サコッシュとはレース中に選手に渡される簡易的なショルダーバッグで、中にはボトルや補給食などが詰まっています。ロードレースの映像を見たことがある方はサコッシュを手渡しているシーンを目にしたことがあるかもしれません。
▲レース中の選手に補給食を入れたサコッシュを手渡すスタッフ 出典:Flickr Birota DK
そんな自転車専用バッグという印象の強いサコッシュですが、最近ではおしゃれで手軽なショルダーバッグとしてアウトドアブランドやファッションブランドからも発売されています。
そこで今回はジャンル別におすすめのサコッシュを14種類と、簡単にできる自作サコッシュをご紹介します。
目次
自転車アパレルブランドのサコッシュ6選
まずは自転車専用に作られている自転車アパレルブランドのサコッシュをご紹介しましょう。独自の機能性を付加したもの、本来のサコッシュらしいシンプルなものなど用途によって選べます。
CCP(シーシーピー)ライクラサコッシュ
LINK:CCP
縦横に良くのびるライクラ素材を使用し、従来のサコッシュの概念を打ち破ったCCPの傑作。小さそうに見えますが、高い伸縮性でiPadやヘルメットまでぺろりと飲み込む容量を秘めています。背負うと体にぴったりフィットして荷物が前に回り込むことがないため、安全面でも◎です。
サイズ:タテ22cmxヨコ47cm
参考価格:税抜1,900円
TOMOKABAN sacoche for(トモカバン サコッシュ・フォー)マルチカラー
LINK:TOMOKABAN
倉敷帆布や播州織などメイドインジャパンにこだわった素材選びが人気のTOMOKABAN。こだわりは素材だけではなく、サコッシュを背負って自転車を漕いでいると荷物が前にずれてくる悩みを解消するサスペンダークリップや肩ひも調整用バックルなど、自転車乗りのリアルな悩みに応える製品作りと鮮やかなカラーリングが魅力です。
サイズ:タテ26cmxヨコ29.5cm
参考価格:税抜5,200円
FAIRWEATHER(フェアウェザー) ポケッタブル サコッシュ
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LINK:FAIRWEATHER
縫い目のないシームレス加工で防水性に優れている他、小さく折りたたんで格納できるポケッタブル機構が備わっているサコッシュです。サイクルジャージを着て、自転車で走る時は小さく畳んでポケットへ。ちょっと買い物に行くときは普段着でそのままショルダーバッグとして活用できそうです。
サイズ:タテ45cmxヨコ46cm(収納時サイズ:タテ8cmxヨコ12cm)
参考価格:税抜3,900円
Kapelmuur(カペルミュール)サイクルサコッシュ 千鳥
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LINK:Kapelmuur
トラディショナルスタイルが人気のカペルミュールのサコッシュ。自転車レースで使われるようなシンプルながらも目を引くデザインが魅力です。価格も手頃なのでまずはサコッシュを試してみたいという時に良さそうです。
サイズ:タテ28cmxヨコ36cm
参考価格:税抜2,000円
APIS(アピス) レトロレーシングサイクリングサコッシュ
これぞサコッシュ、というこちらはサイクルキャップで有名なイタリアのAPISのもの。A4の書類が入る手頃なサイズに、大きなロゴ、肩ひもに施されたアルカンシェルのパターンなど、レトロなデザインがサイクリストの心にグッと迫ります。
参考価格:税抜1,500円
Manhattan Portage Triple Zipper Pouch(マンハッタンポーテージ トリプルジッパーポーチ) Lサイズ
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LINK:Manhattan Portage
アメリカ、ニューヨークで生まれたManhattan Portageは、今では様々なバッグで見かけるCORDURAブランドのナイロンをメッセンジャー・バッグに採用した初のブランド。シンプルかつ使い心地の良さを追求し、抜群の耐久性を誇ります。
サイズ:タテ19cmxヨコ26cm
参考価格:税抜3,800円
登山やフェスにも便利!アウトドアブランドのサコッシュ4選
いまや登山でもサコッシュは定番。歩きながらすぐ使いたいカメラなどの小物やおやつを入れておくのに便利と人気なのです。そのため小さめで超軽量な商品が多いのがアウトドアブランドの特徴です。
mont-bell U.L.MONO ポーチ M(モンベル ユーエルモノポーチ M)
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LINK:mont-bell
国内アウトドアブランドトップのモンベルからは携帯性抜群のこちら。撥水効果のあるシリコンコーティングされたリップストップナイロン製で小さな内ポケットに収納可能です。マチ付きのため見た目より収納力もあるのとリーズナブルな価格が魅力。
サイズ:タテ22cmxヨコ19cmxマチ4.5cm(収納時サイズ:タテ9cmxヨコ7cmxマチ2cm)
参考価格:税抜1,571円
GREGORY (グレゴリー) サコッシュ
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LINK:GREGORY
リュックサックの分野で革新的な製品を生み出してきたアウトドアブランド、GREGRY。ファスナーに付けられたヒモが開閉の時に掴みやすく、ストレスフリー。小さなことですがよく使う部分なので、こういう気配りは見逃せません。
サイズ:タテ17cmxヨコ23cm
参考価格:税抜2,900円
WILDTHINGS(ワイルドシングス) サコッシュ
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LINK:WILD THINGS
WILDTHINGSはフェス会場などでも愛用している方が多いブランドです。軽量なナイロン製の本体に、中味の確認できるメッシュのフロントポケットは2つ。どちらもベルクロがついており中身の飛び出しを防ぎます。すこし大きめのA4サイズで使い勝手抜群ですね。
サイズ:タテ24cmxヨコ30cm
参考価格:税抜2,900円
CHAMS 2 Necked Shoulder Sweat Nylon(チャムス 2ネックドショルダー スウェットナイロン)
Amazon商品ページ
LINK:CHAMS
ペンギンのようなブービーバードのロゴがかわいいCHAMSのサコッシュは、手触りのいいスウェット生地とハードなナイロンのハイブリッド。どのポケットもファスナーできっちり閉まるのが安心ですね。ポップなカラーリングが豊富なので男女問わず楽しめます。
サイズ:タテ17cmxヨコ25cm
参考価格:税抜2,900円
ファッションブランドも見逃せない!オシャレなサコッシュ4選
数年前までは登山や自転車愛好家でなければ知らなかったサコッシュも、ファッションアイテムとして急激に人気が出て、一気にバリエーションが増えました。純粋なサコッシュではなくショルダーバッグ寄りのものが多いです。
PORTER COPPI SACOSH(ポーター コッピサコッシュ)
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LINK:吉田カバン
吉田カバンのカジュアルラインPORTERのサコッシュは、普段使いも考慮してマチやPCを入れるクッション付きのポケットを装備。ですが名前だけかと侮るなかれ、斜めがけした際に荷物がぶれないよう固定するためのサブストラップがついていたり、撥水加工のキャンバス素材だったりと自転車乗りに嬉しい機能もきちんと備えています。
サイズ:タテ23.5cmxヨコ32cm
参考価格:税抜6,800円
BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS (ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ) レザー サコッシュ バッグ
UNITED ARROWSのレザーのサコッシュは、もうサコッシュ本来の用途からはかなり外れている高級路線ですね。ですが存在感は抜群!自転車に乗る時はもちろん「ちょっとそこまで」の時にも気を抜かないおしゃれさんにいかがでしょう。
サイズ:タテ19cmxヨコ24cmxマチ2cm
参考価格:税抜9,000円
BEAMS LIGHTS (ビームス ライツ) マルチポケットサコッシュ
LINK:BEAMS
その名の通り、前面にも背面にもたくさんのポケットを備えているので、カギや小物も迷子になりません。引き裂き強度に優れたリップストップポリエステルを使用した、旅行にもピッタリのサコッシュです。
サイズ:タテ21.5cmxヨコ25cmxマチ1cm
参考価格:税抜4,500円
サコッシュの使い方
今では機能が満載の商品も増えてきましたが、もともとは使い捨てのシンプルな袋だったサコッシュ。買ってみたものの、そのまま斜め掛けしてみるとなんだかダラーンとだらしないと思いませんか?
普通のショルダーバッグなら肩ひもの長さを調整するアジャスター機能がついているところですが、サコッシュには付いていません。長さを調整するなら、まずは斜め掛けしてから胸の前でひもを引き、自分が良いと思う高さまでサコッシュを引っ張り上げます。
そこでヒモを結んでください。これで調整は完了です!
面倒くさい?いえいえ、このシンプルさこそが自転車の醍醐味ではありませんか?
世界に一つのサコッシュを自作する
自作といっても布から作ることがすべてではありません。
手持ちのポーチや、エコバッグに肩ひもを取り付ければあっという間に完成です。
使わなくなったバッグをリメイクしてみよう
肩ひもを用意します。柔らかいアクリルテープの20mm~25mm幅がよいでしょう。
100均ショップや手芸店などで売っています。
肩ひもの長さは90~100cmを目安に、ご自分の体形やお好みで調整してください。
肩ひもをバッグに縫い付けます。
そのまま縫うとひもの端がほつれるので、1cmほど折り返しておきましょう。
縫いつける場所は、バッグのちょうど半分となる前と後ろの境目部分は生地が重なって分厚くなっているので、少しずらした場所を選んだほうが縫いやすいです。
ここでは前側の右はじと後ろ側の右はじに縫いつけています。
小さい部分なので、手縫いでもOKです。
肩ひもを外側に見せて縫いつけるか、内側に隠すかはお好みでどうぞ!
ミシン、手縫いいずれにしても、四角の中に×を描くように縫って補強をしましょう。
バッグと糸は家にある物を使用したので、費用はアクリルテープの108円のみ。
時間は10分程度です。手芸に慣れていない方でも30分もあれば完成すると思います。
オンリーワンのサコッシュ作り、ぜひトライしてみてくださいね!
お気にいりのサコッシュを持って、外に出よう!
いかがでしたか?近年のサコッシュ人気とともに選択肢が増えたのは嬉しいですね。
自転車レースなどで見るサコッシュはブランド名が大きく書かれたものが多いですが、今回紹介したようなシンプルなデザインや、柄物を選ぶことで自転車に乗っていない時にも使うことができます。筆者はパンが好きなのでいつ素敵なパン屋さんに出会ってもいいようにいつもサドルバッグにサコッシュを忍ばせています。
自転車の旅は素敵なお店や商品との出会いもたくさん。そのチャンスを逃さないためにもぜひサコッシュを活用してさらに楽しいサイクリングにしてくださいね!
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