スポーツバイクを所有している方が愛車のおすすめポイントを紹介する「わたしの愛車」シリーズを始めます。読者の皆様からも「俺(私)の自転車はここがいいんだぜ!」という情報をお待ちしておりますので、ドシドシTwitterのDMや、こちらのフォームからお問い合わせください!記念すべき第1回目は、FRAMEライターであるわたしの愛車、MERIDAのSCULTURA 400 をご紹介したいと思います。
台湾に本社を置くMERIDAは、立地と技術を生かしてコストパフォーマンスの良いモデルを送り出しているメーカーです。エントリーモデルである SCULTURA 400 はそのコストパフォーマンスの恩恵をフルに受けた車体でしょう。
SCULTURA 400 に使用されている素材はアルミ
ロードバイクに使用されている主な素材は金属のクロモリとアルミ、そして炭素繊維強化プラスチックのカーボンがあり、それぞれに特化した利点があります。
エントリーモデルであるSCULTURA 400 はアルミを加工して造られたフレームを採用。安価で加工できて大量生産が可能なアルミは低価格でフレームを組み上げることが出来るためSCULTURA 400のようなエントリーモデルに多く採用されています。
また、クロモリほどではありませんが、カーボン素材で造られたフレームよりも耐久性は高く、多少の傷や一点に加わる衝撃でもあまり気にする必要はありません。反対にカーボンフレームは傷や一点の衝撃に対して壊れやすく、修復も難しいため細心の注意をしなければなりません。よって、アルミを使用したロードバイクは、初めてロードバイクに乗る方にとって扱いやすいでしょう。
デメリットとして、軽量に特化したカーボンよりも重量がある、衝撃がカーボンよりも伝わりやすいため疲れやすいというのが挙げられますが、SCULTURA 400 はこのようなデメリットを技術力で補っています。
SCULTURA 400の乗り心地の良さ
冒頭でも述べたように、 MERIDA は長年のOEMで技術力・加工力ともに高いレベルの力を持っています。この技術はエントリーモデルにも惜しみなく注ぎ込まれており、SCULTURA 400 はアルミフレームながらカーボンフレームさながらの振動吸収性能を実現。
多少の凸凹道ではビクともせず、快適なペダリングとハンドル操作が可能です。また、安価なアルミフレームの多くはとっさの踏み込みに対応できない、ペダルで踏み込んだ力が分散してしまうといった難点が多く聞かれますが、SCULTURA 400 ではペダルから伸びるクランクをフレームに接続するBB周りの剛性を高めているため、瞬間的な踏み込みにも即座に反応してくれるのが嬉しい点。
とにかく乗りやすく、疲れにくい。将来的にレースに出てみたいとお考えの方にも対応できるよう変速機系列のパーツは105と呼ばれる上級部品を使用しているのもポイントが高いですね。
また、前輪を支えるためにハンドルの下から伸びているフロントフォークはカーボン素材を選択。乗り手が走りたいラインを想定通りに進んでくれるためストレスを全く感じません。
何より驚きなのは、これだけハイスペックでありながら価格は15万円を切っているということ(参考価格:税抜139,900円)。他メーカーで同じようなスペックのモデルを比較してみると、10万後半台でのラインナップとなるので、これはかなり魅力的ですね。
最後に
ロードバイクの初期費用をできるだけ抑えつつ、かつ本格的に走りたいとお考えの方にこそSCULTURA 400 はおすすめです。
私も2年ほど愛用しておりますが、若干の重量があること以外はこれといって不満はなく、毎日楽しく走っています。
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