購入年:2012年
・自転車歴:3年
・気に入っているところ:都内の街乗りに最適な性能と、洗練されたデザイン。リーズナブルなのに軽く丈夫なところも大切なポイント
自転車ビジネス男子
最後にご紹介する自転車乗りベンチャー男子のカテゴリーは自転車ビジネス男子。実はベンチャーの中にも自転車でイノベーションを起こそうと奮起している人たちがいます。そんな人たちをここではご紹介。
小林正樹さん/株式会社イルカ 創業者/代表取締役
最初にご紹介する自転車ビジネス男子は、小林正樹さん。株式会社イルカの創業者/代表取締役として折りたたみ自転車メーカーを現在開発されています。小林さんは森ビルを経て、大手インターネット広告代理店オプトの創業に参加し、取締役CFOとして、同社の上場・電通との資本業務提携に大きく貢献された方。傍からみたら大成功をおさめている小林さんがまたイチから、それも自転車開発という未開の分野でチャレンジしようと思ったのは、オプト時代の自転車通勤がきっかけだそう。今も変わらず通勤を始め輪行ポタリングが主な使用用途だそうです。
そんな小林さんにとって自転車は、
移動の時間を心躍る楽しい時間に変える魔法の乗り物
とのこと。一日も早く小林さんが手がけた魔法の乗り物が世にでることが楽しみですね。
小林さんの自転車遍歴はこちら。
・所有自転車メーカー・モデル名:ダホンヘリオスC9
・購入年:2004年
・自転車歴:自転車通勤を始めてから11年
・気に入っているところ:都心最速の移動手段であること
中島幹彰さん/コギコギ株式会社 CEO
続いてご紹介するのはコギコギ株式会社 CEO 中島幹彰さん。中島さんは自転車用スマートロックの企画開発とシェアサイクル事業を手がけています。ヨーロッパ諸国では一般的になっているシェアサイクルも日本ではまだまだ。そんなシェアサイクルを浸透させようと奮起されています。実際普段の通勤や仕事上の移動もコギコギをフル活用されているそうです。
そんな中島さんにとって自転車は、
移動の効率化、街での新しい発見のための道具
とのこと。街乗りではやはり自転車が最強ですね。
中島さんの自転車遍歴はこちら。
・所有自転車メーカー・モデル名:COGICOGI SMART!(YAMAHA CITY-X)
・購入年:2015年4月
・自転車歴:26年
・気に入っているところ:乗り捨てできるので帰りを気にしなくて良い。鍵をなくさない。
新堀 勝さん/株式会社マネタイズ 取締役CTO
続いてご紹介するのは株式会社マネタイズ 取締役CTO 新堀勝さん。デジタルマーケティングの企画、構築、運用を手がける同社では、サービスの1つとしてロードバイクLOVEというメディアを運営しています。取締役CTOの新堀さんも例に漏れず大の自転車好き。ロードバイクLOVEでも多くの記事を自ら執筆されているほど。実際、通勤、ポタリング、自走での旅行&ヒルクライムの大会参加など数多くの機会で自転車を乗りこなされているようです。
そんな新堀さんにとって自転車は、
一生楽しめるレジャーでありロマン
とのこと。やはり生涯楽しめる趣味という声は多いですね。
新堀さんの自転車遍歴はこちら。
・所有自転車メーカー・モデル名:Rossin
・購入年:2013年
・自転車歴:ロードバイク歴は2010年からの5年
・気に入っているところ:ダブルレバー&ゼッケンダボ。
中島 大/株式会社自転車創業 代表取締役
本当にすみません。最後の最後は手前味噌な感じですが、僕です、自転車創業の中島です。本当は出る予定なかったんですが、色々大人の事情で。自転車創業は、自転車に特化したインターネット会社を標榜して、駐輪場版airbnbのPEDALRest、自転車保険の比較サイト、そしてこのオウンドメディアを運営しています。いままでは往復25キロの自転車通勤、都内の移動という感じの街乗りが中心だったんですが、何を血迷ったのか今月末にトライアスロンデビューをすることになり、この数ヶ月から急にアスリート熱がたぎり始めていますw
僕にとって自転車は、
「まっすぐ」と「寄り道」の移動が都市部では何よりも最適化された乗り物
だと思っています。
僕の自転車遍歴はこちら。
・所有自転車メーカー・モデル名:MASI Speciale Fixed 2010
・購入年:2010年秋
・自転車歴:5年
・気に入っているところ:一見普通のピストっぽく見せて、Sturmey Archerの内装5段、片面SPDペダルにカスタムしているので意外と速いところ。
終わりに
一般的に自転車乗りと言ってもその用途は様々で、それはベンチャー男子も例に漏れず。ただ他の業種よりもPC,スマホの接触時間が長いせいか、そこから離れて別の思考を巡らすための貴重な時間と捉える方だったり、ベンチャーの多忙さやエンジニアなど職種によってはずっと内勤だったりするので、そこからリフレッシュする運動の1つとして捉える方もいたりと、ベンチャー男子ならではの回答もありました。この自転車乗りショートインタビューシリーズは今後も連載として続ける予定なので、次回も是非お楽しみに!